グーグル(Google)の年収について、平均年収・ボーナス・役職別の給料テーブル・新卒1年目の初任給などの最新情報を解説します。
なお、Googleへの転職方法・転職難易度については下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

本記事のポイント
グーグルは年収体系に特徴があり、等級ごとにおおよそのレンジが決まっています。一般的なボーナスはなく、株式によるアップサイドがグーグルの年収における魅力となっています。
下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までお読みください。
- グーグルの年収は?
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月間100万人以上が利用するハイクラス転職サイト『タレントスクエア』の登録者データ(2025年7月時点)によれば、グーグルの平均年収は約1,500万円(平均年齢: 約35歳)です。
- グーグルの年収体系は?
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グーグルは年俸制となっており、年俸を12分割した金額が毎月振り込まれます。基本給・ボーナスは営業職か否かによって体系が異なります。
基本給とボーナスの他に、RSU(グーグルの株式)も支払われます。支給後、一定期間が経過すれば付与された株式も売却できるようになり、売却することで年収をより上げることができるという体形になっています。
年収体形: 基本給(年俸制)+ ボーナス(年俸の15%程度)+ RSU(グーグル株式/一定期間経過後売却可能)
- グーグルの役職別年収は?
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グーグルでは、役割や職種に対応したジョブレベルというものが全世界共通で設定されています。グーグルにおいても例外なく適用されており、日本の社員もこのジョブレベル制度に従って年収が決定することになります。
役職 年収 L2 600-800万円 L3 800-1,100万円 L4 1,100-1,500万円 L5 1,400-1,800万円 L6(以降管理職) 2,000-2,500万円 L7 2,500万円-(評価によって大きく異なる) L8(部長クラス) 4,000万円- (評価によって大きく異なる) グーグルの役職別年収推移
グーグルとはどんな会社?
グーグルはアメリカのシリコンバレーに拠点を置く外資系ソフトウェア企業です。著名な検索エンジンの他、YouTubeなどの事業を展開しています。渋谷区渋谷の渋谷ストリームに日本オフィスを構えており、日本においては1,000人超の従業員が勤務しています。
日本における会社名はグーグル合同会社という名称であり、日本社長は元P&G社長の奥山真司氏が務めています。
会社名 | グーグル合同会社 |
英語名 | Google Japan G.K |
本社所在地 | 東京都渋谷区渋谷3丁目21番3号渋谷ストリーム |
日本のグーグルにおける各部門
グーグルは、米国で開発したプロダクトを世界の各地域で展開するというスキームでプロダクトを広く販売していますが、日本におけるプロダクトの流通を担うのがグーグル合同会社の役割です。
その役割を担う上で、グーグルには下記のような部門があります。各部門において、ビジネスサイド(営業や内勤が主)とエンジニアサイドが双方所属しています。
- 営業
- マーケティング
- YouTube
- gTech(セールスサポートやトラブルシューティング等)
- 戦略/企画
グーグルの平均年収は1,500万円(平均年齢: 約35歳)
月間100万人以上が利用するハイクラス転職サイト『タレントスクエア』の登録者データ(2025年7月時点)によれば、グーグルの平均年収は約1,500万円(平均年齢: 約35歳)です。平均年収は非常に高い水準であることが分かります。
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グーグルの年収偏差値は?
年収偏差値について詳しく知りたい方は以下の年収偏差値計算ツールをご利用ください。年齢と年収を入力すると年収偏差値を試算することができます。
▼ 条件を指定して年収偏差値を計算できます年収偏差値計算ツール | |
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年収偏差値
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男性の中での偏差値
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女性の中での偏差値
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大卒の中での偏差値
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大企業の中での偏差値
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厚生労働省『賃金構造基本統計調査』の最新情報をもとに試算
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グーグルの平均手取りはいくら?
国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、グーグルの平均と同じく35歳で年収1,500万円の場合、年間の手取り額は約1,027万円、ひと月あたりの手取り額は約86万円となります。
項目 | 年収 | 月収 |
---|---|---|
額面収入 | ||
所得税 | ||
住民税 | ||
健康保険 | ||
厚生年金 | ||
雇用保険 | ||
介護保険 | ||
手取り |
グーグルの年収は高い?
同業との年収ランキングから見るグーグルの年収
タレントスクエア独自の調査を基に、グーグルの競合である外資系IT企業間の年収を比較したのが下記のテーブルです。グーグルの平均年収は外資系IT企業と比べても高い水準であることが分かります。
グーグルの転職難易度は?
グーグルは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。
一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。
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なお、Googleへの転職方法・転職難易度については下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

グーグルの営業職の平均年収は?職種ごとの平均年収
グーグルの職種は大きく分けて営業(ビジネスサイド)とエンジニア・SEとなっています。タレントスクエア独自の調査に基づくと、職種別の平均年収は下記の通りとなっています。
職種 | 平均年収 |
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営業 | 1,450万円 |
エンジニア・SE | 1,925万円 |
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アメリカのAlphabet (グーグルの親会社)の平均年収は4,000万円弱
米国ではグーグルの親会社であるAlphabetがProxy Statement(株主総会招集通知)と呼ばれる開示書類でAlphabetの従業員における年収の中央値を開示しています。
Proxy Statementによれば、Alphabet従業員の平均年収は$295,884(3,846万円 – 1ドル=130円換算)となっています。もちろん、これはグーグルの親会社であるAlphabetの年収であり、グーグルジャパンの平均年収とは大きく乖離しているため、あくまで参考程度の数字です。
グーグルはジョブレベルによって年収が決定
グーグルでは、役割や職種に対応したジョブレベルというものが全世界共通で設定されています。日本のグーグルにおいても例外なく適用されており、日本の社員もこのジョブレベル制度に従って年収が決定することになります。
正社員の等級はL2からL10となっており、マネージャー(管理職)はL6以降で、L5になるとマネージャー職に応募が可能となっています。L8が部長クラスとなりますが、L8の年収は評価によって大きく変わるため、一概には言うことができません。
また、L9以降の役職は日本法人所属では到達できません。
役職 | 年収 |
---|---|
L2 | 600-800万円 |
L3 | 800-1,100万円 |
L4 | 1,100-1,500万円 |
L5 | 1,400-1,800万円 |
L6(以降管理職) | 2,000-2,500万円 |
L7 | 2,500万円-(評価によって大きく異なる) |
L8(部長クラス) | 4,000万円- (評価によって大きく異なる) |
ジョブレベルが1つ上がると、基本給は20%程度向上するという設計になっており、賞与もジョブレベルの向上に従って貰える額が大きくなります。
グーグルの年収体形を解説
グーグルは年俸制となっており、年俸を12分割した金額が毎月振り込まれます。基本給・ボーナスは営業職か否かによって体系が異なります。
基本給とボーナスの他に、RSU(グーグルの株式)も支払われます。支給後、一定期間が経過すれば付与された株式も売却できるようになり、売却することで年収をより上げることができるという体形になっています。
年収体形: 基本給(年俸制)+ ボーナス(年俸の15%程度)+ RSU(グーグル株式/一定期間経過後売却可能)
基本給・ボーナスは職種によって体系が異なる
グーグルで支給されるボーナスは、職種によって大きく異なってきます。
下記が具体的な比較表です。営業はボーナスの割合が高く、賞与は四半期に一回の支給となっており、販売成績が給料に反映されやすい設定となっていますが、それ以外の業種(エンジニアやコーポレート)は基本給の割合が高く、安定性の高い給料体系になっているという特徴があります。
給料体系 | 基本給 | 賞与 | 株式報酬 |
---|---|---|---|
セールスプラン | 相対的に低い | 四半期ごとに支給 ボラティリティ高い | 割合低い |
カンパニープラン | 相対的に高い | 年に1回支給 ボラティリティ低い | 割合高い |
残業代は基本給に含まれるうえ、そもそも残業が少ない
グーグルではみなし残業制を採用しており、残業代が基本給に既に含まれているという特徴があります。
みなし残業時間を超過した分に関しては当然残業代が支払われる模様ですが、そもそもグーグルでは労働時間が長くないため、見込み残業時間を超えて残業することはほとんど起きない模様です。
RSUは4年かけて付与される。また、年次が上がるにつれて年収に占める割合は増加する
グーグルでは現金での支給の他、RSUという形でグーグルの自社株式が支給されます。この自社株式は市場で売却することで現金化でき、グーグルの株価が上がったタイミングで株式を売却すれば給料のアップサイドを取れるようになるという仕組みとなっています。
このRSUは支給株式数決定後から4年をかけて支給されるもので、一気に支給されるものではないという点に留意が必要です。
退職してしまうと株式を受け取る権利がなくなってしまうので、支給株式を全て売却するためには4年間会社に在籍する必要があります。
一方で、この株式は毎年付与されるため、どのタイミングで退職したとしても一定数の株式数を受け取ることはできないというデメリットもあります。
給料に占める株式の割合は、年次が上がるにつれて増える傾向にあります。新卒の場合、株式の割合は年収の20%程度となっていますがL4-5クラスになると株式の割合が年収の40%程度を占めてきます。
Google社員は年収1億円に到達できる?
日本支社のGoogle社員であっても、年収1億円に到達可能です。ただし、役員クラスにまで昇進する必要があります。
Googleにおける年齢別年収は?
Googleは実力主義が色濃く年功序列ではないため、年齢別に年収は定義されません。個々人のスキルや評価によって年収水準は大きく異なります。
中途でグーグルに転職した場合の年収は?
中途でグーグルに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。
実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。
中途で入社した場合の具体的な年収を知るためには、転職サイトに掲載されている実際の求人を見ることが最も確実です。口コミサイトやSNSよりも最新かつ正確な情報を知ることができます。
特に人気なのはCMでも有名な転職サイト『ビズリーチ』です。一般的な転職サイトではめったに見つからないような人気企業の高年収求人や好条件の非公開求人が多数掲載されています。
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新卒の年収は?アメリカでのグーグルの初任給も紹介
日本における新卒の初任給は公開されていません。特に、近年グーグルは中途採用に尽力し、新卒採用にあまり力を入れていないこともあり、新卒の求人自体が少ない傾向にあります。
しかしながら、グーグルのジョブレベル別年収を参考にすると、新卒の年収は約600万円程度と推測されます。
一方でアメリカの職業情報サイトである「Glassdoor」によれば、グーグルにおける新卒の年収は$126,988とされています。1ドル130円換算とすると、1,650万円程度であり、日本における初任給と比べて大幅な乖離があることが分かります。
グーグルの評価制度
グーグルでは、ジョブレベルが1つ上がると、基本給は20%程度向上するという設計になっており、賞与もジョブレベルの向上に従って貰える額が大きくなります。
このジョブレベルはグーグルにおける評価をベースに上昇しますが、評価の決まり方について解説します。
グーグルでは年に2回評価期間があります。その期間に、自分の成果に対する自己評価・同僚による360度評価(ピアレビュー)を経て、上司(マネージャー陣)がその評価をもとに評価会議で同僚と比べて自分の評価が付くというプロセスとなっています。
自分のことを評価する上司も360度評価等で評価されているので、1人の上司からだけの評価が良くても昇進できないという側面があるというのが実情です。
グーグルでは人事評価の公正化に多大なコストをかけており、実態として「グーグルの人事評価は納得感がある」、「文句を言っている人は客観的に見ても評価が悪い」という口コミが散見されるほどです。
尚、毎年昇進することができなくても、評価が良ければ昇給することができるので、毎年給料水準は上がっていく模様です。
グーグルの福利厚生
グーグルは福利厚生が非常に充実していることでも有名です。特に下記の様な福利厚生が挙げられます。
もちろん、産休や介護休暇といった休暇は他社にもありますが、グーグルの場合は社風としても休暇が取りやすい文化となっており、積極的に休暇が活用されています。
タレントスクエア独自の調査に基づくと、グーグルにおける有給休暇取得率はほぼ100%と非常に高い水準となっており、休暇を積極的にとれる文化であることが分かります。また、リモートワークやワーケーションといった制度にも寛容で、リモートワーク前提で地方移住しているという方も多数いる模様です。
- 産前・産後休暇と育児休暇
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