転職エージェントとの面談において、絶対にやってはいけないことはあるのでしょうか。本ページでは、転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけことについて徹底解説します。
また、転職エージェントの選び方に困っている方は、編集部が50社以上の転職エージェントを実際に使ってみたうえで忖度無しに作成した『本当におすすめできる転職エージェントランキング』をご覧ください。
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないことは?
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないことはあるのでしょうか。ここでは、現役の転職エージェントにヒアリングした内容をもとに、転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないことについてご紹介します。
- 経歴を詐称する・スキルなどで嘘をつく
- 面談の日程を守らない
- 面談までに指定された準備を行わない・指定された物を持参しない
- 高圧的・横柄な態度をとる
- 過剰なサービスを要求する
- 転職の意思が低いと言い張る
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと①:
経歴を詐称する・スキルなどで嘘をつく
経歴を詐称したり、スキルなどで嘘をつくのはやめましょう。仮に嘘をついた状態で内定を貰えたとしても、いずればれてしまい、内定取り消しや解雇に繋がる可能性が高まります。
転職エージェント側でも、経歴詐称をしている求職者を企業に紹介してしまうと採用企業からの評判を失ってしまいます。経歴を詐称していることが発覚した時点で転職エージェントからのサポートも受けられなくなってしまうなど、誰も得しない行動なので、経歴の詐称や嘘は避けるのが無難です。
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと②:
面談の日程を守らない
面談の日程を守らないのも、転職エージェントとの面談でも避けるべきことの一つです。
期日や時間を守るというのは最も基本的なビジネスマナーですが、面談に遅刻してしまうと、「時間にルーズ」「企業との面談でも遅刻するのではないか」とキャリアアドバイザーに思われてしまい、求人の紹介を躊躇されてしまう可能性があります。
現職の事情などによってやむを得ず遅刻してしまう場合は、遅刻する旨をきちんと伝えましょう。現職の仕事もしながらの転職活動だと、面談に多少遅刻してしまうことも仕方ありません。事前に遅刻の旨を連絡することが重要です。
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと③:
面談までに指定された準備を行わない・指定された物を持参しない
面談までに指定された準備を行わない・指定された物を持参しないのも、転職エージェントとの面談では避けるようにしましょう。
転職エージェントとの面談では事前にアンケートの記入を求められたり、職務経歴書の持参を求められることがあります。そうした持ち物や事前準備をお願いされているものはきちんと用意するようにしましょう。
事前に準備すべきと伝えられているものを持参・準備しない場合、転職エージェントとの面談が非効率的になるだけでなく、キャリアアドバイザーから「事前にお願いしたことをしっかりとできない」と判断されてしまう可能性があります。
もちろん、現職が忙しく準備が間に合わないこともあるでしょう。そのような場合は、事前に「準備が間に合わない」という旨をキャリアアドバイザーに伝えるようにしましょう。
前もってキャリアアドバイザーに伝えておけば、準備する必要なく当日口頭で伝えることで問題ないと言われることがほとんどです。また、そうした事前報告ができれば、ビジネスマナーも身に付いていると判断されるため、むしろポジティブな印象を与えることができます。
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと④:
高圧的・横柄な態度をとる
高圧的・横柄な態度をとるのも、転職エージェントとの面談では避けましょう。転職エージェントとの面談に限りませんが、高圧的・横柄な態度を取って得することはありません。
特にこうした高圧的・横柄な態度をとる方は、紹介企業に対しても同様な態度を取るのではないかと推測されてしまうため、転職エージェントから求人も紹介されなくなってしまいます。
転職エージェントとの面談においては、丁寧な態度で臨むようにしましょう。
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと⑤:
過剰なサービスを要求する
過剰なサービスを要求するのも、転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないことの1つです。
過剰なサービスを要求する人は、転職エージェントの間で「無茶な要望」をしてくる人という認識を持たれてしまい、転職エージェントからの評判が悪くなってしまいます。
先ほどご説明した通り、転職エージェントにとって求職者は顧客ではありません。従って求職者に提供するサービスはすべて無料なのですが、だからこそ無茶な要求はしすぎないようにしましょう。
- 転職エージェントを経由せずに応募した求人へのサポートを要求する
- 書類を代わりに書かせる・用意させる
- スケジュールや期日が厳しいサポートを要求をする
- 現職の仕事を手伝ってもらう
とはいえ、書類の添削や面接対策をお願いするのは全く問題ありません。転職エージェントが対応してくれる範囲では最大限転職エージェントを活用するようにしましょう。
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと⑥:
転職の意向が低いと言い張る
転職の意思が低いと言い張るのも、転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないことの1つです。
転職エージェントの中には、「転職の意思が低くても、相談だけでも歓迎」としている転職エージェントも多数います。実際に転職を検討するのはまだ先で、現段階での転職意向が低いという方も多数いるでしょう。
もちろん、その状況で相談すること自体は全く問題ありません。転職エージェントとしても、将来的な転職に繋がりうることからそのような段階での相談を受けること自体は建前でなく本当に歓迎しているのも事実です。
ただし、面談で「転職の意向が低い」と強調しすぎるのは避けた方が良いでしょう。「転職の意向が低い」と強調しすぎてしまうと、転職エージェントもサポートしようという気がなくなってしまい、双方にとって無駄な面談となってしまいます。
現段階での転職意向が低い場合は、「転職を具体的に検討できているわけではないが、転職について情報収集したい」と伝えるなど、「転職の意向が全くない」という言い方をしないことが大事です。こうした伝え方により、転職の意向が現段階で低くても、求人を紹介してもらえたり、様々なサポートを受けることができます。
1つの転職エージェントだけに登録するのもNG
自分に合った転職エージェントに出会うためには、複数の転職エージェントと話すことが重要です。1つの転職エージェントだけ登録してしまうと、比較検討の対象がなく適切な判断ができなくなってしまうためです。
相談を通じて複数の転職エージェントを比較することで、自分にとって最適な転職エージェントを選択することができます。
- たくさんの求人を見たうえで応募できる
- 目的に合わせてエージェントを使い分けることができる
- 担当エージェントの質を比較できる
- 様々な視点でのアドバイスをもらえる
- 登録は無料でいつでも退会できる
おすすめできるのは下記の様な転職エージェントです。ご紹介した転職エージェントに複数登録し、比較検討しながら最適な転職エージェントを探すことをおすすめします。
\今すぐ転職予定が無い人でも安心して使える/
実際の利用者の口コミが良かった
おすすめ転職サービス3選
50社以上の転職サービスを編集部が実際に利用したうえで、利用者の方々のリアルな口コミ情報と合わせて、本当におすすめできる転職サービスを厳選しました(2024年4月最新版)
転職サービスの口コミを投稿する
ご回答いただいた方に抽選でAmazonギフト券1,000円分をプレゼント差し上げます。※抽選結果は当選者にのみお送りします。
20代・30代向けのおすすめ転職サービス | |
---|---|
マイナビエージェント | 日本全国・全業種の優良求人を幅広く扱う国内最大級の総合型転職エージェント。 マイナビエージェントでしか取り扱いのない好条件の非公開求人が多く、利用者の年収アップ率は61.1%と非常に高水準。 【公式】https://mynavi-agent.jp |
ビズリーチ | 登録するだけで自分に合ったスカウトが届く、CMでも有名な転職サイト。 匿名で経歴を登録すると人気企業の採用担当者や全国のヘッドハンターからスカウトが届き、そのままチャット上で年収やワークライフバランスなど気になることを直接質問できる。 【公式】https://bizreach.jp |
ASSIGN (アサイン) | 20代・30代のハイクラス転職に特化した実績豊富な大手転職エージェント。 サポートの手厚さに定評があり、全国のエージェントの中から『JAPAN HEADHUNTER AWARD』の最優秀賞を受賞。 【公式】https://assign-inc.com |
転職エージェントにマイナスな印象を持たれて見捨てられるとどうなるのか?
転職エージェントに「見捨てられる」「相手にされない」状態には下記の様なものが挙げられます。
- 登録後しばらくたっても面談の案内が来ない
- 面談の後に連絡が来ない
- 「紹介できる求人がない」と言われる
- レスポンスが次第に悪くなり、次第に求人の紹介もしてくれなくなる
転職エージェントに見捨てられる状態についてはこちらの記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
転職エージェントに見捨てられる・相手にされない状態①:
登録後しばらくたっても面談の案内が来ない
転職エージェントに見捨てられる状態としてまず挙げられるのが、登録後しばらくたっても初回面談の案内が来ないというケースです。転職エージェントを利用する際は、一般的に下記の様なプロセスを踏みます。
- 転職エージェントに登録
- 登録後、転職エージェントより連絡、初回面談の日程を調整
- 初回面談(希望職種・希望年収水準・経歴についてすり合わせ)
- 求人紹介・書類添削・応募
- 面接対策・面接
- 内定・条件交渉・転職
この初回面談に関する案内が来ない場合、転職エージェントから見捨てられている可能性があります。こうした場合は転職エージェントが取り扱っている案件と求職者の希望条件や経歴があっていないことが多いので、別の転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職エージェントに見捨てられる・相手にされない状態②:
面談の後に連絡が来ない
転職エージェントに見捨てられる状態として次に挙げられるのが、面談の後に連絡が来ないというケースです。
初回面談を実施した後、担当の転職エージェントから求人の紹介や次回面談の調整がされない場合、転職エージェントに見捨てられる状態となっている可能性があります。
転職エージェントに見捨てられる・相手にされない状態③:
「紹介できる求人がない」と言われる
「紹介できる求人がない」と言われる場合も転職エージェントに見捨てられている可能性があります。
転職エージェントを活用していると、「現時点ではご紹介できる求人はございません。ご期待に添えず申し訳ございません。ご紹介できる求人があり次第ご連絡します。」と言われる場合があります。
本当にその時点で紹介できる求人がないだけかもしれませんが、実質的には転職エージェントからその後も紹介が来ないことが多い傾向にあります。
転職エージェントに見捨てられる・相手にされない状態④:
レスポンスが次第に悪くなり、次第に求人の紹介もしてくれなくなる
レスポンスが次第に悪くなり、次第に求人の紹介もしてくれなくなる場合も転職エージェントから見捨てられていることがあります。
最初は求人の紹介などをしてくれたものの、例えば候補者側のレスポンスが悪かったり、失礼であったり、転職意向が低いと判断されてしまった場合、転職エージェントからのレスポンスが悪くなり、次第に求人の紹介もしてくれなくなることがあります。
\ 今すぐ転職予定が無い人でも安心して使える /
実際の利用者の口コミが良かった
おすすめ転職サービス3選
50社以上の転職サービスを編集部が実際に利用したうえで、利用者の方々のリアルな口コミ情報と合わせて、本当におすすめできる転職サービスを厳選しました(2024年4月最新版)
転職サービスの口コミを投稿する
ご回答いただいた方に抽選でAmazonギフト券1,000円分をプレゼント差し上げます。※抽選結果は当選者にのみお送りします。
★ マイナビエージェント
日本全国・全業種の優良求人を幅広く扱う国内最大級の総合型転職エージェント。マイナビエージェントでしか取り扱いのない好条件の非公開求人が多く、利用者の年収アップ率は61.1%と非常に高水準。
【公式】https://mynavi-agent.jp
★ ビズリーチ
登録するだけで自分に合ったスカウトが届くCMでもお馴染みの転職サイト。匿名で経歴を登録すると人気企業の採用担当者や全国のヘッドハンターからスカウトが届き、そのままチャット上で年収や選考プロセスなどについて直接質問できる。
【公式】https://bizreach.jp
★ ASSIGN(アサイン)
20代・30代の転職に特化した大手転職エージェント。サポートの手厚さに定評があり、全国のエージェントの中から『JAPAN HEADHUNTER AWARD』の最優秀賞を受賞。
【公式】https://assign-inc.com
※ 2024年4月中に登録すると、キャリアアップに必要な情報をまとめたオリジナル資料(『転職活動の手引き』)を無料で受け取れます。登録は30秒で完了し、万が一合わないと感じた場合は電話不要ですぐに退会可能です。
転職エージェントからサポートを受けるために気を付けるべきこと
転職エージェントからサポートを受けるためには下記の様なことに気を付ける様にしましょう。このような点を意識しておけば、転職エージェントからきちんとしたサポートを受けることができます。
- 約束は守る・真摯な対応をする
- 早めにレスポンスするようにする
- 転職意向が高いことをアピールする
- 転職希望時期が遠い場合はきちんと相談する
転職エージェントからサポートを受けるために気を付けるべきこと①:
約束は守る・真摯な対応をする
転職エージェントに見捨てられないようにするために気を付けるべきこととしてまず挙げられるのが、約束は守る・真摯な対応をするという点です。
これは対転職エージェントに限りませんが、ドタキャンであったり無断の遅刻・欠席を繰り返すと、転職エージェントの信用を失ってしまいます。
転職エージェントの信用を失うと、転職エージェントの顧客である企業への紹介も出来なくなってしまうので、社会人としての基本動作はしっかりとするようにしましょう。
転職エージェントからサポートを受けるために気を付けるべきこと②:
早めにレスポンスするようにする
転職エージェントに対して、早めにレスポンスすることも重要です。転職エージェントは顧客である採用企業の求人情報や選考の結果などを共有してくれますが、それに対するレスポンスはなるべく早くするようにしましょう。
もちろん、即レスは不要ですが、長くても1日以内程度での返信をすることで、エージェントからの信頼を得ることができます。
転職エージェントからサポートを受けるために気を付けるべきこと③:
転職意向が高いことをアピールする
転職エージェントは企業と求職者をマッチングすることで報酬が発生するビジネスモデルであるため、先述の通り転職意向が高い候補者が優先される傾向にあります。
2点目で挙げた内容と被りますが、早めにレスポンスするようにしたり、丁寧な対応を心掛けたり、求人が希望と違う場合は無視するのではなく改めて希望を伝えたりと、相互のコミュニケーションを充実させることで、転職意向が高いことをアピールできます。
転職エージェントからサポートを受けるために気を付けるべきこと④:
転職希望時期が遠い場合はきちんと相談する
転職エージェントは転職意向が高い候補者から優先されると述べましたが、あまりに転職希望時期が遠いと優先順位が落ちる傾向にあります。
転職を真剣に考えているものの、転職時期が遠い場合、初回面談でその旨を相談し、それでも良い転職エージェントを選んだり、時期が近くなった段階で本格的な相談を行うことをおすすめします。
転職エージェントは最初だけ活用しても良い?相談だけしても良い?
結論から言うと、転職エージェントを相談という形で活用すること自体まったく問題ありません。転職エージェントに相談を行うことで、下記の様なメリットがあります。
- 転職におけるプロの意見を無料で聞くことができる
- 転職市場や業界の動向に関する知識を仕入れることができる
- 転職に関する自身の考えを整理できる
- 非公開求人を含め、求人を紹介してもらうことができる
- 希望を満たす求人が出てきた際にいち早く教えてもらえる
転職エージェントに相談だけするメリットについては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
転職エージェントとの面談では何を話す?
転職エージェントとの初回面談当日の流れ
転職エージェントとの面談は下記の様な流れで行われることが一般的です。
- 自己紹介
- 経歴・職歴・仕事内容の共有
- 転職理由及び将来像を踏まえたキャリアプランの共有
- 転職先における希望条件を確認
- 求人の紹介・今後のステップを確認
転職エージェントによって流れは異なりますが、大枠は上記のような流れであると理解しておくと良いでしょう。
転職エージェントとの初回面談当日の流れ①:
自己紹介
まずはお互いの自己紹介から始まります。キャリアアドバイザーからは、これまでの経歴や転職支援における実績、自社の紹介、キャリアアドバイザーが得意としている業界、面談や初回面談以降の流れなどが説明されます。
キャリアアドバイザーによっては、「最初に本日最も話したいことは何か?」と聞いてくる場合があります。そうした場合は、「どのような求人があるか知りたい」、「初めての転職活動で何をすれば良いかわからないのでアドバイスしてほしい」など、自分の要望を伝えることで、それに沿った面談にすることができます。
また、求職者側も自己紹介で自身の経歴や転職活動の現状、転職エージェントに登録した理由などを簡潔に説明すると良いでしょう。
転職エージェントとの初回面談当日の流れ②:
経歴・職歴・仕事内容の共有
次に、求職者側が経歴・職歴・仕事内容をさらに詳しく説明します。特に、下記の内容について詳細に説明すると良いでしょう。
- 現職の具体的な仕事内容
- 現職で身につけたスキル・アピールポイント
- 現職に入社した理由・背景
こうした現職に関する内容を共有することで、キャリアアドバイザー側は現職と親和性がある転職先の提案や納得感のある転職理由・志望動機の作成に役立てることができます。
転職エージェントとの初回面談当日の流れ③:
転職理由及び将来像を踏まえたキャリアプランの共有
次に、転職理由及び将来像を踏まえたキャリアプランを共有します。具体的には下記の様な事項について共有します。
- 現職の年収が低く、年収を上げたい
- 現職のワークライフバランスが悪い
- 東京で働きたい
- 成長しない業界なので、成長業界に行きたい
- 営業スキルを活かして、成果報酬型の企業に行きたい
- 将来的に外資系のIT企業に行きたい
- 育児を考慮してワークライフバランスを重視できるような職場で働きたい
この際、ネガティブな理由であってもキャリアアドバイザーには正確に伝えるようにしましょう。例えば、「労働時間が長すぎる」「パワハラがある」などの理由も正直に伝えましょう。初回面談は企業の選考ではないので、キャリアアドバイザーにはありのままの転職希望理由を伝えても問題ありません。
こうした内容でも正直に伝えることで、キャリアアドバイザーは求職者に適した求人を探すことができるでしょう。また、ネガティブな転職理由をポジティブなものに変える手助けもしてくれます。
キャリアプランに関していえば、転職エージェントに相談する段階では具体的に決まっているわけではない人もいるでしょう。そうした場合は、キャリアアドバイザーにその旨を伝えても問題ありません。キャリアアドバイザーに相談することでキャリアプランに関しても一緒に考えてもらうことができます。
転職エージェントとの初回面談当日の流れ④:
転職先における希望条件を確認
次に、転職先における希望条件をさらに深堀します。具体的に言えば、下記の様なものがあります。
- 収入: 年収、賞与、特別手当の有無、インセンティブ制度の有無
- 仕事内容・会社の種類: 職種、業種、スキル・資格を生かせる、興味のある仕事・やりたい仕事、企業の規模(大企業・中小企業・上場企業・外資系企業など)
- 就業環境・働き方: 勤務地、転勤の有無、通勤手段、時短勤務やフレックス勤務の可否、リモートワークの可否
- 職場の雰囲気: 職場の雰囲気、離職率、社風、年齢構成、男女比、裁量の有無
- 雇用形態: 正社員、派遣社員、契約社員
- ワークライフバランス: 休日・休暇の有無、労働時間、残業時間の有無
- 福利厚生: 退職金制度、年金制度、社宅・家賃補助、育児関連制度、健康保険組合、持株制度
このような希望条件から、自身が特に重要視するものを伝えましょう。すべての要件を満たすような求人の発掘は難しいため、この中でも優先順位をつけることをおすすめします。特に譲れない条件を何個かに絞り伝えることで、求職者の希望により合った案件を紹介してもらうことができます。
転職エージェントとの初回面談当日の流れ⑤:
求人の紹介・今後のステップを確認
転職を検討する理由や転職における希望条件を伝えたのち、初期的に求人を紹介されることとなります。初回面談を受けて改めて後日求人を紹介する転職エージェントもいて、どちらかというとそちらの方が一般的です。
初回面談で紹介される求人はあくまで初期的に紹介される求人なので、マッチ度合いが低い求人が混じっている可能性もあり、無理に求人に応募する必要はなく、全く求人応募を断ったとしても問題はありません。
また、初回面談を受けて気になる点があれば遠慮なくキャリアアドバイザーに質問したり、依頼事項があれば依頼するようにしましょう。特に初回で相談された求人が希望と大きく異なる場合は改めて希望条件を伝え、すり合わせを行うことで希望条件にマッチした求人の紹介がスムーズに進むようになります。
転職エージェントとの面談の所要時間・形式・持ち物・服装は?
転職エージェントとの面談における所要時間はどれくらいなのでしょうか。また、オンライン・オフラインのどのような形式で実施されるのが一般的なのでしょうか。持ち物や服装などよく聞かれる質問と合わせてそれぞれ解説します。
転職エージェントとの面談における所要時間
転職エージェントとの面談における平均時間は約30分-1時間程度となることが一般的です。後ろに予定が詰まっているのであれば、あらかじめその旨を伝えておけば面談時間も調整することができます。
面談は初回以降、引き続き求人の紹介や選考対策のために継続的に行われることもあります。そうした面談も平均して30-1時間程度ですが、キャリアアドバイザーと調整は可能です。
転職エージェントとの面談はオンライン?オフライン?
転職エージェントとの面談はコロナウイルスの流行以降オンラインが定着し、オンラインでの実施が多い傾向にありますが、転職エージェントによってはオフラインの面談を推奨するケースもあります。
ただし、個人の希望によって選択ができる転職エージェントがほとんどなので、初回面談の調整時に希望を伝えると良いでしょう。
転職エージェントとの面談における持ち物
転職エージェントとの面談における持ち物は、転職エージェントによって異なっており、事前に指定されることがほとんどです。もしも明示されていない場合は、転職エージェントに前もって確認することをおすすめしますが、基本的には履歴書・職務経歴書・ポートフォリオ(エンジニアの方)を持ってくるようにお願いされるケースが多いです。
- 履歴書
- 職務経歴書
- ポートフォリオ(エンジニアの方)
また、指定されていなくても、上記を持っていくと面談がスムーズに進むうえその場で求人に応募することもできるため、面談当日までに作成が間に合っているのであれば持っていくことをおすすめします。
ただし、転職エージェントから準備不要と言われている場合は、無理に準備する必要はありません。転職エージェントは履歴書や職務経歴書の作成からサポートもしてくれます。
また、面談日に求人や書類をもらうことがあるので、書類などを入れられるカバンなどの入れ物を持参すると良いでしょう。
転職エージェントとの面談における服装
転職エージェントとの面談では、対面・オンライン問わず服装の指定は特にないケースが多いです。キャリアアドバイザーとしては、初回面談は選考ではないので、リラックスして自己開示をしてほしいという考えから、服装には指定がないことが多い傾向にあります。
ただし、寝癖がついていたり、ジャージ・スウェットというような服装だと転職エージェントからの印象が悪くなってしまうため、第一印象を傷付けないような最低限の服装で臨むようにすることをおすすめします。
また、自分の面接時の服装も含めてアドバイスが欲しい場合は、面接を想定した服装で初回面談に臨むことで、服装に関するアドバイスもしてもらうことができます。
企業との面接時には服装に注意
転職エージェントとの初回面談において服装は自由で気にする必要はありませんが、企業の選考における面接の際は服装に注意するようにしましょう。企業との面接を受ける際は一般的なスーツなどの服装で選考を受ける方がベターです。
転職エージェントを活用したほうが良い理由・メリット
転職活動においては転職エージェントを活用することを強くおすすめします。転職エージェントを活用した場合のメリットには下記の様なものがあります。
- 日程調整などの煩雑な手続きを行ってくれる
- 書類の添削や面接対策を行ってくれる
- 非公開求人を教えてくれる
- 企業の内情を教えてくれる
- 選考におけるフィードバックをもらえる
- 内定時の条件交渉を行ってくれる
転職エージェントを活用した場合のメリット①
日程調整などの煩雑な手続きを行ってくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとしてまず挙げられるのが、企業との選考における日程調整などの煩雑な手続きを行ってくれるという点です。
中途選考にあたっては、働きながら選考を受けるだけでなく、複数の企業と同時並行で面接を受けることもあり、日程調整は非常に煩雑です。転職エージェントは日程調整を企業との間に入って代行してくれるので、候補者の負担が小さくなるという点がメリットです。
転職エージェントを活用した場合のメリット②
書類の添削や面接対策を行ってくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして次に挙げられるのが、書類の添削や面接対策を行ってくれるという点です。
選考においては職務経歴書や履歴書といった書類の提出が必要になりますが、特に今までこのような書類を作成したことがない場合は、独学で作成するのも大きな負担となるうえ、添削がなければなかかな良い書類ができないというのも事実です。転職エージェントは選考のノウハウを生かして、職務経歴書や履歴書を添削してくれるため、特に転職未経験の場合は転職エージェントに書類を見てもらうことをおすすめします。
転職エージェントを活用した場合のメリット③
非公開求人を教えてくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして次に挙げられるのが、非公開求人を教えてくれるという点です。
Web上では公開されていない求人のことを非公開求人と言います。求人を非公開にする理由は様々ですが、下記の様な理由が挙げられます。非公開求人は待遇が良かったり、重要ポストに就けたりと魅力的な案件であることが多い傾向にあります。
- 競合他社に知られたくないため
- 応募の殺到を避け、採用の効率化を図るため
- 重要ポストの人材採用を社内秘で行いたいため
- 待遇などを広く伝えたいわけではないため
一般に非公開案件は待遇の良いものが多いと言われています。こうした非公開求人を紹介してもらえることが転職エージェントを活用するうえでのメリットです。
転職エージェントを活用した場合のメリット④
企業の内情を教えてくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして次に挙げられるのが、企業の内情を教えてくれるという点です。
転職エージェントはその会社に何人も転職させているプロフェッショナルなため、その会社の年収水準や採用難易度、選考フローや、採用意欲など、企業に関する様々な情報を持っています。こうした内情を知ったうえで企業の選考を受けることで、志望動機が確固たるものとなって内定確率を大きく上げることができたり、入社した企業とのミスマッチが生じづらくなるというメリットがあります。
転職エージェントを活用した場合のメリット⑤
選考におけるフィードバックをもらえる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして次に挙げられるのが、選考におけるフィードバックをもらえるという点です。
このフィードバックは候補者と企業が直接やり取りすると仕入れづらいものですが、転職エージェントは採用企業と候補者の間に入ってくれるため、面接などのフィードバックを企業から仕入れてくれることがあります。フィードバックを通じて、評価されていたポイントや次回の面接までに修正したほうが良い点、選考に落ちてしまった理由など、結果的に内定確率を上げるような情報を得ることができるため、転職エージェントを活用して選考のフィードバックを積極的に仕入れることをおすすめします。
転職エージェントを活用した場合のメリット⑥
内定時の条件交渉を行ってくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして最後に挙げられるのが、内定時の条件交渉を行ってくれるという点です。
新卒と異なり、転職においては内定時の交渉によって年収や待遇が向上する場合があります。とはいえ、将来的な雇用主に対して年収や待遇の交渉を行うのはやりづらい・難しいというのも事実でしょう。そのような場合、選考の段階から転職エージェントを活用していれば、転職エージェントが採用条件の交渉についても代行してくれます。こうした採用条件の交渉まで見据えて、転職エージェントの活用を検討することを強くおすすめします。
転職エージェントと他の転職チャネルとの比較
転職活動の進め方として、「直接応募」「リファラル」「転職サイト経由」「転職エージェント経由」という4つの方法があります。
- 直接応募(企業HPから自分で問い合わせ)
- リファラル(知り合い経由の紹介)
- 転職サイト経由
- 転職エージェント経由
それぞれの応募方法について、以下の表の通りメリット・デメリットがあります。
応募方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
直接応募 | ・(一部の会社に限り)直接応募から入社した場合に特別ボーナスが支給されることがある | ・会社の内情についての情報を得づらい(特にネガティブな情報) ・面接対策などのサポートを受けることができない |
リファラル | ・知り合い経由で会社の内情について詳細な情報を教えてもらえる | ・知り合いはキャリアのプロではないため、客観的なアドバイスを受けることができない ・知り合いがいる会社しか受けることができない |
転職サイト経由 | ・たくさんの選択肢の中から自分に合った求人を探すことが出来る | ・面接対策などの個別サポートを受けることができない |
転職エージェント経由 | 上記にご紹介した通り | ・転職サイトと比べると応募可能な求人数が少ない場合がある ※複数の転職エージェントを併用することで解決可能 |
先ほどご説明した通り、転職エージェントは他の転職チャネルと比較すると最も内定確率を上げることができる手段となっています。
参考:
転職エージェントは使うなと言われる理由・デメリットを解説
転職エージェントは時に「使うな」と言われる場合があります。
- 担当者の利益のために悪質な求人を紹介されたり、転職を急かされる可能性がある
- 自分のペースで転職活動を進めづらい
- 自分に合った転職エージェントを探すのが難しい
- 担当者との相性によって転職支援の質が大きく変わる
- 知見がないキャリアアドバイザーも存在する
「転職エージェントは使うな」と言われる理由や転職エージェントを活用した場合のデメリットとしては下記の様なものが挙げられます。下記の記事で別途解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
転職エージェントに関するよくある疑問と本音を踏まえた裏事情
転職エージェントには裏事情があると言われています。転職エージェントには下記の様な疑問と裏事情があると言われています。
- なぜ求職者は無料で使える?
- なぜ転職を急かすエージェントがいる?
- なぜ希望にそぐわない求人を紹介してくる?ブラック企業の求人もある?
- なぜキャリアアドバイザーによって質が異なる?
- 人によって応募できる求人とできない求人がある?
- そもそもサービスを受けられないこともある?
- 転職意向が少ないとみられるとサービスを受けられなくなる?
転職エージェントの裏事情は、成功報酬型のビジネスモデル・ノルマに起因する
転職エージェントの裏事情は、転職エージェントのビジネスモデルを理解しておくことによってより深まります。
転職エージェントは、求職者を企業に紹介し、求職者が企業に入社する際に人材紹介料(転職者の年収×30-35%程度)を獲得するというビジネスモデルとなっています。
従って、転職エージェントにとっての顧客は求職者ではなく、採用企業です。採用企業から報酬を受け取っているため求職者は無料でサービスを活用できる一方で、エージェントは採用企業も重視しなければならないという点が様々な裏事情を生む背景となっています。
また、転職エージェントは採用企業に紹介する回数が増えるほど収益が伸びるため、収益目標を達成するために、一人一人の転職エージェントにはノルマが課されていることもあります。このようなノルマの存在も様々な裏事情の原因の一つとなっています。
転職エージェントの裏事情は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
むかつく転職エージェントの特徴は?説教してくる?
転職エージェントを活用するにあたってどのような転職エージェントが「むかつく」か、タレントスクエアでは実際に転職エージェントを活用した人100名にインタビューを実施しました。実施したインタビューによると、むかつく転職エージェントの特徴は下記の通りとなっています。
# | むかつく転職エージェントの特徴 | 人数 |
---|---|---|
1 | 希望条件とかけ離れた的外れな求人を紹介してくる | 21 |
2 | 上から目線だったり、説教が多かったりと対応・態度が悪い | 17 |
3 | 転職や内定受諾を急かしてくる | 14 |
4 | 電話やメールなどでの連絡がしつこい、仕事中に電話してくる | 12 |
5 | レスポンスが遅い | 11 |
6 | 求人を紹介してくれない、見捨てられる | 9 |
7 | 企業に関する質問をしても、答えてくれない | 7 |
その他 | 9 |
- 希望条件とかけ離れた的外れな求人を紹介してくる
- 上から目線だったり、説教が多かったりと対応・態度が悪い
- 転職や内定受諾を急かしてくる
- 電話やメールなどでの連絡がしつこい、仕事中に電話してくる
- レスポンスが遅い
- 求人を紹介してくれない、見捨てられる
- 企業に関する質問をしても、答えてくれない
下記の記事ではむかつく転職エージェントの特徴について詳しく説明しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
嘘つき?不信感がある?無責任?
信用できない転職エージェントの特徴
転職エージェントについてインターネットで検索すると、下記の様に「嘘つき」「不信感」「無責任」など、ネガティブなワードが多数並びます。
どのような転職エージェントが、このように「信用できない」と言われているのでしょうか。転職エージェントが信用できないと言われる理由には下記の様なものが挙げられます。本項目では1つ1つ解説していきます。
- 転職や内定の承諾を急かしてくる
- 希望と合わない求人を大量に紹介してくる
- レスポンスが遅く、無責任
- 転職や選考・業界に関する知識が浅い
- 人によって応募できる求人とできない求人がある
転職エージェントが信用できないと言われる理由・信用できない転職エージェントの特徴は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。