転職エージェントを活用する際、登録後に転職エージェントと面談することとなります。その面談ではどのようなことを話すのか、どのような形式で実施されるのか、成功させるためにどのようなことを意識すれば良いのか、徹底解説します。
また、転職エージェントの選び方に困っている方は、編集部が50社以上の転職エージェントを実際に使ってみたうえで忖度無しに作成した『本当におすすめできる転職エージェントランキング』をご覧ください。
転職エージェント活用の流れ
転職エージェントとの面談について説明する前に、まずはどのような流れで転職エージェントを活用するかについてご説明します。既にご存知の方は、次の項目からご覧ください。
転職エージェントは、下記のようなフローで活用することとなります。各ステップについて、詳細に説明します。
- 転職エージェントに登録
- 登録後、転職エージェントより連絡、初回面談の日程を調整
- 初回面談(希望職種・希望年収水準・経歴についてすり合わせ)
- 求人紹介・書類添削・応募
- 面接対策・面接
- 内定・条件交渉・転職
なお、転職エージェントの賢い使い方や利用する流れに関する詳細は下記の記事にて解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
転職エージェントを活用する場合の流れ①
転職エージェントに登録
まずは転職エージェントの公式サイトから会員登録します。一般的には下記の様な情報を入力する必要がありますが、会員登録に際して必要な情報は転職エージェントによって異なっており、非常に入力項目が少ない転職エージェントもいます。
- 氏名
- メールアドレス
- 在籍企業の職種
- 居住の都道府県
- 直近の年収
- 雇用形態・役職
- 直近在籍企業
- 入社年月・退社年月・職務内容
- 転職回数
- 希望勤務地
- 語学スキル・資格スキル
- 最終学歴
- 卒業年
転職エージェントを活用する場合の流れ②③
登録後、初回面談の日程を調整・初回面談を実施
転職エージェントへの登録後、すぐ-5営業日程度を目安に転職エージェントより連絡が来て、初回面談の日程を調整することとなります。本記事ではこの初回面談について詳しく説明します。
転職エージェントを活用する場合の流れ④
求人紹介・書類添削・応募
キャリアアドバイザーとの初回面談を終えた後は、転職エージェントより求人の紹介をしてもらうこととなります。紹介してもらった求人の中で興味がある求人があれば、それに応募することとなります。初回面談で理解した求職者の特性や希望を踏まえた紹介となるため、この段階で紹介される求人は求職者に適した案件が多いという特徴があります。
また、求人に応募するにあたっては書類(履歴書・職務経歴書)の提出が必須となりますが、転職エージェントは履歴書や職務経歴書における記載条項に関する添削も行ってくれます。書類選考で落選してしまうのは非常にもったいないので、キャリアアドバイザーによる書類添削は積極的に活用するようにしましょう。
転職エージェントを活用する場合の流れ⑤
面接対策・面接
応募・書類選考を通過した後は、いよいよ面接となります。キャリアアドバイザーは面接の合格率を高めるために、模擬面接や志望動機の添削も行ってくれるので、積極的に選考対策をお願いすることをおすすめします。
面接における日程調整は、キャリアアドバイザーがすべて代行してくれるため、自分で日程調整等を行う必要はありません。選考結果の連絡もすべてキャリアアドバイザーが行ってくれます。
また、転職エージェントは面接のフィードバックも仕入れてくれます。そのフィードバックを基に改善点などがわかるため、結果として面接の合格率を上げることができます。転職エージェントを活用している場合は、積極的にフィードバックをもらうようお願いすることをおすすめします。
転職エージェントを活用する場合の流れ⑥
内定・条件交渉・転職
面接を突破して内定を得た場合、内定後の入社日や年収の調整など個人では交渉しにくい内容はすべてキャリアアドバイザーが代行してくれます。また、転職に際しての退職方法・手続きに関してもアドバイスを受けることができます。
転職エージェントが面談を行う目的は?
転職エージェントが面談を行う目的についてしっかりと理解することで、転職エージェントとの面談がより有意義なものとなります。転職エージェント側と求職者側の双方の観点から目的をそれぞれ解説していきます。
- 求職者の人となりを知る
- 経歴や職歴を確認する
- 求職者の希望条件を知る
- 求職者のキャリアプランを考える
- 担当のキャリアアドバイザーの人となりを知る
- 転職先の希望条件を伝える
- 自分のキャリアプランを一緒に考えてもらう
- 仕事や人生に関する考え方を共有する
転職エージェントとの初回面談は顔合わせや、双方の認識のすり合せのために実施されます。それぞれの目的についてもう少し深く解説します。
転職エージェントが面談を行う目的
転職エージェント側の目的
先述した通り、転職エージェント側の目的は下記の通りです。
- 求職者の人となりを知る
- 経歴や職歴を確認する
- 求職者の希望条件を知る
- 求職者のキャリアプランを考える
転職エージェント側から見ると、求職者の人となりを知ったり、求職者の状況や仕事内容を把握するというのが主な目的となっています。求職者にとってベストな求人を紹介するために、こうした内容について理解を深めようとしています。
求職者にとってベストな求人というのは、求職者の意向を鵜呑みにした求人というわけではありません。求職者は転職のプロフェッショナルではないので、求職者が希望する・イメージする求人が必ずしも求職者にとってベストな求人ではないためです。そうしたベストな求人を紹介するため、求職者が希望する求人の条件だけでなく、人となりやキャリアプランを認識しようとします。
また、採用企業に紹介して問題ない人物か判断するために、人となりを見るという点も大きな目的の一つです。
転職エージェントが面談を行う目的
求職者側の目的
求職者側の目的としては下記の様なものが挙げられます。
- 担当のキャリアアドバイザーの人となりを知る
- 転職先の希望条件を伝える
- 自分のキャリアプランを一緒に考えてもらう
- 仕事や人生に関する考え方を共有する
転職するにあたっての転職先の希望条件を伝えたり、キャリアプランを一緒に考えてもらう、仕事観や価値観の共有を通じて、転職エージェントに自分のことを深く理解してもらうことが目的です。
また、求職者側から見て担当者と相性が合うかもしっかりと確認しましょう。転職活動は担当者と二人三脚で行うため、担当者との相性は非常に重要です。面談時における良いキャリアアドバイザーの見極め方については後ほどご説明するので、参考にしてください。
転職エージェントとの初回面談当日の流れ
転職エージェントとの面談は下記の様な流れで行われることが一般的です。
- 自己紹介
- 経歴・職歴・仕事内容の共有
- 転職理由及び将来像を踏まえたキャリアプランの共有
- 転職先における希望条件を確認
- 求人の紹介・今後のステップを確認
転職エージェントによって流れは異なりますが、大枠は上記のような流れであると理解しておくと良いでしょう。
転職エージェントとの初回面談当日の流れ①:
自己紹介
まずはお互いの自己紹介から始まります。キャリアアドバイザーからは、これまでの経歴や転職支援における実績、自社の紹介、キャリアアドバイザーが得意としている業界、面談や初回面談以降の流れなどが説明されます。
キャリアアドバイザーによっては、「最初に本日最も話したいことは何か?」と聞いてくる場合があります。そうした場合は、「どのような求人があるか知りたい」、「初めての転職活動で何をすれば良いかわからないのでアドバイスしてほしい」など、自分の要望を伝えることで、それに沿った面談にすることができます。
また、求職者側も自己紹介で自身の経歴や転職活動の現状、転職エージェントに登録した理由などを簡潔に説明すると良いでしょう。
転職エージェントとの初回面談当日の流れ②:
経歴・職歴・仕事内容の共有
次に、求職者側が経歴・職歴・仕事内容をさらに詳しく説明します。特に、下記の内容について詳細に説明すると良いでしょう。
- 現職の具体的な仕事内容
- 現職で身につけたスキル・アピールポイント
- 現職に入社した理由・背景
こうした現職に関する内容を共有することで、キャリアアドバイザー側は現職と親和性がある転職先の提案や納得感のある転職理由・志望動機の作成に役立てることができます。
転職エージェントとの初回面談当日の流れ③:
転職理由及び将来像を踏まえたキャリアプランの共有
次に、転職理由及び将来像を踏まえたキャリアプランを共有します。具体的には下記の様な事項について共有します。
- 現職の年収が低く、年収を上げたい
- 現職のワークライフバランスが悪い
- 東京で働きたい
- 成長しない業界なので、成長業界に行きたい
- 営業スキルを活かして、成果報酬型の企業に行きたい
- 将来的に外資系のIT企業に行きたい
- 育児を考慮してワークライフバランスを重視できるような職場で働きたい
この際、ネガティブな理由であってもキャリアアドバイザーには正確に伝えるようにしましょう。例えば、「労働時間が長すぎる」「パワハラがある」などの理由も正直に伝えましょう。初回面談は企業の選考ではないので、キャリアアドバイザーにはありのままの転職希望理由を伝えても問題ありません。
こうした内容でも正直に伝えることで、キャリアアドバイザーは求職者に適した求人を探すことができるでしょう。また、ネガティブな転職理由をポジティブなものに変える手助けもしてくれます。
キャリアプランに関していえば、転職エージェントに相談する段階では具体的に決まっているわけではない人もいるでしょう。そうした場合は、キャリアアドバイザーにその旨を伝えても問題ありません。キャリアアドバイザーに相談することでキャリアプランに関しても一緒に考えてもらうことができます。
転職エージェントとの初回面談当日の流れ④:
転職先における希望条件を確認
次に、転職先における希望条件をさらに深堀します。具体的に言えば、下記の様なものがあります。
- 収入: 年収、賞与、特別手当の有無、インセンティブ制度の有無
- 仕事内容・会社の種類: 職種、業種、スキル・資格を生かせる、興味のある仕事・やりたい仕事、企業の規模(大企業・中小企業・上場企業・外資系企業など)
- 就業環境・働き方: 勤務地、転勤の有無、通勤手段、時短勤務やフレックス勤務の可否、リモートワークの可否
- 職場の雰囲気: 職場の雰囲気、離職率、社風、年齢構成、男女比、裁量の有無
- 雇用形態: 正社員、派遣社員、契約社員
- ワークライフバランス: 休日・休暇の有無、労働時間、残業時間の有無
- 福利厚生: 退職金制度、年金制度、社宅・家賃補助、育児関連制度、健康保険組合、持株制度
このような希望条件から、自身が特に重要視するものを伝えましょう。すべての要件を満たすような求人の発掘は難しいため、この中でも優先順位をつけることをおすすめします。特に譲れない条件を何個かに絞り伝えることで、求職者の希望により合った案件を紹介してもらうことができます。
転職エージェントとの初回面談当日の流れ⑤:
求人の紹介・今後のステップを確認
転職を検討する理由や転職における希望条件を伝えたのち、初期的に求人を紹介されることとなります。初回面談を受けて改めて後日求人を紹介する転職エージェントもいて、どちらかというとそちらの方が一般的です。
初回面談で紹介される求人はあくまで初期的に紹介される求人なので、マッチ度合いが低い求人が混じっている可能性もあり、無理に求人に応募する必要はなく、全く求人応募を断ったとしても問題はありません。
また、初回面談を受けて気になる点があれば遠慮なくキャリアアドバイザーに質問したり、依頼事項があれば依頼するようにしましょう。特に初回で相談された求人が希望と大きく異なる場合は改めて希望条件を伝え、すり合わせを行うことで希望条件にマッチした求人の紹介がスムーズに進むようになります。
転職エージェントとの面談の所要時間・形式・持ち物・服装は?
転職エージェントとの面談における所要時間はどれくらいなのでしょうか。また、オンライン・オフラインのどのような形式で実施されるのが一般的なのでしょうか。持ち物や服装などよく聞かれる質問と合わせてそれぞれ解説します。
転職エージェントとの面談における所要時間
転職エージェントとの面談における平均時間は約30分-1時間程度となることが一般的です。後ろに予定が詰まっているのであれば、あらかじめその旨を伝えておけば面談時間も調整することができます。
面談は初回以降、引き続き求人の紹介や選考対策のために継続的に行われることもあります。そうした面談も平均して30-1時間程度ですが、キャリアアドバイザーと調整は可能です。
転職エージェントとの面談はオンライン?オフライン?
転職エージェントとの面談はコロナウイルスの流行以降オンラインが定着し、オンラインでの実施が多い傾向にありますが、転職エージェントによってはオフラインの面談を推奨するケースもあります。
ただし、個人の希望によって選択ができる転職エージェントがほとんどなので、初回面談の調整時に希望を伝えると良いでしょう。
転職エージェントとの面談における持ち物
転職エージェントとの面談における持ち物は、転職エージェントによって異なっており、事前に指定されることがほとんどです。もしも明示されていない場合は、転職エージェントに前もって確認することをおすすめしますが、基本的には履歴書・職務経歴書・ポートフォリオ(エンジニアの方)を持ってくるようにお願いされるケースが多いです。
- 履歴書
- 職務経歴書
- ポートフォリオ(エンジニアの方)
また、指定されていなくても、上記を持っていくと面談がスムーズに進むうえその場で求人に応募することもできるため、面談当日までに作成が間に合っているのであれば持っていくことをおすすめします。
ただし、転職エージェントから準備不要と言われている場合は、無理に準備する必要はありません。転職エージェントは履歴書や職務経歴書の作成からサポートもしてくれます。
また、面談日に求人や書類をもらうことがあるので、書類などを入れられるカバンなどの入れ物を持参すると良いでしょう。
転職エージェントとの面談における服装
転職エージェントとの面談では、対面・オンライン問わず服装の指定は特にないケースが多いです。キャリアアドバイザーとしては、初回面談は選考ではないので、リラックスして自己開示をしてほしいという考えから、服装には指定がないことが多い傾向にあります。
ただし、寝癖がついていたり、ジャージ・スウェットというような服装だと転職エージェントからの印象が悪くなってしまうため、第一印象を傷付けないような最低限の服装で臨むようにすることをおすすめします。
また、自分の面接時の服装も含めてアドバイスが欲しい場合は、面接を想定した服装で初回面談に臨むことで、服装に関するアドバイスもしてもらうことができます。
企業との面接時には服装に注意
転職エージェントとの初回面談において服装は自由で気にする必要はありませんが、企業の選考における面接の際は服装に注意するようにしましょう。企業との面接を受ける際は一般的なスーツなどの服装で選考を受ける方がベターです。
転職エージェントとの面談を成功させるためのポイント
転職エージェントとの面談を成功させるためのポイントについてもご説明します。転職エージェントとの面談を成功させるために、下記の様な点を意識すると良いでしょう。
- キャリアアドバイザーとの相性や業界知識についてを確認する
- 自分のことについては本音で話すようにする
- サポートしたいという気持ちにさせる
- 複数の転職エージェントを活用する
転職エージェントとの面談を成功させるためのポイント①:
キャリアアドバイザーとの相性や業界知識についてを確認する
転職エージェントとの面談を成功させるためには、キャリアアドバイザーとの相性や業界知識についてを確認することが重要です。
転職活動はキャリアアドバイザーと二人三脚で行うため、担当者との性格面での相性が合うか、高圧的でないか、真摯な対応をしてくれるかはしっかりと確認するようにしましょう。特に下記の様な特徴がある転職エージェントかどうか確認しましょう。
- キャリアアドバイザーとの相性が合う
- 業界や企業に関する知識を持っている
- 上から目線や横柄・強引な対応をしない・対応が丁寧
- 求職者の話を鵜呑みにせず、客観的なアドバイスをくれる
- 求職者のことを知ろうとたくさん質問してくる
また、キャリアアドバイザーは転職における選考対策や業界知識の共有を行ってくれますが、自分の志望業界に関するそのような知識が豊富かどうかも確認したいところです。例えばその希望業界への転職支援実績や、企業の内情などについて簡単な質問をしてみて、キャリアアドバイザーの経験や技量を確認するようにしましょう。
転職エージェントとの面談を成功させるためのポイント②:
自分のことについては本音で話すようにする
転職エージェントとの面談を成功させるためには、自分のことについては本音で話すようにすることも重要です。
キャリアに関する話やネガティブな退職理由はキャリアアドバイザーにも話しづらいことがあるかもしれませんが、キャリアアドバイザーに本音で話すことで紹介される求人のフィット度合いも高まります。逆に、本音を話さなければ自分の希望に合わない求人を紹介される確率も高まってしまうでしょう。
例えばワークライフバランスを改善したいという理由で転職活動を検討したとしても、年収を上げたいという希望を第一に伝えてしまうとそのような案件を中心に紹介されることとなり、本来の目的であるワークライフバランスを改善したいということを達成できません。自分の本音ベースで話すことで、消化される求人が最適化され、結果的に自分の希望する求人にたどり着くことができるでしょう。
キャリアアドバイザーとの初回面談は企業との面接とは関係なく、ネガティブな印象が企業に伝わることはないため、安心して本音ベースで話すことをおすすめします。
転職エージェントとの面談を成功させるためのポイント③:
サポートしたいという気持ちにさせる
転職エージェントとの面談を成功させるためのポイントとして、サポートしたいという気持ちにさせるにさせることも重要です。転職エージェントのビジネスモデルは、求職者が採用企業に転職することで報酬を得るというビジネスモデルです。
従って、担当のキャリアアドバイザーは複数の求職者を担当する中で、転職意向が高かったりサポートがしたくなるような求職者を優先してサポートしてくれるため、できるだけサポートしたいという気持ちにさせることが重要となります。
逆に、求職者側が失礼な対応をしてしまっていたり、転職意向が低いと判断される場合は転職エージェントに見捨てられてしまう可能性も高まります。
転職エージェントに見捨てられる原因や対処法は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
具体的に言えば、下記のような行動をとることが重要です。
- 本音ベースで話す
- 聞かれたことにきちんと答える
- 紹介された求人を頭ごなしに否定しない
- 礼儀正しくする
- 要望や意見を伝える
転職エージェントにサポートしたいと思わせるために、特別な行動は必要ありません。真摯にコミュニケーションすることで、転職エージェントから自然に信頼を獲得することができるでしょう。
転職エージェントとの面談を成功させるためのポイント④:
複数の転職エージェントを活用する
転職エージェントとの面談を成功させるためには、複数の転職エージェントを活用することも重要です。というのも、複数の転職エージェントを活用することで初回面談を通じて確認できるキャリアアドバイザーの質を比較できるためです。
転職エージェントを複数活用するメリットは他にも下記の様なことがあります。転職エージェントの効用を最大化するためにも、複数の転職エージェントを活用することをおすすめします。
- 紹介してもらえる求人の数が増え、求人を見逃す心配が減る
- 目的に合わせてエージェントを使い分けることができる
- 担当エージェントの質を比較できる
- 様々な視点でのアドバイスをもらえる
- 登録は無料でいつでも退会できる
複数の転職エージェントを活用するメリットは下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないことはあるのでしょうか。現役の転職エージェントにヒアリングした内容をもとに、転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないことについてご紹介します。
- 経歴を詐称する・スキルなどで嘘をつく
- 面談の日程を守らない
- 面談までに指定された準備を行わない・指定された物を持参しない
- 高圧的・横柄な態度をとる
- 過剰なサービスを要求する
- 転職の意思が低いと言い張る
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないことについては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
転職エージェントにはとりあえず相談だけすることも可能?
転職エージェントにはとりあえず相談してみることも可能です。まだ転職に対するイメージが固まっていなくても、担当のキャリアアドバイザーとの初回面談を通じて、自身のキャリアプランに対する考えが明確になったり、自分にとって思いもしなかった求人に出会うことができるかもしれません。
また、転職を初期的に考えている程度での初回面談でも真摯な対応をしてくれる転職エージェントは質の高い転職エージェントです。そうした対応をしてくれる転職エージェントであれば、転職活動が長期化したとしても継続的にサポートしてくれるため、初期的であっても相談してみることをおすすめします。
転職エージェントに相談だけしても良いかについては下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
初回面談で良いキャリアアドバイザーを見極めるためのポイント
転職エージェントをうまく活用するにあたっては、初回面談で良い転職エージェントを見極めることが必要となってきます。初回面談で良い転職エージェントを見極めるためのポイントとしては、下記の様なものが挙げられます。
- キャリアアドバイザーとの相性が合う
- 業界や企業に関する知識を持っている
- 上から目線や横柄・強引な対応をしない・対応が丁寧
- 求職者の話を鵜呑みにせず、客観的なアドバイスをくれる
- 求職者のことを知ろうとたくさん質問してくる
良い転職エージェントを見極めるためのポイント①:
キャリアアドバイザーとの相性が合う
良い転職エージェントを見極めるためのポイントとしてまず挙げられるのが、キャリアアドバイザーとの相性が合うか否かという点です。これに関しては個々人の性格や相性で直感的なものであるため、言語化するのは難しい要素ですが、初回面談で話してみて人間として信用できそうか、話してみて相性が良いかといった観点を確認してみると良いでしょう。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント②:
業界や企業に関する知識を持っている
業界や企業に関する知識を持っているかどうかも、良い転職エージェントかどうかを見極めるうえで重要なポイントです。転職エージェントの強みは、転職エージェントによる選考対策であったり企業の内情を共有してもらえるという点ですが、業界や企業に関する知識が不足しているとこうした対策も不十分となってしまう可能性があります。
特に、社風や待遇・労働時間など外部から分かりづらい情報をいかに持っているか、その業界における転職支援実績はあるかといった点は初回面談で確認してみると良いでしょう。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント③:
上から目線や横柄・強引な対応をしない・対応が丁寧
上から目線や横柄・強引な対応をしない・対応が丁寧な転職エージェントも質の高い転職エージェントといえるでしょう。転職エージェントは候補者が転職した場合に企業から報酬を得られるというビジネスモデルであるため、候補者を無理に転職させようと強引な対応をする転職エージェントもいます。
また、そのような強引さだけでなく、シンプルに上から目線であったり横柄な対応をしてくる転職エージェントもいます。こうした転職エージェントはかかわるだけ時間がもったいないので、すぐに担当を変更するように申し伝えることをおすすめします。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント④:
求職者の話を鵜呑みにせず、客観的なアドバイスをくれる
求職者の話を鵜呑みにせず、客観的なアドバイスをくれるキャリアアドバイザーも良いキャリアアドバイザーの特徴です。キャリアアドバイザーによっては求職者の話を鵜呑みにして、当たり障りのないアドバイスばかりしてくる転職エージェントもいます。
しかしながら、求職者の話すニーズは必ずしも求職者の希望を満たすものでないケースもあります。例えば、経営経験を積みたいコンサルに行きたいと言っている人に対して、コンサルはあくまで第三者の立場からアドバイスするのが役割であり、経営経験を直接積めるわけではない、などのアドバイスができる転職エージェントの方が良い転職エージェントです。
このように、求職者の話を鵜呑みにせず、求職者の話から真のニーズをくみ取って適切なアドバイスができる転職エージェントを活用することをおすすめします。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント⑤:
求職者のことを知ろうとたくさん質問してくる
求職者のことを知ろうとたくさん質問してくる転職エージェントも、質の高い転職エージェントとして信用できるでしょう。求職者のことを知れば知るほど、求職者にマッチした求人を紹介することができますが、そうした意欲がある転職エージェントは質が高い傾向にあります。
また、求職者としても経験のあるキャリアアドバイザーによる質問を通じた分析により、自分のことがより客観的にわかるようになるでしょう。
適切な転職エージェントの選び方
結論からいうと、転職エージェントは複数登録したうえで、自分に合う転職エージェントを絞り込むのがおすすめです。複数の転職エージェントに登録して横比較することで、自分にとって最適な転職エージェントを選ぶことができます。
- たくさんの求人を見たうえで応募できる
- 目的に合わせてエージェントを使い分けることができる
- 担当エージェントの質を比較できる
- 様々な視点でのアドバイスをもらえる
- 登録は無料でいつでも退会できる
転職エージェントを複数登録したほうが良い理由については下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
実際に転職エージェントを選ぶ際は、下記の様なポイントを重点的に見ることをおすすめします。
- どの様な業界や求職者の属性に強みを持っているか
- 求人数が豊富か
- サポート内容がしっかりしているか
- キャリアアドバイザーと相性が合うか
- 大手かどうか
転職エージェントの選び方については下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
上記を満たしており、おすすめできる転職エージェントは下記の通りです。基本的には下記の転職エージェントから複数に登録することで、自身にとって最適な転職エージェントを選ぶことができます。
ビズリーチ | ★ おすすめNo.1 ・登録するだけで高年収のスカウトが届く。 ・今すぐ転職予定がなくてもスカウトを通じて自分の市場価値が分かる 【口コミ】ビズリーチの評判 |
マイナビエージェント | ★ おすすめNo.2 ・丁寧なサポートで20代・30代から人気の転職エージェント。 ・マイナビエージェントでしか扱いのない好条件の求人が多い 【口コミ】マイナビエージェントの評判 |
ASSIGN(アサイン) | ★ おすすめNo.3 ・コンサル・IT・金融などの高年収業界への転職を成功させたい人におすすめ ・面接対策などの丁寧なサポートに定評があり、全国のエージェントの中から『JAPAN HEADHUNTER AWARD』の最優秀賞を受賞 【口コミ】ASSIGN(アサイン)の評判 |
リクルートダイレクトスカウト | ★ 年収600万円以上の方におすすめ ・年収800~2000万円の求人が多数掲載 ・リクルートダイレクトスカウトを利用して転職した方の転職後平均年収は925万円以上と非常に高水準 【口コミ】リクルートダイレクトスカウトの評判 |
キャリアスタート (第二新卒・既卒におすすめ) | ★ 第二新卒や既卒の方におすすめ ・月収25万円以下から年収100万円以上アップの実績多数 ・学歴やスキルよりもポテンシャルを評価してくれる優良企業求人を紹介してくれる 【口コミ】キャリアスタートの評判 |
ハタラクティブ (第二新卒・既卒におすすめ) | ★ 第二新卒や既卒の方におすすめ ・フリーター・既卒・未経験向けに特化、高い内定率(80.4%)を誇る ・未経験者歓迎の大手企業の求人が揃っており、内定先の86.5%が大企業 【口コミ】ハタラクティブの評判 |
むかつく転職エージェントの特徴は?見捨てられる・説教してくる?
転職エージェントを活用するにあたってどのような転職エージェントが「むかつく」か、タレントスクエアでは実際に転職エージェントを活用した人100名にインタビューを実施しました。実施したインタビューによると、むかつく転職エージェントの特徴は下記の通りとなっています。
# | むかつく転職エージェントの特徴 | 人数 |
---|---|---|
1 | 希望条件とかけ離れた的外れな求人を紹介してくる | 21 |
2 | 上から目線だったり、説教が多かったりと対応・態度が悪い | 17 |
3 | 転職や内定受諾を急かしてくる | 14 |
4 | 電話やメールなどでの連絡がしつこい、仕事中に電話してくる | 12 |
5 | レスポンスが遅い | 11 |
6 | 求人を紹介してくれない、見捨てられる | 9 |
7 | 企業に関する質問をしても、答えてくれない | 7 |
その他 | 9 |
- 希望条件とかけ離れた的外れな求人を紹介してくる
- 上から目線だったり、説教が多かったりと対応・態度が悪い
- 転職や内定受諾を急かしてくる
- 電話やメールなどでの連絡がしつこい、仕事中に電話してくる
- レスポンスが遅い
- 求人を紹介してくれない、見捨てられる
- 企業に関する質問をしても、答えてくれない
下記の記事ではむかつく転職エージェントの詳細についてご説明しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
胡散臭い?転職エージェントに関するよくある疑問と裏事情
転職エージェントには下記の様な疑問と裏事情があると言われています。
- なぜ求職者は無料で使える?
- なぜ転職を急かすエージェントがいる?
- なぜ希望にそぐわない求人を紹介してくる?ブラック企業の求人もある?
- なぜキャリアアドバイザーによって質が異なる?
- 人によって応募できる求人とできない求人がある?
- そもそもサービスを受けられないこともある?
- 転職意向が少ないとみられるとサービスを受けられなくなる?
転職エージェントの裏事情は、成功報酬型のビジネスモデル・ノルマに起因する
転職エージェントの裏事情は、転職エージェントのビジネスモデルを理解しておくことによってより深まります。
転職エージェントは、求職者を企業に紹介し、求職者が企業に入社する際に人材紹介料(転職者の年収×30-35%程度)を獲得するというビジネスモデルとなっています。
従って、転職エージェントにとっての顧客は求職者ではなく、採用企業です。採用企業から報酬を受け取っているため求職者は無料でサービスを活用できる一方で、エージェントは採用企業も重視しなければならないという点が様々な裏事情を生む背景となっています。
また、転職エージェントは採用企業に紹介する回数が増えるほど収益が伸びるため、収益目標を達成するために、一人一人の転職エージェントにはノルマが課されていることもあります。このようなノルマの存在も様々な裏事情の原因の一つとなっています。
転職エージェントの裏事情は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
嘘つき?不信感がある?無責任?
信用できない転職エージェントの特徴
転職エージェントについてインターネットで検索すると、下記の様に「嘘つき」「不信感」「無責任」など、ネガティブなワードが多数並びます。
どのような転職エージェントが、このように「信用できない」と言われているのでしょうか。転職エージェントが信用できないと言われる理由には下記の様なものが挙げられます。本項目では1つ1つ解説していきます。
- 転職や内定の承諾を急かしてくる
- 希望と合わない求人を大量に紹介してくる
- レスポンスが遅く、無責任
- 転職や選考・業界に関する知識が浅い
- 人によって応募できる求人とできない求人がある
転職エージェントが信用できないと言われる理由・信用できない転職エージェントの特徴は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。