手取り22万の額面は約28万円！生活レベル・偏差値・年収も解説

手取り22万円の場合、額面の年収・月収はいくらなのか？所得税・住民税・社会保険料等の最新の事情を踏まえて解説します。また、手取り22万円はやばいのか？期待できる生活レベル・家賃・貯金・結婚・子育て事情についても合わせて解説しています。

手取り22万円の年収は約334万円（額面月収は約28万円）

国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、手取り22万円の年収は約334万円（月収は約28万円）となります。

額面の月収（約28万円）と手取り額（22万円）の差額（約6万円）には以下のような税金・社会保険料等が含まれています。

上記は手取り22万円の場合の額面の月収・年収ですが、逆に月収22万円の場合の手取りについて知りたい場合は以下のページをご覧ください。

【参考】手取り22万円（＝年収約334万円）の場合の年収偏差値は？

手取り22万円は高い？低い？（男性・女性・年代別）

国税庁の民間給与実態統計調査をもとに計算した年代別の平均手取りは以下の表の通りとなっています。

手取り22万円は、全年代平均の手取り額（29.6万円）より低く、20代前半の平均手取り額（18.2万円）より高い水準であることが分かります。

男性で手取り22万円は低い？やばい？

男性の年代別平均手取り額は以下の表の通りです。手取り22万円は全年代の男性の平均手取り額（35.8万円）より低く、20代前半の男性の平均手取り額（19.3万円）より高い水準であることが分かります。

女性で手取り22万円は高い？低い？

女性の年代別平均手取り額は以下の表の通りです。手取り22万円は全年代の女性の平均手取り額（20.6万円）より高く、20代後半の女性の平均手取り額（22.9万円）と同程度の水準であることが分かります。

手取り22万円の生活レベルは？複数パターンの生活水準をシミュレーション

手取り22万円の人の生活レベルはどの程度でしょうか？一概に「手取り22万円」と言っても、家族構成や住む場所などによって実際の生活レベルは大きく変わります。

以下では、いくつかのパターンに分けて手取り22万円の人の生活レベルをシミュレーションしていきます。

独身実家暮らし手取り22万円の生活レベル

独身実家暮らしで手取り22万円の場合、家賃や水道光熱費がかからないため自分で自由に使える額が非常に多くなります。

一例として以下の表のような生活を送った場合、毎月の出費の合計は10万円程度となります。

項目	金額（月額）
家賃	–
水道光熱費	–
通信費	1万円
食費	3万円
交際費	3万円
教育費	–
雑費	3万円
合計	10万円

手取り22万円の場合、これらの出費に加えて実家に毎月数万円のお金を入れることもできます。また、趣味や遊びに使うこともできますし、将来に備えて貯金や投資に回すという選択肢もあります。

独身1人暮らし手取り22万円の生活レベル

独身1人暮らしで手取り22万円の場合、住む家の家賃や外食の頻度などによって毎月の支出額が異なります。

一例として以下の表のような生活を送った場合、毎月の出費の合計は15万円程度となります。

項目	金額（月額）
家賃	5万円
水道光熱費	2万円
通信費	1万円
食費	3万円
交際費	3万円
教育費	–
雑費	2万円
合計	15万円

手取り22万円の人が上記のような生活を送った場合、毎月の支出額15万円との差分で毎月7万円程度の余裕があります。

【既婚2人暮らし】手取り22万円の生活レベル

既婚2人暮らしで手取り22万円の場合、住む家の家賃や外食の頻度などによって毎月の支出額が異なります。

一例として以下の表のような生活を送った場合、毎月の出費の合計は20万円程度となります。

項目	金額（月額）
家賃	8万円
水道光熱費	2万円
通信費	2万円
食費	4万円
交際費	2万円
教育費	–
雑費	2万円
合計	20万円

手取り22万円の人が上記のような生活を送った場合、毎月の支出額20万円との差分で毎月2万円程度の余裕があります。

手取り22万円できること・できないこと

手取り22万円の人ができること・できないことについて、分野別にご紹介します。

【貯金】手取り22万円の人はどれくらい貯金ができる？

手取り22万円の人が貯金できる額は、その人の家族構成や生活水準によって大きく異なります。

独身実家暮らしの場合、切り詰めると毎月の出費を10万円以下に抑えることも可能です。手取り22万円の場合、毎月12万円ほどを貯金や投資に回すことも可能です。

一方、結婚して2人暮らしの場合や子どもがいる場合は、手取り額の大半が毎月の生活費に充てられてしまうため、貯金できる額は少なくなります。

【賃貸】手取り22万円の人はどれくらいの家賃の家を借りられる？

手取り22万円の人が賃貸で借りることのできる家の家賃は、勤務先の信用力や勤続年数などによって異なります。

一般的に不動産業者がおすすめする家賃額は手取りの1/3程度と言われており、手取り22万円の場合の家賃は7~8万円になります。

また、勤務先の福利厚生としての家賃補助や社宅制度がある方は、毎月の支出の削減に大きく寄与する可能性が高いため、是非積極的に活用してみてください。

【結婚】手取り22万円で結婚は無理？お金が足りなくてやばい？

手取り22万円の人は結婚してパートナーを養うことも可能です。

ただし、将来的に子どもが欲しい場合や、両親の介護等にお金が必要な場合、老後資金のための投資をしたい場合は、お互いの収入や貯金をもとに計画的な節約・貯金をすることをおすすめします。

【子育て】手取り22万円の人は結婚・子育てができる？

手取り22万円でパートナーの収入がない場合、家賃や生活費を払いながら子育てをすることは経済的に難易度が高いと言えます。

ただし、相続等で持ち家がある場合や実家に3世帯で住むことが出来る場合は、家賃の出費がないため子育てが可能です。

また、教育費は通う学校の種類（私立・国公立）や自治体の支援制度によって大きく変わる可能性があります。

【マイホーム】手取り22万円の人はマイホームを購入できる？

手取り22万円であれば、住宅ローンを活用することでマイホームを購入できます。ただし、近年では不動産価格が高騰しており、場所によっては購入できる物件は限られてくる可能性があります。

住宅ローンの目安は世帯年収の5~7倍程度と言われているため、1700~2400万円程度の住宅ローンであれば、無理のない範囲で毎月の元本返済や金利の支払いをすることができるでしょう。

【車】手取り22万円の人はマイカーを購入できる？

手取り22万円の人が自家用車（マイカー）を購入することは可能です。

車の購入予算として、一般的には年収の半分程度が妥当であると言われています。手取り22万円の場合、車の購入予算の目安は170万円程度です。