LINEの年収について、社員へのインタビューをもとに徹底的に解説します。グレード別年収テーブルや年収が低いと言われる実態、ボーナス・評価制度の仕組みまで網羅的に解説しています。
なお、LINEへの転職方法・転職難易度は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
本記事のポイント
- LINEの年収は?
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LINEは2020年12月まで上場していたため、当時の有価証券報告書の中で社員の平均年収を開示していました。
2019年12月期の有価証券報告書によると、LINEの平均年収は770万円(平均年齢34.5歳)となっています。
年度 平均年収 平均年齢 2019年12月期 770万円 34.5歳 2018年12月期 716万円 34.4歳 2017年12月期 715万円 34.3歳 2016年12月期 743万円 34.2歳 LINEの平均年収と平均年齢の推移(出典:同社IR) - LINEのグレード別年収テーブルは?
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LINEにおけるグレード別年収のイメージは下記の通りです。
グレード 年収 I1 400~600万円 I2 600~800万円 I3 800~1,000万円 I4
(マネージャークラス)1,000万円~ I5
(部長クラス)1,500万円~ I6
(室長クラス)2,000万円~ LINEのグレード別年収推移 - 【中途採用】LINEの転職難易度は?
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LINEは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。
一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。
実際に選考を受ける前に自分の転職可能性を知りたい方は、『転職可能性診断』という無料のツールをチェックしてみてください。
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LINEってどんな会社?
LINEは、コミュニケーションアプリ「LINE (ライン) 」を開発する日本のアプリケーション企業です。
コミュニケーションアプリ「LINE」を機軸として、コミュニケーション・コンテンツ・エンターテイメントなどモバイルに特化した各種サービスの開発・運営・広告事業に加え、Fintech事業、AI事業を展開しています。
LINEの平均年収は770万円(平均年齢34.5歳)
LINEは2020年12月まで上場していたため、当時の有価証券報告書の中で社員の平均年収を開示していました。(LINEはヤフー(現Zホールディングス)との経営統合により2020年12月29日に上場廃止となりました。)
2019年12月期の有価証券報告書によると、LINEの平均年収は770万円(平均年齢34.5歳)となっています。また、過去4年分の平均年収と平均年齢の推移は以下の表の通りです。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2019年12月期 | 770万円 | 34.5歳 |
2018年12月期 | 716万円 | 34.4歳 |
2017年12月期 | 715万円 | 34.3歳 |
2016年12月期 | 743万円 | 34.2歳 |
国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、LINEの平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。
また、マイナビAGENTが公表している業種別平均年収ランキングによると、インターネット関連企業の平均年収は453万円となっており、LINEの平均年収はインターネット関連全体の平均年収よりも高い水準になっています。
LINEの年収偏差値は?
年収偏差値について詳しく知りたい方は以下の年収偏差値計算ツールをご利用ください。年齢と年収を入力すると年収偏差値を試算することができます。
▼ 条件を指定して年収偏差値を計算できます年収偏差値計算ツール | |
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偏差値
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男性の中での偏差値
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女性の中での偏差値
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大卒の中での偏差値
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大企業の中での偏差値
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厚生労働省『賃金構造基本統計調査』の最新情報をもとに試算
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LINEの平均手取りはいくら?
国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、LINEの平均と同じく35歳で年収770万円の場合、年間の手取り額は約571万円、ひと月あたりの手取り額は約48万円となります。
項目 | 年収 | 月収 |
---|---|---|
額面収入 | ||
所得税 | ||
住民税 | ||
健康保険 | ||
厚生年金 | ||
雇用保険 | ||
介護保険 | ||
手取り |
ヤフーの平均年収は?LINEの年収よりも低い?
LINEが経営統合したヤフーですが、経営統合される前の2019年3月期まで有価証券報告書を公開していました。
2019年3月期の有価証券報告書によると、ヤフーの平均年収は765万円(平均年齢35.6歳)となっており、LINEと同水準の平均年収であることが分かります。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2019年3月期 | 765万円 | 35.6歳 |
2018年3月期 | 767万円 | 35.9歳 |
2017年3月期 | 682万円 | 35.8歳 |
2016年3月期 | 714万円 | 35.5歳 |
2015年3月期 | 652万円 | 35.0歳 |
ヤフーの年収について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
LINEの転職難易度は?
LINEは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。
一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。
実際に選考を受ける前に自分の転職可能性を知りたい方は、『転職可能性診断』という無料のツールをチェックしてみてください。
簡単な経歴を登録するだけで、以下のような人気企業100社への転職可能性を数字で算出してレポートとして受け取ることができます(出典:転職可能性公式ページ)
なお、LINEへの転職方法・転職難易度は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
LINEのグレード別年収を解説
LINEの年収は、基本給とインセンティブによって構成されます。基本的に裁量労働制となっているため、残業代は基本的に含まれているという形式となっています。インセンティブはすべての社員に支給されるわけではなく、一定の成果を残した社員に支給されます。
LINEの年収= 基本給 + インセンティブ(年2回)
LINEではグレード制が採用されています。新卒はI1から始まり、I2、I3、I4、I5、I6、I7と昇進していきます。
I4以降はマネージャー職というイメージで、昇進人数も限られてきます。特にI5以上に昇進できる人は非常に限定的となります。このグレードに加えて、M(管理職)というクラスも付与され、Mが付くと年収は1.2倍程度となります。
実力主義的な風土があり、また中途も多いことから昇進速度は人によって大きく変わってきます。
LINEにおけるグレード別年収のイメージは下記の通りです。
グレード | 年収 |
---|---|
I1 | 400~600万円 |
I2 | 600~800万円 |
I3 | 800~1,000万円 |
I4 (マネージャークラス) | 1,000万円~ |
I5 (部長クラス) | 1,500万円~ |
I6 (室長クラス) | 2,000万円~ |
LINEヤフーの社員口コミ
技術系職種(IT・通信・Web・ゲーム)
29歳 男性 中途入社
LINEのボーナス・賞与と評価制度
LINEでは基本給のほかにインセンティブという名前の賞与が支給されます。ただし、通常の会社のボーナスと異なり、インセンティブは全員に支給されるわけではなく、一定以上の評価を得た社員のみに支給されます。
具体的には、半期に1回の評価があり、S~Dの評価の中でB+以上の評価を取った社員がインセンティブの支給の対象になります。予算を100%達成するとB評価となるため、インセンティブをもらうためにはそれ以上の成果を出す必要があります。
LINEヤフーの社員口コミ
企画・マーケティング系職種
32歳 男性 新卒入社
LINEでは給料が上がらない?
LINEは年功序列ではなく実力主義の会社です。入社後数年間は概ね横並びで昇給・昇進しますが、そのあとは個人の能力や成果に応じて役職や年収に差が付きます。
従い、評価があまりに低い場合は、勤続年数を重ねても年収があがらないという状況に陥る可能性があります。
LINEの年収格差とは?
LINEは、東洋経済が2017年11月に発表した年収格差ランキングで1位になったことで話題になりました。
年収格差とは、取締役が得ている役員報酬の平均額と従業員の平均年収の格差(倍率)を掲載したものです。
社名 | 年収格差 | 役員平均年収 | 従業員平均年収 |
---|---|---|---|
LINE | 165.1倍 | 12億2,680万円 | 743万円 |
ネクソン | 57.7倍 | 3億3,833万円 | 586万円 |
ファーストリテイリング | 31.4倍 | 2億4,000万円 | 764万円 |
日産自動車 | 29.8倍 | 2億4,0350万円 | 816万円 |
武田薬品工業 | 29.2倍 | 2億9,633万円 | 1,015万円 |
SANKYO | 28.7倍 | 1億9,766万円 | 690万円 |
アートネイチャー | 26.6倍 | 1億862万円 | 409万円 |
ユニバーサルエンターテインメント | 25.5倍 | 1億8,640万円 | 730万円 |
東京エレクトロン | 24.8倍 | 2億3,509万円 | 949万円 |
すらいからーく | 24.0倍 | 1億6,900万円 | 703万円 |
LINEは日系の伝統的な企業とは異なる給料体系となっており、役員の年収が高くなっています。
LINEで年収1000万円は到達可能?
LINEではI4になると年収1000万円以上が期待できます。
ただし、LINEは年功序列ではなく実力主義の会社なので、一定以上の評価を得ることが出来なければI4に昇進することが出来ず、年収1000万円を達成することも難しいと言えます。
中途でLINEに転職した場合の年収は?
中途でLINEに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。
実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。
中途で入社した場合の具体的な年収を知るためには、転職サイトに掲載されている実際の求人を見ることが最も確実です。口コミサイトやSNSよりも最新かつ正確な情報を知ることができます。
特に人気なのはCMでも有名な転職サイト『ビズリーチ』です。一般的な転職サイトではめったに見つからないような人気企業の高年収求人や好条件の非公開求人が多数掲載されています。
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LINEにおける年齢別年収推移
新卒でLINEに入社して、その後も順調に昇進した場合の年齢別年収(ボーナス・残業代を含む)の推移は以下の通りです。
なお、昇進スピードや残業時間・評価によって合計年収は変わる可能性があるため、参考までにご覧ください。特に楽天は評価などによって大きく年収が変わるため、同年齢であっても年収に幅が生まれます。
年齢 | 年収 |
---|---|
25歳 | 450-500万円 |
30歳 | 700-800万円 |
35歳 | 950-1,000万円 |
40歳 | 1,100-1,200万円 |
45歳 | 1,300万円以上(評価次第) |
50歳 | 1,400万円以上(評価次第) |
LINEの初任給・新卒の年収(技術職・デザイン職・セールス職・企画職)
LINEの公式ページによると、初任給は募集職種ごとに異なります。
LINEでは「技術職」「デザイン職」「セールス職」「企画職」という4つの職種で新卒採用を行っており、それぞれの職種の初任給は年俸ベースで以下の通りです。
職種 | 初任給(年俸) |
---|---|
技術職 | 5,280,000円~ |
デザイン職 | 4,080,000円 |
セールス職 | 4,080,000円 |
企画職 | 4,080,000円 |
LINEのエンジニアにおける新卒の年収は?
LINEの初任給はエンジニア職(技術職)と非エンジニア職によって仕組みが異なります。
非エンジニア職として新卒で入社した場合、全員が同じ額の年俸からスタートします。一方、エンジニア職の場合、新卒1年目だとしても個人のスキルに応じて年俸が決まります。
【厳選】LINEへの転職におすすめの転職エージェント
LINEへの転職に興味がある方のために、おすすめの転職エージェントを厳選して紹介します。
LINEへの転職におすすめの転職サイト
タレントスクエア | 20代・30代に特化したハイクラス転職サイト
【公式HP】https://talentsquare.co.jp
『タレントスクエア』は、キャリアアップを目指す20代・30代の方に特化したハイクラス転職サイトです。
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- 20代・30代のうちから高年収を目指したい方
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LINEへの転職におすすめの転職エージェント
リクルートエージェント | 転職支援実績No.1の王道転職サービス
【公式HP】https://r-agent.com
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サービス名 | リクルートエージェント |
公式ページ | https://r-agent.com |
サービス分類 |
・転職エージェント
・総合型 【参考】リクルートエージェントの評判・口コミ |
対応地域 | 日本全国対応可能 |
運営会社 | 株式会社リクルート 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号: 13-ユ-313011 |
LINEへの転職におすすめの転職エージェント
MyVision(マイビジョン) | 未経験から人気企業に転職できる
【公式HP】https://myvision.co.jp
『MyVision(マイビジョン)』は、コンサル・IT・金融・総合商社などの人気業界への転職に圧倒的な強みを持つ大手の転職エージェントです。
人気企業各社の採用要件や選考フローに関する非公開情報を持っていることに加えて、経験豊富なアドバイザーが一人ひとりに時間をかけてサポートすることで、未経験から人気企業への転職を可能にしています。
既に転職活動中の方はもちろん、将来的な転職に備えて情報収集したい方のためのオンライン無料相談窓口も用意されているので、気になる方はチェックしてみてください。
サービス名 | MyVision(マイビジョン) |
公式ページ | https://myvision.co.jp |
サービス分類 | ・転職エージェント ・総合型 |
特徴 | 未経験から人気企業への転職に特化した転職エージェント |
運営会社 |
株式会社MyVision
厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-314719 |
LINEへの転職におすすめの転職サイト
ビズリーチ | 即戦力人材のための転職サイト
【公式HP】https://bizreach.jp
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サービス名 | ビズリーチ |
公式ページ | https://bizreach.jp |
サービス分類 | ・転職サイト ・スカウトサービス |
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運営会社 | 株式会社ビズリーチ 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号: 13-ユ-302647 |
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サービス名 | ASSIGN(アサイン) |
公式ページ | https://assign-inc.com |
サービス分類 | ・転職エージェント ・特化型 |
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LINEへの転職におすすめの転職エージェント
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■ 日系大手・ホワイト高年収企業
キーエンス / SONY / NTTデータ / 野村総合研究所 / アビームコンサルティング / サイバーエージェント / エムスリー / 野村證券
■ 外資系・グローバル企業
アクセンチュア / PwC / アマゾンジャパン / デロイトトーマツコンサルティング / SAMSUNG / ボッシュ
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公式ページ | https://mynavi-agent.jp |
サービス分類 |
・転職エージェント
・総合型 【参考】マイナビエージェントの評判・口コミ |
対応地域 | 日本全国対応可能 |
運営会社 | 株式会社マイナビ 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号: 13-ユ-080554 |
【参考】その他のおすすめ転職エージェント
LINEは激務?それともホワイト企業?労働時間を紹介
LINEは、開示によれば年間所定外労働時間(一人当たり平均)は127時間(月間換算: 10.5時間)程度となっており、残業時間は非常に短い水準であることが分かります。