インターネット上で、パナソニックは「やばい」「就職はやめとけ」という評判が散見されますが、実際にパナソニックはやめておいた方が良いのでしょうか。
そもそもどうしてそのように言われているか、またその評判は正しいのか、パナソニック社員へのインタビューを参考にしながら徹底解説いたします。
パナソニックへの転職方法・転職難易度に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
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本記事のポイント
パナソニックは「やばい」という評判がありますが、実際にそういわれている要因を1つ1つ読み解いていくと、決してそうではないことが容易にわかります。下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までご覧ください。
- パナソニックはなぜ「やばい」と言われるのか?
-
パナソニックは下記の様な理由で「やばい」「やめとけ」と言われますが、実際は「やばく」ありません。本記事では1つ1つ解説しているので、是非ご覧ください。
パナソニックへの就職が「やばい」と言われる理由- 年収水準が非常に低いと言われているため
- 転職人気が高く、中途は厳しいと言われることがあるため
- 激務で離職率も高いと言われているため
- 早期退職で優秀な人材までいなくなってしまったと言われているため
- 採用大学のレベルが高く、就職難易度が高いと言われているため
- パナソニックに転職するためにやるべきこと
-
パナソニックは前職での実績次第で十分に転職できる可能性があります。しかしながら、独学でパナソニックを受けても内定を得ることができる確率は低いと言わざるを得ません。
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パナソニック(Panasonic)はどんな会社?
パナソニックは日本を代表する総合電機企業です。イメージの強い家電製品だけでなく、家電製品に使用される電子部品、設備機器、システム機器や各種サービス、さらには住宅・車載・産業まで、幅広い製品やサービスを提供しています。
パナソニックは「くらし事業」「オートモーティブ」「コネクト」「インダストリー」「エナジー」の5つの事業領域を展開しています。
- くらし事業: 白物家電やキッチン家電、美容家電事業など
- オートモーティブ: IVIシステム、ディスプレイオーディオ、カーナビゲーションシステムなど自動車部品の製造・販売
- コネクト: サプライチェーンマネジメントを中心としたBtoBソリューションサービスの提供
- インダストリー: 超音波センサー、感震装置、電子材料、制御デバイスの開発・製造など
- エナジー: 日々のくらしを支える乾電池やEVなどの車載業界・社会インフラ向け電池を製造
パナソニックにおけるセグメントごとの業績は下記の通りとなっています。
セグメント | 売上高 | EBITDA |
---|---|---|
くらし事業 | 34,833億円 | 2,059億円 |
オートモーティブ | 12,975億円 | 777億円 |
コネクト | 11,257億円 | 999億円 |
インダストリー | 11,499億円 | 1,254億円 |
エナジー | 9,718億円 | 985 |
パナソニックの転職難易度は?
パナソニックは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。
一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。
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高年収難関企業
三菱商事 / キーエンス / 電通 / 野村総合研究所 / リクルート / エムスリー / SONY / ベイカレント / M&A総合研究所 など
ホワイト安定企業
NTTドコモ / 味の素 / 明治 / 日本たばこ産業 / 富士フイルム / 東京海上日動火災保険 / 任天堂 / サントリー / 花王 など
外資系・グローバル企業
Google / マッキンゼー / ゴールドマンサックス / P&G / アマゾン / PwC / アクセンチュア / セールスフォース など
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パナソニックへの就職はなぜ「やばい」と言われるのか?
日本を代表する企業のパナソニックですが、Googleで「パナソニック 評判」と検索すると関連キーワードに「やばい」「やめとけ」というネガティブなワードがあります。
パナソニックへの就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。以降では、ネット上で「やめとけ」と言われる理由について、実態を解説していきます。
- 年収水準が非常に低いと言われているため
- 転職人気が高く、中途は厳しいと言われることがあるため
- 激務で離職率も高いと言われているため
- 早期退職で優秀な人材までいなくなってしまったと言われているため
- 採用大学のレベルが高く、就職難易度が高いと言われているため
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パナソニックへの就職が「やばい」と言われる理由①:
年収水準が非常に低いと言われているため
パナソニックが「やばい」と言われる理由の1つ目が年収水準が高いと言われているためです。実際に見てみると、パナソニックの平均年収は759万円となっており、十分に高い水準であることが分かります。
平均年収が高く、他企業に転職する気にならないという点で「やめとけ」と言われることがある模様です。
決算期 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2022年3月期 | 759万円 | 45.7歳 |
2021年3月期 | 744万円 | 45.8歳 |
2020年3月期 | 755万円 | 45.7歳 |
2019年3月期 | 774万円 | 45.6歳 |
2018年3月期 | 768万円 | 45.6歳 |
国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、パナソニックの平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。
また、マイナビエージェントが公表している業種別平均年収ランキングによると、電子・電機機器メーカーの平均年収は506万円となっており、パナソニックの平均年収は電子・電機機器メーカー全体の平均年収よりも高い水準になっています。
このように、イメージからパナソニックの年収は低いと言われている模様ですが、実際は高いということが分かります。パナソニックの年収に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
中途でパナソニックに転職した場合の年収は?
中途でパナソニックに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。
実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。
中途で入社した場合の具体的な年収を知るためには、転職サイトに掲載されている実際の求人を見ることが最も確実です。口コミサイトやSNSよりも最新かつ正確な情報を知ることができます。
特に人気なのはCMでも有名な転職サイト『ビズリーチ』です。一般的な転職サイトではめったに見つからないような人気企業の高年収求人や好条件の非公開求人が多数掲載されています。
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ビズリーチは定期的にログインしているとアカウントの評価が高まり、人気企業の非公開求人が優先的に案内されやすくなります。
転職活動を始める前から無料アカウントを作成して年に数回ログインしておくだけで、将来転職する際に情報が集まりやすく非常に有利になるのでおすすめです。
パナソニックへの就職が「やばい」と言われる理由②:
転職人気が高く、中途は厳しいと言われることがあるため
パナソニックは転職人気が高く、中途は厳しいと言われることがあるため「やばい」と言われることがあります。dodaが発表している「転職人気企業ランキング」を参考にすると、全体で5位と非常に高い順位となっています。
『転職人気企業ランキング』は、国内最大級の転職サイト「doda」が年に1度集計して発表しているランキングです。日系・外資系を含むすべての企業から人気企業上位300社を選定しており、たとえ下位だとしてもランクインするだけでも非常に人気の高い企業と言えます。
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順位 | 企業名 |
---|---|
11位 | ファーストリテイリング |
12位 | ヤフー |
13位 | 全日本空輸(ANA) |
14位 | サントリー |
15位 | 本田技研工業(Honda) |
16位 | 三菱商事 |
17位 | ソフトバンク |
18位 | 日本マイクロソフト |
19位 | 東日本電信電話(NTT東日本) |
20位 | 西日本電信電話(NTT西日本) |
転職人気企業ランキング21位から30位を見る
順位 | 企業名 |
---|---|
21位 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
22位 | 資生堂 |
23位 | 伊藤忠商事 |
24位 | オリエンタルランド |
25位 | 味の素 |
26位 | 日本航空(JAL) |
27位 | 日本電気(NEC) |
28位 | NTTドコモ |
29位 | 明治 |
30位 | 日本アイ・ビー・エム(IBM) |
パナソニックは年収水準が高く、転職市場からも高い人気を誇っているため、中途採用における人気が高いというのは間違いありません。
一方で、中途採用比率を見てみると下記の通りとなっています。パナソニックは中途の採用も積極化しており、中途でも十分に活躍できる環境が整っています。
パナソニックへの就職が「やばい」と言われる理由③:
激務で離職率も高いと言われているため
パナソニックは激務なためにやばいと言われることがあります。
タレントスクエア独自の調査によれば、パナソニックの平均残業時間は26.3時間となっています。
パナソニックの平均残業時間は決して長い水準でなく、年収水準と照らし合わせるとむしろ短い水準だと言えるでしょう。
平均年収 | 759万円 |
月間平均残業時間 | 26.3時間 |
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データの出典および集計方法について
上記データはタレントスクエア転職のユーザー様から個別にご回答いただきたデータ、タレントスクエアが別途運営する関連サービスより集計したデータ及び会社開示データをもとに独自に計算しております。
メディアオーナー様向け
上記データは転載フリーです。リンク付きで出典を明記したうえでご自由にお使いください。
会社発表によれば、すべての退職事由(定年含む)の離職率は8.5%、定年退職以外の離職率は5.3%と低い水準にあります。
パナソニックへの就職が「やばい」と言われる理由④:
早期退職で優秀な人材までいなくなってしまったと言われているため
パナソニックは大規模なリストラを行い、優秀な人材までいなくなってしまったと言われているため「やばい」と言われています。
2021年、パナソニックでは組織再編に合わせて実施した早期退職制度で1000人超の社員が退職したと報道されています。
パナソニックが7~8月に募集した早期退職に、1千人超の社員が応募していたことがわかった。同社は人員削減が目的ではなく、来春の組織改革に伴い給与が下がる人が出る可能性があることなどを踏まえ、社員に選択肢を示したとしている。
ただ、楠見雄規社長は1日の会見で「パナが大きく変わっていくという説明が不十分だった。もう少ししっかりと説明ができていれば、活躍を期待していた人まで退職することにはならなかったと思う」と話し、手放したくない人材まで退社してしまったという認識を示した。
同社は来年4月から、持ち株会社の下に、八つの事業子会社がぶら下がるかたちになる。社員は原則、いま所属している事業を引き継ぐ子会社に移る。給与は子会社ごとに業界水準などを考慮して労働組合と決めるため、今より下がる社員も出る見込みだ。子会社間の異動のハードルも格段に高くなるとみられている。
そのため、「パナソニックという大企業への所属に魅力を感じていた人の意識は変わる可能性がある」(幹部)などとして、もともとあった早期退職制度に加算金を積み増し、勤続10年以上の社員に対象を広げて退職者を募集していた。
パナ社長「期待の人まで早期退職を…」 組織改編で1千人超が応募
パナソニックの楠見社長は上記の通り述べており、人員削減を目的としていない早期退職で優秀な人材も去ってしまったと述べています。確かにパナソニックの失策ですが、今後パナソニックを支える人材が新たに出てくることを期待したいものです。
パナソニックへの就職が「やばい」と言われる理由⑤:
採用大学のレベルが高く、就職難易度が高いため
パナソニックは採用大学のレベルが高く、就職難易度が高いため「やばい」と言われることがあります。
大学通信によれば、パナソニックの採用大学は下記の通りです。大学別に見ると立命館大学、東京工業大学、同志社大学、大阪大学、早稲田大学など非常にレベルが高い大学の出身者が多く、パナソニックの採用大学・学歴・就職難易度ともにレベルが高いことが分かります。
順位 | 大学 | 就職者数 |
---|---|---|
1 | 立命館大学 | 34 |
2 | 東京工業大学 | 26 |
3 | 同志社大学 | 25 |
4 | 大阪大学 | 24 |
5 | 早稲田大学 | 22 |
6 | 神戸大学 | 19 |
慶應義塾大学 | 19 | |
8 | 九州工業大学 | 18 |
9 | 中央大学 | 16 |
10 | 関西大学 | 15 |
11 | 関西学院大学 | 14 |
京都大学 | 13 | |
13 | 北海道大学 | 11 |
東京理科大学 | 11 | |
明治大学 | 11 |
まとめ: パナソニックはやばい会社ではない
本記事では、パナソニックが「やばい」と噂されている理由とその実態について調べてきましたが、パナソニックは決してそのような会社ではありません。
パナソニックは激務なのではないかという評判もありましたが、実際はそんなこともなく、年収水準も高いおすすめの会社となっています。
【厳選】パナソニックへの転職におすすめの転職サイト・転職エージェント
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厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-305582 |
参考ページ | キャリアスタートの評判と口コミ |
パナソニックへの転職におすすめの転職サイト
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