NTTデータの年収・ボーナスを解説【2023年:平均867万円】

日本を代表するSIerとして新卒・転職市場共に高い人気を誇るNTTデータ。今回はNTTデータの現役社員へのインタビューを参考にしながら、NTTデータの年収・新卒・中途別の年収や初任給・ボーナスや福利厚生について徹底解説いたします。

なお、NTTデータへの転職方法については下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

本記事のポイント

下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までお読みください。

NTTデータの年収は？

NTTデータは有価証券報告書にて平均年収を掲載しています。有価証券報告書によれば、2023年3月期の平均年収は867万円となっています。下記の年収推移を見ると800万円台で推移していることが分かります。

年度	平均年収	平均年齢
2023年3月期	867万円	39.0歳
2022年3月期	852万円	39.0歳
2021年3月期	842万円	38.9歳
2020年3月期	834万円	38.9歳
2019年3月期	828万円	39.0歳
2018年3月期	821万円	39.0歳

NTTデータの役職別年収は？

NTTデータの役職別年収は下記の通りです。下記に加えて家賃補助で年間50万円程度年収水準は上昇します。

グレード	年次のイメージ	年収
G6・G5 （勤務）	1年目-5年目	450-600万円
G4 （主任）	6年目-8年目	600-750万円
G3 （課長代理）	最速 9年目	750-900万円
課長	15年目以降	1,000-1,200万円
部長	評価次第	1,200-1,400万円

中途でNTTデータに転職した場合の年収は？

中途でNTTデータに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。

中途で入社した場合の具体的な年収を知るためには、転職サイトに掲載されている実際の求人を見ることが最も確実です。口コミサイトやSNSよりも最新かつ正確な情報を知ることができます。

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【口コミ】ビズリーチの評判

中途でNTTデータに転職するには？

NTTデータは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

正しい選考対策の方法が分からない場合や、キャリアアップしたいけど何から始めていいか分からない場合は、転職のプロである転職エージェントに一度相談してみましょう。

転職エージェントは今すぐ転職予定のない方でも無料で利用することができ、企業研究から書類作成・面接対策・内定後の年収交渉まで全てサポートしてもらえます。

転職エージェントは転職成功時に採用企業から紹介料をもらう仕組みです。利用者側は無料なので、気になるエージェントは積極的に登録してみましょう。

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NTTデータはどんな会社？仕事内容は？

NTTデータ（株式会社エヌ・ティ・ティ・データ）は官公庁や自治体、金融機関、様々な業種の企業へ向けた、情報システムの構築を行っている日本のシステムインテグレータ（SI）であり、情報サービス事業で業界最大手の企業です。

NTTデータは、NTTグループに属しており、NTT、NTTドコモ、NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズといった企業とともに国内最大規模の経済ネットワークを有しています。

会社名	株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
英語名	NTT DATA CORPORATION
売上高	34,902億円（2023年3月期）
資本金	204,446百万円
本社所在地	東京都江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル

主な事業領域は下記の通りです。これらの事業領域のほか、海外の関係者と協力した開発や日本企業の海外進出支援も担っています。

NTTデータの平均年収は867万円（平均年齢: 39.0歳）

NTTデータは有価証券報告書にて平均年収を掲載しています。有価証券報告書によれば、2023年3月期におけるNTTデータの平均年収は867万円（平均年齢: 39.0歳）となっています。下記の年収推移を見ると800万円台で推移していることが分かります。

年度	平均年収	平均年齢
2023年3月期	867万円	39.0歳
2022年3月期	852万円	39.0歳
2021年3月期	842万円	38.9歳
2020年3月期	834万円	38.9歳
2019年3月期	828万円	39.0歳
2018年3月期	821万円	39.0歳

国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、NTTデータの平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。

また、dodaが公表している業種別平均年収ランキングによると、ITコンサルティングの平均年収は461万円となっており、NTTデータの平均年収はITコンサルティング全体の平均年収よりも高い水準になっています。

NTTデータの平均手取りはいくら？税金・社会保険料と手取りをシミュレーション

国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、NTTデータの平均と同じく39歳で年収867万円の場合、年間の手取り額は約638万円、ひと月あたりの手取り額は約53万円となります。

なお、実際の手取りは年収に占めるボーナスの割合や家族構成等によって変動する可能性があります。詳しく知りたい方は手取り計算ツールをご覧ください。

年収が低い？他の競合他社と比較した際の平均年収水準

代表的な日系システムインテグレーターと比較した際の年収ランキングは下記の通りです。NTTデータの年収水準は十分に高い方であることが分かります。

NTTデータの年収・給与体系と年収を解説（総合職）

NTTデータの年収は、基本給、残業代（若手のみ。管理職以降は支給無し）、賞与（6月・12月）で決定されます。また、家賃補助の金額が大きく、独身であれば月4万円（加えて自立支援金月2万円）、家庭があれば月7万円程度の補助が出るのもポイントです。

NTTデータの年収＝基本給（役職別） + 残業代 + 賞与（夏・冬2回） + 家賃補助

NTTデータではグレード制が採用されており、G6→G5→G4（主任クラス）→G3（課長代理クラス）→課長→部長と昇進していきます。課長以降は管理職扱い（FGクラス）となります。G2、G1といった「非管理職かつ課長代理クラス以上」の職種もあります。（少数派）

NTTデータにおける役職別年収は下記の通りです

グレード	年次のイメージ	年収
G6・G5 （勤務）	1年目-5年目	450-600万円
G4 （主任）	6年目-8年目	600-750万円
G3 （課長代理）	最速 9年目	750-900万円
課長	15年目以降	1,000-1,200万円
部長	評価次第	1,200-1,400万円

G5からG4に関しては、年功序列でほぼ全員一律での昇進が可能となります。G3への昇格からばらつきが出始めますが、G3もほぼ全員が到達することができます。課長職に到達できるのは全体の3割程度となっています。部長に到達できるのは全体の1割程度です。

課長クラスへの昇進にあたっては、人事部による昇進試験・プレゼンテーション・ディスカッションといった課題をクリアする必要がある等、ハードルが高くなっています。

NTTデータの賞与・ボーナス

NTTデータでは、年2回（夏・冬）合わせて約6か月分程度のボーナスが支給されます。夏冬の支給額は大体均等であり、どちらかにウェイトが乗っているわけではありません。ボーナスは評価によって上下するものであり、0から4の5段階評価に応じて支給額も変わってきます。

若手の間は評価が1違うと7万円程度、シニアになると10万円程度の差が生じるため、1度のボーナスで最大30-50万円程度、年間で見ると60-100万円程度の差が賞与でつくこととなります。

評価制度としては、期初に立てた目標の達成度合いを期末に評価するというMBO制度（目標管理制度）を導入しています。

参考: NTTデータの年収を解説

中途でNTTデータに転職した場合の年収は？

中途でNTTデータに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

NTTデータの転職難易度は？中途採用は厳しい？未経験だと転職は難しい？

NTTデータの転職難易度は非常に高いというのは間違いありません。『doda』が発表している「転職人気企業ランキング2023」を参考にすると、全体で33位となっています。

外資系などを含めた全社のランキングなので、NTTデータの転職難易度は十分に高いと言えます。

転職市場で人気が高いNTTデータですが、近年では中途採用の人数を増やしています。20代や第二新卒での転職実績もあるため、正しい選考対策を行うことでNTTデータに転職することは十分に可能だと言えます。

未経験からNTTデータに転職する方法

NTTデータは転職市場で非常に人気の高い企業ですが、前職での実績や選考対策次第で十分に転職できる可能性があります。

中途でNTTデータに転職するためには、IT業界への転職に強い転職エージェントを活用することが重要です。

NTTデータの福利厚生

NTTデータの福利厚生で最も大きいのは住宅補助となっています。住宅補助（独身: 4万円／月、独身以外: 7万円／月）、更に独身の場合は自立支援金2万円／月が支給されるため、これだけで年収が70万円以上増えるという形になっています。

他にも、下記の様な福利厚生があります。社員持ち株会制度では一定の限度額まで割引で自社株を購入することができます。

休暇に関して言うと年間20日間の有給休暇（年次休暇）があり、1日単位、半日単位、または、1時間単位で休みを取ることができます。

また、配偶者の転勤、妊娠・出産・育児・介護等により退職する社員が、事前に再採用希望者登録をしておけば、退職後（期間制限有）に再度選考を経て就労できるという再採用制度も取り入れられており、退職後の職場復帰も可能となっています。

NTTデータで働く新卒の年収・初任給

NTTデータの初任給は、公式HPによれば、下記の通りです。

このほかにも賞与・残業代が支給され、学資卒の場合は年収が400万円程度となることが想定されます。

このほかにも福利厚生として、自立支援一時金として20万円（入社後3ヶ月までに賃貸契約を開始した場合、1回限り支給）、住宅補助（独身: 4万円／月、独身以外: 7万円／月）、更に独身の場合は自立支援金2万円／月が支給されます。

NTTデータは激務？労働時間を解説

NTTデータは月間平均残業時間自体を公開しているわけではありませんが、年間平均総労働時間を公開しており、そこから残業時間を計算することができます。定時勤務時間を公式より7.5時間、年間有給休暇を20日とすると、2021年度におけるNTTデータの残業時間は27.7時間となっており、それほど長い水準ではないことが分かります。

年度	年間総労働時間	月間平均残業時間
2018	1,890時間	20.0時間
2019	1,876時間	18.8時間
2020	1,984時間	27.8時間
2021	1,982時間	27.7時間

NTTデータはなぜ「やめとけ」と言われるのか？

日本を代表するIT企業のNTTデータですが、Googleで「NTTデータ」と検索すると関連キーワードに「やめとけ」というネガティブなワードがあります。

NTTデータへの就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。

NTTデータがやめとけと言われる理由や評判に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

NTTデータはエリート？採用大学を紹介

NTTデータの採用大学は下記の通りです。東大・早稲田・慶應といった高学歴な大学を含めて多種多様な大学からの採用を行っています。ちなみに、新卒採用者は2022年に554名となっています。

NTTデータの年収に関するよくある質問

NTTデータの年収に関するよくある質問と回答を下記の通りまとめています。