転職成功確率を上げてくれる転職エージェントですが、転職エージェントを使い倒すためのコツを知っておくことは非常に重要です。
本記事では、転職エージェントを使い倒すために、転職エージェントを実際に活用する際は具体的にどのような流れとなるのか、また転職エージェントの賢い使い方について徹底解説しています。
また、転職エージェントの選び方に困っている方は、編集部が50社以上の転職エージェントを実際に使ってみたうえで忖度無しに作成した『本当におすすめできる転職エージェントランキング』をご覧ください。
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転職エージェントを使い倒すために
利用方法と流れを解説
転職エージェントは、下記のようなフローで活用することとなります。各ステップについて、詳細に説明します。
- 転職エージェントに登録
- 登録後、転職エージェントより連絡、初回面談の日程を調整
- 初回面談(希望職種・希望年収水準・経歴についてすり合わせ)
- 求人紹介・書類添削・応募
- 面接対策・面接
- 内定・条件交渉・転職
転職エージェントを活用する場合の流れ①
転職エージェントに登録
まずは転職エージェントの公式サイトから会員登録します。一般的には下記の様な情報を入力する必要がありますが、会員登録に際して必要な情報は転職エージェントによって異なっており、非常に入力項目が少ない転職エージェントもいます。
- 氏名
- メールアドレス
- 在籍企業の職種
- 居住の都道府県
- 直近の年収
- 雇用形態・役職
- 直近在籍企業
- 入社年月・退社年月・職務内容
- 転職回数
- 希望勤務地
- 語学スキル・資格スキル
- 最終学歴
- 卒業年
転職エージェントは複数社に登録すべき
転職エージェントを複数活用するメリットは他にも下記の様なことがあります。転職エージェントの効用を最大化するためにも、複数の転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職エージェントに相談だけする場合であっても、複数の転職エージェントを活用することが重要です。というのも、複数の転職エージェントを活用することで初回面談を通じて確認できる転職エージェントの質を比較できるためです。
- 紹介してもらえる求人の数が増え、求人を見逃す心配が減る
- 目的に合わせてエージェントを使い分けることができる
- 担当エージェントの質を比較できる
- 様々な視点でのアドバイスをもらえる
- 登録は無料でいつでも退会できる
転職エージェントを活用する場合の流れ②③
登録後、初回面談の日程を調整・初回面談を実施
転職エージェントへの登録後、すぐ-5営業日程度を目安に転職エージェントより連絡が来て、初回面談の日程を調整することとなります。
初回面談では一般的に下記の様なことについて話し合います。これは後々紹介する求人が求職者に適したものになるように、転職エージェントが求職者のことを理解するために行われるものです。
- キャリアの棚卸し: キャリアアドバイザーとともに、これまでの経験からどのようなキャリアが身についているか、客観的に強み・弱みを整理します。「キャリアの棚卸し」によって、自分では気がつかなかった強みや可能性を発見できます。
- 転職の目的や希望条件の確認: 転職で実現したいことや譲れない条件の確認を行います。ここですり合わせた希望条件を満たす求人を、キャリアアドバイザーが紹介してくれます。
- 方向性・スケジュールの明確化: いつまでに転職したいかをもとに選考を受けるスケジュールを決めたり、面接対策に咲くことができる時間などについてキャリアアドバイザーとすりあわせします
転職エージェントを活用する場合の流れ④
求人紹介・書類添削・応募
キャリアアドバイザーとの初回面談を終えた後は、転職エージェントより求人の紹介をしてもらうこととなります。紹介してもらった求人の中で興味がある求人があれば、それに応募することとなります。
初回面談で理解した求職者の特性や希望を踏まえた紹介となるため、この段階で紹介される求人は求職者に適した案件が多いという特徴があります。
また、求人に応募するにあたっては書類(履歴書・職務経歴書)の提出が必須となりますが、転職エージェントは履歴書や職務経歴書における記載条項に関する添削も行ってくれます。
書類選考で落選してしまうのは非常にもったいないので、キャリアアドバイザーによる書類添削は積極的に活用するようにしましょう。
- 紹介された求人には必ず申し込まなければいけない?
-
紹介される求人に必ず申し込まなければいけないわけではありません。応募はあくまで候補者の意思で行うことができます。
転職エージェントを活用する場合の流れ⑤
面接対策・面接
応募・書類選考を通過した後は、いよいよ面接となります。キャリアアドバイザーは面接の合格率を高めるために、模擬面接や志望動機の添削も行ってくれるので、積極的に選考対策をお願いすることをおすすめします。
面接における日程調整は、キャリアアドバイザーがすべて代行してくれるため、自分で日程調整等を行う必要はありません。選考結果の連絡もすべてキャリアアドバイザーが行ってくれます。
また、転職エージェントは面接のフィードバックも仕入れてくれます。そのフィードバックを基に改善点などがわかるため、結果として面接の合格率を上げることができます。
転職エージェントを活用している場合は、積極的にフィードバックをもらうようお願いすることをおすすめします。
転職エージェントを活用する場合の流れ⑥
内定・条件交渉・転職
面接を突破して内定を得た場合、内定後の入社日や年収の調整など個人では交渉しにくい内容はすべてキャリアアドバイザーが代行してくれます。また、転職に際しての退職方法・手続きに関してもアドバイスを受けることができます。
転職エージェントの賢い使い方①:
登録編
転職エージェントを使うにあたっての基本的なフローについて簡単にご説明したところで、各ステップにおける賢い使い方をブレイクダウンしてご説明していきます。まずは登録時において注意すべき点について解説します。
転職を成功させるためには、転職エージェント選びも非常に重要です。日本では大手から零細まで多数の転職エージェントがあり、一つ一つの転職エージェントで強みとしている対象領域や持っている求人・特徴が異なってきます。
- 強みとしている業界(求人が豊富な業界: ハイクラス、ITなど)
- 強みとしている対象年齢(若手・第二新卒・30代・全年齢など)
- 強みとしている性別(女性・全性別)
転職エージェントは複数社に登録することをおすすめ
転職エージェントを上手に活用するために、自分の行きたい領域に特化した転職エージェント2社程度、総合型の転職エージェント2社程度に登録し、比較しながら最適な転職エージェントを選択することをおすすめします。登録は無料でできるため、複数社に登録の上一社に絞ったとしても問題ありません。
- 紹介してもらえる求人の数が増え、求人を見逃す心配が減る
- 目的に合わせてエージェントを使い分けることができる
- 担当エージェントの質を比較できる
- 様々な視点でのアドバイスをもらえる
- 登録は無料でいつでも退会できる
総合型転職エージェントは、業界や職種関係なく豊富な求人を有していることが登録のメリットです。一方でキャリアアドバイザーの専門性が低かったり、特定の領域においては案件が少ないというデメリットもあります。
特化型転職エージェントの場合、総合型転職エージェントが持っていないような案件を持っていたり、キャリアアドバイザーが業界に精通しているために選考対策における知見が豊富だというメリットがあります。
一方で、特定の業界に特化しているために、求人数が少ないというデメリットがあります。このデメリットは複数の転職エージェントを活用することでカバーすることができます。
項目 | 総合型転職エージェント | 特化型転職エージェント |
---|---|---|
メリット | ・求人数が豊富 ・大手転職エージェントしか保有していない案件を保有 | ・キャリアアドバイザーの専門性が高い ・業界に特化しているからこそ質の高い案件に出会える |
デメリット | ・あらゆる業界をカバーしているため、キャリアアドバイザーの専門性が低い | ・案件数が少ない |
転職エージェントの賢い使い方②:
初回面談編
登録を済ませたら、転職エージェントとの初回面談に進みます。転職エージェントとの登録後、長くても1週間以内程度に転職エージェントから連絡が届き、初回面談の日程を調整のうえ、初回面談に進みます。
なお、転職エージェントとの初回面談に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
転職エージェントが面談を行う目的は?
転職エージェントが面談を行う目的についてしっかりと理解することで、転職エージェントとの面談がより有意義なものとなります。転職エージェント側と求職者側の双方の観点から目的をそれぞれ開設していきます。
- 求職者の人となりを知る
- 経歴や職歴を確認する
- 求職者の希望条件を知る
- 求職者のキャリアプランを考える
- 担当のキャリアアドバイザーの人となりを知る
- 転職先の希望条件を伝える
- 自分のキャリアプランを一緒に考えてもらう
- 仕事や人生に関する考え方を共有する
転職エージェントとの初回面談は顔合わせや、双方の認識のすり合せのために実施されます。
転職エージェントとの初回面談当日の流れ
転職エージェントとの面談は下記の様な流れで行われることが一般的です。
- 自己紹介
- 経歴・職歴・仕事内容の共有
- 転職理由及び将来像を踏まえたキャリアプランの共有
- 転職先における希望条件を確認
- 求人の紹介・今後のステップを確認
転職エージェントによって流れは異なりますが、大枠は上記のような流れであると理解しておくと良いでしょう。
転職エージェントとの面談を成功させるためのポイント
転職エージェントとの面談を成功させるためのポイントについてもご説明します。転職エージェントとの面談を成功させるために、下記の様な点を意識すると良いでしょう。
- キャリアアドバイザーとの相性や業界知識についてを確認する
- 自分のことについては本音で話すようにする
- サポートしたいという気持ちにさせる
転職エージェントとの面談を成功させるためのポイント①:
キャリアアドバイザーとの相性や業界知識についてを確認する
転職エージェントとの面談を成功させるためには、キャリアアドバイザーとの相性や業界知識についてを確認することが重要です。
転職活動はキャリアアドバイザーと二人三脚で行うため、担当者との性格面での相性が合うか、高圧的でないか、真摯な対応をしてくれるかはしっかりと確認するようにしましょう。特に下記の様な特徴がある転職エージェントかどうか確認しましょう。
- キャリアアドバイザーとの相性が合う
- 業界や企業に関する知識を持っている
- 上から目線や横柄・強引な対応をしない・対応が丁寧
- 求職者の話を鵜呑みにせず、客観的なアドバイスをくれる
- 求職者のことを知ろうとたくさん質問してくる
また、キャリアアドバイザーは転職における選考対策や業界知識の共有を行ってくれますが、自分の志望業界に関するそのような知識が豊富かどうかも確認したいところです。例えばその希望業界への転職支援実績や、企業の内情などについて簡単な質問をしてみて、キャリアアドバイザーの経験や技量を確認するようにしましょう。
転職エージェントとの面談を成功させるためのポイント②:
自分のことについては本音で話すようにする
転職エージェントとの面談を成功させるためには、自分のことについては本音で話すようにすることも重要です。
キャリアに関する話やネガティブな退職理由はキャリアアドバイザーにも話しづらいことがあるかもしれませんが、キャリアアドバイザーに本音で話すことで紹介される求人のフィット度合いも高まります。逆に、本音を話さなければ自分の希望に合わない求人を紹介される確率も高まってしまうでしょう。
例えばワークライフバランスを改善したいという理由で転職活動を検討したとしても、年収を上げたいという希望を第一に伝えてしまうとそのような案件を中心に紹介されることとなり、本来の目的であるワークライフバランスを改善したいということを達成できません。自分の本音ベースで話すことで、消化される求人が最適化され、結果的に自分の希望する求人にたどり着くことができるでしょう。
キャリアアドバイザーとの初回面談は企業との面接とは関係なく、ネガティブな印象が企業に伝わることはないため、安心して本音ベースで話すことをおすすめします。
転職エージェントとの面談を成功させるためのポイント③:
サポートしたいという気持ちにさせる
転職エージェントとの面談を成功させるためのポイントとして、サポートしたいという気持ちにさせるにさせることも重要です。転職エージェントのビジネスモデルは、求職者が採用企業に転職することで報酬を得るというビジネスモデルです。
従って、担当のキャリアアドバイザーは複数の求職者を担当する中で、転職意向が高かったりサポートがしたくなるような求職者を優先してサポートしてくれるため、できるだけサポートしたいという気持ちにさせることが重要となります。
逆に、求職者側が失礼な対応をしてしまっていたり、転職意向が低いと判断される場合は転職エージェントに見捨てられてしまう可能性も高まります。
転職エージェントに見捨てられる原因と対処法は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
具体的に言えば、下記のような行動をとることが重要です。
- 本音ベースで話す
- 聞かれたことにきちんと答える
- 紹介された求人を頭ごなしに否定しない
- 礼儀正しくする
- 要望や意見を伝える
転職エージェントにサポートしたいと思わせるために、特別な行動は必要ありません。真摯にコミュニケーションすることで、転職エージェントから自然に信頼を獲得することができるでしょう。
- 転職エージェントとの初回面談における所要時間は?
-
転職エージェントとの面談における平均時間は約30分-1時間程度となることが一般的です。後ろに予定が詰まっているのであれば、あらかじめその旨を伝えておけば面談時間も調整することができます。
- 初回面談はオンラインで実施される?オフラインで実施される?
-
初回面談の実施がオンラインかオフラインかに関しては転職エージェントによって異なってきますが、自分の希望した形態で実施することができる転職エージェントが多いため、自分の希望を伝えると良いでしょう。
- 初回面談では何を持っていけばよい?
-
転職エージェントによって異なりますが、一般的には筆記用具、名刺、持っている場合は履歴書・職務経歴書を持っていけば良いでしょう。特に履歴書・職務経歴書に関しては、事前に送付しておくことで初回面談がスムーズに進むようになります。
- 服装は自由?
-
転職エージェントによって異なりますが、服装は自由としているところが多い模様です。一方で、面接時の服装に関しても見てもらいたい方は、面接を受ける際の服装で初回面談を受けてみるのも良いでしょう。
転職エージェントの賢い使い方③:
求人紹介・応募編
初回面談を終えた後は求人の紹介にうつります。転職エージェントは初回面談や初回面談以降、継続的に求職者と話した希望条件やパーソナリティを基に、求職者に合った求人を紹介してくれます。
紹介された求人に興味があれば応募しましょう。ただし、転職エージェントに紹介された案件すべてに応募する必要はありません。紹介された求人の中から自分が興味のある求人を取捨選択し、応募するようにしましょう。
紹介してくる求人が希望に合わないものばかりの場合はどうすれば良い?
転職エージェントを活用するうえで、紹介してくる求人が希望に合わないものばかりという不満の声があるのも事実です。
求職者が転職する確率が少しでも上がるように、大量の求人を紹介してくる場合があります。また、そもそも希望条件の理解が深くないため、意図せず的外れな求人を紹介してしまう場合もあります。
- ノルマのために強引に転職させようとする
- そもそも求職者に関する理解が足りていない
- 希望を満たす求人を持っていない
こうしたことを避けるために、希望と合わない求人を紹介された場合は「なぜそのような求人を紹介してきたのか」、理由を明確にするようにしましょう。また、改めて自分の希望条件を伝えて、それでも改善が見られない場合は担当のキャリアアドバイザーを変更することも検討しましょう。
転職エージェントは応募時の書類添削も実施してくれるので活用すべき
転職エージェントが紹介してくれた求人の中に応募したい求人があれば、転職エージェントを通じて応募することが可能です。企業の選考を受ける際には一般的に「履歴書」と「職務経歴書」の2点が必要となりますが、転職エージェントはこうした書類の作成をサポートしてくれます。
- 履歴書: 応募者の名前や住所、職歴やスキルなど、「応募者のプロフィール」をまとめた書類
- 職務経歴書: これまでの「応募者の仕事に関する経験」に特化した書類
特に初めての転職活動の場合、こうした書類を転職エージェントの添削なく作成するのは危険です。応募の前には転職エージェントに送付の上、添削をお願いすることをおすすめします。
非公開求人も積極的に確認しよう
転職エージェントは、非公開求人も多数保有しています。転職エージェントと選考を進める際は非公開求人も積極的に確認するようにしましょう。一般に非公開案件は待遇の良いものが多いと言われています。
Web上では公開されていない求人のことを非公開求人と言います。求人を非公開にする理由は様々ですが、下記の様な理由が挙げられます。非公開求人は待遇が良かったり、重要ポストに就けたりと魅力的な案件であることが多い傾向にあります。
- 競合他社に知られたくないため
- 応募の殺到を避け、採用の効率化を図るため
- 重要ポストの人材採用を社内秘で行いたいため
- 待遇などを広く伝えたいわけではないため
転職エージェントの賢い使い方④:
選考編
転職エージェントに紹介された求人に応募し、無事に書類選考を通過した場合は、選考に進みます。選考においては、下記の様な点で転職エージェントを使うことをおすすめします。
- 企業との日程調整を一括で行ってもらう
- 模擬面接などの選考対策をしてもらう
- 選考企業の待遇や内情を教えてもらう
- 面接のフィードバックを仕入れてもらう
- 面接後のフォローをお願いする
選考における転職エージェントの使い方①:
企業との日程調整を一括で行ってもらう
選考では、転職エージェントに日程調整を一括で行ってもらうことをおすすめします。
中途選考にあたっては、働きながら選考を受けるだけでなく、複数の企業と同時並行で面接を受けることもあり、日程調整は非常に煩雑です。転職エージェントは日程調整を企業との間に入って代行してくれるので、候補者の負担が小さくなります。
また、ダブルブッキングを防ぐこともできるように、事故を防ぐためにも日程調整は転職エージェントにお願いするようにしましょう。
選考における転職エージェントの使い方②:
模擬面接などの選考対策をしてもらう
転職エージェントは模擬面接を通じて対策の支援をしてくれます。
転職エージェントは、自己紹介・自己分析・志望動機・転職理由など面接において一般的に聞かれることや、業界特有の質問を熟知しており、求職者の回答に対してもフィードバックを通じて回答のブラッシュアップをしてくれます。
また模擬面接を何回か行っておくことで、実際の面接でも落ち着いて回答することが可能となります。面接の内定率を上げるためにも、積極的に模擬面接をお願いすることをおすすめします。
選考における転職エージェントの使い方③:
選考企業の待遇や内情を教えてもらう
転職エージェントはその会社に何人も転職させているプロフェッショナルであるため、その会社の年収水準や採用難易度、選考フローや、採用意欲など、企業に関する様々な情報を持っています。
こうした内情を知ったうえで企業の選考を受けることで、志望動機が確固たるものとなって内定確率を大きく上げることができたり、入社した企業とのミスマッチが生じづらくなるため、積極的に企業の内情や待遇については教えてもらうようにしましょう。
選考における転職エージェントの使い方④:
面接のフィードバックを仕入れてもらう
転職エージェントの活用方法として次に挙げられるのが、選考におけるフィードバックをもらえるという点です。
このフィードバックは候補者と企業が直接やり取りすると仕入れづらいものですが、転職エージェントは採用企業と候補者の間に入ってくれるため、面接などのフィードバックを企業から仕入れてくれることがあります。
フィードバックを通じて、評価されていたポイントや次回の面接までに修正したほうが良い点、選考に落ちてしまった理由など、結果的に内定確率を上げるような情報を得ることができるため、転職エージェントを活用して選考のフィードバックを積極的に仕入れることをおすすめします。
選考における転職エージェントの使い方⑤:
面接後のフォローをお願いする
面接後のフォローをお願いすることも、転職エージェントの活用方法の1つです。
面接で緊張してしまったり、何か間違えたことを言ってしまった場合、個人での応募ではそれを訂正する方法がありませんが、転職エージェントを経由していれば、エージェント経由で訂正したり、フォローを入れてもらうことができます。
そうしたフォローによって最終的に内定確率が上がることもあるため、転職エージェントを活用している場合はこうしたフォローもお願いすると良いでしょう。
転職エージェントの賢い使い方⑤:
内定後編
無事内定をもらった後でも、転職エージェントをさらに活用することが可能です。転職エージェントは内定後の各種条件について代理で交渉してくれます。
- 年収などの待遇
- 入社日
特に年収などの金銭面に関しては、個人が交渉しても足元を見られたり、交渉慣れしていないために良い条件を引き出せないということが往々にして起こるため、転職エージェントに一任してより良い条件を引き出してもらうことをおすすめします。
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないことはあるのでしょうか。現役の転職エージェントにヒアリングした内容をもとに、転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないことについてご紹介します。
- 経歴を詐称する・スキルなどで嘘をつく
- 面談の日程を守らない
- 面談までに指定された準備を行わない・指定された物を持参しない
- 高圧的・横柄な態度をとる
- 過剰なサービスを要求する
- 転職の意思が低いと言い張る
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないことについては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
良いキャリアアドバイザーの見極め方
良い転職エージェントを見極めるためのポイントとしては、下記の様なものが挙げられます。
- キャリアアドバイザーとの相性が合う
- 業界や企業に関する知識を持っている
- レスポンスが早い
- 上から目線や横柄・強引な対応をしない・対応が丁寧
- 求職者の話を鵜呑みにせず、客観的なアドバイスをくれる
- 求職者のことを知ろうとたくさん質問してくる
- 紹介してくる求人が、的外れなものばかりではない
良い転職エージェントを見極めるためのポイント①:
キャリアアドバイザーとの相性が合う
良い転職エージェントを見極めるためのポイントとしてまず挙げられるのが、キャリアアドバイザーとの相性が合うか否かという点です。これに関しては個々人の性格や相性で直感的なものであるため、言語化するのは難しい要素ですが、初回面談で話してみて人間として信用できそうか、話してみて相性が良いかといった観点を確認してみると良いでしょう。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント②:
業界や企業に関する知識を持っている
業界や企業に関する知識を持っているかどうかも、良い転職エージェントかどうかを見極めるうえで重要なポイントです。転職エージェントの強みは、転職エージェントによる選考対策であったり企業の内情を共有してもらえるという点ですが、業界や企業に関する知識が不足しているとこうした対策も不十分となってしまう可能性があります。
特に、社風や待遇・労働時間など外部から分かりづらい情報をいかに持っているか、その業界における転職支援実績はあるかといった点は初回面談で確認してみると良いでしょう。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント③:
レスポンスが早い
レスポンスが早いかどうかも、良い転職エージェントかどうかを見極めるうえで重要なポイントです。転職エージェントによっては普段からレスポンスが遅く、なかなか連絡してもらえない転職エージェントもいます。転職という人生の一大事においてレスポンスが遅い人は信用できないうえ、大事な局面で連絡が取れないということにもなりかねないので、注意が必要です。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント④:
上から目線や横柄・強引な対応をしない・対応が丁寧
上から目線や横柄・強引な対応をしない・対応が丁寧な転職エージェントも質の高い転職エージェントといえるでしょう。
転職エージェントは候補者が転職した場合に企業から報酬を得られるというビジネスモデルであるため、候補者を無理に転職させようと強引な対応をする転職エージェントもいます。
また、そのような強引さだけでなく、シンプルに上から目線であったり横柄な対応をしてくる転職エージェントもいます。こうした転職エージェントはかかわるだけ時間がもったいないので、すぐに担当を変更するように申し伝えることをおすすめします。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント⑤:
求職者の話を鵜呑みにせず、客観的なアドバイスをくれる
求職者の話を鵜呑みにせず、客観的なアドバイスをくれるキャリアアドバイザーも良いキャリアアドバイザーの特徴です。キャリアアドバイザーによっては求職者の話を鵜呑みにして、当たり障りのないアドバイスばかりしてくる転職エージェントもいます。
しかしながら、求職者の話すニーズは必ずしも求職者の希望を満たすものでないケースもあります。
例えば、経営経験を積みたいコンサルに行きたいと言っている人に対して、コンサルはあくまで第三者の立場からアドバイスするのが役割であり、経営経験を直接積めるわけではない、などのアドバイスができる転職エージェントの方が良い転職エージェントです。
このように、求職者の話を鵜呑みにせず、求職者の話から真のニーズをくみ取って適切なアドバイスができる転職エージェントを活用することをおすすめします。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント⑥:
求職者のことを知ろうとたくさん質問してくる
求職者のことを知ろうとたくさん質問してくる転職エージェントも、質の高い転職エージェントとして信用できるでしょう。求職者のことを知れば知るほど、求職者にマッチした求人を紹介することができますが、そうした意欲がある転職エージェントは質が高い傾向にあります。
また、求職者としても経験のあるキャリアアドバイザーによる質問を通じた分析により、自分のことがより客観的にわかるようになるでしょう。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント⑦:
紹介してくる求人が、的外れなものばかりではない
紹介してくる求人が、的外れなものばかりではないという点も重要です。
転職エージェントが紹介する求人すべてが希望に沿っているわけではなく、時には希望とは違う求人の紹介もあり得ます。
そうした的外れな求人が紹介される頻度が少なく、基本的には紹介される求人が希望に沿っている転職エージェントは質の高い転職エージェントといえるでしょう。
逆に、紹介してくる求人が的外れなものばかりである場合は、別のキャリアアドバイザーへの変更を申し出ることをおすすめします。
逆に、信用できない転職エージェントの特徴についてもご説明します。転職エージェントを選ぶ際には下記の様な点も注意して観察してみると良いでしょう。
- 転職や内定の承諾を急かしてくる
- 希望と合わない求人を大量に紹介してくる
- レスポンスが遅い
- 転職や選考・業界に関する知識が浅い
信用できない転職エージェントの特徴は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
転職エージェントはひどい・やめとけ?使わない方が良いと言われる理由とデメリット
転職エージェントは使わない方が良いと言われる理由について、その理由と真相を解説します。転職エージェントは使わない方が良いと言われる理由には、下記の様なものが挙げられます。
- 転職エージェントは自分の利益のために強引に転職を勧める?
- 転職エージェントは希望に合わない求人を紹介してくる?
- キャリアアドバイザーによって質が異なる?
- 転職エージェントを活用すると選考合格率が下がる?
転職エージェントは使わない方が良いと言われる理由とデメリット①:
転職エージェントは自分の利益のために強引に転職を勧める?
転職エージェントは使わない方が良いと言われる理由として、転職エージェントは自分の利益のために強引に転職を勧めるという点が挙げられます。
転職エージェントは、求職者を企業に紹介し、求職者が企業に入社する際に人材紹介料(転職者の年収×30-35%程度)を獲得するというビジネスモデルとなっています。従って、下記の様な場合は報酬をもらうことができません。
- 求職者が結局転職を取りやめる(内定辞退・選考辞退)
- 他の転職エージェントを活用して転職する
転職エージェントによっては、一人一人のキャリアアドバイザーに目標・ノルマが課せられている場合も少なくなく、こうした転職エージェントは転職者を無理に転職させようとして、転職を急かそうとしたり、求人をやたらに紹介してきたりといった傾向にあるというのも事実です。
結論
複数の転職エージェントを活用することでこうしたリスクは避けることができます。
転職エージェントを1社だけ活用すると、こうした悪質な転職エージェントに当たってしまった場合に判別がつかず、エージェントの言うがままに流されることにもなってしまいます。複数の転職エージェントを活用して比較することで、求職者に寄り添ったキャリアアドバイザーを発掘できるでしょう。
転職エージェントは求職者のキャリアを考えて良質な求人を紹介してくれる人がほとんどです。一部のそうした転職エージェントに惑わされず、積極的に活用してみることをおすすめします。
転職エージェントは使わない方が良いと言われる理由とデメリット②:
転職エージェントは希望に合わない求人を紹介してくる?
転職エージェントを利用していると、希望にそぐわない求人を紹介してくることがあります。
自分の希望に合わないだけではなく、中にはブラック企業と言われる企業の求人が混ざっている場合もあります。また、そもそも希望条件の理解が深くないため、意図せず的外れな求人を紹介してしまう場合もあります。
- ノルマのために強引に転職させようとする
- そもそも求職者に関する理解が足りていない
- 希望を満たす求人を持っていない
結論
希望に合わない求人を紹介してきた場合は、その求人を紹介してきた意図を確認しましょう。認識の相違があれば改めて希望条件を伝え、それでも改善しない場合は担当のキャリアアドバイザーを変更するか、転職エージェントを変更しましょう。
希望と合わない求人を紹介された場合は「なぜそのような求人を紹介してきたのか」、理由を明確にするようにしましょう。また、改めて自分の希望条件を伝えて、それでも改善が見られない場合は担当のキャリアアドバイザーを変更することも検討しましょう。また、複数の転職エージェントを利用していれば、こうした求人を紹介してくるキャリアアドバイザーに依存せずに済みます。
転職エージェントは使わない方が良いと言われる理由とデメリット③:
キャリアアドバイザーによって質が異なる?
キャリアアドバイザーによって質が異なるため、転職エージェントは使わない方が良いと言われることもあります。
一口にキャリアアドバイザーといっても新卒からベテランまで様々な経験・実績を持つ人がいます。もちろん、「新卒だからダメ、ベテランはサービスが良い」というわけではなく、特に人柄などは年次に関係ないため、若くても良いキャリアアドバイザーも多数います。
結論
複数の転職エージェントを活用して比較しながら活用しましょう。
複数の転職エージェントを活用することでキャリアアドバイザーの質に関しても比較ができます。複数の転職エージェントを比較し、自分にとって最適な転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職エージェントは使わない方が良いと言われる理由とデメリット④:
転職エージェントを活用すると選考合格率が下がる?
転職エージェントを活用すると選考合格率が下がるため、転職エージェントは使わない方が良いと言われることもあります。
結論
転職エージェントを活用した方が選考合格率が上がると言われています。
これに関しては、正確な数字こそないものの一般的には転職エージェントを活用した方が選考合格率が高くなる傾向にあると言われています。転職エージェントは選考の日程調整などを請け負ってくれるだけでなく、書類選考や模擬面接など面接対策も行ってくれます。
また、企業との面接におけるフィードバックも仕入れてくれるため、改善もしやすく最終的な内定確率は上がると言われています。
転職エージェントは使わない方が良いと言われる理由とデメリットは下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
むかつく転職エージェントの特徴は?見捨てられる・説教してくる?
転職エージェントを活用するにあたってどのような転職エージェントが「むかつく」か、タレントスクエアでは実際に転職エージェントを活用した人100名にインタビューを実施しました。実施したインタビューによると、むかつく転職エージェントの特徴は下記の通りとなっています。
# | むかつく転職エージェントの特徴 | 人数 |
---|---|---|
1 | 希望条件とかけ離れた的外れな求人を紹介してくる | 21 |
2 | 上から目線だったり、説教が多かったりと対応・態度が悪い | 17 |
3 | 転職や内定受諾を急かしてくる | 14 |
4 | 電話やメールなどでの連絡がしつこい、仕事中に電話してくる | 12 |
5 | レスポンスが遅い | 11 |
6 | 求人を紹介してくれない、見捨てられる | 9 |
7 | 企業に関する質問をしても、答えてくれない | 7 |
その他 | 9 |
- 希望条件とかけ離れた的外れな求人を紹介してくる
- 上から目線だったり、説教が多かったりと対応・態度が悪い
- 転職や内定受諾を急かしてくる
- 電話やメールなどでの連絡がしつこい、仕事中に電話してくる
- レスポンスが遅い
- 求人を紹介してくれない、見捨てられる
- 企業に関する質問をしても、答えてくれない
下記の記事ではむかつく転職エージェントの詳細についてご説明しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
胡散臭い?転職エージェントに関するよくある疑問と裏事情
転職エージェントには下記の様な疑問と裏事情があると言われています。
- なぜ求職者は無料で使える?
- なぜ転職を急かすエージェントがいる?
- なぜ希望にそぐわない求人を紹介してくる?ブラック企業の求人もある?
- なぜキャリアアドバイザーによって質が異なる?
- 人によって応募できる求人とできない求人がある?
- そもそもサービスを受けられないこともある?
- 転職意向が少ないとみられるとサービスを受けられなくなる?
転職エージェントの裏事情は、成功報酬型のビジネスモデル・ノルマに起因する
転職エージェントの裏事情は、転職エージェントのビジネスモデルを理解しておくことによってより深まります。
転職エージェントは、求職者を企業に紹介し、求職者が企業に入社する際に人材紹介料(転職者の年収×30-35%程度)を獲得するというビジネスモデルとなっています。
従って、転職エージェントにとっての顧客は求職者ではなく、採用企業です。採用企業から報酬を受け取っているため求職者は無料でサービスを活用できる一方で、エージェントは採用企業も重視しなければならないという点が様々な裏事情を生む背景となっています。
また、転職エージェントは採用企業に紹介する回数が増えるほど収益が伸びるため、収益目標を達成するために、一人一人の転職エージェントにはノルマが課されていることもあります。このようなノルマの存在も様々な裏事情の原因の一つとなっています。
転職エージェントの裏事情は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
嘘つき?不信感がある?無責任?
信用できない転職エージェントの特徴
転職エージェントについてインターネットで検索すると、下記の様に「嘘つき」「不信感」「無責任」など、ネガティブなワードが多数並びます。
どのような転職エージェントが、このように「信用できない」と言われているのでしょうか。転職エージェントが信用できないと言われる理由には下記の様なものが挙げられます。本項目では1つ1つ解説していきます。
- 転職や内定の承諾を急かしてくる
- 希望と合わない求人を大量に紹介してくる
- レスポンスが遅く、無責任
- 転職や選考・業界に関する知識が浅い
- 人によって応募できる求人とできない求人がある
転職エージェントが信用できないと言われる理由・信用できない転職エージェントの特徴は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。