転職活動を支援してくれる転職エージェントですが、転職エージェントは使わない方が良いという意見もあります。
本記事ではなぜ転職エージェントは使わない方が良いと言われるのか、転職エージェントを使わない方が良い人の特徴、使うことによるメリットについてご説明します。
また、転職エージェントの選び方に困っている方は、編集部が50社以上の転職エージェントを実際に使ってみたうえで忖度無しに作成した『本当におすすめできる転職エージェントランキング』をご覧ください。
なお、現在転職活動中の方や1年以内に転職を考えている方は、以下の転職サイト診断をチェックしてみてください。
5つの簡単な質問に答えるだけで、自分にあった転職サイトが分かります。個人情報の入力なし・会員登録なしで結果はその場で表示されます。
\ 月間利用者数 100万人以上! /
転職サイト診断
個人情報登録なしで結果が見れる!
転職エージェントはひどい・やめとけ?
使わない方が良いと言われる理由とデメリットを解説
転職エージェントは使わない方が良いと言われる理由について、その理由と真相を解説します。転職エージェントは使わない方が良いと言われる理由には、下記の様なものが挙げられます。
- 転職エージェントは自分の利益のために強引に転職を勧める?
- 転職エージェントは希望に合わない求人を紹介してくる?
- キャリアアドバイザーによって質が異なる?
- 転職エージェントを活用すると選考合格率が下がる?
転職エージェントは使わない方が良いと言われる理由とデメリット①:
転職エージェントは自分の利益のために強引に転職を勧める?
転職エージェントは使わない方が良いと言われる理由として、転職エージェントは自分の利益のために強引に転職を勧めるという点が挙げられます。
転職エージェントは、求職者を企業に紹介し、求職者が企業に入社する際に人材紹介料(転職者の年収×30-35%程度)を獲得するというビジネスモデルとなっています。従って、下記の様な場合は報酬をもらうことができません。
- 求職者が結局転職を取りやめる(内定辞退・選考辞退)
- 他の転職エージェントを活用して転職する
転職エージェントによっては、一人一人のキャリアアドバイザーに目標・ノルマが課せられている場合も少なくなく、こうした転職エージェントは転職者を無理に転職させようとして、転職を急かそうとしたり、求人をやたらに紹介してきたりといった傾向にあるというのも事実です。
結論
複数の転職エージェントを活用することでこうしたリスクは避けることができます。
転職エージェントを1社だけ活用すると、こうした悪質な転職エージェントに当たってしまった場合に判別がつかず、エージェントの言うがままに流されることにもなってしまいます。複数の転職エージェントを活用して比較することで、求職者に寄り添ったキャリアアドバイザーを発掘できるでしょう。
転職エージェントは求職者のキャリアを考えて良質な求人を紹介してくれる人がほとんどです。一部のそうした転職エージェントに惑わされず、積極的に活用してみることをおすすめします。
転職エージェントは使わない方が良いと言われる理由とデメリット②:
転職エージェントは希望に合わない求人を紹介してくる?
転職エージェントを利用していると、希望にそぐわない求人を紹介してくることがあります。
自分の希望に合わないだけではなく、中にはブラック企業と言われる企業の求人が混ざっている場合もあります。また、そもそも希望条件の理解が深くないため、意図せず的外れな求人を紹介してしまう場合もあります。
- ノルマのために強引に転職させようとする
- そもそも求職者に関する理解が足りていない
- 希望を満たす求人を持っていない
結論
希望に合わない求人を紹介してきた場合は、その求人を紹介してきた意図を確認しましょう。認識の相違があれば改めて希望条件を伝え、それでも改善しない場合は担当のキャリアアドバイザーを変更するか、転職エージェントを変更しましょう。
希望と合わない求人を紹介された場合は「なぜそのような求人を紹介してきたのか」、理由を明確にするようにしましょう。また、改めて自分の希望条件を伝えて、それでも改善が見られない場合は担当のキャリアアドバイザーを変更することも検討しましょう。また、複数の転職エージェントを利用していれば、こうした求人を紹介してくるキャリアアドバイザーに依存せずに済みます。
転職エージェントは使わない方が良いと言われる理由とデメリット③:
キャリアアドバイザーによって質が異なる?
キャリアアドバイザーによって質が異なるため、転職エージェントは使わない方が良いと言われることもあります。
一口にキャリアアドバイザーといっても新卒からベテランまで様々な経験・実績を持つ人がいます。もちろん、「新卒だからダメ、ベテランはサービスが良い」というわけではなく、特に人柄などは年次に関係ないため、若くても良いキャリアアドバイザーも多数います。
結論
複数の転職エージェントを活用して比較しながら活用しましょう。
複数の転職エージェントを活用することでキャリアアドバイザーの質に関しても比較ができます。複数の転職エージェントを比較し、自分にとって最適な転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職エージェントは使わない方が良いと言われる理由とデメリット④:
転職エージェントを活用すると選考合格率が下がる?
転職エージェントを活用すると選考合格率が下がるため、転職エージェントは使わない方が良いと言われることもあります。
結論
転職エージェントを活用した方が選考合格率が上がると言われています。
これに関しては、正確な数字こそないものの一般的には転職エージェントを活用した方が選考合格率が高くなる傾向にあると言われています。転職エージェントは選考の日程調整などを請け負ってくれるだけでなく、書類選考や模擬面接など面接対策も行ってくれます。
また、企業との面接におけるフィードバックも仕入れてくれるため、改善もしやすく最終的な内定確率は上がると言われています。
転職エージェントを使わない方が良い人の特徴
転職エージェントは使わない方が良いと言われる理由について説明してきましたが、転職エージェントを使わない方が良い人の特徴についても解説します。
- 転職を現実的には考えていない人
- 自分のペースで転職活動を進めたい人・自分で何もかもやりたい人
- 断れない人・流されやすい人
転職エージェントを使わない方がいい人の特徴①
転職を現実的には考えていない人
転職エージェントを活用しない方が良い人の特徴としてまず挙げられるのが、転職を現実的には考えていない人です。転職エージェントは、転職の初期的検討において活用するのは全く問題ありませんしむしろおすすめしますが、転職を真剣に考えていなかったり、現実的でない場合は転職エージェントを使わない方が良いでしょう。
先ほどご説明した通り、転職エージェントは求職者を転職させることで企業から収益を得るビジネスモデルとなっているため、転職意向がない求職者の優先順位は下がる傾向にあり、あまりサポートしてもらえません。
転職を現実的に考えておらず、ただ求人だけ見てみたい場合は『ビズリーチ』や『リクルートダイレクトスカウト』などのスカウト型転職サイトの活用もおすすめします。
転職エージェントは担当のキャリアアドバイザーとマンツーマンでサポートを受けながら転職活動を行うサービスです。
一方で、転職サイトは担当のキャリアアドバイザーなどがつかず求人を見ることができるサービス、スカウトサービスは登録しておくことで企業からスカウトメッセージが届くサービスという違いがあります。
- 転職エージェント: 担当者がつき、転職に関する様々なサポートをしてもらうことができる
- 求人サイト: 企業の求人情報が多数掲載されており、自分で応募できる。スカウトメールも届く
- スカウトサービス: 企業からダイレクトスカウトメッセージを受け取ることができる
転職エージェントは最も転職意向が高い人が使うサービスであり、転職サイトやスカウトサービスは転職意向がまだ低くても活用できるサービスです。
転職エージェントを使わない方がいい人の特徴②
自分のペースで転職活動を進めたい人・自分で何もかもやりたい人
自分のペースで転職活動を進めたい人・自分で何もかもやりたい人も、転職エージェントを活用しない方が良い場合があります。
転職エージェントは求職者と二人三脚で転職を進めるサービスなので、外部の人を一切取り入れることなく転職をしたい場合は転職エージェントよりも同様に転職サイトやスカウトサービス、または企業に自ら応募することをおすすめします。
転職エージェントを使わない方がいい人の特徴③
断れない人・流されやすい人
断れない人・流されやすい人も、転職エージェントを活用しない方が良い場合があります。
転職エージェントは知見に依拠した様々なアドバイスをしてくれますが、すべての情報が必ずしも正しいわけではありません。特に、企業の年収や待遇などといったファクトではなく、人生観やキャリアパスに関しては、正解があるわけではないので、キャリアアドバイザーからもらった意見をもとに自分できちんと考える必要があります。
提供された情報は自分にとって必要か、きちんと取捨選択するようにしましょう。そのためには転職活動における自身の軸を明確にしておくことが大事です。
- なぜ転職したいか
- どのような会社に転職したいか、どのような業務に携わりたいか
- それを実現する会社はどのような会社なのか
- 勤務先に求める条件は何か(待遇・休暇・福利厚生など)
転職エージェントを使った方が良い人の特徴
転職エージェントを活用しない方が良い人の特徴についてご説明しましたが、逆に転職エージェントを活用した方が良い人の特徴についてご説明します。
- 初めての転職活動の方・未経験の業界に転職したい方
- 第二新卒やフリーター、ニートなど、経歴に自信がない方
- 書類添削や選考対策を受けて内定確率を上げたい方
- 現在勤務していて、忙しい方
- 採用企業の内情を知りたい方
- 自身のキャリアに迷っている方
- 非公開求人を確認したい方
転職エージェントを使うべき人の特徴①
初めての転職活動の方・未経験の業界に転職したい方
初めての転職活動の方・未経験の業界に転職したい方の場合、転職エージェントを活用した方が良いでしょう。転職エージェントは選考の日程調整から選考対策まで行ってくれます。また、志望業界の業界動向や働き方など、インターネットなどでは集められない情報を提供してくれるため、内定確率を上げるためにも転職エージェントの活用をおすすめします。
転職エージェントを使うべき人の特徴②
第二新卒やフリーター、ニートなど、経歴に自信がない方
第二新卒やフリーター、ニートなど、経歴に自信がない方の場合も転職エージェントを活用した方が良いでしょう。
転職エージェントは選考の日程調整から選考対策まで行ってくれるだけでなく、転職エージェントと採用企業の関係性を活かし、採用企業に求職者のアピールもしてくれるため、転職エージェント経由でなく直接応募するよりも内定確率を上げることができます。
転職エージェントを使うべき人の特徴③
書類添削や選考対策を受けて内定確率を上げたい方
書類添削や選考対策を受けて内定確率を上げたい方も、転職エージェントの活用をおすすめします。転職エージェントは職務経歴書や履歴書といった書類の添削のほか、模擬面接などの選考対策を行ってくれます。自分で直接企業に応募する場合、こうした選考対策を受けることができないため、ライバルとの間で差が生まれる可能性があります。
選考対策を受け、万全の態勢で企業の選考を受けたい方は転職エージェントを活用するようにしましょう。
転職エージェントを使うべき人の特徴④
現在勤務していて、忙しい方
現在勤務していて、忙しい方も転職エージェントの活用をおすすめします。
個人で転職活動をすると企業との日程調整などをすべて自分で行う必要があります。一方で、転職エージェントを活用した場合では、転職エージェントが企業との間にたって日程調整などをすべて行ってくれるため、日程調整などの負担が大きく減るというメリットを享受することができます。
転職エージェントを使うべき人の特徴⑤
採用企業の内情を知りたい方
採用企業の内情を知りたい方は、転職エージェントを活用した方が良いでしょう。転職エージェントは採用企業の年収水準や待遇のほか、採用企業の組織体制、人の雰囲気、労働時間など、外部からは見えづらい情報も多く把握しています。
転職後にミスマッチが生じないようにするためにも、転職エージェントを活用して企業の内情について理解しておくことをおすすめします。
転職エージェントを使うべき人の特徴⑥
自身のキャリアに迷っている方
自身のキャリアに迷っている人も、転職エージェントの活用をおすすめします。転職エージェントは豊富な転職支援経験を基に、求職者のキャリアに関するアドバイスもしてくれます。例えば、将来的に転職したいものの現段階で転職できない転職先を希望する場合、どのような企業を経由すれば最終的にその企業に転職できるかといった点もアドバイスしてくれるため、キャリアに関する相談をしたい人は転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職エージェントを使うべき人の特徴⑦
非公開求人を確認したい方
非公開求人を確認したい方も、転職エージェントの活用をおすすめします。
Web上では公開されていない求人のことを非公開求人と言います。求人を非公開にする理由は様々ですが、下記の様な理由が挙げられます。非公開求人は待遇が良かったり、重要ポストに就けたりと魅力的な案件であることが多い傾向にあります。
- 競合他社に知られたくないため
- 応募の殺到を避け、採用の効率化を図るため
- 重要ポストの人材採用を社内秘で行いたいため
- 待遇などを広く伝えたいわけではないため
一般に非公開案件は待遇の良いものが多いと言われています。こうした非公開求人を紹介してもらえることが転職エージェントを活用するうえでのメリットです。
転職活動において転職エージェントを使うことのメリット
転職活動においては転職エージェントを活用することを強くおすすめします。転職エージェントを活用した場合のメリットには下記の様なものがあります。
- 日程調整などの煩雑な手続きを行ってくれる
- 書類の添削や面接対策を行ってくれる
- 非公開求人を教えてくれる・様々な求人を見ることができる
- 企業の内情を教えてくれる
- 選考におけるフィードバックをもらえる
- 内定時の条件交渉を行ってくれる
- これらのサービスを完全無料で活用できる
転職エージェントを活用した場合のメリット①
日程調整などの煩雑な手続きを行ってくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとしてまず挙げられるのが、企業との選考における日程調整などの煩雑な手続きを行ってくれるという点です。
中途選考にあたっては、働きながら選考を受けるだけでなく、複数の企業と同時並行で面接を受けることもあり、日程調整は非常に煩雑です。
転職エージェントは日程調整を企業との間に入って代行してくれるので、利用者の負担が小さくなるという点がメリットです。
転職エージェントを活用した場合のメリット②
書類の添削や面接対策を行ってくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして次に挙げられるのが、書類の添削や面接対策を行ってくれるという点です。
選考においては職務経歴書や履歴書といった書類の提出が必要になりますが、特に今までこのような書類を作成したことがない場合は、独学で作成するのも大きな負担となるうえ、添削がなければなかかな良い書類ができないというのも事実です。
転職エージェントは選考のノウハウを生かして、職務経歴書や履歴書を添削してくれるため、特に転職未経験の場合は転職エージェントに書類を見てもらうことをおすすめします。
転職エージェントを活用した場合のメリット③
非公開求人を教えてくれる・様々な求人を見ることができる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして次に挙げられるのが、非公開求人を教えてくれるという点です。
Web上では公開されていない求人のことを非公開求人といいます。求人を非公開にする理由は様々ですが、下記の様な理由が挙げられます。非公開求人は待遇が良かったり、重要ポストに就けたりと魅力的な案件であることが多い傾向にあります。
- 競合他社に知られたくないため
- 応募の殺到を避け、採用の効率化を図るため
- 重要ポストの人材採用を社内秘で行いたいため
- 待遇などを広く伝えたいわけではないため
一般に非公開案件は待遇の良いものが多いと言われています。こうした非公開求人を紹介してもらえることが転職エージェントを活用するうえでのメリットです。
また、転職エージェントは一般的に多くの求人案件を保有しています。自力で転職活動をすると自分が知っている範囲での求人に限定されてしまう中で、転職エージェントを活用すれば自分が知っている範囲外の求人のみならず思いもよらない求人を紹介してくれることにも繋がります。この様に求人の幅が増えるというのも、転職エージェントを活用するメリットとなります。
転職エージェントを活用した場合のメリット④
企業の内情を教えてくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして次に挙げられるのが、企業の内情を教えてくれるという点です。
転職エージェントはその会社に何人も転職させているプロフェッショナルなため、その会社の年収水準や採用難易度、選考フローや、採用意欲など、企業に関する様々な情報を持っています。
こうした内情を知ったうえで企業の選考を受けることで、志望動機が確固たるものとなって内定確率を大きく上げることができたり、入社した企業とのミスマッチが生じづらくなるというメリットがあります。
転職エージェントを活用した場合のメリット⑤
選考におけるフィードバックをもらえる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして次に挙げられるのが、選考におけるフィードバックをもらえるという点です。
このフィードバックは求職者と企業が直接やり取りすると仕入れづらいものですが、転職エージェントは採用企業と求職者の間に入ってくれるため、面接などのフィードバックを企業から仕入れてくれることがあります。
フィードバックを通じて、評価されていたポイントや次回の面接までに修正したほうが良い点、選考に落ちてしまった理由など、結果的に内定確率を上げるような情報を得ることができます。
転職エージェントを活用した場合のメリット⑥
内定時の条件交渉を行ってくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして次に挙げられるのが、内定時の条件交渉を行ってくれるという点です。
新卒と異なり、転職においては内定時の交渉によって年収や待遇が向上する場合があります。とはいえ、将来的な雇用主に対して年収や待遇の交渉を行うのはやりづらい・難しいというのも事実でしょう。
そのような場合、選考の段階から転職エージェントを活用していれば、転職エージェントが採用条件の交渉についても代行してくれます。
転職エージェントを活用した場合のメリット⑦
これらのサービスを完全無料で活用できる
転職エージェントは、これらのサービスを完全無料で活用することができます。
都合の良い話にも聞こえますが、下記の通り職業安定法においても、転職エージェントは求職者から手数料を徴収してはいけないと明示されています。
有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。
職業安定法 第三十二条の三
求職者が転職エージェントを無料で活用できる理由はそのビジネスモデルを見ればより明確にわかります。転職エージェントは、求職者を企業に紹介し、求職者が企業に入社する際に人材紹介料(転職者の年収×30-35%程度)を獲得するというビジネスモデルとなっています。
転職エージェントは企業から得る人材紹介料が収益の源泉となっているため、求職者から手数料を徴収する必要がないのです。転職エージェントが求職者のサポートを無料で行ってくれるのも、求職者が内定すればその分の手数料を企業から徴収できるためです。
- 紹介した求職者が転職した際に企業から手数料を徴収しているため
- 転職時に報酬を貰えるビジネスモデルなので、転職エージェントは求職者の支援も積極的に行う
転職エージェントの費用に関しては下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
転職エージェントと他の転職手段との比較
転職活動の進め方として、「直接応募」「リファラル」「転職サイト経由」「転職エージェント経由」という4つの方法があります。
- 直接応募(企業HPから自分で問い合わせ)
- リファラル(知り合い経由の紹介)
- 転職サイト経由
- 転職エージェント経由
それぞれの応募方法について、以下の表の通りメリット・デメリットがあります。
応募方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
直接応募 | ・(一部の会社に限り)直接応募から入社した場合に特別ボーナスが支給されることがある | ・会社の内情についての情報を得づらい(特にネガティブな情報) ・面接対策などのサポートを受けることができない |
リファラル | ・知り合い経由で会社の内情について詳細な情報を教えてもらえる | ・知り合いはキャリアのプロではないため、客観的なアドバイスを受けることができない ・知り合いがいる会社しか受けることができない |
転職サイト経由 | ・たくさんの選択肢の中から自分に合った求人を探すことが出来る | ・面接対策などの個別サポートを受けることができない |
転職エージェント経由 | ・日程調整などの煩雑な手続きを行ってくれる ・書類の添削や面接対策を行ってくれる ・非公開求人を教えてくれる ・企業の内情を教えてくれる ・選考におけるフィードバックをもらえる ・内定時の条件交渉を行ってくれる | ・転職サイトと比べると応募可能な求人数が少ない場合がある ※複数の転職エージェントを併用することで解決可能 |
参考:
転職エージェントは使うなと言われる理由・デメリットを解説
転職エージェントは時に「使うな」と言われる場合があります。
- 担当者の利益のために悪質な求人を紹介されたり、転職を急かされる可能性がある
- 自分のペースで転職活動を進めづらい
- 自分に合った転職エージェントを探すのが難しい
- 担当者との相性によって転職支援の質が大きく変わる
- 知見がないキャリアアドバイザーも存在する
「転職エージェントは使うな」と言われる理由や転職エージェントを活用した場合のデメリットとしては下記の様なものが挙げられます。下記の記事で別途解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
転職エージェントを最大限活用するためのコツ・気をつけること
転職エージェントを最大限活用するためのポイントについてご紹介します。転職エージェントを最大限活用するにあたっては、下記の様なことを意識すると良いでしょう。
- 自分の希望をきちんと伝える
- 複数の転職エージェントに登録する
- 面接対策や書類添削でフル活用する
- サポートしたいという気持ちにさせる
- 非公開求人を積極的に確認する
- 年収や内定後の条件についても交渉してもらう
転職エージェントを最大限活用するためのコツ・気をつけること①
自分の希望をきちんと伝える
転職エージェントを最大限活用するためには、自分の希望をきちんと伝えることが重要です。
希望条件について優先順位をつけ、譲れない条件をきちんと伝えることで、担当のキャリアアドバイザーの理解度が深まり、より自分の条件に合致した求人を紹介してくれるようになる可能性が高まります。具体的には下記の様な手順で、希望条件の優先順位をつけると良いでしょう。
- 希望条件を具体的に整理する
- 年収・福利厚生・業種・職種・勤務形態・休日の有無など
- その希望条件から譲れない順にならべる
年収・福利厚生・業種・職種・勤務形態・休日の有無などの希望条件をかき出し、それを譲れない順番に並べましょう。その中で特に求人が満たしてほしい項目を強調することで、求人の質が良くなる可能性があります。
転職エージェントを最大限活用するためのコツ・気をつけること②
複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントを最大限活用するためには、逆説的ですが複数の転職エージェントを活用することもおすすめします。
- 希望の求人を探す際に、見ることができる求人の数が増え、求人を見逃す心配が減る
- 各求人を比較できる
- 担当エージェントの質を比較できる
- 各転職エージェントの独占案件・非公開案件を確認できる
- 登録は無料でいつでも退会できる
エージェントの利用は完全無料で、何社から話を聞いても問題はありません。初回面談を通じて担当のキャリアアドバイザーとの相性が分かる場合もあるため、できるだけたくさんの転職エージェントと話をしてみることをおすすめします。
転職においてはスカウト型転職サイトである『ビズリーチ』や『リクルートダイレクトスカウト』などのスカウト型転職サイトの活用もおすすめします。
スカウト型転職サイトでは、企業やヘッドハンターから求人に関するスカウトメッセージを受け取ることができ、思いもよらない企業から好条件のスカウトが来ることもあります。
登録しておくだけで多種多様なヘッドハンターや企業から求人に関するスカウトメッセージが届くので、どのような求人案件があるか、自分の市場価値がどれくらいか、簡単に確かめることができます。
もちろん、届いたスカウトメッセージに応募することで選考を受けることもできます。
①転職案件を知るため、②自分の市場価値の確認のため、転職を検討する際はエージェントに加えて『ビズリーチ』や『リクルートダイレクトスカウト』などのスカウト型転職サイトの活用もおすすめします。
転職エージェントを最大限活用するためのコツ・気をつけること③
面接対策や書類添削でフル活用する
転職エージェントは企業の選考における面接や書類選考といった選考の内定確率を上げるため、面接対策や書類添削も実施してくれます。転職エージェントをフル活用するためには、こうした対策に関しても積極的にお願いするようにしましょう。
転職エージェントの添削などがなければ、自分で書類を作成したり面接を受ける必要がありますが、失敗した場合に自分のどこが悪いか客観的に指摘してくれる人がいなくなってしまいます。
企業の採用ニーズや転職ノウハウを熟知している転職エージェントに書類や面接を見てもらうことによって、より質の高い準備ができるようになり、転職活動の成功確率を上げることができるでしょう。
転職エージェントを最大限活用するためのコツ・気をつけること④
サポートしたいという気持ちにさせる
転職エージェントとの面談を成功させるためのポイントとして、サポートしたいという気持ちにさせるにさせることも重要です。転職エージェントのビジネスモデルは、求職者が採用企業に転職することで報酬を得るというビジネスモデルです。
従って、担当のキャリアアドバイザーは複数の求職者を担当する中で、転職意向が高かったりサポートがしたくなるような求職者を優先してサポートしてくれるため、できるだけサポートしたいという気持ちにさせることが重要となります。
逆に、求職者側が失礼な対応をしてしまっていたり、転職意向が低いと判断される場合は転職エージェントに見捨てられてしまう可能性も高まります。
具体的に言えば、下記のような行動をとることが重要です。
- 本音ベースで話す
- 聞かれたことにきちんと答える
- 紹介された求人を頭ごなしに否定しない
- 礼儀正しくする
- 要望や意見を伝える
転職エージェントにサポートしたいと思わせるために、特別な行動は必要ありません。真摯にコミュニケーションすることで、転職エージェントから自然に信頼を獲得することができるでしょう。
転職エージェントを最大限活用するためのコツ・気をつけること⑤
非公開求人を積極的に確認する
転職エージェントを活用した場合のメリットとして、非公開求人を教えてくれるという点が挙げられます。
Web上では公開されていない求人のことを非公開求人と言います。求人を非公開にする理由は様々ですが、下記の様な理由が挙げられます。非公開求人は待遇が良かったり、重要ポストに就けたりと魅力的な案件であることが多い傾向にあります。
- 競合他社に知られたくないため
- 応募の殺到を避け、採用の効率化を図るため
- 重要ポストの人材採用を社内秘で行いたいため
- 待遇などを広く伝えたいわけではないため
一般に非公開案件は待遇の良いものが多いと言われており、転職エージェントに登録した際はこうした非公開案件について積極的に確認することで、より良い求人に出会える可能性が高まります。
転職エージェントを最大限活用するためのコツ・気をつけること⑥
年収や内定後の条件についても交渉してもらう
年収や内定後の条件についても交渉してもらうことも、転職エージェントを最大限活用するうえでのコツの1つです。あまり知られていませんが、転職エージェントは内定先と年収などの条件面や、入社日などについて求職者の代理となって交渉してくれます。
年収などの条件に付いて求職者自身が交渉するのはハードルが高いという事実がありますが、転職エージェントであればフラットな立場で交渉してくれる上、思いもよらぬ好条件を引き出してくれることがあるため、転職の際は積極的に転職エージェントに交渉してもらうことをおすすめします。
適切な転職エージェントの選び方
結論からいうと、転職エージェントは複数登録したうえで、自分に合う転職エージェントを絞り込むのがおすすめです。複数の転職エージェントに登録して横比較することで、自分にとって最適な転職エージェントを選ぶことができます。
- たくさんの求人を見たうえで応募できる
- 目的に合わせてエージェントを使い分けることができる
- 担当エージェントの質を比較できる
- 様々な視点でのアドバイスをもらえる
- 登録は無料でいつでも退会できる
転職エージェントを複数登録したほうが良い理由については下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
実際に転職エージェントを選ぶ際は、下記の様なポイントを重点的に見ることをおすすめします。
- どの様な業界や求職者の属性に強みを持っているか
- 求人数が豊富か
- サポート内容がしっかりしているか
- キャリアアドバイザーと相性が合うか
- 大手かどうか
転職エージェントの選び方については下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
上記を満たしており、おすすめできる転職エージェントは下記の通りです。基本的には下記の転職エージェントから複数に登録することで、自身にとって最適な転職エージェントを選ぶことができます。
ビズリーチ | ★ おすすめNo.1 ・登録するだけで高年収のスカウトが届く。 ・今すぐ転職予定がなくてもスカウトを通じて自分の市場価値が分かる 【口コミ】ビズリーチの評判 |
マイナビエージェント | ★ おすすめNo.2 ・丁寧なサポートで20代・30代から人気の転職エージェント。 ・マイナビエージェントでしか扱いのない好条件の求人が多い 【口コミ】マイナビエージェントの評判 |
ASSIGN(アサイン) | ★ おすすめNo.3 ・コンサル・IT・金融などの高年収業界への転職を成功させたい人におすすめ ・面接対策などの丁寧なサポートに定評があり、全国のエージェントの中から『JAPAN HEADHUNTER AWARD』の最優秀賞を受賞 【口コミ】ASSIGN(アサイン)の評判 |
リクルートダイレクトスカウト | ★ 年収600万円以上の方におすすめ ・年収800~2000万円の求人が多数掲載 ・リクルートダイレクトスカウトを利用して転職した方の転職後平均年収は925万円以上と非常に高水準 【口コミ】リクルートダイレクトスカウトの評判 |
キャリアスタート (第二新卒・既卒におすすめ) | ★ 第二新卒や既卒の方におすすめ ・月収25万円以下から年収100万円以上アップの実績多数 ・学歴やスキルよりもポテンシャルを評価してくれる優良企業求人を紹介してくれる 【口コミ】キャリアスタートの評判 |
ハタラクティブ (第二新卒・既卒におすすめ) | ★ 第二新卒や既卒の方におすすめ ・フリーター・既卒・未経験向けに特化、高い内定率(80.4%)を誇る ・未経験者歓迎の大手企業の求人が揃っており、内定先の86.5%が大企業 【口コミ】ハタラクティブの評判 |
転職エージェント以外で内定を取るには?転職エージェントを使わないで転職する方法
転職エージェントを活用しないで転職する方法もあるため、ご紹介します。
- 転職サイト
- スカウトサービス
- ハローワーク
- 企業への直接応募(公式サイト・SNS)
- 在籍社員によるリファラル(推薦)
転職エージェントを使わないで転職する方法①:
転職サイト
転職エージェントを活用しない方法としてポピュラーなのが、転職サイトを活用する方法です。転職サイトは、転職エージェントのように転職支援を受けることができませんが、自分で求人を確認し自由に応募することができます。
転職サイトの代表例としては『doda』や『リクナビNEXT』といった転職サイトが代表的です。大手の転職サイトであり、求人数も国内随一となっています。
転職エージェントを使わないで転職する方法②:
スカウトサービス
転職サイトと並ぶポピュラーな転職手法としては、スカウトサービスが挙げられます。スカウトサービスでは、登録するだけでヘッドハンターであったり企業からのスカウトを受け、そのまま選考を受けることができるという点が特徴的です。
ヘッドハンター経由であれば転職支援を一部受けることができますが、企業からのヘッドハンティングの場合は転職支援を受けることはできません。
スカウトサービスの代表例としては『ビズリーチ』や『リクルートダイレクトスカウト』といったスカウトサービスが代表的です。こちらも大手であり、ヘッドハンター数や案件数は国内随一です。
転職エージェントを使わないで転職する方法③:
ハローワーク
ハローワーク(公共職業安定所)も無料で利用できる転職手段で、窓口でサポートを受けることができます。
ハローワークは無料で活用できるうえ、書類の添削なども行ってくれますが、紹介してくれる求人の質はそれほど高くなかったり、使っている人が多いために待ち時間などもかかるという点がデメリットです。
転職エージェントを使わないで転職する方法④:
企業への直接応募(公式サイト・SNS)
転職エージェントを活用しないで転職する方法として、企業への直接応募も挙げられます。大企業の場合は公式の中途応募ページから、ベンチャーの場合は社員のSNSなどからアクセスすることが可能です。ただし、この場合も転職支援を受けることができないため、自力での転職活動が必要となります。
転職エージェントを使わないで転職する方法⑤:
在籍社員によるリファラル(推薦)
転職エージェントを活用しないで転職する方法として、在籍社員によるリファラル(推薦)も挙げられます。
在籍している社員に推薦してもらうことで選考に進むことができるという制度で、多くの企業が採用しています。社員が知り合いであるため、入社後のギャップが生じづらいというメリットもありますが、この場合も同様に転職支援を受けることができないため、自力での転職活動が必要となります。
胡散臭い?転職エージェントに関するよくある疑問と裏事情
転職エージェントには下記の様な疑問と裏事情があると言われています。
- なぜ求職者は無料で使える?
- なぜ転職を急かすエージェントがいる?
- なぜ希望にそぐわない求人を紹介してくる?ブラック企業の求人もある?
- なぜキャリアアドバイザーによって質が異なる?
- 人によって応募できる求人とできない求人がある?
- そもそもサービスを受けられないこともある?
- 転職意向が少ないとみられるとサービスを受けられなくなる?
転職エージェントの裏事情は、成功報酬型のビジネスモデル・ノルマに起因する
転職エージェントの裏事情は、転職エージェントのビジネスモデルを理解しておくことによってより深まります。
転職エージェントは、求職者を企業に紹介し、求職者が企業に入社する際に人材紹介料(転職者の年収×30-35%程度)を獲得するというビジネスモデルとなっています。
従って、転職エージェントにとっての顧客は求職者ではなく、採用企業です。採用企業から報酬を受け取っているため求職者は無料でサービスを活用できる一方で、エージェントは採用企業も重視しなければならないという点が様々な裏事情を生む背景となっています。
また、転職エージェントは採用企業に紹介する回数が増えるほど収益が伸びるため、収益目標を達成するために、一人一人の転職エージェントにはノルマが課されていることもあります。このようなノルマの存在も様々な裏事情の原因の一つとなっています。
転職エージェントの裏事情は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
嘘つき?不信感がある?無責任?
信用できない転職エージェントの特徴
転職エージェントについてインターネットで検索すると、下記の様に「嘘つき」「不信感」「無責任」など、ネガティブなワードが多数並びます。
どのような転職エージェントが、このように「信用できない」と言われているのでしょうか。転職エージェントが信用できないと言われる理由には下記の様なものが挙げられます。本項目では1つ1つ解説していきます。
- 転職や内定の承諾を急かしてくる
- 希望と合わない求人を大量に紹介してくる
- レスポンスが遅く、無責任
- 転職や選考・業界に関する知識が浅い
- 人によって応募できる求人とできない求人がある
転職エージェントが信用できないと言われる理由・信用できない転職エージェントの特徴は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。