農林中央金庫の年収は平均900万円超！役職別給与・偏差値も解説

日本有数の民間金融機関である農林中央金庫。本記事では就職・転職人気の高い農林中央金庫の年収について徹底解説します。

なお、農林中央金庫への転職方法・転職難易度は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。

本記事のポイント

下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までお読みください。

農林中央金庫の年収は？

農林中央金庫はESGデータにて従業員の平均月収を公開しています。ESGデータによれば、農林中央金庫における平均月収は55万2,000円です。平均年齢は39歳となっています。

賞与を基本給の5か月分とした場合、農林中央金庫における平均年収は938万円（賞与抜き: 662万円）と推定されます。平均年齢は39歳です。

年度	平均月間給与 （公開情報）	平均年収 （賞与抜き）	平均年収 （賞与込）
2023年度	55.2万円	662万円	938万円
2022年度	54.1万円	649万円	920万円
2021年度	53.8万円	646万円	915万円
2020年度	52.1万円	625万円	886万円

農林中央金庫の役職別年収は？

農林中央金庫の役職別年収は下記の通りです。

役職	年次	年収
役職なし（1等級）	1-2年目	500万円
役職なし（2等級）	2-4年目	600万円
役職なし（3等級）	5-7年目	700-900万円
役職なし（4等級）	8-10年目	900-1,100万円
役職なし（5等級）	11-13年目	1,200-1,400万円
課長（6等級）	13-20年目	1,400-1,600万円
副部長（7等級）	20年目以上	1,800万円-
部長（8等級）	評価次第	2,000万円-

【中途採用】農林中央金庫の転職難易度は？

農林中央金庫は年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

実際に選考を受ける前に自分の転職可能性を知りたい方は、『転職可能性診断』という無料のツールをチェックしてみてください。

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農林中央金庫はどんな会社？

農林中央金庫は、JA（農協）、JF（漁協）、JForest（森組）などの農林水産業者の協同組織により設立された金融機関です。JA（農協）、JF（漁協）、JForest（森組）など、全国に存在する協同組織に集まってくるお金を円滑に運用することを目的としています。

預金業務や貸付業務、手形の決済業務など、いわゆる「金融業務」を主な役割としていますが、国内最大規模とも言われる潤沢な資金を独自で運用していることから、機関投資家としても有名です。

会社名	農林中央金庫
英語名	The Norinchukin Bank
資本金	4兆401億円
本社所在地	東京都千代田区大手町1-2-1

農林中央金庫の平均年収は938万円（平均年齢: 39歳）

農林中央金庫はESGデータにて従業員の平均月収を公開しています。ESGデータによれば、農林中央金庫における平均月収は55万2,000円です。平均年齢は39歳となっています。

賞与を基本給の5か月分とした場合、農林中央金庫における平均年収は938万円（賞与抜き: 662万円）と推定されます。平均年齢は39歳です。

年度	平均月間給与 （公開情報）	平均年収 （賞与抜き）	平均年収 （賞与込）
2023年度	55.2万円	662万円	938万円
2022年度	54.1万円	649万円	920万円
2021年度	53.8万円	646万円	915万円
2020年度	52.1万円	625万円	886万円

国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、農林中央金庫の平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。

また、マイナビAGENTが公表している業種別平均年収ランキングによると、銀行・労金・信金・信組の平均年収は448万円となっており、農林中央金庫の平均年収は銀行・労金・信金・信組全体の平均年収よりも高い水準になっています。

農林中央金庫の年収偏差値は？

農林中央金庫の平均手取りはいくら？

国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、農林中央金庫の平均と同じく39歳で年収938万円の場合、年間の手取り額は約684万円、ひと月あたりの手取り額は約57万円となります。

農林中央金庫の年収は低い？
その他金融機関と比べた年収ランキングから見る農林中央金庫の年収

農林中央金庫の年収をその他金融機関と比較すると、農林中央金庫の年収水準は非常に高い水準にあることが分かります。

農林中央金庫の転職難易度は？

農林中央金庫は年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

なお、農林中央金庫への転職方法・転職難易度は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。

農林中央金庫の総合職における役職別年収

農林中央金庫の年収は一般的な年収体系となっており、基本給と残業代、賞与で構成されます。賞与は年に2回の支給となっています。

農林中央金庫の年収＝ 基本給 + 残業代 + 賞与（年2回）

農林中央金庫の総合職は「役職なし（1-5等級）」「課長（6等級）」「副部長（7等級）」「部長（8等級）」という順番で昇進していきます。

農林中央金庫の役職別年収は下記の通りです。

役職	年次	年収
役職なし（1等級）	1-2年目	500万円
役職なし（2等級）	2-4年目	600万円
役職なし（3等級）	5-7年目	700-900万円
役職なし（4等級）	8-10年目	900-1,100万円
役職なし（5等級）	11-13年目	1,200-1,400万円
課長（6等級）	13-20年目	1,400-1,600万円
副部長（7等級）	20年目以上	1,800万円-
部長（8等級）	評価次第	2,000万円-

農林中央金庫において賞与は年に2回、基本給の5-6か月分支給されます。評価制度は期初に立てた目標の達成度合いによって決定されますが、基本的には年功序列の色が濃くなっている模様です。また、転勤の有無によって年収水準も変わってきます。

中途で農林中央金庫に転職した場合の年収は？

中途で農林中央金庫に転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

農林中央金庫における年齢別年収推移

新卒で農林中央金庫に入社して、その後も順調に昇進した場合の年齢別年収（ボーナス・残業代を含む）の推移は以下の通りです。

なお、昇進スピードや残業時間・評価によって合計年収は変わる可能性があるため、参考までにご覧ください。

年齢	年収
25歳	500-550万円
30歳	750-800万円
35歳	1,000-1,100万円
40歳	1,200万円以上
45歳	1,300万円以上（評価次第）
50歳	1,400万円以上（評価次第）

農林中央金庫の新卒の年収・初任給は？（高卒・大卒・院卒別）

農林中央金庫の初任給は下記の通りです。

上記に対して残業代・賞与が別途支給されます。

農林中央金庫の福利厚生 社宅にも住める？

農林中央金庫の福利厚生は公式によれば下記の通りです。また、下記に加えて社宅・独身寮に格安で居住（都内の一等地に数千円で居住可能）できるため、住宅費用を節約することができます。

社会保険	健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険など各種保険完備
諸手当	通勤手当、残業手当 住宅貸与制度有り（総合職のみ）、住宅手当（賃貸の場合） 昼食手当（食堂のない部署・支店に配属した場合）
休暇制度	有給休暇：20日（初年度は入庫時期により付与日数が異なる） 特別休暇（結婚・出産前後・育児・介護・看護・慶弔・ボランティア）
育児支援	短期（有給）育児休業 育児短時間勤務（小1年度末まで） 時間外勤務・深夜業の制限（小1年度末まで） 育児補助制度（ベビーシッター・託児施設割引）
助成・奨励	通信講座の受講料助成（半額～全額） 外部資格取得奨励制度 TOEIC・TOEFL受検制度（全額） 語学通信研修の受講料助成（全額） 外国語会話学校通学助成制度（入学金・受講料の半額）

農林中央金庫は激務でやばい？それともホワイト企業？

農林中央金庫の公式によれば、ひと月あたりの平均残業時間は11.0時間となっており、残業時間は非常に短い水準であることが分かります。また、自己都合離職率も下記の通り低い水準にあることが分かります。

年度	自己都合離職率
2019	1%
2020	1%
2021	2%

エリート？農林中央金庫の採用大学を紹介 就職難易度は高い

マイナビによれば農林中央金庫の採用大学は下記の通りです。様々な大学から採用を行っていることがわかります。