新卒1年目で転職することは甘え？転職を成功させる方法を解説

新卒1年目で仕事を辞めるのは甘えなのではないかと思い、辛い仕事に耐えている人もいるでしょう。実際、新卒1年目で辞めることは甘えなのでしょうか。

新卒1年目の退職状況や辞めたいと思う理由、新卒1年目で転職するメリット、新卒1年目が転職を成功させる方法について解説していきます。

新卒1年目で辞めるのは甘え？

厚生労働省が発表した『新規学卒就職者の離職状況』によれば、大学卒における新卒1年目の離職率は12.0%となっています。10人に1人以上が離職しており、1年目で辞めることは決して珍しいことではありません。

学歴別にみると下記の通りです。

学歴	離職率
中学卒	31.9%
高校卒	17.8%
短大卒	19.2%
大学卒	12.0%

年々新卒1年目で転職している人は増加傾向にあります。転職理由が「働きたくない」「なんとなく辞めたい」といったものであれば甘えと言われてしまうかもしれませんが、しっかりとした理由がある場合は決して甘えではありません。

新卒はまだ若く今後のキャリアも長いため早期の決断は有効であり非常に重要になってきます。

新卒1年目が辞めたいと思う理由

新卒1年目が辞めたいと思う理由は下記の通りです。

新卒1年目が辞めたいと思う理由#1:
労働時間や休日などの労働条件が悪いため

新卒1年目が辞めたいと思う理由として、労働時間や休日などの労働条件が悪いことが挙げられます。

「土日祝日休みとされていたのに、実際は休日出勤が当たり前だった」「深夜残業が当たり前」など就職の際には想定していなかった労働条件や環境であるとギャップが生まれやすく辞めたいと感じることも多くなってしまいます。

また、時間的な拘束時間・労働時間の長さだけでなく、「ノルマが厳しい」などの精神的な労働条件が悪い場合も辞めたいと感じる要因の1つです。

自分と同業種の人や友人と比較した際に他の人が休んでいる中、自分だけ働く必要があったり、忙しい状態が続いていたりすると辛い思いをすることが多くなります。

また、労働時間が長いとストレスが蓄積しやすく、ワークライフバランスの崩壊を招く原因となります。労働条件の悪さは仕事の質や効率にも影響を与えることになります。

ワークライフバランスを保つことのできる職場を求めて転職を検討する人も多くなっていきます。

労働条件が悪い職場の判断基準

労働環境が悪い職場の判断基準としては下記の様なものが挙げられます。下記の様な条件に当てはまっている場合は、自身の労働環境が悪いと考えて良いでしょう。

新卒1年目が辞めたいと思う理由#2:
自分に向いていない仕事内容であるため

新卒1年目が辞めたいと思う理由として、自分に向いていない仕事内容であることが挙げられます。

自分に合っていない仕事の場合、なかなか仕事を覚えることができなかったり、ミスを繰り返してしまうことにもつながります。

本来できるはずのことも思うようにできなくなってしまうことで、仕事へのモチベーションが低下していき、辞めたいと思うようになります。

仕事へのモチベーションが低い状態では、新しいスキルを習得する意欲も低くなってしまいます。さらに自己成長のチャンスがあったとしてもそれを活かすエネルギーが湧かなくなってしまいます。

結果として、スキルが身に付かないだけではなく、興味のない仕事に時間を費やすことによって人生における満足度も低くなってしまいます。

新卒1年目が辞めたいと思う理由#3:
職場の人間関係が悪いため

新卒1年目が辞めたいと思う理由として、職場の人間関係が悪いことが挙げられます。職場の人間関係は、仕事へのモチベーションに大きく影響を及ぼします。

例えば、職場でハラスメントやいじめが蔓延している環境では、いつ自分が標的にされるのかといった不安や1人では止めることのできないもどかしさなどからストレスが溜まっていくことになります。

また、人間関係が悪いことで職場の人との円滑なコミュニケーションも難しくなるため、ミスやトラブルを引き起こしやすくなります。こうした状況では、今以上に関係性が悪化してしまう可能性も高く、辞めたいと感じる人も出てくるようになります。

職場の人間関係が好ましくなかった場合に辞める判断基準

職場の人間関係が好ましくなかった場合に辞める判断基準としては、下記の様なものが挙げられます。仕事内容に満足しているものの、職場の人間関係に耐えられないという場合は下記の様な点を意識してみることをおすすめします。

自身の性格などで直すべき点があり、それが原因で居心地が悪い場合もあります。こうしたケースでは自身の直すべき点などを指摘してもらい、改善の努力をすることで職場で生きやすくなる可能性があります。

また、異動やハラスメントの報告などで、嫌な人と関わらなくてよくなる可能性があるもあります。相手に明らかな非がある場合は、人事や上司の上司などと相談することをおすすめします。

新卒1年目が辞めたいと思う理由#4:
給料などの待遇が悪すぎるため

新卒1年目が辞めたいと思う理由として、給料などの待遇が悪すぎることが挙げられます。

労働時間が長くても待遇が良ければ我慢することができたり、年功序列の企業であっても上司の年収が高ければ希望を持つこともできます。

しかし、仕事に見合った給料やボーナスが支給されない場合や上司の立場であっても思うように給料アップがなされていない状態では仕事へのモチベーションが低下してしまいます。

また、待遇が悪いと報われないと感じるだけではなく私生活にも影響を及ぼすため、より待遇の良い職場を求めるようになります。

新卒1年目が辞めたいと思う理由#5:
能力・個性・資格を活かすことができないため

新卒1年目が辞めたいと思う理由として、能力・個性・資格を活かすことができないことが挙げられます。

自分の能力・個性・資格を活かすことができない場合、仕事へのモチベーションが湧きにくいだけではなく、最大限のパフォーマンスや成果を上げることも難しくなってしまう可能性があります。

また、他の職場であれば得ることのできた待遇を受け取ることも難しくなってしまったり、本来の自分よりも過小評価されることとなり結果的にストレスが溜まっていくことで、「辞めたい」と思うようになります。

能力・個性・資格を活かせなかった場合に辞める場合の判断基準

能力・個性・資格を活かせなかった場合は、仕事の内容に興味を持てなかった場合と同様の基準となります。基本的に職を変えてしまった方がモチベーションも上がり評価・待遇も良くなる可能性が高まります。

一方で、現在の部署や職務にだけ興味を持てないと感じる場合は、異動などによって大きく仕事内容への満足度が変わる場合もあるため、現在の職務は現職に居続けるとそのまま変わることがないのか、または変わっていくのかは意識すると良いでしょう。

新卒1年目が辞めたいと思う理由#6:
業界や会社の将来性が見込めないため

新卒1年目が辞めたいと思う理由として、業界や会社の将来性が見込めないことが挙げられます。

自分が働いている業界や会社が将来的に衰退する可能性がある場合、給与水準の低下や出世の道が閉ざされるといったリスクがあります。最悪の場合、自身の雇用すら危うくなる可能性もあります。

会社やその業界自体に将来性がなく衰退が避けられないような場合、個人の努力ではどうにもならない可能性が高いため、そのような場合は会社を辞めることも検討しましょう。

会社の将来が不安だと感じる場合に辞める判断基準

会社の将来が不安だと感じる場合に辞める場合の具体的な基準は下記の様なものが挙げられます。斜陽産業や赤字企業などでは待遇はどんどん悪化してしまう可能性があります。

それだけでなく、優秀な人がどんどん辞めてしまっていたり、尊敬できる上司がいないという場合も将来性に不安のある職場の特徴です。

新卒1年目で転職するメリット

新卒1年目で転職するメリットは下記の通りです。

新卒1年目で転職するメリット#1:
今の職場のストレスや不満から解消される

新卒1年目で転職するメリットとして、今の職場のストレスや不満から解消されることが挙げられます。

職場の人間関係や業務量など職場環境によって強いストレスや不満が溜まっている場合には、転職を行うことによってストレスや不満から解消されることができます。

転職を行う際には、職場のどのような点にストレスや不満が溜まっていたのかを明確にしておくことが重要です。今の職場の改善点を活かして転職活動を行うことで、また同じような環境になってしまうことを避けることができます。

また、転職活動では転職エージェントの活用もおすすめです。企業の内部情報はなかなか個人では収集することが難しいですが、転職エージェントでは企業から独自に集めた情報を教えてもらうことができます。

新卒1年目で転職するメリット#2:
第二新卒枠に応募することができる

新卒1年目で転職するメリットとして、第二新卒枠に応募することができることが挙げられます。

第二新卒とは学校を卒業後、一度就職をしたが数年の内に転職活動をする若手求職者を指し、新卒1年目で転職する人も第二新卒枠に応募することが可能です。

近年、新卒で転職をする人も多くなっているため企業も第二新卒を採用する企業も多くなっています。企業が第二新卒を求める理由として、下記の様な点が挙げられます。

新卒1年目であっても企業の求める理由に合致するような点をしっかりとアピールすることができれば採用に近づくことができるでしょう。

新卒1年目で転職するメリット#3:
ポテンシャルが高く未経験や異業種にも転職しやすい

新卒1年目で転職するメリットとして、ポテンシャルが高く未経験や異業種にも転職しやすいことが挙げられます。

中途採用の場合、現職の経験から大きく外れた業界への転職は給与面でのダウンサイドなどの理由からハードルが高くなっています。

しかし、新卒1年目では業界にも染まっていないことや若く情報の吸収力も高いことから、異業種や未経験の業界であっても転職しやすい傾向にあります。

企業側も新卒1年目での転職者に対して、前職でのスキルや経験ではなく、若さや柔軟性、長期的に企業へ貢献できるかどうかといったポテンシャルを評価しています。

20代後半以降はスキルや経験なども重要視され、即戦力として働くことのできる人が求められ採用のハードルが上がってしまうため、自分に合っていない仕事であると感じている場合には、新卒1年目であっても転職することをおすすめします。

厳しい？新卒1年目で転職するデメリット

新卒1年目で転職するデメリットは下記の通りです。

新卒1年目で転職するデメリット#1:
企業からすぐにやめる・忍耐力がないと思われてしまう

新卒1年目で転職するデメリットとして、企業からすぐにやめる・忍耐力がないと思われてしまうことが挙げられます。

新卒で入った会社を1年で辞めているため、一部の面接官から「忍耐力がないのではないか」と懸念されることがあります。このような懸念を解消するためには、新卒で入社した会社を辞めた理由を明確に説明できることが重要です。

企業は、新卒1年目で転職を行う人に対して、長期的に働き企業へ貢献することのできる人を求めています。そのため、面接で「この会社では長く働くことができる」という理由をしっかりと説明できるようにしておくことも大切です。

面接で自身の意欲や将来の展望を説明し、その会社でなら長期的に貢献できるという自信を持ってアピールすることや、適切な準備と自己アピールを行うことで、面接官の懸念を払拭することができます。

新卒1年目で転職するデメリット#2:
辞め癖が付き短期離職を繰り返してしまうことがある

新卒1年目で転職するデメリットとして、辞め癖が付き短期離職を繰り返してしまうことが挙げられます。

新卒1年目ではまだ仕事自体に慣れていないため、思うような成果が出ないことや本来の自分のスキルを最大限活かすことが難しく、「自分に仕事が合っていない」「仕事が向いていない」といった理由で転職してしまう人がいます。

また、学生から新しく社会人としての生活に慣れることができず転職を行う人もいます。一時的に仕事から解放されるため、辞め癖が付きやすく転職先で同じような状況に陥った時の手段として転職を検討するようになってしまいます。

短期離職を繰り返してしまうことで、市場価値が落ちてしまい次の転職が難しくなってしまうことがあります。

新卒1年目で転職するデメリット#3:
ボーナスがもらえないことがある

新卒1年目で転職するデメリットとして、ボーナスを貰うことができない場合があることが挙げられます。

就業規則の中で支給日在籍要件が設けられていない会社に所属している場合、ボーナスの対象期間に在籍していれば受け取ることができます。

しかし、新卒1年目では査定期間がないため、夏のボーナスが支給されないことがあります。

また、冬のボーナスを貰って退職をしようとしていても、企業によっては就業規則で退職者に対して、「ボーナスの支給なし」や「減額」といった条件を定めている企業も存在します。そのため、ボーナスを受け取ることが難しい場合もあります。

新卒1年目で転職するデメリット#4:
1年は続けないと失業手当がもらえない

新卒1年目で転職するデメリットとして、1年目は続けないと失業手当がもらえないということが挙げられます。

失業手当とは求職者が安定した生活を送りながらより早く再就職するための支援として給付されるものです。失業手当には条件を満たす必要があります。

失業手当の条件はいくつかありますが、項目の1つに「企業に通算1年以上勤務しており、自己都合による退職者のうち就職できる能力があるのに失業中の人」というものがあります。

そのため、新卒1年目で早期転職を行う場合には失業手当をもらうことができない可能性があります。新卒1年目で辞めてしまうことで、貯金で生活することになり経済的にも余裕がなくなってしまいます。

さらに、焦って転職先を探すことで条件に合わない企業へ転職してしまい短期離職を繰り返してしまう可能性も高いため、転職活動は働きながら行っていくことも大切です。

また、失業手当は、倒産や解雇、病気やケガといった理由での退職の場合は条件が異なるため、該当する条件をしっかりと確認する必要があります。

【甘えではない】新卒1年目でも転職すべきケース

新卒1年目でも転職するべきケースは下記の通りです。

新卒1年目でも転職するべきケース#1:
法外なレベルで労働時間が長すぎる・給料が安すぎる

新卒1年目でも転職するべきケースとして、法外なレベルで労働時間が長すぎる・給料が安すぎる場合が挙げられます。

上記の様に法外なレベルで労働環境が悪い場合は正当な扱いを受けているとは言えません。こうしたケースだと新卒1年目で転職しても良いケースとなります。

新卒1年目でも転職するべきケース#2:
職場が人手不足・連鎖退職が起きている

職場が人手不足であったり、連鎖退職が起きているような職場は新卒1年目で転職すべきケースと言えます。人手不足の職場で働き続けると、悪質な労働環境や労働時間などによって精神的に病んでしまったり、身体を壊してしまうことがあります。

人手不足が慢性的なだけでなく、離職が短期間で相次いでいるような会社だと離職せずに残っている従業員にしわ寄せがいって激務となり、結果的に連鎖退職を起こして職場が崩壊してしまうこともあります。

新卒1年目でも転職するべきケース#3:
ハラスメントが横行している

新卒1年目でも転職するべきケースとして、ハラスメントが横行している場合も挙げられます。パワーハラスメントやセクシャルハラスメントなど、職場での嫌がらせは被害者に精神的ストレスを与えます。

また、人間関係が最悪な職場では、適切な指導を受けられないためにスキルがつかなかったりなど様々な悪影響が出てきてしまいます。

種類	定義
パワーハラスメント	職場で明らかに立場が上のものが、常識的に逸脱した指示や発言をして、相手を不快にさせること
セクシュアルハラスメント	職場において、相手の意に反して性的な言動をすることにより不快な気持ちにさせること
マタニティハラスメント	妊娠・出産・育児中の女性従業員に対して、理不尽な扱いを受けるような言動をすること
モラルハラスメント	態度や言動で相手の人格を否定したり傷つけたりすること
結婚ハラスメント	未婚の人に対して避難したり、結婚に関するプレッシャーを与えたりして不快な思いをさせること

こうしたハラスメントを受けている場合、精神的に病んでしまう可能性も高いため新卒1年目で転職しても良いケースとなります。

新卒1年目でも転職するべきケース#4:
精神的なストレスで仕事に行きたくない時の拒否反応が起きている

新卒1年目でも転職するべきケースとして、精神的なストレスで仕事に行きたくない時の拒絶反応が起きている場合です。

ストレスに起因した体調不良や睡眠障害は身体からの重大なSOSサインです。重大な拒否反応を放置しすぎると精神的に重大な影響が起きる可能性があるため、新卒1年目であっても転職を考慮するに値します。

新卒1年目でも転職するべきケース#5:
やりたいことが明確にできた

やりたいことが明確にできたというのも、新卒1年目で転職すべきケースの1つです。

なんとなく今の仕事をやりたくない、やりがいを感じない、仕事に行きたくないなどネガティブな感情をベースに転職を検討するのは避けるべきですが、何らかのきっかけでやりたいことが明確に定まった場合は転職を検討するのも手の1つです。

ただし、自分のやりたいことはコロコロと変わる可能性があります。特にやりたいことがコロコロと変わる自覚がある人は一旦落ち着いて考えることをおすすめします。

新卒1年目で転職を成功させるためにやるべきこと

新卒1年目で転職するメリットやデメリット、新卒1年目であっても転職して良いケースがあると説明してきました。次に新卒1年目で転職を成功させるためにやるべきことについてご説明します。

新卒1年目で転職を成功させるためにやるべきこと#1:
自己分析を行う・退職理由を明確に説明できるようにする

新卒1年目での転職を成功させるためには、まず自己分析をしっかりと行うことが重要となってきます。

具体的には、下記の様なことに対して自分なりの答えをしっかりと導き出しておくと良いでしょう。

新卒1年目に対して、面接官は「採用してもすぐやめてしまうこと」「自社に来てもまた同じようなことを繰り返すこと」を懸念しているため、そうした懸念を払拭できるようにすることが大切です。

面接時には、前の職場で何を学んだか、転職した場合はどのように貢献できるかという点をきちんと説明できるようにすることが大事です。

新卒1年目で転職を成功させるためにやるべきこと#2:
職務経歴書や履歴書をきちんと記載する

新卒1年目での転職を成功させるうえで、職務経歴書や履歴書の完成度を高めることが必要です。職務経歴書や履歴書の完成度が低いと、面接に行く前に書類審査の通過が難しくなります。

職務経歴書や履歴書に関してはどの会社においても使いまわすことができるからこそ、完成度の高いものを用意するようにしましょう。

とはいえこうした職務経歴書や履歴書については書き方が分からなかったり、添削してもらわなければ完成度の低いものになってしまうことがあります。

転職エージェントでは職務経歴書や履歴書における添削も行ってくれるため、職務経歴書や履歴書の完成度を高めるために活用していくことがおすすめです。

新卒1年目で転職を成功させるためにやるべきこと#3:
選考を受ける企業の研究をしっかりと行う

新卒1年目での転職を成功させるためには、企業研究も重要となってきます。新卒1年目で受ける企業がどのような会社で、どのような点に強みがあり、自分がどのように貢献できるかを説明できるようにしておきましょう。

特に新卒1年目の場合は経験やスキルではなく、キャッチアップできる若さや体力・熱意を重視する傾向にあるため、選考を受けている企業の強みやなぜその会社に行きたいかを説明するためにも、きちんと企業研究を行うことをおすすめします。

新卒1年目で転職を成功させるためにやるべきこと#4:
複数社の選考を受ける

新卒1年目での転職を成功させるためには、複数社の選考を受けるようにしましょう。

新卒1年目でも十分に転職できるとは言え、全ての企業から内定をもらえるような世界ではありません。従って、リスクヘッジのためにも複数社の選考を受けるようにしましょう。

また、複数社の選考を受けることによって、面接の練習を行うことが出来たり、思わぬ企業に出会うことが出来たりと副次的な効果もあります。

本命企業の合格率を上げるためにも、また転職で失敗しないためにも複数社の選考を受けるようにしましょう。

新卒1年目で転職を成功させるためにやるべきこと#1:
転職エージェントを活用する

新卒1年目へ転職するためには、転職エージェントを活用することも重要です。先述した通り、書類選考においては書類添削、面接においては模擬面接、更に内定後の条件交渉まで、転職エージェントは首尾一貫して求職者のサポートをしてくれます。

書類選考や面接においては、第三者による添削や練習・フィードバックがあることによって圧倒的に合格率を改善することができます。

選考対策だけでなく、転職エージェントは選考企業の面接官に関する情報や、どのような質問が実際に面接で行われたか、どの部門での採用が積極的かなど、外部からは正確に分からない情報についても豊富に持っています。

第二新卒（新卒1年目）におけるおすすめの転職エージェントは下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。

複数の転職エージェントに登録することをおすすめ

転職エージェントを活用する場合は、複数の転職エージェントを活用することもおすすめします。

エージェントの利用は完全無料で、何社から話を聞いても問題はありません。新卒1年目での転職を成功させるうえで最適な転職エージェントを見つけるためにも、できるだけ複数社と話してみることをおすすめします。