【20代】仕事で何がしたいか分からない？原因と対処法を解説

「仕事で何がしたいか分からない」「向いている仕事が分からない」と考えるのは珍しいことではありません。

本ページでは、20代でやりたい仕事・向いている仕事の特徴や、20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からなくなる理由、20代でやりたい仕事・向いている仕事を見つける方法・対処法について解説します。

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仕事で何がしたいか・向いている仕事が分からない20代は多い

厚生労働省が実施している「令和3年雇用動向調査」によると、20代前半（20-24歳）と20代後半（25-29歳）における離職理由で、「仕事の内容に興味を持てなかった」「能力・個性・資格を生かせなかった」という理由が合わせて全体の約2割を占めています。

年齢	20-24歳	25-29歳
仕事の内容に興味を持てなかった	3.6%	10.1%
能力・個性・資格を生かせなかった	3.7%	4.7%

つまり、20代では待遇や労働条件だけでなく、より良い仕事内容を求めて転職を決意する人が多いことも分かります。つまり、20代の多くが「現職はベストではない」と判断し、転職を決意しているのです。

したがって、20代で「仕事で何がしたいか・向いている仕事が分からない」ことを恥だと思う必要はありません。むしろ、20代のうちに向いている仕事・やりたい仕事を見つけるようたくさんトライすることが重要です。

【20代】やりたい仕事・向いている仕事の特徴

そもそも、20代でやりたい仕事・向いている仕事にはどのような特徴があるのでしょうか。順を追って説明します。

【20代】やりたい仕事・向いている仕事の特徴#1:
仕事内容が合っている・向いている

20代でやりたい仕事の特徴として、仕事内容が合っている・向いているという点が挙げられます。

仕事内容について楽しいと思ったり、時間を割くことに抵抗がないような仕事は自分に合っている仕事と言えるでしょう。

仕事は人生において長い時間を割くものですが、その仕事内容にやりがいを感じるような仕事は向いている仕事です。

また仕事内容を楽しいと思うことができれば、困難に直面したりストレスを感じた際でも踏ん張ることができ、結果的にスキルも付きやすくなるという好循環が生まれがちです。

【20代】やりたい仕事・向いている仕事の特徴#2:
給料・待遇が良い

20代でやりたい仕事の特徴として、給料・待遇が良いという点も挙げられます。20代はまだ学ぶことが多く労働時間が長くなることもありますが、給料や待遇が良いと踏ん張ることができます。

また、プライベートを充実させることもできるようになるため、満足のいく給料水準は非常に重要です。

また若手の間は給料が低くても、30代で年収が上がっていくビジョンが見えるなど中長期的に給料や待遇が良くなるということが分かっていると、若手の間は仕事を頑張ることができるでしょう。

逆にどんなに仕事内容が良くても、満足のいく給料水準でなかったりプライベートが圧迫されるような年収水準だと結果的に精神を壊してしまうことにもつながるため、向いている仕事とは言えません。

自分の年収が高いか低いかを知るために

【20代】やりたい仕事・向いている仕事の特徴#3:
自分のスキルが合っており、評価も良くなりやすい

自分のスキルが合っており、評価も良くなりやすいという点も向いている仕事の特徴です。

仕事で求められるスキルが自分の得意分野であれば成果を出しやすく、また評価も良くなった結果待遇も良くなるという好循環が生まれる傾向にあります。

例えばコミュニケーション能力が高い人は営業が天職だということもありますし、思考能力が高ければコンサルタントが天職だという可能性もあります。

求められるスキルは職種によって全く異なってくるため、自分の強みが評価されやすい仕事を探すことが非常に重要です。

20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からなくなる理由

20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からなくなる理由は下記の通りです。

20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からなくなる理由#1:
やりたいことや好きなことが分からない

20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からなくなる理由として、やりたいことや好きなことが分からないという点が挙げられます。

20代は学生生活を長年過ごした後社会人になったばかりの時期で、社会人経験が浅い時期です。

就職活動で自己分析などを行っているとはいえ、実際の社会人生活や仕事は想像と異なることも多々あります。そもそも就職活動でなんとなくネームバリューなどに引かれて入社先を決めてしまったという人も多いでしょう。

「やりたいことが分からないけど、入社したらきっと大丈夫だろう」「とりあえずやってみて好きな仕事が何か考えてみよう」という考えの人は、その仕事がぴったり合っていない限りは「自分のやりたい仕事は本当にこれなのか」と思い悩んでしまいます。

また20代前半でなく20代後半になったとしても、キャリアを考えたときに「この仕事は本当に自分がやりたいことなのか」と思い悩んでしまうこともよくあります。

この様に自分のやりたいことや好きなことが分かっていない人は、やりたい仕事・向いている仕事が具体的にどのような仕事か分からなくなってしまいます。

20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からなくなる理由#2:
自分の得意分野や武器になるスキルが分からない

自分の得意分野や武器になるスキルが分からないというのも、やりたい仕事・向いている仕事が分からなくなる理由の1つです。

医師免許や弁護士資格など、明らかな資格があればこうした悩みを抱えることは少ない傾向にありますが、資格などが必要ない世界で生きてきた人は自分の確固たる得意分野やスキルがなく、適正な仕事に就けないと感じることがあります。

またエンジニアスキルなど分かりやすいスキルがない場合も、自分が強みを発揮できる場所がどこか分からず思い悩んでしまうということも多いでしょう。

とはいえ、世の中は医師免許や弁護士資格など言語化できる具体的かつ明確な資格やスキルが必要な仕事ばかりではありません。

例えばコミュニケーション能力が高ければ営業が向いている可能性がありますし、思考力が高ければ証券会社が向いている場合もあります。

誰しもこうした強みは持っているため、強みが分からないという場合は自己分析を改めて行うことが重要です。

特に「困難に直面した時にどのように解決してきたか」であったり、「どのようなときに楽しいと感じるか」ということを改めて振り返ることで、自分のスキルや能力が分かることができます。

20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からなくなる理由#3:
成果を出すことができない・やりがいを感じない

今の仕事で成果を出すことができない・やりがいを感じないと、やりたい仕事・向いている仕事が分からなくなってしまうことがあります。

仕事で成果を出せているような状態だとその仕事が向いていると分かりやすく思えますが、成果を出せていないような場合はそもそもこの仕事が自分に合っていないのではないかと感じることがあります。

しかし、成果を現時点で出せていないからといって、その仕事が向いていないと判断するのは時期尚早です。

仕事内容は楽しいと思えるが、成果を出せないという場合は、原因を特定することで大幅に状況を改善することができるかもしれません。

逆に成果も出せず仕事内容に興味もないような状態は、向いていない仕事に就いているといえる可能性が高いです。

20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からなくなる理由#4:
目標がない

目標がないというのもやりたい仕事・向いている仕事が分からなくなる理由の1つです。

今の職場でどのような仕事をしたいかだけでなく、中長期的にどのような目標を果たしたいかなど、具体的な目標を思い描いていないような状態ではやりたい仕事・向いている仕事が分からなくなってしまいます。

また自分自身の目標だけでなく、職場で尊敬できる上司がいないような状態でもやりたい仕事はわからなくなりがちです。

職場の上司は数年後の自分自身のかがみですが、そうした上司が不在であれば自分が目指しているような人材にその職場でなれる可能性が低いと言えます。

20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からない人に多い特徴

20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からない人に多い特徴としては下記の様なものがあげられます。順にご説明します。

20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からない人に多い特徴#1:
受け身である

20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からない人に多い特徴として、受け身であるということが挙げられます。

自分から状況を改善しようとすることなく、与えられた仕事をこなすことを考えている人はやりたい仕事・向いている仕事が分からなくなる傾向にあります。

自分のやりたい仕事・向いている仕事を見つけたいと考えている場合は、自分自身で動く必要があります。

特に転職活動など自分自身の環境を変えるという努力は自発的に動かなければ何も始まらないため、自分の天職を見つけるためには受け身な姿勢を改善するよう取り組む必要があります。

20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からない人に多い特徴#2:
優柔不断である・失敗することを恐れている

優柔不断である・失敗することを恐れているという点も20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からない人に多い特徴として挙げられます。

優柔不断な人や失敗を恐れている人は自分自身の環境を変えることを恐れており、目の前にチャンスが来た時も言い訳をして逃してしまうことがあります。

自分自身でやりたい仕事・向いている仕事が分からないときは、一発で自分の向いている仕事に転職できるかはわかりません。

何度か失敗して最終的に自分のやりたい仕事・向いている仕事に就くことができる可能性もあるため、自分自身で向いている仕事が分からない人は失敗を恐れず環境を変えることも選択肢の1つです。

20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からない人に多い特徴#3:
自分に自信がない

自分に自信がないというのも、20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からない人に多い特徴として挙げられます。

やりたい仕事・向いている仕事は自分のスキルが適正に発揮できる職場であるという特徴がありますが、自分に自信がない場合は何が強みか分からないという状態が続いてしまいます。

社会人であれば多くの人が自分で気づかなくても強みを持っているものです。自分に自信がないとそうした強みすら見逃してしまいますが、自分自身を見つめなおしてどのような点が強みと言えるのか改めて考えることが重要です。

こうした自己肯定感が低いと、失敗を恐れて動けないという状態にもつながってしまうことがあるため、割り切って自分に自信を持つこと、自己肯定感を上げることが必要となります。

20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からない人に多い特徴#4:
他人と比較してしまう

他人と比較してしまうというのも、20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からない人に多い特徴として挙げられます。

友人だけでなく現代ではSNSなどによってよく知らない他人の人生も覗くことができるような時代になっていますが、こうした人たちと比較してネガティブになってしまうことが多いです。

その結果、表面上はよく見える他人の生活と比較して自分のスキルや能力・仕事を過剰に卑下してしまい、結果的にやりたい仕事・向いている仕事が分からなくなってしまいます。

羨ましく見える他人の生活はほんの一部で、裏では抱えている悩みも多くあります。したがって、必要以上に自信をなくしてしまうのではなく他人は他人と考えて自分自身の人生を客観視することが必要となります。

20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からない人に多い特徴#5:
目先の条件に飛びついてしまう

目先の条件に飛びついてしまうというのも、20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からない人に多い特徴として挙げられます。

例えば年収○○万円以上、都内勤務などの条件につられて転職し、結局その仕事内容が合っておらず退職してしまうというように、一見よさそうに見える条件だけに飛びついてしまうと仕事内容などが合わないということにもなりがちです。

こうしたケースでは自分の仕事適性などを一切考えずに転職活動を行ってしまうため、本当に自分に合っている仕事や向いている仕事に就くことができません。

自分の適性に合っている仕事を選ぶことで結果的に長続きしたり、評価が良い結果年収も上がることもあるため、目先の条件だけに釣られないことが重要です。

20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からない人に多い特徴#6:
目標がない

目標がないというのも、20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からない人に多い特徴として挙げられます。

短期的な目標だけでなく、30代・40代で何を達成したいか、どのような状態になっていたいか、どのような人物になっていたいかといった目標を立てていくことが重要です。

長期的な目標がなければ、そこに至るまでの具体的な道のりも設定できず、やりたい仕事・向いている仕事も分からなくなってしまいます。

20代でやりたい仕事・向いている仕事を見つける方法・対処法

20代でやりたい仕事・向いている仕事を見つける方法・対処法としては下記の様なものがあげられます。

20代でやりたい仕事・向いている仕事を見つける方法・対処法#1:
自分が人生で楽しいと思ったことや困難をどのように乗り越えたかを考える

自分が人生で楽しいと思ったことや困難をどのように乗り越えたかを考えることが、20代でやりたい仕事・向いている仕事を見つける方法・対処法として挙げられます。

自分自身に向いている仕事・合っている仕事に就くためには、自分のスキルや能力を把握することが必要です。

そうしたスキルや能力を把握するためには、自分が人生で楽しいと思ったことや困難をどのように乗り越えたかを考えることも非常に重要になってきます。

また、自分自身が困難を克服した経験が明確になることで、どのようなスキルが問題解決に活かすことができるかもわかってきます。

20代でやりたい仕事・向いている仕事を見つける方法・対処法#2:
やりたくない仕事を考える

やりたくない仕事を考えることも20代でやりたい仕事・向いている仕事を見つける方法・対処法の1つです。

やりたくない仕事を考えることで、逆にそうした条件を排除した仕事が自分に向いていると考えることができるようになります。

20代でやりたい仕事・向いている仕事を見つける方法・対処法#3:
将来の目標を考える

20代でやりたい仕事・向いている仕事を見つける方法・対処法として、将来の目標を考えることが重要です。自分自身のなりたい姿が分かれば、それを達成するためにどのような道筋をたどれば良いか具体的にわかるようになります。

20代でやりたい仕事・向いている仕事を見つける方法・対処法#4:
転職エージェントを活用する

20代でやりたい仕事・向いている仕事を見つける方法・対処法としては転職することも選択肢の1つです。自分に向いている仕事・やりたい仕事は簡単に見つかるわけではありませんが、実際に転職活動を行ってみて自分に向いている仕事の解像度が上がる可能性があります。

転職エージェントは転職活動のプロフェッショナルであり、第三者的な目線でどのような仕事が自分に合っているかの診断を行ってくれます。自分に合っている・向いている仕事や強み・スキルは自分自身で気づけないことがあるので、第三者的なアドバイスが非常に有用となりえます。

なお、実際の利用者の口コミが良かった20代におすすめの転職エージェントについて詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。

仕事を辞めるか判断すべきポイントとは？仕事の辞め時の10のサインを解説

仕事の辞めどきがわかる10のサイン・仕事が合わないサインにはどのようなものがあるのでしょうか。仕事の辞め時を判断するポイントには下記の様なものが挙げられます。

一方で、下記の様な場合は仕事を辞めるべきではありません。特に、一時的な感情で仕事を辞めてしまうと後悔に繋がることもあるため、しっかり考えたうえで決断をすることをおすすめします。逆に、しっかり考えたうえでの決断であれば、仕事を辞めても全く問題ありません。

また、最近はAIで企業と求職者をつなぐ『HelloBoss』というアプリケーションも有用と評判です。下記の記事では『HelloBoss』の評判がまとめられているので、是非参考にしてください。
参考: 【最新】AIによる次世代採用アプリ”HelloBoss”の特徴や評判、使い方を徹底解説！

20代でやりたい仕事・向いている仕事が分からないまま合わない仕事を続けた結果

向いていない・合わない仕事を続けた結果、どの様なことが起こるのでしょうか。向いていない・合わない仕事を続けた結果起こることについてご説明します。

向いていない・合わない仕事を続けた結果起こってしまうことについては下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。

特に20代は転職市場において価値が高い一方で、30代に入ると転職市場における市場価値は低減していきます。20代でやる気が出ない仕事を続けていると気づいたら30代になり、転職するには遅いという状態に陥ってしまう可能性も大いにあり得るため、向いていない・合わない仕事だと感じた場合は早めに見切りをつけてしまうことが重要です。

20代で仕事にやる気が出ない場合に考えられる理由

20代で仕事にやる気が出ないと悩んでいる人は多いです。20代で仕事にやる気が出ない場合に考えられる理由としてはどのようなものとしては下記の様なものが挙げられます。