楽天の年収について、平均年収・ボーナス・役職別の給料テーブル・新卒1年目の初任給などの最新情報を解説します。
楽天グループ株式会社
Rakuten Group, Inc.

平均年収
821万円
2024年12月期
平均年齢
35.3歳
2024年12月期
男性育児休業取得率
98.0%
2023年度
有給休暇取得日数
13.4日
2023年度
有給休暇取得率
84.2%
2023年度
中途採用比率
56.0%
2023年度
なお、楽天への転職方法・転職難易度については下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

本記事のポイント
下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までお読みください。
- 楽天の年収は?
-
有価証券報告書によると、2024年12月期における楽天の平均年収は821万円(平均年齢: 35.3歳)となっています。また、過去の平均年収と平均年齢の推移は以下の表の通りです。
年度 平均年収 平均年齢 2024年12月期 821万円 35.3歳 2023年12月期 795万円 34.4歳 2022年12月期 797万円 34.4歳 2021年12月期 774万円 34.3歳 2020年12月期 745万円 34.2歳 2019年12月期 756万円 34.4歳 2018年12月期 720万円 34.4歳 楽天(単体)の社員の平均年収と平均年齢の推移(出所: 同社IR) - 楽天の役職別年収は?
-
楽天のグレード別年収のイメージは下記の通りとなっております。
グレード 年次のイメージ 年収のイメージ B
(メンバークラス)新卒・入社1年目 -450万円 BB
(ユニットリーダークラス)2年目 -500万円 BBB
(リーダー)3-5年目 500-950万円 A
(サブマネージャー)最速6年目 800-1,200万円 AA
(マネージャー)評価次第 1,000-1,500万円 AAA
(シニアマネージャー・執行役員)評価次第 評価次第 楽天グループの役職と年次のイメージ 入社1年目はBから始まり、1年程度でBBに昇進、3-5年目にBBBとなり6年目にAとなります。
グレードAはマネージャークラスに該当しますが、BBBからAに昇格するのに壁があり、BBBで昇格が止まってしまう社員が多いというのも楽天の特徴です。
また、年収1,000万円はA以降となることが多く、年収1,000万円に達する社員が限定的になる背景となっています。
楽天はどんな会社?仕事内容は?
楽天(楽天グループ株式会社)は様々なインターネット事業を展開する日本を代表するIT企業です。
創業時はECモールの楽天市場が中心でしたが、「楽天モバイル」で有名な携帯電話事業や、「楽天カード」でおなじみのクレジットカード事業をはじめとしたフィンテック・金融事業等、ECに限らず革新的な事業を様々行っている企業となっています。
楽天グループにおいては楽天市場を中心に1億以上の楽天IDを保有しており、国内随一の楽天経済圏を展開しています。

代表取締役社長は三木谷 浩史氏が務めており、東京都世田谷区の二子玉川に本社を構えています。
会社名 | 楽天グループ株式会社 |
英語名 | Rakuten Group, Inc. |
本社所在地 | 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号 楽天クリムゾンハウス |
楽天の平均年収は821万円(平均年齢: 35.3歳)
楽天は上場企業なので、有価証券報告書にて平均年収を公開しています。
有価証券報告書によると、2024年12月期における楽天の平均年収は821万円(平均年齢: 35.3歳)となっています。また、過去の平均年収と平均年齢の推移は以下の表の通りです。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2024年12月期 | 821万円 | 35.3歳 |
2023年12月期 | 795万円 | 34.4歳 |
2022年12月期 | 797万円 | 34.4歳 |
2021年12月期 | 774万円 | 34.3歳 |
2020年12月期 | 745万円 | 34.2歳 |
2019年12月期 | 756万円 | 34.4歳 |
2018年12月期 | 720万円 | 34.4歳 |
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楽天の年収偏差値は?
年収偏差値について詳しく知りたい方は以下の年収偏差値計算ツールをご利用ください。年齢と年収を入力すると年収偏差値を試算することができます。
▼ 条件を指定して年収偏差値を計算できます年収偏差値計算ツール | |
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年収偏差値
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男性の中での偏差値
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女性の中での偏差値
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大卒の中での偏差値
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大企業の中での偏差値
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厚生労働省『賃金構造基本統計調査』の最新情報をもとに試算
「今の自分の年収が本当に適正水準なのか」「ブラック企業に搾取されていないか」自分の正しい市場価値を知りたい方は『適正年収診断』という無料ツールをチェックしてみてください。
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楽天の平均手取りはいくら?
国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、楽天の平均と同じく35歳で年収821万円の場合、年間の手取り額は約609万円、ひと月あたりの手取り額は約51万円となります。
項目 | 年収 | 月収 |
---|---|---|
額面収入 | ||
所得税 | ||
住民税 | ||
健康保険 | ||
厚生年金 | ||
雇用保険 | ||
介護保険 | ||
手取り |
楽天の年収は競合と比べて低い?
他の競合他社と比較した際の楽天における年収
楽天を日本の競合企業と比べた際の年収水準についてご紹介します。楽天の平均年収は下記の通りとなっており、競合と比べると若干低い水準にあるものの、ヤフーよりは高い水準です。
社名 | 平均年収 | 出典 |
---|---|---|
メルカリの年収 | 1,167万円 | 24年6月期決算 |
アマゾンジャパンの年収 | 1,145万円 | タレントスクエア |
エムスリーの年収 | 936万円 | 24年3月期決算 |
DeNAの年収 | 854万円 | 24年3月期決算 |
楽天の年収 | 821万円 | 24年12月期決算 |
LINEヤフーの年収 | 819万円 | 24年3月期決算 |
サイバーエージェントの年収 | 806万円 | 23年9月期決算 |
楽天の中途採用は難しい?転職難易度は?
楽天は年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。
一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。
実際に選考を受ける前に自分の転職可能性を知りたい方は、『転職可能性診断』という無料のツールをチェックしてみてください。
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なお、楽天への転職方法・転職難易度については下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

なぜ楽天の年収は低いと噂される?
楽天は有価証券報告書での平均年収も800万円に近い水準と十分高く、競合のヤフーやサイバーエージェントと比べても高い年収水準となっていますが、年収は低いのではないかと噂されることもあります。
近年の楽天モバイルにおける赤字拡大に伴い、賞与が削減されているという噂が流れているためです。確かに楽天の賞与は一部業績連動のため、業績悪化に伴い多少賞与は影響を受けている模様です。
しかしながら、平均年収水準は2021年12月期の774万円から2022年12月期には797万円に上昇していることからわかるように、全体的に年収は上昇傾向にあります。
また、楽天モバイルはここから赤字幅が縮小していくともみられており、今後の業績次第では年収水準もより大きく上がる可能性があります。
楽天グループの年収・給与体系(総合職)
楽天グループの平均年収や、他IT企業との比較を見てきたところで、楽天グループの年収がどのように決まるのか、給与体系について解説いたします。なお、以降は基本的に総合職の年収について解説します。
楽天の年収=基本給(役職別) + 残業代(40時間の残業をした場合のみ) + 賞与(夏・冬2回)
楽天の年収は、基本給、残業代(40時間の残業をした場合のみ)、賞与(半年に1回)で決定されます。
楽天において残業代はみなし残業制度を採用
楽天において、残業代はみなし残業制度となっており、残業代月40時間分が月々の給料に含まれているという点が特徴的です。
残業時間が40時間を超えた場合のみ残業代が別途支給されるという制度になっていますが、基本的には残業時間が40時間を超えることはほとんどない模様です。ただし、部署や時期によっては残業時間が長くなるケースもあります。
楽天における賞与は年2回、最大合計6か月分程度
楽天における賞与は年に2回支給されます。後述するグレード及びパフォーマンスによる評価に基づいて賞与が決まります。楽天は実力主義であり、パフォーマンスに基づいて賞与の額は大きく変わってくることも特徴的です。
平均的には賞与は月給の6か月分程度(2回分の賞与合計)となっており、賞与の割合は比較的に高いという特徴があります。
楽天のグレードと給与テーブルを解説
楽天はグレード制を採用しております。楽天の基本給はグレードによって決まってきます。
グレードはコンピテンシーによって決定されるもので、楽天の「成功の5つのコンセプト」をもとに定義された11項目をもとに評価が決定します。Bグレードが最低ランクとなっており、最高ランクはAAAです。
楽天のグレード別年収のイメージは下記の通りとなっております。
グレード | 年次のイメージ | 年収のイメージ |
---|---|---|
B (メンバークラス) | 新卒・入社1年目 | -450万円 |
BB (ユニットリーダークラス) | 2年目 | -500万円 |
BBB (リーダー) | 3-5年目 | 500-950万円 |
A (サブマネージャー) | 最速6年目 | 800-1,200万円 |
AA (マネージャー) | 評価次第 | 1,000-1,500万円 |
AAA (シニアマネージャー・執行役員) | 評価次第 | 評価次第 |
入社1年目はBから始まり、1年程度でBBに昇進、3-5年目にBBBとなり6年目にAとなります。
グレードAはマネージャークラスに該当しますが、BBBからAに昇格するのに壁があり、BBBで昇格が止まってしまう社員が多いというのも楽天の特徴です。昇格が止まることを嫌って、転職する社員もこのタイミングで増えます。
年収1,000万円はA以降となることが多く、BBBで昇格が止まる社員が多いというのは年収1,000万円に達する社員が限定的になる背景となっています。
グレードが上がるペースは2-3年に1度程度となっており、スピード感がそれほど早いわけではありません。
楽天で高年収を実現するには英語力が必要となります。具体的にはTOEICで800点以上取れない場合、パフォーマンスが良かったとしてもグレードを上げることはできません。TOEICで800点以上を取れない場合は契約社員扱いとなり、2年以内に800点を超えなければ給料は10%カットされる模様です。
楽天における部長クラスの年収は?
楽天における部長クラスはAAクラスと想定され、年収は評価にもよりますが1,000-1,500万円程度と想定されます。
楽天における評価制度とボーナス・昇進
楽天の基本給・年収はおよそグレードによって決まりきます。コンピテンシー評価(定性)に基づいてグレード(職位)が決定され、パフォーマンス(定量)によってボーナスが決定されるという仕組みとなっています。
定量に関しては部署や職種によって何を対象とするかが変わってきます。
具体的に言えば、営業の定量評価対象は売上となっていますが、職種によっては定量評価が難しい場合もあり、実質的に定性評価に近い評価がなされているのも現状な模様です。
- グレード(昇進): コンピテンシー評価。定性的な評価となっており、下記の11項目から評価される
- 1.チャレンジ促進、2.革新、3.Create “Get things done” culture、4.責務の遂行、5.効果的なチームの構築、6.人材の可能性を広げる/人材の育成、7.戦略策定、8.協働、9.仕組化、10.社内外の顧客価値向上、11.スピーディーな判断
- ボーナス: パフォーマンス(定量)による評価。部署によって、どのような項目を定量基準とするかは異なる。例えば営業であれば売上が評価対象となるが、部署によってはそうした明確な定量基準がない場合もある。そのような部署においては、実質的に定性的な評価がなされることがある
また、ボーナスの額は全社業績にも左右されます。直近ではモバイル事業に端を発する収益赤字も相まって、ボーナスが減額される(20万円程度)という事態にもなっているようです。
楽天モバイル事業は依然として赤字体質になっていることもあり、ボーナスは今後数年単位で低くなる可能性もある点には留意が必要です。
賞与の額は月給6か月分(年間2回の合計)というのが平均的な模様です。楽天は実力主義の色が濃く、同年代における賞与額に関しても4-8か月分と相応にレンジが広いことが特徴的です。
また賞与のレンジが広いことや中途における年収は前職の年収が考慮されて決まってくるということも相まって、年上や上司であっても部下より年収が低いという状況もあるとのことです。
楽天における年齢別年収推移
新卒で楽天に入社して、その後も順調に昇進した場合の年齢別年収(ボーナス・残業代を含む)の推移は以下の通りです。
なお、昇進スピードや残業時間・評価によって合計年収は変わる可能性があるため、参考までにご覧ください。特に楽天は評価などによって大きく年収が変わるため、同年齢であっても年収に幅が生まれます。
年齢 | 年収 |
---|---|
25歳 | 450-500万円 |
30歳 | 700-750万円 |
35歳 | 850-900万円 |
40歳 | 1,000-1,100万円 |
45歳 | 1,200万円以上(評価次第) |
50歳 | 1,200万円以上(評価次第) |
楽天の中途割合と中途で楽天に転職した場合の年収
楽天は中途入社の割合が非常に高い会社となっています。新卒の増加に伴って中途割合は下がっていますが、楽天の公式発表によれば、過去3年間の中途採用比率は55-65%と高い水準になっています。
事業領域も様々なので中途のバックグラウンドも事業会社から金融まで多岐にわたる模様です。
年度 | 中途採用比率 |
---|---|
2021年度 | 61% |
2022年度 | 65% |
2023年度 | 56% |
楽天に転職した場合の年収はBBまたはBBBから始まることが多い模様ですが、転職した場合の年収は前職における年収や経験などによって大きく変わるため、一概に言うことはできません。
一方で、楽天においては中途採用者の方が新卒より年収が高くなる傾向にあり、新卒の上司より中途の部下の方が年収が高いということも往々にしてあるような、中途にとっては良い会社となっています。
中途で楽天に転職した場合の年収は?
中途で入社した場合の年収についてご説明しましたが、先述した通り楽天における年収は前職の年収や役職によって決まってくるため、一概にいうことはできません。
実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。
中途で入社した場合の具体的な年収を知るためには、転職サイトに掲載されている実際の求人を見ることが最も確実です。口コミサイトやSNSよりも最新かつ正確な情報を知ることができます。
特に人気なのはCMでも有名な転職サイト『ビズリーチ』です。一般的な転職サイトではめったに見つからないような人気企業の高年収求人や好条件の非公開求人が多数掲載されています。
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楽天の初任給・新卒1年目の年収(大卒・院卒)
楽天の初任給と過去の推移は以下の表の通りです。なお、以下の基本給に対して賞与や残業代が別途支給されます。
年度 | 大卒 | 修士 |
---|---|---|
2020年入社 | 300,000円 | 310,000円 |
2021年入社 | 300,000円 | 310,000円 |
2022年入社 | 300,000円 | 310,000円 |
2023年入社 | 300,000円 | 310,000円 |
2024年入社 | 300,000円 | 310,000円 |
2025年入社 | 300,000円 | 310,000円 |
2026年入社 | 310,000円 | 320,000円 |
楽天の福利厚生
楽天の福利厚生は公式サイトにて詳細に説明されています。
- フレックスタイム制度
- 時差勤務制度
- 在宅勤務
- 産前産後休業・育児休業等の仕事・育児両立支援
- 食事補助: オフィスのカフェテリアでは三食無料
- ストックオプション: 楽天の株式100株を1円で購入できる権利を付与(業績や評価による)
- クラブ活動
- 楽天クリムゾンハウスサービス施設: 託児所、カフェテリアのほか、ヘアサロン、ネイルサロン、フィットネスジム、鍼灸&マッサージ、クリーニングなどを割安で受けることができる
- 社員寮
- 各種年金・保険
フレックスタイムや育児休暇、各種年金や保険等の一般的な福利厚生のほか、楽天のカフェテリアにおける食事補助(一日三食支給)やクリムゾンハウスにおける各種施設の割安利用が特徴的な福利厚生です。
一方で家賃補助等の住宅補助はありません。
楽天で年収1,000万円に達するのはいつ?
先述した通り、楽天の年収テーブルは下記の通りとなっています。年収1,000万円に達するのは①Aグレードで評価を上げる、②またはAAグレードになるということが必要になってきます。年次にすると最速6年目以降からとなっています。
グレード | 年次のイメージ | 年収のイメージ |
---|---|---|
B (メンバークラス) | 新卒・入社1年目 | ~450万円 |
BB (ユニットリーダークラス) | 2年目 | ~500万円 |
BBB (リーダー) | 3-5年目 | 500-950万円 |
A (サブマネージャー) | 最速6年目 | 800-1,200万円 |
AA (マネージャー) | 評価次第 | 1,000-1,500万円 |
AAA (シニアマネージャー・執行役員) | 評価次第 | 評価次第 |
楽天で年収1,000万円を達成するには?
楽天で年収1,000万円に達するためには、①Aグレードで評価を上げる、②またはAAグレードになるということが必要だとご紹介しました。中途の場合はBBまたはBBBグレードから始まることが多い中で、グレード(職位)とその中での評価の双方を上げることが必要になります。
- グレード(昇進): コンピテンシー評価。定性的な評価となっており、下記の11項目から評価される
- 1.チャレンジ促進、2.革新、3.Create “Get things done” culture、4.責務の遂行、5.効果的なチームの構築、6.人材の可能性を広げる/人材の育成、7.戦略策定、8.協働、9.仕組化、10.社内外の顧客価値向上、11.スピーディーな判断
- ボーナス: パフォーマンス(定量)による評価。部署によって、どのような項目を定量基準とするかは異なる。例えば営業であれば売上が評価対象となるが、部署によってはそうした明確な定量基準がない場合もある。そのような部署においては、実質的に定性的な評価がなされることがある
コンピテンシーによって職位を挙げつつ、パフォーマンス評価によって自身の定量評価を上げることで年収1,000万円の達成が見えてきます。
楽天の職種別年収は?(営業・エンジニア)
タレントスクエア独自の調査によると、楽天の職種別平均年収は下記の通りとなっています。営業職よりもマーケティング職やエンジニア職の年収が高いという特徴があります。
職種 | 平均年収 |
---|---|
営業 | 621万円 |
マーケティング | 734万円 |
エンジニア・SE | 741万円 |
楽天の離職率とキャリアパス
楽天の離職率に関しては正式な数字は公表されていませんが、新卒入社の場合は年収水準が低くなる傾向にあること、三木谷社長によるトップダウン的な経営が合わずに離職する人も少なからずいます。
楽天への転職元及び転職先の一例は下記の通りです。あくまで一例なので、下記の様なキャリア以外も十分にあり得ます。楽天はキャリア採用が6割程度と、他社からの転職者も多い会社となっています。
他IT企業やSIer企業・異業種の営業担当者
通信・テレコム系企業/コンサルティングファーム/ベンチャー企業
キャリア採用者が多く、楽天の転職元は多岐に渡る
キャリア採用が約6割を占めているが、新卒採用も積極的
東京大学や早稲田大学、慶應義塾大学出身者が多数

楽天に転職すると後悔・失敗する可能性がある?
転職市場において高い人気を集める楽天ですが、楽天に転職して後悔する可能性もあります。
- 社内公用語が英語であることに対して負担を感じる
- 独特な企業文化に合わないと感じることがある
- 労働時間が長くなりやすい
- 変化が大きく、長期的なキャリアを築きにくい
- 営業の場合ノルマが厳しい
楽天に転職して後悔する理由は以下のページで解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。

楽天はエリート?採用大学を解説
大学通信によれば、楽天の採用大学は下記の通りです。就職難易度は非常に高いということが分かります。
順位 | 大学 | 採用人数 |
---|---|---|
1 | 早稲田大学 | 36人 |
2 | 東京大学 | 34人 |
3 | 慶應義塾大学 | 29人 |
4 | 上智大学 | 18人 |
5 | 東京工業大学 | 16人 |
6 | 京都大学 | 12人 |
7 | 大阪大学 | 11人 |
8 | 青山学院大学 | 11人 |
9 | 東北大学 | 9人 |
10 | 名古屋大学 | 9人 |
中央大学 | 9人 |
楽天は激務でやばい?労働時間の実態
楽天は数年前まで激務で労働時間も非常に長かったというのは事実ですが、最近では働き方改革の影響で残業時間も非常に短くなっている模様です。
タレントスクエア独自の調査によれば残業時間は10年前で50時間を超えていたようですが、直近では25時間程度と半分くらいまで減少しています。有給休暇消化率も非常に高く、休みを取りやすい環境であることも分かります。
全体としてホワイト化が進んではいる一方で、部署によってはノルマの有無によって長時間残業が余儀なくされる場合もあるため、転職にあたっては自分が希望する部署の残業度合いについて事前に把握しておくことをおすすめします。
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