BIPROGY（日本ユニシス）の年収は平均816万円！役職別給与も解説

独立系大手システムインテグレーターとして、国内における存在感が大きいBIPROGY（旧 日本ユニシス）。

BIPROGY（旧 日本ユニシス）は年収が非常に高いことで知られており、転職市場においても人気の高い企業となっています。今回はBIPROGY（日本ユニシス）の年収について徹底解説します。

本記事のポイント

下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までお読みください。

BIPROGY（日本ユニシス）の年収は？

BIPROGYは上場企業のため、有価証券報告書で平均年収が開示されています。有価証券報告書によれば、2023年3月期におけるBIPROGY（日本ユニシス）の平均年収は816万円（平均年齢: 46.3歳）となっています。

決算期	平均年収	平均年齢
2023年3月期	816万円	46.3歳
2022年3月期	810万円	46.1歳
2021年3月期	809万円	46.1歳
2020年3月期	838万円	46.0歳
2019年3月期	825万円	45.7歳
2018年3月期	794万円	45.2歳

BIPROGYの役職別年収は？

BIPROGYにおいてはグレードによって年収が大きく変わってきます。グレードはグレード1（NT1）から始まり、グレード4から管理職扱い（係長）に昇格します。グレード・年次と役職のイメージは下記の通りとなっています。

等級	年収のイメージ	年次のイメージ
グレード1 （役職なし）	400-500万円	1-3年目
グレード2 （役職なし）	500-700万円	4年目-
グレード3 （主任クラス）	700-1,000万円	8年目以降 実力次第
グレード4 （係長クラス）	1,000-1,250万円	実力次第
グレード5- （課長・部長クラス）	1,250万円-	実力次第

中途でBIPROGYに転職するには？

BIPROGYは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

正しい選考対策の方法が分からない場合や、キャリアアップしたいけど何から始めていいか分からない場合は、転職のプロである転職エージェントに一度相談してみましょう。

転職エージェントは無料で何社でも利用することができ、企業研究から書類作成・面接対策まで全てサポートしてもらえます。

中でも『ASSIGN（アサイン）』は全国のエージェントの中から『JAPAN HEADHUNTER AWARD』の最優秀賞に選ばれた大手の転職エージェントで、実際の利用者の口コミも非常に良いのでおすすめです。

ホワイト高年収の限定求人を多数扱っていることに加え、一人ひとりにオーダーメイドのキャリアプラン資料を作成するなど、他のエージェントとは一線を画した丁寧すぎるサポートが特徴です。

【公式】https://assign-inc.com

★ 事前準備不要のオンライン相談会を実施中

BIPROGY（日本ユニシス）は何の会社？

BIPROGY（日本ユニシス）は大手システムインテグレーターで、上流提案からビジネスコンサルタンティング・ITコンサルティングを経て最終的にシステムの設計・導入・保守までワンストップで行っています。

BIPROGY（日本ユニシス）の売上を分解すると下記の通りとなっています。ソフトウェア・ハードウェアといった製品の販売は3割弱でしかなく、コンサルティング・システム開発・サポート・アウトソーシングといった事業がメインの事業となっています。

なお、大手印刷会社である大日本印刷が株式を20%超保有しているとともに、三井物産も株式の数%を保有しております。

もともと三井物産と米国のユニシスという会社の合弁企業として設立されましたが、2006年に米ユニシスは全株式を売却しているため、資本関係にはなく外資系企業でもなくなりました。

BIPROGY（日本ユニシス）の平均年収は816万円（平均年齢: 46.3歳）

BIPROGYは上場企業のため、有価証券報告書で平均年収が開示されています。有価証券報告書によれば、2023年3月期におけるBIPROGY（日本ユニシス）の平均年収は816万円（平均年齢: 46.3歳）となっています。

決算期	平均年収	平均年齢
2023年3月期	816万円	46.3歳
2022年3月期	810万円	46.1歳
2021年3月期	809万円	46.1歳
2020年3月期	838万円	46.0歳
2019年3月期	825万円	45.7歳
2018年3月期	794万円	45.2歳

国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、BIPROGYの平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。

また、マイナビAGENTが公表している業種別平均年収ランキングによると、システムインテグレーター・ソフトハウス企業の平均年収は502万円となっており、BIPROGYの平均年収はシステムインテグレーター・ソフトハウス企業全体の平均年収よりも高い水準になっています。

BIPROGYの平均手取りはいくら？

国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、BIPROGYの平均と同じく46歳で年収816万円の場合、年間の手取り額は約598万円、ひと月あたりの手取り額は約50万円となります。

なお、実際の手取りは年収に占めるボーナスの割合や家族構成等によって変動する可能性があります。詳しく知りたい方は手取り計算ツールをご覧ください。

BIPROGYの転職難易度は？

BIPROGYは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

【参考】BIPROGYの年収偏差値は？

BIPROGYの年収は安い？
競合と比較した際のBIPROGYの平均年収を解説

同業のSIerの年収と比較した場合のテーブルは下記の通りとなっています。BIPROGYの平均年収は若干低い水準であることが分かります。

BIPROGYの年収体系とグレード・役職別年収を解説

BIPROGYの年収は一般的な年収体系となっており、基本給と残業代、賞与で構成されます。

BIPROGYの年収＝ 基本給 + 残業代 + 賞与（年2回）

基本給はグレードによって、賞与は評価によって決定されます。残業代に関しては、残業した分だけ残業代が支給されるという形にはなっているものの、そもそも激務になることは早々ないので、残業代が大きく上昇するわけではありません。

BIPROGYにおいてはグレードによって年収が大きく変わってきます。グレードはグレード1（NT1）から始まり、グレード4から管理職扱い（係長）に昇格します。グレード・年次と役職のイメージは下記の通りとなっています。

等級	役職のイメージ	年次のイメージ
グレード1	役職なし	1-3年目
グレード2	役職なし	4年目-
グレード3	主任クラス	8年目以降 実力次第
グレード4	係長クラス	実力次第
グレード5-	課長、部長クラス	実力次第

グレード2までは数年で皆昇格することができますが、グレード3以降は年に部署で数人しか昇格することができません。また、全体数についても制限がかけられているため、若手でグレード3に昇格するためには順番待ちをしなくてはならないというのが現状です。

BIPROGYの各グレードにおける年収は下記の通りとなっています。

等級	年収のイメージ	年次のイメージ
グレード1 （役職なし）	400-500万円	1-3年目
グレード2 （役職なし）	500-700万円	4年目-
グレード3 （主任クラス）	700-1,000万円	8年目以降 実力次第
グレード4 （係長クラス）	1,000-1,250万円	実力次第
グレード5- （課長・部長クラス）	1,250万円-	実力次第

基本給は毎年1-2万円程度上昇します。またグレードによって支給される賞与も増額するため、年収水準は着実に上がっていきます。一方で評価が悪いと年収が下がることもある模様です。年収1,000万円は、グレード3の後半で到達することが可能な模様となっています。

BIPROGYにおける評価制度と昇格・賞与

BIPROGYにおける評価は、人事考課・業績評価の2軸で年に1回決定されます。人事考課に関しては階級の昇格・降格に、業績評価に関しては賞与に影響することとなります。評価軸としては下記の通りとなっています。

人事考課においては、同じグレードの社員間で相対評価が行われ、SからDの間で評価付けが行われます。

S評価またはA評価を2年連続で取得すると次のグレードに昇進できますが、相対評価なので周囲の社員の優秀さによって昇進できるかも決まってきます。

年齢は高いのにグレードは下位という社員が発生するのはこれが原因です。

業績評価は個人と組織両方の業績による評価になっています。組織の業績が関係するため、個人の業績が良かったとしても組織の業績が悪い場合は賞与も目減りする傾向にあります。

賞与は月給の4か月分程度が相場となっています。なお、2年目までは賞与が他の社員の7掛けとなっています。

BIPROGYにおける年齢別年収推移

新卒でBIPROGYに入社して、その後も順調に昇進した場合の年齢別年収（ボーナス・残業代を含む）の推移は以下の通りです。

なお、昇進スピードや残業時間・評価によって合計年収は変わる可能性があるため、参考までにご覧ください。

年齢	年収
25歳	500-550万円
30歳	750-800万円
35歳	850-900万円
40歳	1,000万円以上（評価次第）
45歳	1,200万円以上（評価次第）
50歳	1,200万円以上（評価次第）

中途でBIPROGYに転職した場合の年収は？

中途でBIPROGYに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

BIPROGYの新卒の年収・初任給は？（学部卒・院卒別）

BIPROGYの初任給は下記の通りです。

上記に対して残業代・賞与が別途支給されるため、初年度の年収は400万円程度になると想定されます。

BIPROGYの福利厚生・退職金

BIPROGYの福利厚生は公式サイトにて詳細に説明されています。主な福利厚生は下記の通りです。大企業としては標準的な水準となっています。また、住居手当があり家賃補助を受け取ることができる点は特徴的です。

またBIPROGYでは退職金制度も完備されており、定年まで勤務した場合の退職金は3,000万円程度と想定されます。

BIPROGYは激務？労働時間を解説

BIPROGYは公式で月間平均総労働時間と月間平均残業時間を公開しています。公式の情報によれば、2022年度におけるBIPROGYの平均残業時間は17.3時間と非常に短い水準となっています。

年度	平均年間労働時間	月間平均残業時間
2020	1,845時間	14.9時間
2021	1,841時間	16.3時間
2022	1,848時間	17.3時間

中途でBIPROGYに転職するために

BIPROGYは転職市場で非常に人気の高い会社ですが、未経験であっても前職での実績次第で十分に転職できる可能性があります。

未経験であってもBIPROGYに転職するためには、人気企業をよく知る転職エージェントからサポートを受けるのがベストです。

BIPROGYの勤務地

BIPROGYは勤務地について下記の様に説明しています。

初期配属および勤務地については、当社の事業戦略に基づく各ビジネスの状況を踏まえて決定しておりますが、詳細については開示しておりません。
また、初期配属時に地方配属となる割合は例年２割程度ですが、地方のプロジェクトの状況によって毎年変動するため、2024年度以降は未定です。

BIPROGY よくある質問

基本的に8割は東京での配属ですが、2割程度は初期配属で地方勤務となる模様です。また、将来的には海外駐在の機会もあります。

BIPROGY（日本ユニシス）はなぜ「やばい」と言われる？評判は？

日本有数のSIerである日本ユニシスですが、Googleで「日本ユニシス」と検索すると関連キーワードに「やばい」というネガティブなワードがあります。

日本ユニシスへの就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。

日本ユニシス（BIPROGY）が「やばい」と言われる理由は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

BIPROGYの採用大学・学歴は？就職難易度は高い？

BIPROGYの採用大学は下記の通りです。東大・京大・早稲田・慶應といった高学歴に限らず幅広い大学出身者を採用しており、就職難易度が高いわけではないといえるでしょう。2021年度の採用人数は141名となっています。