PwCコンサルティングの年収・給与制度に関する内部事情を、タレントスクエアが独自に実施したPwC社員へのインタビューを参考に徹底解説しています。
年収はどのように決まるのか、役職はどのように推移するのか、評価基準やボーナスについても詳しく解説しているので、PwCコンサルティングに興味のある方、就活や転職活動中の方は是非参考にしてみてください。
なお、PwCコンサルティングへの転職方法に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

本記事のポイント
PwCコンサルティングは20代から年収1,000万円を達成できる非常に年収水準の高い会社となっています。レベルの高い環境に身を置きながら高い給料を享受したい人にとってはおすすめの勤務先です。
下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までお読みください。
- PwCコンサルティングの年収は?
-
PwCコンサルティングは非上場企業なので、上場企業の様に有価証券報告書で平均年収を公開していません。そこで、タレントスクエアが実施した独自調査によると、PwCコンサルティングにおける平均年収は1,316万円となっています。
- PwCコンサルティングの役職別年収は?
-
PwCコンサルティングには「アソシエイト」「シニアアソシエイト」「マネージャー」「シニアマネージャー」「ディレクター」「パートナー」という6段階の役職が存在します。役職ごとの年収イメージは下記の通りです。
役職 年収 年次 アソシエイト 550~750万円 1~4年目 シニアアソシエイト 750~1,050万円 3~7年目 マネージャー 1,100~1,500万円 5~10年目 シニアマネージャー 1,500~1,800万円 8年目~ ディレクター 1,800~2,500万円 10年目~ パートナー 3,000万円~ 15年目~ PwCコンサルティングの役職別年収の推移と年次のイメージ - PwCコンサルティングの年齢別年収は?
-
学部卒22歳でPwCコンサルティングに新卒入社した場合の、その後の年齢別年収推移のイメージはこちらになります。こちらもあくまで一例として参考程度に考えてください。
役職 年収 (参考)役職 22歳 550万円 アソシエイト 25歳 750万円 シニアアソシエイト 30歳 1,200万円 マネージャー 35歳 1,700万円 シニアマネージャー 40歳~ パフォーマンス次第 ディレクター/パートナー PwCコンサルティングの年齢別年収推移と役職のイメージ - 中途でPwCコンサルティングに転職した場合の年収は?
-
中途でPwCコンサルティングに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。
実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。
中途で入社した場合の具体的な年収を知るためには、転職サイトに掲載されている実際の求人を見ることが最も確実です。口コミサイトやSNSよりも最新かつ正確な情報を知ることができます。
特に人気なのはCMでも有名な転職サイト『ビズリーチ』です。一般的な転職サイトではめったに見つからないような人気企業の高年収求人や好条件の非公開求人が多数掲載されています。
【公式HP】https://bizreach.jp
※2023年12月中に新規登録すると95,130 件の求人が無料で閲覧可能
ビズリーチに関する豆知識ビズリーチは定期的にログインし続けているとアカウントの評価が高まり、人気企業の非公開求人が優先的に案内されやすくなります。転職活動を始める前からアカウントを作成して毎月1回程度ログインしておくことで、将来的に転職活動を始める際に有利になるのでおすすめです。
【口コミ】ビズリーチの評判
- 中途でPwCコンサルティングに転職するには?
-
PwCコンサルティングは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。
一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。
正しい選考対策の方法が分からない場合や、キャリアアップしたいけど何から始めていいか分からない場合は、転職のプロである転職エージェントに一度相談してみましょう。
転職エージェントは今すぐ転職予定のない方でも無料で利用することができ、企業研究から書類作成・面接対策・内定後の年収交渉まで全てサポートしてもらえます。
転職エージェントは転職成功時に採用企業から紹介料をもらう仕組みです。利用者側は無料なので、気になるエージェントは積極的に登録してみましょう。
中でも『ASSIGN(アサイン)』は全国のエージェントの中から『JAPAN HEADHUNTER AWARD』の最優秀賞に選ばれた大手の転職エージェントなのでおすすめです。
独自の高年収求人を多数扱っていることに加え、面談後に一人ひとりにオーダーメイドのキャリアプラン資料を作成するなど、他のエージェントとは一線を画した丁寧すぎるサポートが特徴です。
2023年12月現在、事前準備不要のオンライン面談を予約可能
【2023年12月】限定特典あり『ASSIGN』は今すぐ転職予定のない方や、将来的な転職に備えて早めに情報収集を始めたい方でも気軽に利用できます。また、2023年12月中に登録すると、転職活動の進め方や選考準備の方法を解説したオリジナル資料(『転職活動の手引き』)を無料で受け取ることができます。
未経験からコンサル業界への転職に強い
おすすめ転職エージェント
50社以上の転職サイト・転職エージェントを編集部が実際に利用したうえで、利用者の方々のリアルな口コミ情報と合わせて、本当におすすめできるサービスを厳選しました。
転職サービスの口コミを投稿する
ご回答いただいた方に抽選でAmazonギフト券1,000円分をプレゼント差し上げます。※抽選結果は当選者にのみお送りします。
ASSIGN (アサイン) | 20代・30代のハイクラス転職に特化した大手エージェントで特に未経験からのコンサル転職に強い。 サポートの手厚さに定評があり、全国のエージェントの中から『JAPAN HEADHUNTER AWARD』の最優秀賞を獲得。 【公式】https://assign-inc.com |
ビズリーチ | 匿名で経歴を登録するだけで高年収のスカウトが届く、CMでもお馴染みのハイクラス転職サイト。 一般的な転職サイトでは見つからない外資系コンサル・戦略コンサルの限定求人が多数掲載されており、年収や選考フロー等の情報収集にも活用できる。 【公式】https://bizreach.jp |
doda (デューダ) | 2023年オリコン満足度ランキング20代部門でNo.1に選ばれた人気の転職サイト。 3分で簡単な経歴情報を入力すると、マッキンゼー・BCG・PwC・アクセンチュアなどの人気企業300社への転職可能性を算出し、計算根拠や各社の採用情報も含めた詳細なレポートがもらえる。 【公式】https://doda.jp |
PwCコンサルティングとはどんな会社?
PwCコンサルティング合同会社は、「PwC Japanグループ」に属する総合系の経営コンサルティング会社です。
PwC Japanグループは、日本国内のPwCグループ各社をまとめた企業グループで、世界四大会計事務所(BIG4)の1つである「プライスウォータークーパース(PwC)」のメンバーファームです。
- PwCコンサルティング
- KPMGコンサルティング
- デロイトトーマツコンサルティング
- EYストラテジー・アンド・コンサルティング
PwC Japanグループは「数字で見るPwC」というページを公開しており、ここではPwCグローバルネットワークやPwC Japanに関する売上規模・人員数・女性比率・有給取得率などさまざまな指標が掲載されています。
PwC Japanの業務収益(=売上)は2022年時点で2,279億円です。前年度の2021年度の2,056億円から10.8%増加しています。

PwCコンサルティングにおける平均年収は1,316万円
PwCコンサルティングは非上場企業なので、上場企業の様に有価証券報告書で平均年収を公開していません。そこで、タレントスクエアが実施した独自調査によると、PwCコンサルティングにおける平均年収は1,316万円となっています。
国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、PwCコンサルティングの平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。
PwCは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。
一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。
実際に選考を受ける前に自分の合格可能性を知りたい場合は、大手転職サイト『doda(デューダ)』が提供している『合格診断』という機能を利用してみることをおすすめします。
3分で簡単な経歴情報を入力すると、日系・外資系を含めた人気企業300社への転職可能性を算出して、計算根拠や各社の最新の採用状況も含めた詳細なレポートを受け取ることができます。
■ 高年収人気企業
三菱商事 / キーエンス / 電通 / フジテレビ / 三菱地所 / ヒューリック
■ ホワイト高年収企業
トヨタ / 味の素 / 野村総合研究所 / アサヒビール / SONY / 富士フイルム / JR東海
■ 外資系・グローバル企業
マッキンゼー / BCG / ゴールドマンサックス / PwC / デロイトトーマツ / Google / P&G
また、気になる企業をお気に入りに追加すると求人が出たタイミングで通知が届くので、スキマ時間に効率よく志望業界・企業の採用情報をチェックすることができます。
登録しても電話やしつこい転職勧誘が来ることはないため、今すぐ転職予定のない方でも安心して利用できます。
【公式】https://doda.jp/guide/popular/shindan.html
2023年12月中に新規登録すると無料で利用可能
未経験からコンサル業界への転職に強い
おすすめ転職エージェント
転職サービスの口コミを投稿する
ご回答いただいた方に抽選でAmazonギフト券1,000円分をプレゼント差し上げます。※抽選結果は当選者にのみお送りします。
★ ASSIGN(アサイン)
20代・30代のハイクラス転職に特化した大手エージェントで特に未経験からのコンサル転職に強い。サポートの手厚さに定評があり、全国のエージェントの中から『JAPAN HEADHUNTER AWARD』の最優秀賞を受賞。直近で転職予定のない方にも無料のWebキャリア相談を提供中。
★ ビズリーチ
匿名で経歴を登録するだけで高年収のスカウトが届くハイクラス転職サイト。一般的な転職サイトでは見つからない外資系コンサル・戦略コンサルの限定求人が多数掲載されているため、情報収集から始めたい人にもおすすめ。
※2023年12月中に新規登録すると95,130 件の求人を無料で閲覧可能
★ doda(デューダ)
2023年オリコン満足度ランキング20代部門でNo.1に選ばれた人気の転職サイト。3分で簡単な経歴情報を入力すると、マッキンゼー・BCG・PwC・アクセンチュアなどの人気企業300社への転職可能性を算出し、計算根拠や各社の採用情報も含めた詳細なレポートがもらえる。
【公式】https://doda.jp
年収ランキングから見るPwCコンサルティングの年収
経済産業省が発表している賃金構造基本統計調査によると、コンサルタントの平均年収は781万円(平均年齢: 40.5歳)です。またdodaが公表している業種別平均年収ランキングによると、コンサル企業の平均年収は519万円となっており、PwCコンサルティングの平均年収はコンサル企業全体の平均年収よりも高い水準になっています。

また、PwCコンサルティングを含むコンサル業界の各社の年収ランキングは以下の表の通りです。
会社名 | 平均年収 | 月間平均残業時間 |
---|---|---|
ベイン・アンド・カンパニー | 1,940万円 | 59.2時間 |
ボストン・コンサルティング・グループ | 1,928万円 | 43.2時間 |
A.T.カーニー | 1,907万円 | 60.4時間 |
マッキンゼー・アンド・カンパニー | 1,842万円 | 45.1時間 |
ドリームインキュベータ | 1,770万円 | 49.8時間 |
ローランド・ベルガー | 1,710万円 | 52.8時間 |
アーサーディーリトル | 1,689万円 | 55.6時間 |
デロイトトーマツコンサルティング | 1,422万円 | 65.7時間 |
EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 1,393万円 | 60.2時間 |
KPMGコンサルティング | 1,328万円 | 50.7時間 |
PwCコンサルティング | 1,316万円 | 55.3時間 |
アクセンチュア | 1,268万円 | 28.2時間 |
野村総合研究所(NRI) | 1,242万円 | 7.3時間 |
クニエ | 1,159万円 | 40.8時間 |
ベイカレントコンサルティング | 1,118万円 | 30.5時間 |
三菱総合研究所 | 1,025万円 | 10.9時間 |
シグマクシス | 1,008万円 | 47.5時間 |
シンプレクス | 956万円 | 40.5時間 |
日本総合研究所 | 830万円 | 32.8時間 |
アビームコンサルティング | 753万円 | 36.8時間 |
フューチャーアーキテクト | 734万円 | 48.5時間 |
大和総研 | 727万円 | 30.5時間 |
船井総研 | 671万円 | 45.9時間 |
年収・口コミデータを投稿する
ご回答いただいた方に抽選でAmazonギフト券1,000円分をプレゼント差し上げます。※抽選結果は当選者にのみお送りします。
データの出典および集計方法について
上記データはタレントスクエア転職のユーザー様から個別にご回答いただきたデータ、タレントスクエアが別途運営する関連サービスより集計したデータ及び会社開示データをもとに独自に計算しております。
メディアオーナー様向け
上記データは転載フリーです。リンク付きで出典を明記したうえでご自由にお使いください。
PwCコンサルティングの役職と仕事内容
PwCコンサルティングには「アソシエイト」「シニアアソシエイト」「マネージャー」「シニアマネージャー」「ディレクター」「パートナー」という6段階の役職が存在します。
それぞれの役職別の仕事内容は後述しますが、マネージャーくらいまでは3~4年に1回のペースで昇進することが一般的で、シニアマネージャー以降は実力・パフォーマンス次第で昇進の可否やスピードに大きな差があります。
役職 | 年次 |
---|---|
アソシエイト | 1~4年目 |
シニアアソシエイト | 3~7年目 |
マネージャー | 5~10年目 |
シニアマネージャー | 8年目~ |
ディレクター | 10年目~ |
パートナー | 15年目~ |
アソシエイトはPwCコンサルティングの中で一番下の役職です。プロジェクトのメンバーとして、マネージャーから指示を受けながら日々の細かいタスクをこなしていきます。
一日の時間の使い方としては、パワーポイントやExcelを触っている時間が大半です。また、社内のミーティングやクライアント企業との会議がある場合には議事録の作成を任されます。
PwCコンサルティングのアソシエイトの年収は550~750万円です。
アソシエイトとして3~4年間の経験を積み、メンバーレベルの仕事が自分ひとりで一通りできるようになるとシニアアソシエイトに昇進できます。
シニアアソシエイトの仕事内容はアソシエイトの延長線上で、日々の末端のタスクや一次情報に当たる役割を任されます。アソシエイトと違い、マネージャーから細かい指導はないため、仕事の進め方や時間の使い方を自分で管理しやすくなります。
PwCコンサルティングのアソシエイトの年収は750~1,050万円です。
マネージャーの仕事はチームのリソースをマネージ(管理)してプロジェクトのアウトプットを最大化することです。
マネージャーになると自分で手を動かす機会は減り、代わりにチーム内のアソシエイトやシニアアソシエイトに仕事を振り、品質を管理することが求められます。
PwC社内ではマネージャー以降が管理職扱いとなります。PwCコンサルティングのマネージャーの年収は1,100~1,500万円です。
シニアマネージャーの仕事は、マネージャーの延長線上にありますが、マネージャーよりも大きなプロジェクトのマネジメントを任されたり、クライアント企業のよりシニアな役職の方と接する機会が増えていきます。
プロジェクトの日々の管理以外にクライアントとの接点も増え、継続中のプロジェクトの管理以外に加えて、新規プロジェクトの受注のための提案活動に使う時間も増えていきます。
PwCコンサルティングのシニアマネージャーの年収は1,500~1,800万円です。
ディレクターの仕事は、複数のプロジェクトの全体のマネジメント・クライアント企業のキーマン(部長クラスなど)との関係性構築・PwCとしてのブランディング活動・社内制度構築など多岐にわたります。
簡単に言うと、パートナーという最高職位になる前の最後の修行期間にあたり、社内外問わずさまざまな場面でリーダーシップを発揮することを求められます。
PwCコンサルティングのディレクターの年収は1,800~2,500万円です。
パートナーの仕事はPwCコンサルティングの経営そのものです。株式会社における「役員」と同じような立場に当たります。
パートナーは会社の看板として日々名だたる大企業の経営者と関係を構築したり、社内の制度設計や採用における重要な意思決定に携わります。
PwCコンサルティングのパートナーの年収は3,000万円~です。
PwCコンサルティングの実際のパワーポイント資料を見てみたい方はこちらを参考にしてみてください。

PwCコンサルティングの給与体系
PwCコンサルティングの給与体系は基本給+残業代+ボーナスです。基本給は役職別にレンジが決まっており、基本給の中には月50時間分の残業代が含まれています。
また、近年では基本給の割合が高くなりボーナスの割合が小さくなってきていることも特徴の1つです。ボーナスという変動要因の割合を減らして安定した年収水準を実現するということが背景となっています。
PwCコンサルティングにおける年収 = 基本給 + 残業代 + 賞与
PwCコンサルティングの残業代
PwCコンサルティングではみなし残業代制度を採用しており、残業時間が50時間分は固定給に含まれているとされています。残業代は50時間の残業を超過した場合のみ支払われます。
マネージャー以降になると「裁量労働制」という仕組みに移行するため、残業代は支給されなくなります。残業代は基本給に含まれ、基本給の上昇により残業代が賄われるという考え方となっています。
PwCコンサルティングのボーナス・賞与
PwCコンサルティングのボーナス・賞与は年に1回支給されます。PwCコンサルティングではボーナスの割合が低いことが特徴となっており、基本的にボーナス額は給料3か月分程度という相場になっています。
評価制度に関して言えば、マネージャーレベルが部下を評価してマネージャー以上の評価会議でコンサルタントの評価が決定されるという形式を採っています。四半期に一度評価のタイミングがあり、半期の総合評価で昇格・賞与が決定されます。
PwCコンサルティングの役職別年収
(アソシエイト・シニアアソシエイト・マネージャー・シニアマネージャー・ディレクター・パートナー)
PwCコンサルティングの年収は役職によって変わります。それぞれの役職における年収テーブルは以下の通りです。
なお、同じ役職内でも個人の評価や全社業績によって振れ幅があるので、あくまで参考程度にご覧ください。
役職 | 年収 | 年次 |
---|---|---|
アソシエイト | 550~750万円 | 1~4年目 |
シニアアソシエイト | 750~1,050万円 | 3~7年目 |
マネージャー | 1,100~1,500万円 | 5~10年目 |
シニアマネージャー | 1,500~1,800万円 | 8年目~ |
ディレクター | 1,800~2,500万円 | 10年目~ |
パートナー | 3,000万円~ | 15年目~ |
学部卒22歳でPwCコンサルティングに新卒入社した場合の、その後の年齢別年収推移のイメージは以下の表の通りです。
役職 | 年収 | (参考)役職 |
---|---|---|
22歳 | 550万円 | アソシエイト |
25歳 | 750万円 | シニアアソシエイト |
30歳 | 1,200万円 | マネージャー |
35歳 | 1,700万円 | シニアマネージャー |
40歳~ | パフォーマンス次第 | ディレクター/パートナー |
中途採用でPwCコンサルティングに転職した場合の年収は?
中途でPwCコンサルティングに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。
実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。
中途で入社した場合の具体的な年収を知るためには、転職サイトに掲載されている実際の求人を見ることが最も確実です。口コミサイトやSNSよりも最新かつ正確な情報を知ることができます。
特に人気なのはCMでも有名な転職サイト『ビズリーチ』です。一般的な転職サイトではめったに見つからないような人気企業の高年収求人や好条件の非公開求人が多数掲載されています。
【公式HP】https://bizreach.jp
※2023年12月中に新規登録すると95,130 件の求人が無料で閲覧可能
ビズリーチは定期的にログインし続けているとアカウントの評価が高まり、人気企業の非公開求人が優先的に案内されやすくなります。転職活動を始める前からアカウントを作成して毎月1回程度ログインしておくことで、将来的に転職活動を始める際に有利になるのでおすすめです。
【口コミ】ビズリーチの評判
PwCコンサルティングにおける新卒の年収は?
PwCコンサルティングは新卒募集要項で基本給を提示しています。新卒募集要項によれば、初任給は下記の通りとなっています。
- 年 5,500,000万円(月458,333万円)
上記に加えて法人業績・個人評価を踏まえて特別賞与が支給されるので、新卒での年収水準は600万円程度となることが想定されます。
PwCコンサルティングの福利厚生
PwCコンサルティングの福利厚生は特段手厚いということはなく、外資系のコンサルティング会社としては平均的なレベルです。日系の大企業と比べると福利厚生の水準は劣ります。
具体的には、健康保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険・介護保険といった法廷福利厚生は完備されていますが、退職金や住宅手当はありません。通勤手当はあります。
年20日の有給休暇に加えて、年5日のリフレッシュ休暇(入社初年度は3日)が付与されます。
PwCコンサルティングは激務?残業時間は?
PwCコンサルティングは外資系のコンサルティング会社ということで、年収が高い代わりに激務だというイメージを持たれているようです。
実際に、5~10年前までのPwCコンサルティングは労働時間が非常に長く、激務を理由に退職したり体調を壊す人も少なくなかったようですが、最近では働き方改革の流れもあり状況は少しずつ変化しています。
PwCコンサルティングではプロジェクトベースで仕事をするため、自分がアサインされているプロジェクト次第で労働時間も休暇の取りやすさも変わります。

PwCコンサルティングの社員口コミ
20代男性
プロジェクトによります。ある程度の残業は必要がありますが、休日のプライベートの予定をつぶすほどの激務はあまりありません。もちろん、自分の働き方や効率によるところは大きいと思います。一方で案件が炎上したりしている場合は休日も稼働が求められることは覚悟しておく必要があります。
プロジェクトとプロジェクトの間は長期の休暇を取ることができるので、そうしたタイミングでリフレッシュは可能です。
PwCコンサルティングの激務度合い・残業時間について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

PwCコンサルティングの採用大学・学歴・入社難易度
PwCコンサルティングの新卒採用人数は150人~200人程度です。ボリュームゾーンの学歴は早慶以上で、採用人数が多い順に上から慶應義塾大学・早稲田大学・東京大学とトップ校が並びます。
明確な学歴フィルターはありませんが、MARCHまで程度が実質的な採用のターゲットとなっています。
順位 | 出身大学 | 採用人数 |
---|---|---|
1 | 慶應義塾大学 | 83人 |
2 | 早稲田大学 | 59人 |
3 | 東京大学 | 21人 |
4 | 東京工業大学 | 19人 |
5 | 上智大学 | 17人 |
6 | 一橋大学 | 15人 |
7 | 京都大学 | 12人 |
8 | 東北大学 大阪大学 明治大学 | 10人 |
9 | 東京外国語大学 | 8人 |
10 | 筑波大学 横浜国立大学 東京理科大学 同志社大学 | 7人 |
11 | 北海道大学 創価大学 中央大学 | 6人 |
12 | 青山学院大学 | 5人 |
13 | 名古屋大学 国際基督教大学 立命館大学 | 4人 |
PwCコンサルティングは外資コンサルという人気のカテゴリに属していることもあり、就活では東大・京大などの優秀な学生も数多く受けるため、入社難易度は非常に高いです。
なお、新卒採用人数の男女比はほぼ半々です。就活でPwCを受ける人の数は男性の方が多いと思いますが、女性比率を増やそうというグローバルの方針が働いているため、女性の方が入社難易度は少し低いのではないでしょうか。
年度 | 新卒採用人数 | うち男性 | うち女性 |
---|---|---|---|
2021年 | 176人 | 93人 | 83人 |
2020年 | 257人 | 134人 | 123人 |
2019年 | 137人 | 73人 | 64人 |
PwCコンサルティングの特徴・強み
コンサル業界におけるPwCコンサルティングは、「外資系総合コンサル」と呼ばれるポジションに位置します。同じポジションにいる会社としてはEYストラテジー・アンド・コンサルティングやデロイトトーマツコンサルティング、KPMGコンサルティング、アクセンチュアなどが挙げられます。
分類 | 外資系 | 日系 |
---|---|---|
戦略系 | マッキンゼー BCG ベイン A.T.カーニー ローランド・ベルガー アーサー・D・リトル etc. | ドリームインキュベータ コーポレイトディレクション etc. |
総合系・IT系 | PwCコンサルティング デロイトトーマツ EY S&C KPMGコンサルティング etc. | アクセンチュア野村総合研究所 ベイカレント クニエ etc. |
PwCコンサルティングの特徴は、PwCのメンバーファームと連携して経営に関する幅広いソリューションを提供できることと、PwCが持つグローバルネットワークを活用した最先端の知見を提供できることです。
また、PwC Japanグループはコンサルティングの他に監査やファイナンシャルアドバイザリー、税務、法務、コンプライアンスなどさまざまな専門組織を抱えています。
それぞれの部門が連携し、ワンストップでソリューションを提供できるという点もPwCの強みの一つです。
PwCの強み①:
PwC Japanグループ内の連携
PwC Japanグループはコンサルティングの他に監査やファイナンシャルアドバイザリー、税務、法務、コンプライアンスなどさまざまな専門組織を抱えています。
それぞれの組織は別法人であり、社員もそれぞれの組織別で採用されていますが、PwC Japanとしての横の結びつきがあり、お互いに必要なリソースを補完しあえる仕組みが整備されています。
- 【コンサル】PwCコンサルティング
- 【FAS】PwCアドバイザリー
- 【監査】PwCあらた有限責任監査法人・PwC京都監査法人
- 【税務】PwC税理士法人
PwCの強み②:
PwCのグローバルネットワーク
PwCは世界150か国以上に拠点を持ち、30万人以上のスタッフを抱えています。大きな組織なのでそれぞれの分野ごとに社内に専門家がいるのが強みで、必要に応じてグローバルの知見にアクセスすることができます。
日本企業のクライアントが海外に進出する際の支援や、海外の先行事例を参考にして国内事業の戦略を立てる支援など、海外の知見が活きるケースにおいては、日系のコンサルティング会社と比べてより価値を生み出しやすいのではないかと思います。
地域 | 社員数 |
---|---|
アジア・オセアニア | 98,876人 |
米州 | 73,601人 |
欧州・中東・アフリカ | 122,894人 |
世界全体 | 約328,000人 |
PwCコンサルティングの評判・社員口コミ
最後に、PwCコンサルティングの社員による口コミ・評判をご紹介します。

PwCコンサルティングの社員口コミ
20代男性
同業他社と比較しても遜色ない水準の報酬が得られます。昇進ごとに大きく給料が上がる仕組みになっていて、実力次第で昇進スピードは早くなります。

PwCコンサルティングの社員口コミ
30代男性
ネームバリューも十分で、多様なバックグラウンドを持つコンサルタントが多く存在していることから、総合コンサルとしての実力は高いのではないかと思います。
人数が増えすぎていることによるコンサルタントの平均能力は懸念材料です。デジタル系のプロジェクトは完全に出遅れている影響もあり、競合にシェアを取られているのが現状です。

PwCコンサルティングの社員口コミ
30代女性
穏やかで人の好い社員が良い印象です。そうした人の好さを決め手に当社に入社される方も多いと思います。ファーム内の雰囲気・風通しは非常に良いと思います。
また、外資系特有のドライ感はあまりなく、他の部門やメンバーとの連携が重視されています。
自分がPwCコンサルティングで通用するかを知るためにやるべきこと
中途でPwCコンサルティングに転職したいと思っても、「果たして自分が通用するのか」「激務で体調を壊すのではないか」と悩んでしまう方もたくさんいらっしゃると思います。
自分自身がPwCコンサルティングで通用するかを知るためには、コンサル業界をよく知るプロフェッショナルに聞くのがベストです。
PwCコンサルティングへの転職者を何人もサポートしてきた転職エージェントは、「どのような人が通用するのか、活躍できるのか」ということに関するナレッジを豊富に保有しており、現職の状況やご自身の性格をベースに業界・企業への適性を診断してくれます。
転職エージェントは無料で何社でも利用することができ、企業研究から書類作成・面接対策まで全てサポートしてもらえます。
転職エージェントは転職成功時に採用企業から紹介料をもらう仕組みです。利用者側は無料なので、気になるエージェントは積極的に登録してみましょう。
中でも『ASSIGN(アサイン)』は全国のエージェントの中から『JAPAN HEADHUNTER AWARD』の最優秀賞に選ばれた大手の転職エージェントで、実際の利用者の口コミも非常に良いのでおすすめです。
独自の高年収求人を多数扱っていることに加え、面談後に一人ひとりにオーダーメイドのキャリアプラン資料を作成するなど、他のエージェントとは一線を画した丁寧すぎるサポートが特徴です。
2023年12月現在、事前準備不要のオンライン面談を予約可能
『ASSIGN』は今すぐ転職予定のない方や、将来的な転職に備えて早めに情報収集を始めたい方でも気軽に利用できます。また、2023年12月中に登録すると、転職活動の進め方や選考準備の方法を解説したオリジナル資料(『転職活動の手引き』)を無料で受け取ることができます。
未経験からコンサル業界への転職に強い
おすすめ転職エージェント
50社以上の転職サイト・転職エージェントを編集部が実際に利用したうえで、利用者の方々のリアルな口コミ情報と合わせて、本当におすすめできるサービスを厳選しました。コンサル転職に興味のある方は是非参考にしてみてください。
転職サービスの口コミを投稿する
ご回答いただいた方に抽選でAmazonギフト券1,000円分をプレゼント差し上げます。※抽選結果は当選者にのみお送りします。
ASSIGN (アサイン) | 20代・30代のハイクラス転職に特化した大手エージェントで特に未経験からのコンサル転職に強い。 サポートの手厚さに定評があり、全国のエージェントの中から『JAPAN HEADHUNTER AWARD』の最優秀賞を獲得。 【公式】https://assign-inc.com |
ビズリーチ | 匿名で経歴を登録するだけで高年収のスカウトが届くハイクラス転職サイト。 一般的な転職サイトでは見つからない外資系コンサル・戦略コンサルの求人が多数掲載されているため、情報収集から始めたい人にもおすすめ。 【公式】https://bizreach.jp 【口コミ】ビズリーチの評判 |
doda (デューダ) | 2023年オリコン満足度ランキングでNo.1に選ばれた人気の転職サイト。 3分で簡単な経歴情報を入力すると、マッキンゼー・BCG・PwC・アクセンチュアなどの人気企業300社への転職可能性を算出し、計算根拠や各社の採用情報も含めた詳細なレポートがもらえる。 【公式】https://doda.jp 【口コミ】dodaの評判 |

【参考】PwCコンサルティングの年収
PwCコンサルティングの年収に興味がある人におすすめ記事
PwCコンサルティングの年収に関してご紹介してきましたが、PwCコンサルティングに興味がある人におすすめの記事をまとめました。是非合わせてご覧ください。



