【独自】日鉄ソリューションズの年収・役職別給与を徹底解説

調達・生産・販売といったサプライチェーン全体のグローバル化を支援できるITソリューションを提供している日鉄ソリューションズ。

日鉄ソリューションズは年収が非常に高いことで知られており、転職市場においても人気の高い企業となっています。

今回はタレントスクエアが独自に実施した日鉄ソリューションズ社員へのインタビューを参考に、日鉄ソリューションズの年収について徹底解説します。

なお、日鉄ソリューションズへの転職方法・転職難易度は以下の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

本記事のポイント

下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までお読みください。

日鉄ソリューションズの年収は？

日鉄ソリューションズは上場企業のため、有価証券報告書で平均年収が開示されています。2024年3月期の有価証券報告書によれば、日鉄ソリューションズの平均年収は886万円（平均年齢: 39.9歳）となっています。

決算期	平均年収	平均年齢
2024年3月期	886万円	39.9歳
2023年3月期	870万円	40.0歳
2022年3月期	845万円	40.0歳
2021年3月期	855万円	39.8歳
2020年3月期	845万円	39.6歳
2019年3月期	836万円	39.6歳
2018年3月期	838万円	39.4歳

日鉄ソリューションズの年収体系と役職別年収は？

日鉄ソリューションズの年収は一般的な年収体系となっており、基本給と残業代、賞与で構成されます。

日鉄ソリューションズの年収＝ 基本給 + 残業代 + 賞与（年2回）

基本給は役職によって、賞与は評価によって決定されます。残業代は若手の間においては残業した分だけ支給されるため、年収が上がる要因となります。

日鉄ソリューションズにおいては役職によって年収が大きく変わってきます。新卒では役職なしから始まり、副主任・主任・主査・主幹・GL（課長クラス）・部長クラスという具合に昇進します。

グレード・年次と役職のイメージは下記の通りとなっています。

役職のイメージ	年次のイメージ	年収のイメージ
役職なし	1-3年目	450-500万円
副主任	3-5年目	500-700万円
主任	5-8年目	700-850万円
主査	9年目-（実力次第）	850-1,000万円
主幹	13年目-（実力次第）	1,000-1,200万円
GL（課長）	16年目-（実力次第）	1,200-1,400万円
部長	実力次第	1,400万円-

中途で日鉄ソリューションズに転職するには？

日鉄ソリューションズは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

正しい選考対策の方法が分からない場合や、キャリアアップしたいけど何から始めていいか分からない場合は、転職のプロである転職エージェントに一度相談してみましょう。

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日鉄ソリューションズはどんな会社？

日鉄ソリューションズは日本製鉄グループのシステム開発企業です。

日本製鉄グループ企業を含む法人・官公庁向けに経営戦略・情報システム関連のコンサルティングやシステム開発・運用といったSI事業におけるITのインテグレーション提供、教育機関での研究開発にも注力しています。

日鉄ソリューションズは日本製鉄の子会社（株式を約63%保有）であり、日本製鉄において製鉄システムを常に制御してきたという長年の実績を源流に発展していることから、製造業や流通・サービス業といった業種に強みを持っています。

会社名	日鉄ソリューションズ株式会社
英語名	NS Solutions Corporation
資本金	129億5,276万3,000円
本社所在地	東京都港区虎ノ門一丁目17番1号 虎ノ門ヒルズビジネスタワー

日鉄ソリューションズの平均年収は886万円（平均年齢: 39.9歳）

日鉄ソリューションズは上場企業のため、有価証券報告書で平均年収が開示されています。2024年3月期の有価証券報告書によれば、日鉄ソリューションズの平均年収は886万円（平均年齢: 39.9歳）となっています。

決算期	平均年収	平均年齢
2024年3月期	886万円	39.9歳
2023年3月期	870万円	40.0歳
2022年3月期	845万円	40.0歳
2021年3月期	855万円	39.8歳
2020年3月期	845万円	39.6歳
2019年3月期	836万円	39.6歳
2018年3月期	838万円	39.4歳

国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、日鉄ソリューションズの平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。

また、マイナビAGENTが公表している業種別平均年収ランキングによると、システムインテグレーター・ソフトハウス企業の平均年収は502万円です。

日鉄ソリューションズの平均年収はシステムインテグレーター・ソフトハウス企業全体の平均年収よりも高い水準になっています。

日鉄ソリューションズの平均手取りはいくら？

国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、日鉄ソリューションズの平均と同じく40歳で年収886万円の場合、年間の手取り額は約644万円、ひと月あたりの手取り額は約54万円となります。

なお、実際の手取りは年収に占めるボーナスの割合や家族構成等によって変動する可能性があります。詳しく知りたい方は手取り計算ツールをご覧ください。

日鉄ソリューションズの転職難易度は？

日鉄ソリューションズは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

なお、日鉄ソリューションズへの転職方法・転職難易度は以下の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

【参考】日鉄ソリューションズの年収偏差値は？

日鉄ソリューションズの年収は低い？
年収ランキングで比較した際の日鉄ソリューションズにおける年収

同業他社と比較すると日鉄ソリューションズの年収水準は非常に高い水準であることが分かります。

日鉄ソリューションズの総合職におけるグレード・役職別年収

日鉄ソリューションズの年収は一般的な年収体系となっており、基本給と残業代、賞与で構成されます。

日鉄ソリューションズの年収＝ 基本給 + 残業代 + 賞与（年2回）

基本給は役職によって、賞与は評価によって決定されます。残業代は若手の間においては残業した分だけ支給されるため、年収が上がる要因となります。一方で、主査（管理職）以降になると裁量労働制が適用されるため、残業代は基本給に含まれ別途支給はされません。

日鉄ソリューションズにおいては役職によって年収が大きく変わってきます。新卒では役職なしから始まり、副主任・主任・主査・主幹・GL（課長クラス）・部長クラスという具合に昇進します。

グレード・年次と役職のイメージは下記の通りとなっています。

役職のイメージ	年次のイメージ	年収のイメージ
役職なし	1-3年目	450-500万円
副主任	3-5年目	500-700万円
主任	5-8年目	700-850万円
主査	9年目-（実力次第）	850-1,000万円
主幹	13年目-（実力次第）	1,000-1,200万円
GL（課長）	16年目-（実力次第）	1,200-1,400万円
部長	実力次第	1,400万円-

日鉄ソリューションズにおいて主査以降は管理職という扱いで、裁量労働制になります。若手の間は残業代で稼ぐ傾向にあるので、残業代がもらえなくなる主査の段階で一度年収が下がるケースもあるようです。若手の場合差はほとんどありませんが、主査以降の昇進に差が出ます。

なお、日鉄ソリューションズでは東京勤務の場合、都市手当として10,000円／月、大阪・名古屋地区勤務の場合は5,000円／月の手当が支給されます。ほか、住宅手当や独身寮といった福利厚生も充実しており、年収テーブル以上に年収が良いという点も特徴的です。

日鉄ソリューションズにおける評価制度と昇格・賞与

日鉄ソリューションズにおける評価制度としては、半期に一度目標設定とフィードバック面談を直属上司と行い、それをもとに上司が評価会議で決定するという流れとなっています。評価に関するフィードバックはないため、どのような評価だったかを自身で知ることはできず、ブラックボックスとなっているというのが実態な模様です。

また、賞与を決定するのは基本的に部署の業績となっており、個人間の評価はほとんど賞与には反映されない模様です。したがって、良い言い方をすれば安定した年収を誰しも得られるのに対して、悪い言い方をすれば良いパフォーマンスをしてもアップサイドは限定的になるという特徴があります。

これは昇給・昇格にも影響しており、特に若手の間だと昇進や賞与にほとんど差がつかないことが若手のモチベーションを下げる要因にもなっている模様です。実質的には若手の間で年収差が付く要因は残業代となっています。

日鉄ソリューションズにおける年齢別年収推移

新卒で日鉄ソリューションズに入社して、その後も順調に昇進した場合の年齢別年収（ボーナス・残業代を含む）の推移は以下の通りです。

なお、昇進スピードや残業時間・評価によって合計年収は変わる可能性があるため、参考までにご覧ください。

年齢	年収
25歳	500-550万円
30歳	700-750万円
35歳	900-1,000万円
40歳	1,000-1,100万円
45歳	1,200万円以上（評価次第）
50歳	1,200万円以上（評価次第）

中途で日鉄ソリューションズに転職した場合の年収は？

中途で日鉄ソリューションズに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

日鉄ソリューションズの新卒の年収・初任給は？（学部卒・院卒別）

日鉄ソリューションズの初任給は下記の通りです。

上記に対して残業代・賞与が別途支給されるため、初年度の年収は350万円程度になると想定されます。なお、日鉄ソリューションズでは勤務地によって手当が出ます。具体的に言うと下記の通りです。

他、独身寮も月2万円で入居することが可能となっており、手取りに加えて福利厚生で年収が上がります。

日鉄ソリューションズの福利厚生・住宅手当

日鉄ソリューションズの福利厚生は公式サイトにて詳細に説明されています。主な福利厚生は下記の通りです。大企業としては標準的な水準となっています。

日鉄ソリューションズは住宅手当・独身寮の福利厚生が大きい点が特徴的です。住宅手当は月に35,000円支給され、独身寮に住む場合は月2万円での居住が可能です。

日鉄ソリューションズは激務？それともホワイト企業？

日鉄ソリューションズは公式で月間平均総労働時間と月間平均残業時間を公開しています。公式の情報によれば、平均残業時間は直近で1ケタ台と非常に短いホワイト企業となっています。

年度	月間平均残業時間
2017	24.9時間
2018	23.4時間
2019	9.2時間
2020	11.4時間
2021	8.3時間

また、離職率も下記の通り1桁台と低い水準に抑えられていることが分かります。

年度	自己都合離職率
2017	2.3%
2018	3.2%
2019	3.2%
2020	3.2%
2021	3.7%

日鉄ソリューションズはなぜ「やばい」「すごい」と言われるのか？

日本を代表するIT企業の日鉄ソリューションズですが、Googleで「日鉄ソリューションズ」と検索すると関連キーワードに「やめとけ」というネガティブなワードがあります。

日鉄ソリューションズへの就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。

日鉄ソリューションズが「やばい」「すごい」と言われる理由や評判については下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

日鉄ソリューションズの勤務地は？勤務地ごとに年収が変わる？

日鉄ソリューションズの勤務地は、国内外の多岐に渡ります。多くは本社勤務となりますが、その他にも下記の様な拠点があることは認識しておくと良いでしょう。

勤務地に関しては、特に中途の場合はどのような勤務地が候補となっているかしっかりと確認することをおすすめします。

日鉄ソリューションズの採用大学は？就職難易度は高い？

日鉄ソリューションズの採用大学は下記の通りです。東大・京大・早稲田・慶應といった高学歴に限らず幅広い大学出身者を採用しており、就職難易度が高いわけではないといえるでしょう。2021年度の採用人数は172名となっています。

未経験者が日鉄ソリューションズに転職するために

年収が高くホワイト企業で知られる日鉄ソリューションズですが、未経験であっても前職での実績次第で十分に転職できる可能性があります。しかしながら、独学でIT企業を受けても内定を得ることができる確率は低いと言わざるを得ません。

IT企業は志望動機や面接において特別な対策が必要です。対策なく選考に応募しても、特に未経験だと選考に通過できる確率は限りなく低くなります。未経験であっても日鉄ソリューションズに転職するためには、IT業界をよく知るプロフェッショナルからサポートを受けるのがベストです。

日鉄ソリューションズへの転職者を何人もサポートしてきた転職エージェントは、未経験者でも日鉄ソリューションズに入るためのナレッジを豊富に保有しており、書類対策・面接対策から内定後のサポートまで全て行ってくれます。