フリーランスエンジニアはやめとけ？と言われる理由や働くメリット

フリーランスエンジニアに就職・転職するのはやめとけと言われることがありますが、どのような理由からやめとけと言われてしまうのでしょうか。

フリーランスエンジニアは「やめとけ」と言われる理由やフリーランスエンジニアとして働くメリット、向いている人の特徴について解説していきます。

なお、おすすめのフリーランスエンジニアエージェントは下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。

フリーランスエンジニアは「やめとけ」「後悔する」と言われる理由

フリーランスエンジニアは「やめとけ」「後悔する」と言われる理由は下記の通りです。

フリーランスエンジニアは「やめとけ」「後悔する」と言われる理由#1:
収入が安定しないため

フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由として、収入が安定しない点が挙げられます。

会社員であれば、スキルの有無に関わらず毎月一定の額が会社から支払われます。また、社会保障制度や有給休暇があるため長期的に仕事を休むことがあっても収入が途絶えることはありません。

しかし、フリーランスエンジニアとして働くことになると、自身のスキルが収入に大きく関わってきます。スキルが不足している場合には、単価の安い案件やプロジェクトに偏ってしまい収入が減少してしまうこともあります。

また、案件数を十分に確保することができない場合にも収入が減少してしまうこともあります。このように会社員とは違い、フリーランスエンジニアでは、安定した収入を確保することが難しくなるため、やめとけと言われています。

フリーランスエンジニアは「やめとけ」「後悔する」と言われる理由#2:
フリーランスエンジニアが増加し競争率が高いため

フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由として、フリーランスエンジニアが増加し競争率が高い点が挙げられます。

ITの需要が高まり、YouTubeやインターネットを通じて簡単なプログラミングを学ぶことができるようになってきています。そのため、簡単なプログラミングスキルを持ったエンジニアは多くなってきています。

企業からの案件数よりも、エンジニアの人数が増加してきていることからもフリーランスエンジニアによる案件獲得の競争は非常に高くなっているため、差別化することのできるスキルや強みを持っていないと埋もれてしまいやすいと言えます。

フリーランスエンジニアは「やめとけ」「後悔する」と言われる理由#3:
スキルアップしづらいため

フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由として、スキルアップしづらい点が挙げられます。

会社に所属している場合、その企業の中でスキルを身に付け少しずつ難しい案件に挑戦していくことができたり、教育制度によっては勉強会などの費用の負担などを行っていることも少なくありません。

しかし、フリーランスエンジニアの場合には、収入が不安定なこともあり、自分自身のスキルを安定して発揮することのできる簡単な案件を選びがちになります。また、自ら学んでいく姿勢がないと成長していくことも難しくなってしまいます。

そのため、常にアンテナを張り、スキルアップのために勉強していくことをしないと時代に取り残される可能性も出てきてしまいます。向上心を持ちスキルアップが求められるため、大変であると感じやすくなり、やめとけと言われてしまいます。

フリーランスエンジニアは「やめとけ」「後悔する」と言われる理由#4:
営業スキルが必要になるため

フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由として、営業スキルが必要になる点が挙げられます。

会社に勤めエンジニアの仕事をする場合には、営業担当が契約をとってきた案件に対して仕事をすることになるため、エンジニアは営業の必要はなく、業務に集中することができます。

しかし、フリーランスエンジニアの場合、自らのスキルや経験をもとに自分自身を売り込んで案件を獲得するといった営業力も必要になります。

そして、獲得した案件の業務もこなしながら、新規の案件を獲得するために営業を行うといった並行して業務を行っていくことになります。

エンジニア業務しかできない場合には、案件の獲得は困難になり、収入も得られなくなってしまうためフリーランスエンジニアはやめとけと言われることがあります。

フリーランスエンジニアは「やめとけ」「後悔する」と言われる理由#5:
マネジメント能力が身に付かないため

フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由として、マネジメント能力が身に付かない点が挙げられます。

会社で働いていると、30代から40代頃は部下の教育やマネジメント業務などを行うようになります。しかし、フリーランスとして働くとなると、すべて個人での業務の進行になるため、教育やマネジメント業務に携わることはありません。

また、案件に対しても、企業からマネジメントされる立場であることが多く、チームメンバーとの関わりも少ない傾向にあります。そのため、マネジメント能力は身に付けづらいと言えます。

フリーランスエンジニアの場合でも、大きなプロジェクトは多くの人と関わりチームで業務を行うことになります。

将来的にプロジェクトマネージャーとして業務を行いたい人は、フリーランスとして働く前にマネジメント能力を身に付けておくことが重要です。

フリーランスエンジニアは「やめとけ」「後悔する」と言われる理由#6:
社会的信用が低くなりやすいため

フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由として、社会的信用が低くなりやすい点が挙げられます。

フリーランスエンジニアでは正社員とは異なり安定した雇用がされているわけではないため、社会的信用が低くなってしまうことがあります。

社会的信用は、住宅ローンやクレジットカードの審査でも重要になってきます。フリーランスエンジニアでは、安定した収入を継続的に得ることができていないため、社会的信用も低くなり審査に通りにくくなってしまいます。

こうした理由からもフリーランスエンジニアはやめとけと言われやすくなっています。

フリーランスエンジニアの魅力と働くメリット

フリーランスエンジニアの魅力とメリットは下記の通りです。

フリーランスエンジニアの魅力とメリット#1:
スキルがあれば年齢に関係なく年収アップができる

フリーランスエンジニアの魅力とメリットとして、スキルがあれば年齢に関係なく年収アップができる点が挙げられます。

会社員の場合には、スキルの有無にかかわらず一定の額が毎月支払われます。また、年功序列の企業であれば年齢が若いうちにどれだけスキルや業績を上げていたとしても、高収入を狙うことは難しくなってしまいます。

しかし、フリーランスエンジニアの場合には、個人でクライアントと契約を取りやり取りを行うためスキルや経験が重要視されます。

スキルがあれば年齢に関係なく、案件を獲得することができることに加えて、他の人と差別化を図ることができればより高い単価で仕事を行うこともできるようになり、年収アップを目指すことができます。

フリーランスエンジニアの魅力とメリット#2:
仕事を自分で選ぶことができる

フリーランスエンジニアの魅力とメリットとして、仕事を自分で選ぶことができる点が挙げられます。

会社に所属している場合には、営業が獲得してきた案件を自分に合わない場合であっても仕事を行っていく必要があります。

しかし、フリーランスエンジニアでは、案件獲得のための営業からすべてを自分自身で行うことになります。そのため、自分の行いたい仕事に絞って営業をかけることができたり、自分に合わない仕事が提案された場合には、断ることもできます。

また、プライベートの時間を確保したいと感じた時には、仕事量を抑えたりするなど自分自身で仕事量をコントロールし、ワークライフバランスを意識した働き方も可能です。

このように、フリーランスエンジニアでは自分のスキルや経験に合わせて仕事を選択することができたり、業務量を調整することができるのも魅力の一つです。

フリーランスエンジニアの魅力とメリット#3:
働く場所や時間を自由に選ぶことができる

フリーランスエンジニアの魅力とメリットとして、働く場所や時間を自由に選ぶことができる点が挙げられます。

フリーランスエンジニアでは、PCがあれば仕事をすることができます。そのため、時間や場所を決めることなく働いていくことができます。

クライアントとの会議などもオンライン上でできるようになってきているため、会社員のように毎日オフィスに行かずとも仕事することができます。

自分の好きな場所や満員電車での出社がない分、精神的ストレスも少なく働くことができるのも、フリーランスエンジニアとして働く魅力の一つと言えます。

フリーランスエンジニアの魅力とメリット#4:
人間関係に悩むことが少なくなる

フリーランスエンジニアの魅力とメリットとして、人間関係に悩むことが少なくなる点が挙げられます。

会社の人間関係は仕事のモチベーションにも大きく影響を及ぼします。また、人間関係の悪い職場で働き続けることで精神的に落ち込んでしまったり、仕事に復帰することも難しくなることがあります。

しかし、フリーランスエンジニアとして働けば、会社員と違い嫌な人と働き続ける必要はありません。基本的に一人で仕事をするため、人間関係で悩むこと自体少なくなります。

こうした、人間関係の悩みなく働くことができるのもフリーランスエンジニアの魅力と言えます。

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴は下記の通りです。

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴#1:
向上心のある人

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴として、向上心のある人が挙げられます。

フリーランスエンジニアでは、収入が不安定になりやすいことからも今の自分自身のスキルに合わせて案件を絞ってしまいやすい傾向にあります。そのため、スキルが停滞しやすくなります。

IT業界はトレンドの移り変わりが激しく、競争率が激しいためスキルが不足してしまうと、将来的に仕事がなくなってしまう可能性もあります。

向上心のある人であれば、常に新しい情報を取り入れ、スキルアップすることを目指していくことができます。

クライアントもスキルの高い人材を求めているため、向上心のある人であればフリーランスエンジニアとして長期的に働いていくことができるため向いていると言えます。

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴#2:
営業力がある人

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴として、営業力がある人が挙げられます。

フリーランスエンジニアにとって、営業力が非常に重要になります。一般企業であれば、営業職が案件を獲得してきたうえで、その案件をエンジニアが行うことになります。

しかし、フリーランスエンジニアでは自分自身で案件を獲得しなければいけないため、営業力も必要になってきます。

クライアントの中にもエンジニア業務に関して詳しくない場合も多く、無茶な納期や単価での案件を要望されてしまうことがあります。

こうした場合にも、営業力のある人であれば、コミュニケーション能力や交渉力も高いため、双方が納得することのできる妥協点を見つけることができます。営業力があることで、効率よく仕事を行っていくことができます。

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴#3:
自主的に行動できる人

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴として、自主的に行動できる人が挙げられます。

フリーランスでは、自主的に行動をしない限り仕事が手に入りません。また、クライアントとの打ち合わせや納期の管理などすべて自己管理することが必要になります。

案件獲得のためにクライアントとなる企業へ営業を行ったり、人脈を広げるためにセミナーなどにこまめに参加し行くことも大切になってきます。

こうした自主的に行動することのできる人は、フリーランスエンジニアに向いていると言えます。

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴#4:
ワークライフバランスを保ちながら働きたい人

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴として、ワークライフバランスを保ちながら働きたい人が挙げられます。

フリーランスエンジニアにはクライアントからの納期の依頼にさえ合えば良いため、業務時間や拘束時間はありません。そのため、自分のタイミングで働いていくことができます。

さらに、PC さえあればどこであってもできるため、自宅やカフェといった場所で働くことができます。

また、プライベートの時間を十分に確保したい場合には、案件を絞ったりすることもできるため、ワークライフバランスを保ちながら働いていくことができます。

フリーランスエンジニアになって後悔しないためのポイント

フリーランスエンジニアになって後悔しないためのポイントは下記の通りです。

フリーランスエンジニアになって後悔しないためのポイント#1:
経験やスキルを積む

フリーランスエンジニアになって後悔しないためのポイントとして、経験やスキルを積むことが挙げられます。

フリーランスエンジニアは競争率が非常に高く、クライアントも経験やスキルが豊富な人材に案件を任せやすくなっています。経験やスキルが不足している場合には、案件がなく収入も得られないといったことにもなりかねません。

フリーランスになってから経験やスキルを積もうと思っても、企業などから相手にしてもらえない可能性もあります。

そのため、フリーランスになる前に他のエンジニアと差別化を図ることができるレベルのスキルや経験を積んでおくことが重要です。

フリーランスエンジニアになって後悔しないためのポイント#2:
自己管理能力を身に付ける

フリーランスエンジニアになって後悔しないためのポイントとして、自己管理能力を身に付けることが挙げられます。

会社に勤めている場合には、給料や税金、案件の管理など様々なことを会社全体で行っています。しかし、フリーランスで働く場合には、これらすべてを一人で行っていくことが求められます。

そのため、自己管理能力がなければフリーランスとして働きだしても、自分の対応することのできる業務量以上の仕事を請け負うことになったり、逆に思うような収入が得られなくなるといった様々な問題が出てきてしまいます。

こうした問題が発生してしまうことがないように、フリーランスエンジニアとして働く前から自己管理能力をしっかりと身に付けておいた方が良いと言えます。

フリーランスエンジニアになって後悔しないためのポイント#3:
セミナーなどに参加して人脈を作る

フリーランスエンジニアになって後悔しないためのポイントとして、セミナーなどに参加して人脈を作ることが挙げられます。

フリーランスエンジニアにとって、案件を獲得するためにも人脈は非常に重要な要素です。幅広い人脈があることでフリーランスになった後も個人的に案件を任せてもらうことができたり、新規の仕事が舞い込んでくる可能性も高くなります。

フリーランスエンジニアは給料が不安定になりやすいからこそ、フリーランスになる前から勉強会やセミナーなどに参加し、フリーランスになった後に仕事を貰うことができるようにしておくことが重要です。