武田薬品に転職するためにやるべきことは？転職難易度も解説

武田薬品工業に転職するためにやるべきことや転職難易度について、実際の武田薬品工業の社員の口コミをもとに解説します。武田薬品工業への転職を考えている人は是非参考にしてみてください。

武田薬品工業ってどんな会社？

武田薬品工業は売上高では国内第一位の大手製薬メーカーです。

潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬「エンティビオ」が主力の製品となっており、主要領域は「消化器系疾患」「希少疾患」「血漿分画製剤」「オンコロジー」「ニューロサイエンス」の5つです。

大企業ならではの安定した雇用体系が取られているうえ、多くの社員が年収1,000万円に到達できる人気企業となっています。福利厚生も手厚く、ネームバリューも非常に高いので、転職市場ではおすすめの会社です。

武田薬品におけるキャリアパス（転職元と転職先）

武田薬品への転職元及び転職先の一例は下記の通りです。あくまで一例なので、下記の様なキャリア以外も十分にあり得ます。武田薬品は中途採用の割合が高く、多様なバックグラウンドから転職してくる方が多い傾向です。武田薬品入社後のキャリアパスも幅広く、コンサルティングファームに加えて他社製薬企業など多様となっています。

武田薬品工業の転職難易度は？中途採用は厳しい？

結論から言うと、武田薬品工業は転職市場における人気は高く、転職難易度は高いです。一方で、中途採用に積極的であることから、転職できる可能性は十分にあると言えます。

dodaが発表している「転職人気企業ランキング2024」において、武田薬品工業はTOP300にランクインしていることから、転職市場における武田薬品工業の人気は非常に高いと言えます。

一方で、武田薬品工業は中途採用にも積極的です。求人で求められるスキル・経歴は高いものの、自身の経歴や職種次第では十分に転職できる可能性があると言えます。

このように、武田薬品工業は転職市場における人気は高いながら中途採用にも積極的です。募集職種も多岐に渡っているため、職種によっては十分に転職できる可能性があると言えます。

武田薬品工業は第二新卒でも転職できる？

武田薬品工業は第二新卒であっても十分に転職することが可能です。

武田薬品の中途採用における選考フロー（書類対策や面接でよく聞かれること）

武田薬品の選考フローは、下記のようなフローとなっています。

武田薬品の選考対策①:
書類選考

書類選考では自分の職務経歴書を提出することとなります。自分の職務経歴書においては、自分の名前や職歴・成し遂げた実績や自己PRといった項目を記載する必要があります。

具体的な記載項目としては下記の様なものがあります。（各項目の書き方については後述します）武田薬品は職務経歴書と別個で履歴書を提出する必要はありません。

書類選考においては自分の持つ経験や強みがなぜ武田薬品に活きるのかということを意識して書きましょう。

自分が培ってきたビジネスに関する知見やチームマネジメント力など、何でも構わないので武田薬品で働く上で役立つと思える経験やスキルを強調して記載することをおすすめします。

武田薬品の選考対策②:
面接

書類選考を通過したら次は面接となります。武田薬品における中途採用では、人や部署によるものの面接が2回程度とされています。

面接においては下記のような質問が問われます。

少なくとも上記のような一般的な質問に対する回答は事前に準備し、模擬面接で自分の意見を言えるようにきちんと練習しておきましょう。

また、こうした意見だけではなく、企業風土に関する理解もしっかりと深めておく必要があります。特に、他の製薬企業ではなくてなぜ武田薬品なのかという点はしっかりと説明できるようにしておきましょう。

武田薬品が求めるような回答を準備するには、当然ながら練習が必要となってきます。

①自分で想定質疑応答集を書き起こし回答を作成、②それを模擬面接で声に出して話せるようにする というフローで練習をすることがとても大事です。

①のように想定質問への回答だけ作成したとしても、実際にそれをアウトプットできないと意味がないためです。

模擬面接の相手としては転職エージェントを活用することを強くおすすめします。転職エージェントは面接においてきちんと面接官に刺さる回答例を理解しているだけではなく、模擬面接の相手もしてくれます。

武田薬品の選考対策③:
採用条件の交渉

無事武田薬品の面接に通過した場合は、いよいよ採用条件を交渉・同意できたら採用決定という流れです。内定時には改めて現職での待遇を伝え、それを上回るようなオファーを提示・それに納得できるかについて話し合います。

中途採用において年収の交渉は失礼に当たるものではなく、ここでしっかりと交渉しておくことで後悔なく転職・入社することができるでしょう。

一方で、将来的な雇用主に対して年収や待遇の交渉を行うのはやりづらい・難しいというのも事実でしょう。

そのような場合、選考の段階から転職エージェントを活用していれば、転職エージェントが採用条件の交渉についても代行してくれます。こうした採用条件の交渉まで見据えて、転職エージェントの活用を検討することを強くおすすめします。

武田薬品工業への転職に向いている人の特徴

本項目では、武田薬品工業への転職に向いている人の特徴についてご説明します。下記の様な理由に当てはまっている人は転職できる可能性が高く、かつ最適な転職先となるでしょう。

武田薬品工業への転職に向いている人の特徴#1:
同業界や競合他社出身の人

武田薬品工業と事業領域が近い医薬品メーカー企業から武田薬品工業に転職するというのはよくあるケースです。

武田薬品工業は医薬品メーカーの中でも高い年収を誇っており、武田薬品工業と同じく医薬品メーカーで働いていて、年収を上げたい人にとって武田薬品工業はおすすめの転職先です。

また、同業界や競合他社などの会社での経験は武田薬品工業で直接役に立つ経験です。武田薬品工業の選考を受ける際にアピールしやすいだけでなく、武田薬品工業に入社した後でも評価されやすい傾向にあります。

武田薬品工業への転職に向いている人の特徴#2:
汎用性の高いスキルや専門的な経験を持っている人

汎用性の高いスキルや専門的な経験を持っている人も、武田薬品工業への転職に向いていると言えます。

例えば下記の様などこの会社でも通用する汎用性の高いスキルを持っている人は、武田薬品工業への転職活動でアピールしやすく、かつスキルを発揮する機会も多く設けられています。

武田薬品工業への転職に向いている人の特徴#3:
未経験の業界でもキャッチアップする気がある人【20代・第二新卒等】

武田薬品工業への転職に向いている人の特徴として、未経験の業界でもキャッチアップする気があるという点が挙げられます。特に20代前半～20代後半の場合は、武田薬品工業で活かせる経験が直接的になくてもこうしたキャッチアップする気概があることで、転職が十分に可能です。

武田薬品工業への転職に向いている人の特徴#4:
年収を上げたい人・自分の市場価値を上げたい人

年収を上げたい人・自分の市場価値を上げたい人は、武田薬品工業への転職に向いています。

武田薬品工業は上場会社なので、有価証券報告書で平均年収が公開されています。有価証券報告書によれば、2024年3月期における武田薬品工業の平均年収は1,081万円（平均年齢: 43.3歳）となっています。

年度	平均年収	平均年齢
2024年3月期	1,081万円	43.3歳
2023年3月期	1,097万円	42.8歳
2022年3月期	1,105万円	42.4歳
2021年3月期	1,077万円	42.0歳
2020年3月期	1,091万円	42.2歳
2019年3月期	1,094万円	41.5歳
2018年3月期	1,039万円	40.8歳

武田薬品工業に転職すると、年収が上がるというだけでなく自分自身の市場価値も上がるというメリットがあります。

仮に転職後に合わないと感じても、武田薬品工業で数年間働いた経験があれば、転職市場における市場価値は非常に高くなります。転職活動における幅も広がるため、より高年収企業に転職したり、自分の好きな業界で仕事をすることなどもできるようになります。

中途で武田薬品工業に転職した場合の年収は？

中途で武田薬品工業に転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることでしょう。

なお、武田薬品の年収に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

武田薬品へ転職するためにやるべきこと

武田薬品へ転職するためにやるべきこととしては、下記の3つが挙げられます。

武田薬品へ転職するためにやるべきこと①
自己分析を行う

武田薬品へ転職するためには、まず自己分析をしっかりと行うことが重要となってきます。具体的には、下記の様なことに対して自分なりの答えをしっかりと導き出しておくと良いでしょう。

新卒における就職活動でも同様ですが、中途の場合は前職での経験が重要となってきます。自身が経験したことと絡めて、なぜ武田薬品が自分を採用したほうが良いか、説得力のある説明ができるようにしておきましょう。

武田薬品へ転職するためにやるべきこと②
企業研究を行う

武田薬品へ転職するためには、企業研究も重要となってきます。武田薬品がどのような会社で、どのような点に強みがあり、自分がどのように貢献できるかを説明できるようにしておきましょう。

武田薬品に関する理解度は面接に通ることができるかに直結するため、しっかりと武田薬品に関して勉強しておきましょう。

特に同業他社である製薬大手（大塚製薬・アステラス製薬・第一三共・中外製薬など）の会社との違いについてはしっかりと理解しておくと良いでしょう。

武田薬品へ転職するためにやるべきこと③
転職エージェントを活用する

武田薬品へ転職するためには、転職エージェントを活用することも重要です。先述した通り、書類選考においては書類添削、面接においては模擬面接、更に内定後の条件交渉まで、転職エージェントは首尾一貫して求職者のサポートをしてくれます。

書類選考や面接においては、第三者による添削や練習・フィードバックがあることによって圧倒的に合格率を改善することができます。

選考対策だけでなく、転職エージェントは武田薬品の面接官に関する情報や、どのような質問が実際に面接で行われたか、どの部門での採用が積極的かなど、外部からは正確に分からない情報についても豊富に持っています。

武田薬品への転職を成功させるためには、転職エージェントの活用がおすすめ

武田薬品へ転職するためには、転職エージェントを活用することも重要です。書類選考においては書類添削、面接においては模擬面接、更に内定後の条件交渉まで、転職エージェントは首尾一貫して求職者のサポートをしてくれます。

書類選考や面接においては、第三者による添削や練習・フィードバックがあることによって圧倒的に合格率を改善することができます。

選考対策だけでなく、転職エージェントは面接官に関する情報や、どのような質問が実際に面接で行われたか、どの部門での採用が積極的かなど、外部からは正確に分からない情報についても豊富に持っています。

書類選考を通過できる職務経歴書の書き方

本項目では武田薬品の書類選考を通過できるような職務経歴書の書き方についてご紹介します。まずそもそも、職務経歴書に盛り込むべき項目は下記の通りです。

基本情報・職歴・学歴は自身の情報について簡単に説明すればよいので今回は詳述を割愛します。

職務要約

職務要約とは、上記のような職歴を簡単に要約することです。文字数としてはそれほど長い必要はなく、内容としては下記の様なイメージです。事実を羅列すれば良く、感想等は必要がありません。経歴を要約し端的に伝えることを意識しましょう。また、下記の様な文章は、面接における自己紹介のスクリプトにもなります。

現職における実績

現職における実績では、①いつ、②何を行ったか、③自身はどのような役割を担っていたか、④結果としてどういう結果になったか、という伝え方をするとわかりやすいでしょう。ここでは主観に基づく感想などではなくあくまで事実を記載することが重要です。

もちろん、必ずしも上記のような書き方である必要はありません。現職における実績は人によって異なりますが、簡潔かつ分かりやすく記載すること、また、面接においては職務経歴書に記載のある項目について深堀される傾向にあるため、面接の際に深堀してほしいことを記載するようにしましょう。

自分の強み・PR

自分の強み・PRに関しては、現職における実績や業務内容・自身のスキルに紐づいてそれが武田薬品にどのように活きるかを記載することがポイントです。

自己PRに関しては面接でも聞かれるため、回答を必ず用意しておくようにしましょう。また、現職でのスキルだけではなく、英語を話せることや、公認会計士等の資格も是非アピールするべきです。

武田薬品はやばい？実態を解説

日本を代表する製薬会社の武田薬品ですが、Googleで「武田薬品」と検索すると関連キーワードに「やばい」というネガティブなワードがあります。

武田薬品への就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。

武田薬品工業がやばいと言われる理由や評判については、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

武田薬品に転職すると後悔する可能性がある？

新卒就活や転職において高い人気を集める武田薬品ですが、中には武田薬品に転職して後悔・失敗したという声もあります。例えば、以下のような点が後悔のポイントです。

職種が多い武田薬品では、自分が希望しないポジションや職種で入社してしまうとやり直しがきかず後悔に繋がるパターンが多い傾向にあります。ミスマッチを持って入社してしまい、異動をすることもできず、後悔し退職に繋がる人が一定数いるのも事実です。

しかしながら、武田薬品はミスマッチさえ起きなければとても働きやすい上に年収も高い会社です。ブランドネームも高く、武田薬品に入社した後は更なるキャリアアップも見込めます。

未経験者も多く在籍しており、転職先としておすすめできる会社なだけに、転職エージェントを活用するなどして入社前後のギャップをなくし、転職しても後悔しないように対策をすることが非常に重要です。