転職活動を支援してくれる転職エージェントですが、転職エージェントの裏事情が気になるという意見もあります。
本記事では転職エージェントの裏事情や裏事情に左右されずに転職エージェントを活用する方法、良い転職エージェントを見極める方法・良くない転職エージェントを見極める方法について解説します。
また、転職エージェントの選び方に困っている方は、編集部が50社以上の転職エージェントを実際に使ってみたうえで忖度無しに作成した『本当におすすめできる転職エージェントランキング』をご覧ください。
転職エージェントの裏事情は、成功報酬型のビジネスモデル・ノルマに起因する
転職エージェントの裏事情についてご説明する前に、転職エージェントのビジネスモデルについてご説明します。転職エージェントのビジネスモデルを理解しておくことによって、転職エージェントの裏事情に関する理解が深まります。
転職エージェントは、求職者を企業に紹介し、求職者が企業に入社する際に人材紹介料(転職者の年収×30-35%程度)を獲得するというビジネスモデルとなっています。
従って、転職エージェントにとっての顧客は求職者ではなく、採用企業です。採用企業から報酬を受け取っているため求職者は無料でサービスを活用できる一方で、エージェントは採用企業も重視しなければならないという点が様々な裏事情を生む背景となっています。
また、転職エージェントは採用企業に紹介する回数が増えるほど収益が伸びるため、収益目標を達成するために、一人一人の転職エージェントにはノルマが課されていることもあります。このようなノルマの存在も様々な裏事情の原因の一つとなっています。
【転職エージェントは胡散臭い?本音が分からない?】
転職エージェントに関するよくある疑問と裏事情
転職エージェントのビジネスモデルについて解説したところで、転職エージェントに関する疑問と裏事情について解説していきます。転職エージェントに関するよくある疑問は下記の通りです。
- なぜ求職者は無料で使える?
- なぜ転職を急かすエージェントがいる?
- なぜ希望にそぐわない求人を紹介してくる?ブラック企業の求人もある?
- なぜキャリアアドバイザーによって質が異なる?
- 人によって応募できる求人とできない求人がある?
- そもそもサービスを受けられないこともある?
- 転職意向が少ないとみられるとサービスを受けられなくなる?
転職エージェントに関するよくある疑問と裏事情①:
なぜ求職者は無料で使える?
転職エージェントに関するよくある疑問として、なぜ求職者は無料でサービスを活用することができるのか?という疑問が挙げられます。答えは、転職エージェントが企業から報酬をもらっているためです。
先ほどご説明した通り、転職エージェントは紹介した求職者が企業に入社した際に、年収の30-35%程度の紹介料を報酬としてもらいます。
従って転職エージェントは求職者が転職に成功するように様々なサービス(選考対策や業界知識の共有、日程調整など様々)を提供し、できるかぎり求職者の転職成功率を上げようとしています。
転職エージェントが無料で活用できてしまうので、怪しいと感じる人もいるかもしれませんが、そのように感じる必要はありません。むしろ積極的に活用するようにしましょう。
転職エージェントを活用する際の費用については下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
転職エージェントに関するよくある疑問と裏事情②:
なぜ転職を急かすエージェントがいる?
「なぜ転職を急かすエージェントがいる?」という疑問の答えも、転職エージェントが企業から報酬をもらっているためということに答えのヒントがあります。
転職エージェントは求職者の入社時に報酬をもらうビジネスモデルですが、逆に言えば下記の様な状況では報酬をもらうことができません。
- 求職者が結局転職を取りやめる(内定辞退・選考辞退)
- 他の転職エージェントを活用して転職する
転職エージェントによっては、一人一人のキャリアアドバイザーに目標・ノルマが課せられている場合も少なくありません。こうした転職エージェントは転職者を無理に転職させようとして、転職を急かそうとする傾向にあります。
転職エージェントに関するよくある疑問と裏事情③:
なぜ希望にそぐわない求人を紹介してくる?ブラック企業の求人もある?
転職エージェントを利用していると、希望にそぐわない求人を紹介してくることがあります。これもキャリアアドバイザーがなるべく求職者を転職させたいという裏事情によります。
求職者が転職する確率が少しでも上がるように、大量の求人を紹介してくる場合があります。自分の希望に合わないだけではなく、中にはブラック企業と言われる企業の求人が混ざっている場合もあります。
また、そもそも希望条件の理解が深くないため、意図せず的外れな求人を紹介してしまう場合もあります。
- ノルマのために強引に転職させようとする
- そもそも求職者に関する理解が足りていない
- 希望を満たす求人を持っていない
こうしたことを避けるために、希望と合わない求人を紹介された場合は「なぜそのような求人を紹介してきたのか」、理由を明確にするようにしましょう。
また、改めて自分の希望条件を伝えて、それでも改善が見られない場合は担当のキャリアアドバイザーを変更することも検討しましょう。
転職エージェントに関するよくある疑問と裏事情④:
なぜキャリアアドバイザーによって質が異なる?
キャリアアドバイザーによって質が異なるというのも事実です。一口にキャリアアドバイザーといっても新卒からベテランまで様々な経験・実績を持つ人がいます。
もちろん、「新卒だからダメ、ベテランはサービスが良い」というわけではなく、特に人柄などは年次に関係ないため、若くても良いキャリアアドバイザーも多数います。
キャリアアドバイザーと相性が合うか否かは話してみないとわからないので、一度初回面談で話してみて合わなければ担当のキャリアアドバイザーの変更を申し出ることをおすすめします。
転職エージェントに関するよくある疑問と裏事情⑤:
人によって応募できる求人とできない求人がある?
転職エージェントが保有する案件の中には、人によって応募できる求人とできない求人があるというのも事実です。
転職エージェントが持っている案件は、すべての人材を対象にするような案件から、特定の業種で○○年経験した人だけを求めるような求人もあります。
後者のような案件に、条件に合致しない候補者を紹介してしまうと、内定の確率はほとんどないうえに採用企業との関係性を悪化させてしまうため、そもそも紹介しないという選択肢が採られることがあります。
このような求人に関しては、自身の経歴が合わないとしてスキルアップを目指す方が良いでしょう。
転職エージェントに関するよくある疑問と裏事情⑥:
そもそもサービスを受けられないこともある?
転職エージェントを活用していると、「現時点ではご紹介できる求人はございません。ご期待に添えず申し訳ございません。
ご紹介できる求人があり次第ご連絡します。」という趣旨の連絡が来て、求人の紹介を断られてしまうことがあります。
先ほどご説明した通り転職エージェントは転職者が転職した場合に報酬を得るビジネスモデルなため、転職の確度が高い人から優先されるという傾向にあります。
- 職歴が転職エージェントの基準に達していない
- 転職意欲がないと思われている
- 年齢が高い
- 転職回数が多い・一社ごとの在籍年数が短い
- 職務経歴書に記載されている情報が不足している
- 地方での転職活動を検討している
- 経歴が特殊
- 過去に転職エージェントでトラブルを起こしている・経歴に詐称の可能性がある
上記のような特徴に当てはまっていて、転職エージェントからお断りされてしまった場合は、別の転職エージェントを活用する方がベターです。
転職エージェントに関するよくある疑問と裏事情⑦:
転職意向が少ないとみられるとサービスを受けられなくなる?
転職意向が少ないとみられるとサービスを受けられなくなるというのも、キャリアアドバイザーがなるべく求職者を転職させたいという裏事情によります。
転職エージェントは候補者が転職することで手数料を得るビジネスモデルのため、転職しそうな人から転職支援をするというインセンティブが働きます。
したがって、転職意向が低いと判断されてしまうとサポートの優先順位が下がってしまいます。担当のキャリアアドバイザーもキャパシティがあるため、すべての求職者に平等にサービスを提供することはできないためです。
転職を現実的に考えている場合は転職エージェントを活用することで問題なくサービスを受けることができるため、迷っている場合は相談するということでも構いません。
全く転職を考えていない場合は、求人を自由に見ることができる転職サイトなどの活用をおすすめします。
転職エージェントを活用したほうが良い理由・メリット
転職活動においては転職エージェントを活用することを強くおすすめします。転職エージェントを活用した場合のメリットには下記の様なものがあります。
- 日程調整などの煩雑な手続きを行ってくれる
- 書類の添削や面接対策を行ってくれる
- 非公開求人を教えてくれる
- 企業の内情を教えてくれる
- 選考におけるフィードバックをもらえる
- 内定時の条件交渉を行ってくれる
転職エージェントを活用した場合のメリット①
日程調整などの煩雑な手続きを行ってくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとしてまず挙げられるのが、企業との選考における日程調整などの煩雑な手続きを行ってくれるという点です。
中途選考にあたっては、働きながら選考を受けるだけでなく、複数の企業と同時並行で面接を受けることもあり、日程調整は非常に煩雑です。転職エージェントは日程調整を企業との間に入って代行してくれるので、候補者の負担が小さくなるという点がメリットです。
転職エージェントを活用した場合のメリット②
書類の添削や面接対策を行ってくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして次に挙げられるのが、書類の添削や面接対策を行ってくれるという点です。
選考においては職務経歴書や履歴書といった書類の提出が必要になりますが、特に今までこのような書類を作成したことがない場合は、独学で作成するのも大きな負担となるうえ、添削がなければなかかな良い書類ができないというのも事実です。転職エージェントは選考のノウハウを生かして、職務経歴書や履歴書を添削してくれるため、特に転職未経験の場合は転職エージェントに書類を見てもらうことをおすすめします。
転職エージェントを活用した場合のメリット③
非公開求人を教えてくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして次に挙げられるのが、非公開求人を教えてくれるという点です。
Web上では公開されていない求人のことを非公開求人と言います。求人を非公開にする理由は様々ですが、下記の様な理由が挙げられます。非公開求人は待遇が良かったり、重要ポストに就けたりと魅力的な案件であることが多い傾向にあります。
- 競合他社に知られたくないため
- 応募の殺到を避け、採用の効率化を図るため
- 重要ポストの人材採用を社内秘で行いたいため
- 待遇などを広く伝えたいわけではないため
一般に非公開案件は待遇の良いものが多いと言われています。こうした非公開求人を紹介してもらえることが転職エージェントを活用するうえでのメリットです。
転職エージェントを活用した場合のメリット④
企業の内情を教えてくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして次に挙げられるのが、企業の内情を教えてくれるという点です。
転職エージェントはその会社に何人も転職させているプロフェッショナルなため、その会社の年収水準や採用難易度、選考フローや、採用意欲など、企業に関する様々な情報を持っています。こうした内情を知ったうえで企業の選考を受けることで、志望動機が確固たるものとなって内定確率を大きく上げることができたり、入社した企業とのミスマッチが生じづらくなるというメリットがあります。
転職エージェントを活用した場合のメリット⑤
選考におけるフィードバックをもらえる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして次に挙げられるのが、選考におけるフィードバックをもらえるという点です。
このフィードバックは候補者と企業が直接やり取りすると仕入れづらいものですが、転職エージェントは採用企業と候補者の間に入ってくれるため、面接などのフィードバックを企業から仕入れてくれることがあります。フィードバックを通じて、評価されていたポイントや次回の面接までに修正したほうが良い点、選考に落ちてしまった理由など、結果的に内定確率を上げるような情報を得ることができるため、転職エージェントを活用して選考のフィードバックを積極的に仕入れることをおすすめします。
転職エージェントを活用した場合のメリット⑥
内定時の条件交渉を行ってくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして最後に挙げられるのが、内定時の条件交渉を行ってくれるという点です。
新卒と異なり、転職においては内定時の交渉によって年収や待遇が向上する場合があります。とはいえ、将来的な雇用主に対して年収や待遇の交渉を行うのはやりづらい・難しいというのも事実でしょう。そのような場合、選考の段階から転職エージェントを活用していれば、転職エージェントが採用条件の交渉についても代行してくれます。こうした採用条件の交渉まで見据えて、転職エージェントの活用を検討することを強くおすすめします。
転職エージェントと他の転職チャネルとの比較
転職活動の進め方として、「直接応募」「リファラル」「転職サイト経由」「転職エージェント経由」という4つの方法があります。
- 直接応募(企業HPから自分で問い合わせ)
- リファラル(知り合い経由の紹介)
- 転職サイト経由
- 転職エージェント経由
それぞれの応募方法について、以下の表の通りメリット・デメリットがあります。
応募方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
直接応募 | ・(一部の会社に限り)直接応募から入社した場合に特別ボーナスが支給されることがある | ・会社の内情についての情報を得づらい(特にネガティブな情報) ・面接対策などのサポートを受けることができない |
リファラル | ・知り合い経由で会社の内情について詳細な情報を教えてもらえる | ・知り合いはキャリアのプロではないため、客観的なアドバイスを受けることができない ・知り合いがいる会社しか受けることができない |
転職サイト経由 | ・たくさんの選択肢の中から自分に合った求人を探すことが出来る | ・面接対策などの個別サポートを受けることができない |
転職エージェント経由 | 上記にご紹介した通り | ・転職サイトと比べると応募可能な求人数が少ない場合がある ※複数の転職エージェントを併用することで解決可能 |
先ほどご説明した通り、転職エージェントは他の転職チャネルと比較すると最も内定確率を上げることができる手段となっています。
参考:
転職エージェントは使うなと言われる理由・デメリットを解説
転職エージェントは時に「使うな」と言われる場合があります。
- 担当者の利益のために悪質な求人を紹介されたり、転職を急かされる可能性がある
- 自分のペースで転職活動を進めづらい
- 自分に合った転職エージェントを探すのが難しい
- 担当者との相性によって転職支援の質が大きく変わる
- 知見がないキャリアアドバイザーも存在する
「転職エージェントは使うな」と言われる理由や転職エージェントを活用した場合のデメリットとしては下記の様なものが挙げられます。下記の記事で別途解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
裏事情に左右されずエージェントを有効活用する方法
転職エージェントを最大限活用するためのポイントについてご紹介します。転職エージェントを最大限活用するにあたっては、下記の様なことを意識すると良いでしょう。
- 自分の希望をきちんと伝える
- 複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントを最大限活用するためのコツ①
自分の希望を本音で伝える
転職エージェントを最大限活用するためには、自分の希望を本音で伝えることが重要です。
希望条件について優先順位をつけ、譲れない条件をきちんと伝えることで、担当のキャリアアドバイザーの理解度が深まり、より自分の条件に合致した求人を紹介してくれるようになる可能性が高まります。具体的には下記の様な手順で、希望条件の優先順位をつけると良いでしょう。
- 希望条件を具体的に整理する
- 年収・福利厚生・業種・職種・勤務形態・休日の有無など
- その希望条件から譲れない順にならべる
年収・福利厚生・業種・職種・勤務形態・休日の有無などの希望条件をかき出し、それを譲れない順番に並べましょう。その中で特に求人が満たしてほしい項目を強調することで、求人の質が良くなる可能性があります。
転職エージェントを最大限活用するためのコツ②
複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントを最大限活用するためには、逆説的ですが複数の転職エージェントを活用することもおすすめします。
- 希望の求人を探す際に、見ることができる求人の数が増え、求人を見逃す心配が減る
- 各求人を比較できる
- 担当エージェントの質を比較できる
- 各転職エージェントの独占案件・非公開案件を確認できる
- 登録は無料でいつでも退会できる
転職エージェントを複数登録すべき理由は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
エージェントの利用は完全無料で、何社から話を聞いても問題はありません。初回面談を通じて担当のキャリアアドバイザーとの相性が分かる場合もあるため、できるだけたくさんの転職エージェントと話をしてみることをおすすめします。
転職においてはスカウト型転職サイトである『ビズリーチ』や『リクルートダイレクトスカウト』などのスカウト型転職サイトの活用もおすすめします。
スカウト型転職サイトでは、企業やヘッドハンターから求人に関するスカウトメッセージを受け取ることができ、思いもよらない企業から好条件のスカウトが来ることもあります。
登録しておくだけで多種多様なヘッドハンターや企業から求人に関するスカウトメッセージが届くので、どのような求人案件があるか、自分の市場価値がどれくらいか、簡単に確かめることができます。
もちろん、届いたスカウトメッセージに応募することで選考を受けることもできます。
①転職案件を知るため、②自分の市場価値の確認のため、転職を検討する際はエージェントに加えて『ビズリーチ』や『リクルートダイレクトスカウト』などのスカウト型転職サイトの活用もおすすめします。
裏事情に左右されずに良い転職エージェントを選ぶ方法
転職エージェントの裏事情について解説してきましたが、裏事情に左右されずに良い転職エージェントを選ぶ方法について解説します。
結論からいうと、転職エージェントは複数登録したうえで、自分に合う転職エージェントを絞り込むのがおすすめです。複数の転職エージェントに登録して横比較することで、自分にとって最適な転職エージェントを選ぶことができます。
- たくさんの求人を見たうえで応募できる
- 目的に合わせてエージェントを使い分けることができる
- 担当エージェントの質を比較できる
- 様々な視点でのアドバイスをもらえる
- 登録は無料でいつでも退会できる
転職エージェントを複数登録したほうが良い理由については下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
実際に転職エージェントを選ぶ際は、下記の様なポイントを重点的に見ることをおすすめします。
- どの様な業界や求職者の属性に強みを持っているか
- 求人数が豊富か
- サポート内容がしっかりしているか
- キャリアアドバイザーと相性が合うか
- 大手かどうか
転職エージェントの選び方については下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
上記を満たしており、おすすめできる転職エージェントは下記の通りです。基本的には下記の転職エージェントから複数に登録することで、自身にとって最適な転職エージェントを選ぶことができます。
ビズリーチ | ★ おすすめNo.1 ・登録するだけで高年収のスカウトが届く。 ・今すぐ転職予定がなくてもスカウトを通じて自分の市場価値が分かる 【口コミ】ビズリーチの評判 |
マイナビエージェント | ★ おすすめNo.2 ・丁寧なサポートで20代・30代から人気の転職エージェント。 ・マイナビエージェントでしか扱いのない好条件の求人が多い 【口コミ】マイナビエージェントの評判 |
ASSIGN(アサイン) | ★ おすすめNo.3 ・コンサル・IT・金融などの高年収業界への転職を成功させたい人におすすめ ・面接対策などの丁寧なサポートに定評があり、全国のエージェントの中から『JAPAN HEADHUNTER AWARD』の最優秀賞を受賞 【口コミ】ASSIGN(アサイン)の評判 |
リクルートダイレクトスカウト | ★ 年収600万円以上の方におすすめ ・年収800~2000万円の求人が多数掲載 ・リクルートダイレクトスカウトを利用して転職した方の転職後平均年収は925万円以上と非常に高水準 【口コミ】リクルートダイレクトスカウトの評判 |
キャリアスタート (第二新卒・既卒におすすめ) | ★ 第二新卒や既卒の方におすすめ ・月収25万円以下から年収100万円以上アップの実績多数 ・学歴やスキルよりもポテンシャルを評価してくれる優良企業求人を紹介してくれる 【口コミ】キャリアスタートの評判 |
ハタラクティブ (第二新卒・既卒におすすめ) | ★ 第二新卒や既卒の方におすすめ ・フリーター・既卒・未経験向けに特化、高い内定率(80.4%)を誇る ・未経験者歓迎の大手企業の求人が揃っており、内定先の86.5%が大企業 【口コミ】ハタラクティブの評判 |
転職エージェントを活用する場合の流れ
転職エージェントは、下記のようなフローで活用することとなります。各ステップについて、詳細に説明します。
- 転職エージェントに登録
- 登録後、転職エージェントより連絡、初回面談の日程を調整
- 初回面談(希望職種・希望年収水準・経歴についてすり合わせ)
- 求人紹介・書類添削・応募
- 面接対策・面接
- 内定・条件交渉・転職
なお、各ステップにおける転職エージェントの賢い使い方については下記の記事で別途解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
転職エージェントを活用する場合の流れ①
転職エージェントに登録
まずは転職エージェントの公式サイトから会員登録します。一般的には下記の様な情報を入力する必要がありますが、会員登録に際して必要な情報は転職エージェントによって異なっており、非常に入力項目が少ない転職エージェントもいます。
- 氏名
- メールアドレス
- 在籍企業の職種
- 居住の都道府県
- 直近の年収
- 雇用形態・役職
- 直近在籍企業
- 入社年月・退社年月・職務内容
- 転職回数
- 希望勤務地
- 語学スキル・資格スキル
- 最終学歴
- 卒業年
転職エージェントを活用する場合の流れ②③
登録後、初回面談の日程を調整・初回面談を実施
転職エージェントへの登録後、すぐ-5営業日程度を目安に転職エージェントより連絡が来て、初回面談の日程を調整することとなります。
初回面談では一般的に下記の様なことについて話し合います。これは後々紹介する求人が求職者に適したものになるように、転職エージェントが求職者のことを理解するために行われるものです。
- キャリアの棚卸し: キャリアアドバイザーとともに、これまでの経験からどのようなキャリアが身についているか、客観的に強み・弱みを整理します。「キャリアの棚卸し」によって、自分では気がつかなかった強みや可能性を発見できます。
- 転職の目的や希望条件の確認: 転職で実現したいことや譲れない条件の確認を行います。ここですり合わせた希望条件を満たす求人を、キャリアアドバイザーが紹介してくれます。
- 方向性・スケジュールの明確化: いつまでに転職したいかをもとに選考を受けるスケジュールを決めたり、面接対策に咲くことができる時間などについてキャリアアドバイザーとすりあわせします
また、キャリアアドバイザーとの初回面談では、下記の様なことも確認するようにしましょう。特に、キャリアアドバイザーの選考対策や業界知見によって自身の内定確率も大きく上がるため、自分が希望する業界に関する知見があるキャリアアドバイザーがきちんと担当としてつきそうか確認することをおすすめします。
- 担当のキャリアアドバイザーの転職支援成功実績
- 自身の希望する業界における知見
- 選考対策・書類添削の可否
- 担当者との相性
特に、キャリアアドバイザーの中には自身の利益のために求職者のためにならないことをする悪質な人もいます。初回の面談でそのような兆候を感じた場合は、遠慮なく担当者の変更をお願いしましょう。
- 希望条件とかけ離れた的外れな求人を紹介してくる
- 上から目線だったり、説教が多かったりと対応・態度が悪い
- 転職や内定受諾を急かしてくる
- 電話やメールなどでの連絡がしつこい、仕事中に電話してくる
- レスポンスが遅い
- 求人を紹介してくれない、見捨てられる
- 企業に関する質問をしても、答えてくれない
初回面談はオンラインで実施される?オフラインで実施される?
初回面談の実施がオンラインかオフラインかに関しては転職エージェントによって異なってきますが、自分の希望した形態で実施することができる転職エージェントが多いため、自分の希望を伝えると良いでしょう。
初回面談では何を持っていけばよい?
転職エージェントによって異なりますが、一般的には筆記用具、名刺、持っている場合は履歴書・職務経歴書を持っていけば良いでしょう。特に履歴書・職務経歴書に関しては、事前に送付しておくことで初回面談がスムーズに進むようになります。
服装は自由?
転職エージェントによって異なりますが、服装は自由としているところが多い模様です。一方で、面接時の服装に関しても見てもらいたい方は、面接を受ける際の服装で初回面談を受けてみるのも良いでしょう。
面談や紹介を断られることはある?
職業安定法において、転職エージェント(=職業紹介事業者)は、求職者からの求人の申し込みは、原則としてすべて受付しないといけないと定められています。
どんな転職エージェントであっても、求人紹介や初回面談を断られることは基本的にありません。断られる心配はないので、気になる転職エージェントには積極的に面談に申し込みましょう。
転職エージェントはメンタル不調でも活用できる?
転職エージェントはメンタル不調でも活用することが可能です。メンタルが不調の場合は初回面談でその旨を正直に伝えるようにしましょう。そのことを理解したうえで求人を紹介してくれるようになったり、転職活動の計画を立ててくれるようになります。
転職エージェントとの面談については下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
転職エージェントを活用する場合の流れ④
求人紹介・書類添削・応募
キャリアアドバイザーとの初回面談を終えた後は、転職エージェントより求人の紹介をしてもらうこととなります。紹介してもらった求人の中で興味がある求人があれば、それに応募することとなります。
初回面談で理解した求職者の特性や希望を踏まえた紹介となるため、この段階で紹介される求人は求職者に適した案件が多いという特徴があります。
また、求人に応募するにあたっては書類(履歴書・職務経歴書)の提出が必須となりますが、転職エージェントは履歴書や職務経歴書における記載条項に関する添削も行ってくれます。
書類選考で落選してしまうのは非常にもったいないので、キャリアアドバイザーによる書類添削は積極的に活用するようにしましょう。
- 紹介された求人には必ず申し込まなければいけない?
-
紹介される求人に必ず申し込まなければいけないわけではありません。応募はあくまで候補者の意思で行うことができます。
転職エージェントを活用する場合の流れ⑤
面接対策・面接
応募・書類選考を通過した後は、いよいよ面接となります。キャリアアドバイザーは面接の合格率を高めるために、模擬面接や志望動機の添削も行ってくれるので、積極的に選考対策をお願いすることをおすすめします。
面接における日程調整は、キャリアアドバイザーがすべて代行してくれるため、自分で日程調整等を行う必要はありません。選考結果の連絡もすべてキャリアアドバイザーが行ってくれます。
また、転職エージェントは面接のフィードバックも仕入れてくれます。そのフィードバックを基に改善点などがわかるため、結果として面接の合格率を上げることができます。
転職エージェントを活用している場合は、積極的にフィードバックをもらうようお願いすることをおすすめします。
転職エージェントを活用する場合の流れ⑥
内定・条件交渉・転職
面接を突破して内定を得た場合、内定後の入社日や年収の調整など個人では交渉しにくい内容はすべてキャリアアドバイザーが代行してくれます。また、転職に際しての退職方法・手続きに関してもアドバイスを受けることができます。
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないことはあるのでしょうか。現役の転職エージェントにヒアリングした内容をもとに、転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないことについてご紹介します。
- 経歴を詐称する・スキルなどで嘘をつく
- 面談の日程を守らない
- 面談までに指定された準備を行わない・指定された物を持参しない
- 高圧的・横柄な態度をとる
- 過剰なサービスを要求する
- 転職の意思が低いと言い張る
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないことについては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
良い転職エージェントの見極め方
良い転職エージェントを見極めるためのポイントとしては、下記の様なものが挙げられます。
- キャリアアドバイザーとの相性が合う
- 業界や企業に関する知識を持っている
- レスポンスが早い
- 上から目線や横柄・強引な対応をしない・対応が丁寧
- 求職者の話を鵜呑みにせず、客観的なアドバイスをくれる
- 求職者のことを知ろうとたくさん質問してくる
- 紹介してくる求人が、的外れなものばかりではない
良い転職エージェントを見極めるためのポイント①:
キャリアアドバイザーとの相性が合う
良い転職エージェントを見極めるためのポイントとしてまず挙げられるのが、キャリアアドバイザーとの相性が合うか否かという点です。これに関しては個々人の性格や相性で直感的なものであるため、言語化するのは難しい要素ですが、初回面談で話してみて人間として信用できそうか、話してみて相性が良いかといった観点を確認してみると良いでしょう。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント②:
業界や企業に関する知識を持っている
業界や企業に関する知識を持っているかどうかも、良い転職エージェントかどうかを見極めるうえで重要なポイントです。転職エージェントの強みは、転職エージェントによる選考対策であったり企業の内情を共有してもらえるという点ですが、業界や企業に関する知識が不足しているとこうした対策も不十分となってしまう可能性があります。
特に、社風や待遇・労働時間など外部から分かりづらい情報をいかに持っているか、その業界における転職支援実績はあるかといった点は初回面談で確認してみると良いでしょう。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント③:
レスポンスが早い
レスポンスが早いかどうかも、良い転職エージェントかどうかを見極めるうえで重要なポイントです。転職エージェントによっては普段からレスポンスが遅く、なかなか連絡してもらえない転職エージェントもいます。転職という人生の一大事においてレスポンスが遅い人は信用できないうえ、大事な局面で連絡が取れないということにもなりかねないので、注意が必要です。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント④:
上から目線や横柄・強引な対応をしない・対応が丁寧
上から目線や横柄・強引な対応をしない・対応が丁寧な転職エージェントも質の高い転職エージェントといえるでしょう。
転職エージェントは候補者が転職した場合に企業から報酬を得られるというビジネスモデルであるため、候補者を無理に転職させようと強引な対応をする転職エージェントもいます。
また、そのような強引さだけでなく、シンプルに上から目線であったり横柄な対応をしてくる転職エージェントもいます。こうした転職エージェントはかかわるだけ時間がもったいないので、すぐに担当を変更するように申し伝えることをおすすめします。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント⑤:
求職者の話を鵜呑みにせず、客観的なアドバイスをくれる
求職者の話を鵜呑みにせず、客観的なアドバイスをくれるキャリアアドバイザーも良いキャリアアドバイザーの特徴です。キャリアアドバイザーによっては求職者の話を鵜呑みにして、当たり障りのないアドバイスばかりしてくる転職エージェントもいます。
しかしながら、求職者の話すニーズは必ずしも求職者の希望を満たすものでないケースもあります。
例えば、経営経験を積みたいコンサルに行きたいと言っている人に対して、コンサルはあくまで第三者の立場からアドバイスするのが役割であり、経営経験を直接積めるわけではない、などのアドバイスができる転職エージェントの方が良い転職エージェントです。
このように、求職者の話を鵜呑みにせず、求職者の話から真のニーズをくみ取って適切なアドバイスができる転職エージェントを活用することをおすすめします。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント⑥:
求職者のことを知ろうとたくさん質問してくる
求職者のことを知ろうとたくさん質問してくる転職エージェントも、質の高い転職エージェントとして信用できるでしょう。求職者のことを知れば知るほど、求職者にマッチした求人を紹介することができますが、そうした意欲がある転職エージェントは質が高い傾向にあります。
また、求職者としても経験のあるキャリアアドバイザーによる質問を通じた分析により、自分のことがより客観的にわかるようになるでしょう。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント⑦:
紹介してくる求人が、的外れなものばかりではない
紹介してくる求人が、的外れなものばかりではないという点も重要です。
転職エージェントが紹介する求人すべてが希望に沿っているわけではなく、時には希望とは違う求人の紹介もあり得ます。
そうした的外れな求人が紹介される頻度が少なく、基本的には紹介される求人が希望に沿っている転職エージェントは質の高い転職エージェントといえるでしょう。
逆に、紹介してくる求人が的外れなものばかりである場合は、別のキャリアアドバイザーへの変更を申し出ることをおすすめします。
逆に、信用できない転職エージェントの特徴についてもご説明します。転職エージェントを選ぶ際には下記の様な点も注意して観察してみると良いでしょう。
- 転職や内定の承諾を急かしてくる
- 希望と合わない求人を大量に紹介してくる
- レスポンスが遅い
- 転職や選考・業界に関する知識が浅い
信用できない転職エージェントの特徴は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
相手にされない?転職エージェントに見捨てられる状態とは?
転職エージェントに「見捨てられる」「相手にされない」状態には下記の様なものが挙げられます。
- 登録後しばらくたっても面談の案内が来ない
- 面談の後に連絡が来ない
- 「紹介できる求人がない」と言われる
- レスポンスが次第に悪くなり、次第に求人の紹介もしてくれなくなる
転職エージェントに見捨てられる原因と対処法は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
嘘つき?不信感がある?無責任?
信用できない転職エージェントの特徴
転職エージェントについてインターネットで検索すると、下記の様に「嘘つき」「不信感」「無責任」など、ネガティブなワードが多数並びます。
どのような転職エージェントが、このように「信用できない」と言われているのでしょうか。転職エージェントが信用できないと言われる理由には下記の様なものが挙げられます。本項目では1つ1つ解説していきます。
- 転職や内定の承諾を急かしてくる
- 希望と合わない求人を大量に紹介してくる
- レスポンスが遅く、無責任
- 転職や選考・業界に関する知識が浅い
- 人によって応募できる求人とできない求人がある
転職エージェントが信用できないと言われる理由・信用できない転職エージェントの特徴は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
説教してくる?
むかつく転職エージェントの特徴は?
転職エージェントを活用するにあたってどのような転職エージェントが「むかつく」か、タレントスクエアでは実際に転職エージェントを活用した人100名にインタビューを実施しました。実施したインタビューによると、むかつく転職エージェントの特徴は下記の通りとなっています。
# | むかつく転職エージェントの特徴 | 人数 |
---|---|---|
1 | 希望条件とかけ離れた的外れな求人を紹介してくる | 21 |
2 | 上から目線だったり、説教が多かったりと対応・態度が悪い | 17 |
3 | 転職や内定受諾を急かしてくる | 14 |
4 | 電話やメールなどでの連絡がしつこい、仕事中に電話してくる | 12 |
5 | レスポンスが遅い | 11 |
6 | 求人を紹介してくれない、見捨てられる | 9 |
7 | 企業に関する質問をしても、答えてくれない | 7 |
その他 | 9 |
- 希望条件とかけ離れた的外れな求人を紹介してくる
- 上から目線だったり、説教が多かったりと対応・態度が悪い
- 転職や内定受諾を急かしてくる
- 電話やメールなどでの連絡がしつこい、仕事中に電話してくる
- レスポンスが遅い
- 求人を紹介してくれない、見捨てられる
- 企業に関する質問をしても、答えてくれない
下記の記事ではむかつく転職エージェントの詳細についてご説明しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。