川崎重工業の年収について、平均年収・ボーナス・役職別の給料テーブル・新卒1年目の初任給などの最新情報を解説します。
川崎重工業株式会社
Kawasaki Heavy Industries, Ltd.
平均年収
810万円
2024年3月期
平均年齢
41.3歳
2024年3月期
平均残業時間
22.0時間
2023年度
離職率
1.6％
2023年度
有給休暇取得率
84.1%
2023年度
中途採用比率
63.3%
2023年度
川崎重工グループ（国内）データ含む
なお、川崎重工業への転職方法・転職難易度に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
本記事のポイント
下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までお読みください。
- 川崎重工業の年収は？
-
川崎重工業は上場企業のため、有価証券報告書で平均年収が開示されています。有価証券報告書によれば川崎重工業における2024年3月期の平均年収は810万円（平均年齢: 41.3歳）となっています。
年度 平均年収 平均年齢 2024年3月期 810万円 41.3歳 2023年3月期 737万円 40.9歳 2022年3月期 684万円 40.5歳 2021年3月期 699万円 39.4歳 2020年3月期 720万円 39.0歳 2019年3月期 708万円 38.7歳 2018年3月期 707万円 38.4歳 川崎重工の平均年収・平均年齢推移（出典：川崎重工業IR） - 川崎重工業の役職別年収は？
-
川崎重工業の年収は一般的な年収体系となっており、基本給と残業代、賞与で構成されます。
川崎重工業の年収＝ 基本給 + 残業代 + 賞与（年4回）
基本給はグレードによって、賞与は評価によって決定されます。
川崎重工業においては、「係員」「主事補」「主事」「基幹職」「課長」「部長」という順番で昇進していきます。
残業代は主事の時点まで支給され、期間職以降では残業代の支給がなくなりますが、若手の間は残業代で稼ぐという傾向にある模様です。
役職別の年収イメージは下記の通りです。
役職 年次 年収レンジ 係員 1-3年目 400-550万円 主事補 4-8年目 550-700万円 主事 9-12年目 700-1,000万円 基幹職 13-17年目 1,000-1,200万円 課長 評価次第 1,200-1,500万円 部長 評価次第 1,500万円- 川崎重工業における役職と年収イメージ
バイクから戦闘機まで製造する川崎重工はどんな会社？
川崎重工は船舶・鉄道車両・航空機・モーターサイクル・ガスタービン・ガスエンジン・産業プラント・油圧機器・ロボットなどの多彩な事業を展開する、日本を代表する総合重工業メーカーです。
事業分野は下記の通りとなっています。基本的にはBtoBビジネスが主ですが、カワサキモーターズ株式会社のみ一般消費者に向けて製品を提供しています。
- 川崎車両株式会社: 新幹線や電車等の車両を製造
- 航空宇宙システムカンパニー: P-1固定翼哨戒機及びC-2輸送機など、防衛省向けの航空機の開発・製造
- エネルギーソリューション＆マリンカンパニー: プラントやエネルギーソリューションシステムの製造・開発
- カワサキモータース株式会社: 二輪車、ATV（四輪バギー車）等の製造
- 精密機械・ロボットカンパニー: 建設機械、産業機械や船舶用に用いられる油圧機械の製造
| 会社名 | 川崎重工業株式会社 |
| 英語名 | Kawasaki Heavy Industries, Ltd. |
| 資本金 | 104,484百万円 |
| 本社所在地 | 東京本社: 東京都港区海岸1丁目14-5 神戸本社: 神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号 （神戸クリスタルタワー） |
川崎重工業の平均年収は810万円（平均年齢: 41.3歳）
川崎重工業は上場企業のため、有価証券報告書で平均年収が開示されています。有価証券報告書によれば川崎重工業における2024年3月期の平均年収は810万円（平均年齢: 41.3歳）となっています。
| 年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 2024年3月期 | 810万円 | 41.3歳 |
| 2023年3月期 | 737万円 | 40.9歳 |
| 2022年3月期 | 684万円 | 40.5歳 |
| 2021年3月期 | 699万円 | 39.4歳 |
| 2020年3月期 | 720万円 | 39.0歳 |
| 2019年3月期 | 708万円 | 38.7歳 |
| 2018年3月期 | 707万円 | 38.4歳 |
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川崎重工業の年収偏差値は？
年収偏差値について詳しく知りたい方は以下の年収偏差値計算ツールをご利用ください。年齢と年収を入力すると年収偏差値を試算することができます。
▼ 条件を指定して年収偏差値を計算できます| 年収偏差値計算ツール | |
|---|---|
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年収偏差値
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男性の中での偏差値
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女性の中での偏差値
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大卒の中での偏差値
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大企業の中での偏差値
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厚生労働省『賃金構造基本統計調査』の最新情報をもとに試算
「今の自分の年収が本当に適正水準なのか」「ブラック企業に搾取されていないか」自分の正しい市場価値を知りたい方は『適正年収診断』という無料ツールをチェックしてみてください。
簡単な経歴を登録するだけで、自分の適正年収を診断し、具体的な数字で知ることができます。診断は1分で完了し、結果はその場で見ることが出来ます（詳細：適正年収診断公式ページ）
川崎重工業の平均手取りはいくら？
国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、川崎重工業の平均と同じく41歳で年収810万円の場合、年間の手取り額は約596万円、ひと月あたりの手取り額は約50万円となります。
| 項目 | 年収 | 月収 |
|---|---|---|
| 額面収入 | ||
| 所得税 | ||
| 住民税 | ||
| 健康保険 | ||
| 厚生年金 | ||
| 雇用保険 | ||
| 介護保険 | ||
| 手取り |
川崎重工業の年収は低い？
年収ランキングから見る川崎重工業の年収
競合と比較した際の川崎重工業における年収は下記の通りです。
| 企業 | 平均年収 | 出所 |
|---|---|---|
| 三菱重工業の年収 | 966万円 | 24年3月期決算 |
| 荏原製作所の年収 | 949万円 | 24年12月期決算 |
| IHIの年収 | 836万円 | 24年3月期決算 |
| 住友重機械工業の年収 | 835万円 | 24年12月期決算 |
| 川崎重工業の年収 | 810万円 | 24年3月期決算 |
川崎重工業の転職難易度は？
川崎重工業は年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。
一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。
実際に選考を受ける前に自分の転職可能性を知りたい方は、『転職可能性診断』という無料のツールをチェックしてみてください。
簡単な経歴を登録するだけで、以下のような人気企業100社への転職可能性を数字で算出してレポートとして受け取ることができます（出典：転職可能性公式ページ）
なお、川崎重工業への転職方法・転職難易度に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
川崎重工業の総合職における役職別年収の実態を解説
川崎重工業の年収は一般的な年収体系となっており、基本給と残業代、賞与で構成されます。
川崎重工業の年収＝ 基本給 + 残業代 + 賞与（年4回）
基本給はグレードによって、賞与は評価によって決定されます。川崎重工業においては、「係員」「主事補」「主事」「基幹職」「課長」「部長」という順番で昇進していきます。
残業代は主事の時点まで支給され、期間職以降では残業代の支給がなくなるという形式となっており、若手の間は残業代で稼ぐという傾向にある模様です。
川崎重工業の役職別の年収イメージは下記の通りです。
| 役職 | 年次 | 年収レンジ |
|---|---|---|
| 係員 | 1-3年目 | 400-550万円 |
| 主事補 | 4-8年目 | 550-700万円 |
| 主事 | 9-12年目 | 700-1,000万円 |
| 基幹職 | 13-17年目 | 1,000-1,200万円 |
| 課長 | 評価次第 | 1,200-1,500万円 |
| 部長 | 評価次第 | 1,500万円- |
なお、主事補への昇格時及び主事への昇格に際しては試験を受けて合格する必要があります。
川崎重工業における評価制度と昇格・ボーナス
川崎重工業において、ボーナスは年に4回支給されます。年度初めに社内フォーマットを用いて目標を記載し、少なくとも四半期ごとに振り返りの面談が実施され、年度末に目標に対する達成度を確認し、それが個人の評価に反映されるという形になっています。
ボーナスは年収の25-30%程度となっています。また、個人の評価だけでなく会社・部署の業績もボーナスの決定材料となります。
川崎重工業ではボーナスカットがあった？
川崎重工業ではボーナスがカットされたと噂されることがありますが、今までボーナスがカットされた事例はありません。川崎重工業は安定した企業であり、待遇も良い企業となっています。
- 川崎重工業における主事試験とは？
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川崎重工業では、主事補及び主事になるにあたって試験を受ける必要があります。主事補になる際の試験における合格率は高いものの、主事になるにあたっては複数回試験を受けて合格するのが一般的な模様です。（合格率としては30%程度）
主事への昇格試験に合格し、基幹職に昇格するくらいのタイミングで年収1,000万円がみえてきます。
昇格に際して必要なスキル- 主事補への昇格時: TOEIC450点以上かつ論文試験
- 主事への昇格時: インバスケット試験（※）と論文試験
※管理職の立場で大量の事案を短時間でいかに裁けるかを判定する試験
- 川崎重工業における高卒の年収は？大卒と比較すると異なる？
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川崎重工業における高卒は大卒と比較して昇進が5年程度遅れます。また高卒だと主事から基幹職クラスまで昇進できる人数は限られるため、川崎重工業における高卒の年収はだいたい600-800万円台となることが想定されます。
- 川崎重工業における課長・部長の年収は？
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川崎重工業における課長の年収は1,200-1,500万円程度、部長の年収は1,500万円程度になっています。
中途で川崎重工業に転職した場合の年収は？
中途で川崎重工業に転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。
実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。
中途で入社した場合の具体的な年収を知るためには、転職サイトに掲載されている実際の求人を見ることが最も確実です。口コミサイトやSNSよりも最新かつ正確な情報を知ることができます。
特に人気なのはCMでも有名な転職サイト『ビズリーチ』です。一般的な転職サイトではめったに見つからないような人気企業の高年収求人や好条件の非公開求人が多数掲載されています。
【公式HP】https://bizreach.jp
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ビズリーチは定期的にログインしているとアカウントの評価が高まり、人気企業の非公開求人が優先的に案内されやすくなります。
転職活動を始める前から無料アカウントを作成して年に数回ログインしておくだけで、将来転職する際に情報が集まりやすく非常に有利になるのでおすすめです。
【参考】ビズリーチの評判・口コミ
川崎重工業における年齢別年収推移
新卒で川崎重工業に入社して、その後も順調に昇進した場合の年齢別年収（ボーナス・残業代を含む）の推移は以下の通りです。
なお、昇進スピードや残業時間・評価によって合計年収は変わる可能性があるため、参考までにご覧ください。
| 年齢 | 年収 |
|---|---|
| 25歳 | 450-500万円 |
| 30歳 | 600-650万円 |
| 35歳 | 900-950万円 |
| 40歳 | 1,000-1,100万円 |
| 45歳 | 1,200万円以上（評価次第） |
| 50歳 | 1,200万円以上（評価次第） |
川崎重工業の初任給・新卒1年目の年収（大卒・院卒）
川崎重工業の初任給と過去の推移は以下の表の通りです。なお、以下の基本給に対して賞与や残業代が別途支給されます。
| 年度 | 大卒 | 修士 |
|---|---|---|
| 2018年入社 | 212,000円 | 236,500円 |
| 2019年入社 | 214,000円 | 238,500円 |
| 2020年入社 | 215,000円 | 239,500円 |
| 2021年入社 | 215,400円 | 239,900円 |
| 2022年入社 | 216,900円 | 241,400円 |
| 2023年入社 | 240,000円 | 261,400円 |
| 2024年入社 | 260,000円 | 281,000円 |
| 2025年入社 | 260,000円 | 281,000円 |
| 2026年入社 | 260,000円 | 281,000円 |
川崎重工業の福利厚生 ・退職金を解説
川崎重工業の福利厚生は公式サイトにて詳細に説明されています。主な福利厚生は下記の通りです。大企業としては標準的な水準となっています。特に寮・社宅に格安で住める上、寮での食事や社食を安く利用できるなど福利厚生が大きいため、結果として出費を大きく抑えることができるという点が評判です。
- 保険: 雇用・労災・健康・厚生年金保険完備
- 施設: 独身寮、社宅、保養所、診療所、グラウンド
- 制度: 育児休業、介護休業、財形貯蓄、住宅資金融資、従業員持株制度、カフェテリアプラン（年間約10万円相当の補助）、自社製品割引販売（バイク、ジェットスキー®）など
川崎重工業における退職金はいくら？
新卒で入社し定年まで勤務した場合、川崎重工業では2,000万円以上が退職金として支給されるとされています。
川崎重工業は激務？離職率は高い？
川崎重工は公式に年間所定外労働時間を発表しています。
年間平均残業時間から算出された月間平均残業時間は22.0時間と短い水準であることが分かります。働き方改革の影響で残業は少なくなっており、プライベートとの調整は非常にしやすくなっている模様です。
| 年度 | 年間所定外労働時間 （公式発表） | 月間所定外労働時間 |
|---|---|---|
| 2019 | 295.2時間 | 24.6時間 |
| 2020 | 206.4時間 | 17.2時間 |
| 2021 | 261.4時間 | 21.8時間 |
| 2022 | 272.0時間 | 22.7時間 |
| 2023 | 263.9時間 | 22.0時間 |
離職率の水準も1%台となっており、低い水準であることが分かります。
| 年度 | 自己都合離職率 |
|---|---|
| 2019 | 1.3% |
| 2020 | 1.2% |
| 2021 | 1.8% |
| 2022 | 1.8% |
| 2023 | 1.6％ |
近年はコンプライアンス意識の遵守によってパワハラも少なくなってきている模様です。
川崎重工業に転職すると後悔・失敗する可能性がある？
転職市場において高い人気を集める川崎重工業ですが、川崎重工業に転職して後悔する可能性もあります。
- 組織が官僚的で意思決定に時間がかかる
- 年功序列でもどかしい思いをする機会が多い
- 事業部によって社風や報酬が異なる
- 激務になるタイミングがある
- 出世争いが熾烈で、新卒が優遇されやすい
- 成長の実感を得づらい
- 全国転勤や海外駐在の可能性がある
川崎重工業に転職して後悔する理由は以下のページで解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
川崎重工業はやばい？やばいと言われる理由
日本を代表する総合重工業メーカーの川崎重工ですが、Googleで「川崎重工」と検索すると関連キーワードに「やばい」「潰れる」というネガティブなワードがあります。
川崎重工への就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。
- 赤字に転落してしまい今後の将来性が不安があると言われていたため
- 年収が高いため
- 激務で離職率も高いと言われているため
- 「バイク」と「鉄道車両」を分社化したため
- 転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
- 裏金問題という不祥事が起きたため
- 採用大学のレベルが高くエリートばかりと噂されているため
川崎重工業は上記のような理由で「やばい」と言われます。川崎重工業が「やばい」と言われる理由と実態については以下のページで解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
川崎重工業の採用大学・学歴は？エリート？
大学通信によれば、川崎重工業の採用大学は下記の通りです。大学別に見ると大阪大学、九州大学、神戸大学、京都大学、早稲田大学など非常にレベルが高い大学の出身者が多く、川崎重工業の採用大学・学歴・就職難易度ともにレベルが高いことが分かります。
| 順位 | 大学 | 採用人数 |
|---|---|---|
| 1 | 大阪大学 | 24 |
| 2 | 九州大学 | 16 |
| 3 | 神戸大学 | 12 |
| 4 | 京都大学 | 11 |
| 5 | 早稲田大学 | 10 |
| 6 | 岐阜大学 | 8 |
| 同志社大学 | 8 | |
| 8 | 岡山大学 | 6 |
| 9 | 北海道大学 | 5 |
| 東北大学 | 5 | |
| 名古屋工業大学 | 5 | |
| 大阪府立大学 | 5 | |
| 関西大学 | 5 |