【やばい？すごい？激務？】日鉄ソリューションズの評判を解説

インターネット上で、日鉄ソリューションズは「やばい」「激務」という評判が散見されますが、実際に日鉄ソリューションズは「やめとけ」のでしょうか。

そもそもどうしてそのように言われているか、またその評判は正しいのか、日鉄ソリューションズ社員へのインタビューを参考にしながら徹底解説いたします。

日鉄ソリューションズへの転職方法・転職難易度は以下の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

本記事のポイント

日鉄ソリューションズは「やめとけ」という評判がありますが、実際にそういわれている要因を1つ1つ読み解いていくと、決してそうではないことが容易にわかります。下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までご覧ください。

日鉄ソリューションズはなぜ「やばい」と言われるのか？

日鉄ソリューションズは下記の様な理由で「やばい」と言われますが、実際は「やばく」ありません。本記事では1つ1つ解説しているので、是非ご覧ください。

日鉄ソリューションズが「やばい」「すごい」と言われる理由

• 年収水準が非常に高いと言われているため
• 架空計上という不祥事があったため
• ホワイト企業と言われているが、実際は激務とされているため
• 採用大学のレベルが高く、就職難易度が高いため

中途で日鉄ソリューションズに転職するためには？

日鉄ソリューションズは転職市場で非常に人気の高い企業ですが、前職での実績や選考対策次第で十分に転職できる可能性があります。

中途で日鉄ソリューションズに転職するためには、日鉄ソリューションズをよく知る転職エージェントを活用することが重要です。

転職エージェントは無料で何社でも利用することができ、企業研究から書類作成・面接対策まで全てサポートしてもらえます。

中でも『ASSIGN（アサイン）』は全国のエージェントの中から『JAPAN HEADHUNTER AWARD』の最優秀賞に選ばれた大手の転職エージェントで、実際の利用者の口コミも非常に良いのでおすすめです。

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日鉄ソリューションズはどんな会社？

日鉄ソリューションズは日本製鉄グループのシステム開発企業です。

日本製鉄グループ企業を含む法人・官公庁向けに経営戦略・情報システム関連のコンサルティングやシステム開発・運用といったSI事業におけるITのインテグレーション提供、教育機関での研究開発にも注力しています。

日鉄ソリューションズは日本製鉄の子会社（株式を約63%保有）であり、日本製鉄において製鉄システムを常に制御してきたという長年の実績を源流に発展していることから、製造業や流通・サービス業といった業種に強みを持っています。

近年はコロナの影響もあり売上成長に陰りが見えましたが、大局的にはDX化の恩恵もあり業績を大きく成長させています。

日鉄ソリューションズの転職難易度は？

日鉄ソリューションズは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

日鉄ソリューションズはなぜ「やばい」「すごい」と言われるのか？

日本を代表するIT企業の日鉄ソリューションズですが、Googleで「日鉄ソリューションズ」と検索すると関連キーワードに「やめとけ」というネガティブなワードがあります。

日鉄ソリューションズへの就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。以降では、ネット上で「やめとけ」と言われる理由について、実態を解説していきます。

日鉄ソリューションズが「やばい」「すごい」と言われる理由①:
年収水準が非常に高いと言われているため

日鉄ソリューションズが「やばい」「すごい」と言われる理由の1つ目が年収水準が非常に高いと言われているためです。

日鉄ソリューションズの年収水準は下記の様な水準となっており、平均年収は1,000万円に近い水準となっています。

決算期	平均年収	平均年齢
2023年3月期	870万円	40.0歳
2022年3月期	845万円	40.0歳
2021年3月期	855万円	39.8歳
2020年3月期	845万円	39.6歳
2019年3月期	836万円	39.6歳
2018年3月期	838万円	39.4歳

課長レベルで年収1,000万円を狙えるような水準となっており、日鉄ソリューションズは年収の観点から転職市場でも人気の会社となっています。

国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、日鉄ソリューションズの平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。

また、マイナビエージェントが公表している業種別平均年収ランキングによると、システムインテグレーター・ソフトハウス企業の平均年収は502万円となっており、日鉄ソリューションズの平均年収はシステムインテグレーター・ソフトハウス企業全体の平均年収よりも高い水準になっています。

中途で日鉄ソリューションズに転職した場合の年収は？

中途で日鉄ソリューションズに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

なお、日鉄ソリューションズの年収に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

日鉄ソリューションズが「やばい」「すごい」と言われる理由②:
架空計上という不祥事があったため

日鉄ソリューションズがやばいと言われる理由の2つ目が、架空計上という不祥事があったためです。

日鉄ソリューションズは2020年、2014-19年度で26件の架空取引があったことを発表しています。（架空取引額合計: 429億円）

日本製鉄子会社でシステム開発の日鉄ソリューションズ（NSSOL）は6日、東芝子会社などが関係するIT（情報技術）機器の架空取引に伴い、計429億円の売上高を水増ししていたと発表した。取引期間は2015年3月期から19年4～9月期で、件数は29件に上る。

NSSOLは今回の架空取引の発覚に伴い、15年3月期から19年3月期までの5期分と、19年4～9月期の決算を訂正した。影響額は売上高で計429億円、取引利益で計27億円としている。

記者会見したNSSOLの森田宏之社長は「再発防止策を徹底し、信頼回復に努めたい」と謝罪した。同社は「営業担当者にも実在性のない取引の認識はなく、循環取引に巻き込まれた」との認識も示した。

日鉄子会社、売上高429億円水増し、東芝系などの架空取引で 2020年2月6日

金額が大きく決算にも影響が出たため、日鉄ソリューションズはやばいと言われることとなりました。以降、日鉄ソリューションズは現在に至るまで大きな不祥事を起こしていません。

日鉄ソリューションズが「やばい」「すごい」と言われる理由③:
ホワイト企業と言われているが、実際は激務とされているため

日鉄ソリューションズはホワイト企業と言われているものの、実際は激務とされているためにやばいと言われることがあります。

日鉄ソリューションズは公式で月間平均総労働時間と月間平均残業時間を公開しています。公式の情報によれば、平均残業時間は直近で1ケタ台と非常に短い水準となっています。

年度	月間平均残業時間
2017	24.9時間
2018	23.4時間
2019	9.2時間
2020	11.4時間
2021	8.3時間

また、離職率も下記の通り1桁台と低い水準に抑えられていることが分かります。

年度	自己都合離職率
2017	2.3%
2018	3.2%
2019	3.2%
2020	3.2%
2021	3.7%

日鉄ソリューションズで激務になるタイミング

一方で、日鉄ソリューションズでは、下記のようなタイミングで激務となってしまう場合があります。

日鉄ソリューションズが激務になるタイミング①:
クライアントの期待値が高く、通常の勤務時間では終わらない量を求められる

日鉄ソリューションズでは、プロジェクトを受注する際に最終成果物のイメージをある程度握っており、その成果物を作るのに必要な工数から逆算してメンバーのアサインを行います。

しかし、クライアントの期待値が予想より高かった場合には、プロジェクト受注時に想定していたメンバーの工数では足りず、（追加でメンバーを投入できない場合は）各メンバーの労働時間が長くなります。

日鉄ソリューションズが激務になるタイミング②:
プロジェクトが途中で炎上し、当初予定していた以上の仕事量が必要になる

日鉄ソリューションズが激務になるタイミングの2つ目は、プロジェクトが途中で炎上することによって仕事量が増える場合です。

炎上が起きるケースとしては、プロジェクト受注時に日鉄ソリューションズ側とクライアント側に理解のずれがあるケースや、プロジェクト期間中にクライアント企業の戦略や外部環境に大きな変化が起きるケースなど、さまざまなケースがあります。

炎上を事前に予想することは不可能であり、（残念ながら）一定確率で発生する事象なので、プロジェクトが炎上した際の激務は仕方ないものとして受け入れるしかありません。

日鉄ソリューションズが激務になるタイミング③:
プロジェクトの山場や納期の直前で時間的な制限がある

日鉄ソリューションズが激務になるタイミングの3つ目は、プロジェクトの山場や納期の直前で時間的な制限がある場合です。

コンサルでは、基本的にプロジェクトの締め切りがありますが、成果物が終わってなかったりすると、納期に間に合わせるために激務になる場合があります。もっとも、これはコンサルに限ったことではなく、納期や大きな会議体が近い場合は関連部署が忙しくなる事業会社と同様です。

日鉄ソリューションズが激務になるタイミング④:
ITシステムの導入に伴う休日出勤

日鉄ソリューションズはIT系のプロジェクトが多いですが、顧客のITシステム入れ替え等は顧客企業が休日の間に行うことが多い（平日にITシステムを変更するとトラブルが起きた場合の影響が大きいため）ため、休日出勤が求められ、結果的に激務になるという要因もあります。

日鉄ソリューションズが「やばい」「すごい」と言われる理由④:
採用大学のレベルが高く、就職難易度が高いため

日鉄ソリューションズは採用大学のレベルが高く、学歴フィルターがあると噂されているため、やばいと言われることがあります。

実際に日鉄ソリューションズの採用大学を見てみると下記の通りです。東大・京大・早稲田・慶應といった高学歴に限らず幅広い大学出身者を採用しており、就職難易度が高いわけではないといえるでしょう。2021年度の採用人数は172名となっています。

まとめ: 日鉄ソリューションズはやばい会社ではない

本記事では、日鉄ソリューションズが「やばい」と噂されている理由とその実態について調べてきましたが、NTTデータは決してそのような会社ではありません。

日鉄ソリューションズは激務なのではないかという評判もありましたが、実際にはそんなこともなく、年収水準も高いおすすめの会社となっています。