野村総合研究所は、待遇の良さやネームバリューなど様々な要因によって転職市場で高い人気を誇っていますが、「野村総合研究所に転職すると後悔する」と言われることもあります。
本ページでは、「野村総合研究所への転職は後悔する」と言われる理由や実態について解説しています。
株式会社野村総合研究所
Nomura Research Institute, Ltd.

平均年収
1,247万円
2023年度
平均年齢
43.5歳
2024年3月
平均残業時間
6.2時間
2023年度
離職率
3.2%
2023年度
有給休暇取得率
70.6%
2023年度
中途採用比率
36.6%
2023年度
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野村総合研究所への転職方法・転職難易度に関しては以下のページで解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

野村総合研究所(NRI)はどんな会社?
野村総合研究所は、東証プライム市場に上場するシステムインテグレーター・コンサル会社です。国内の大企業や官公庁などの顧客に対してシステムインテグレーション(SI)やコンサルティングサービスを提供しています。
大企業ならではの安定した雇用体系が取られているうえ、多くの社員が年収1,000万円に到達できる人気企業となっています。福利厚生も手厚く、ネームバリューも非常に高いので、転職市場ではおすすめの会社です。
- 高年収: 年収1,000万円以上
- 大企業のメリット: 充実した福利厚生やネームバリュー
- キャリアパス: スキルや経験が身に付き市場価値が上がる
野村総合研究所の転職難易度は?中途採用は厳しい?
野村総合研究所は転職市場で人気が高く、転職難易度は高いです。一方で、中途採用に積極的であることから、転職できる可能性は十分にあると言えます。
2025年5月最新版
コンサル業界の転職難易度ランキング
転職難易度 S
マッキンゼー、BCG、ベイン・アンド・カンパニー、A.T.カーニー、ローランド・ベルガー、アーサー・ディ・リトル
マッキンゼー・アンド・カンパニー | 戦略コンサルの世界的リーダー。ブランドと知名度が高い |
---|---|
BCG | 戦略コンサルの世界的トップファーム。日本を重視 |
ベイン・アンド・カンパニー | 戦略コンサルの世界的トップファーム。少数精鋭が特徴 |
A.T.カーニー | アメリカ発の戦略コンサル。消費財領域に強み |
ローランド・ベルガー | ドイツ発の戦略コンサル。製造業に強み |
アーサー・ディ・リトル | ヘルスケアや製造業に強みがある戦略コンサルファーム |
転職難易度 A
ドリームインキュベータ、YCP Solidiance、アクセンチュア、デロイトトーマツ、EY、PwC、KPMG、キャップジェミニ
ドリームインキュベータ(DI) | 新規事業開発や成長戦略の立案に特化した日系戦略コンサル |
---|---|
YCP Solidiance | ゴールドマン出身者によって創設された日系コンサル |
アクセンチュア | 世界最大級の総合コンサル。戦略からデジタル、テクノロジーまで支援 |
デロイトトーマツ | コンサルBIG4の一角。戦略からIT導入まで多岐にわたるサービスを提供 |
EYストラテジー&コンサルティング | コンサルBIG4の一角。財務、リスク管理などでサービスを提供 |
PwCコンサルティング | コンサルBIG4の一角。幅広い領域でコンサル業務を提供 |
KPMGコンサルティング | コンサルBIG4の一角。デジタル化、財務、リスク管理に強みを持つ |
キャップジェミニ | ITコンサルとシステム統合に強みを持つフランス発のコンサル |
転職難易度 B
野村総合研究所、アビーム、ベイカレント、クニエ、経営共創基盤
野村総合研究所(NRI) | シンクタンク系の老舗総合コンサル。ITプロジェクトが中心 |
---|---|
アビームコンサルティング | 日本発の総合コンサル。ERP導入や業務改革支援が中心 |
ベイカレント・コンサルティング | 急成長中のコンサルファーム。IT導入やデジタル化支援に強み |
クニエ | NTTデータグループの一員。ERP導入などに特化したサービスを提供 |
経営共創基盤(IGPI) | ハンズオンで企業再生や事業構造改革を支援する日系コンサル |
転職難易度 C
フューチャー・アーキテクト、日立コンサルティング、リンクアンドモチベーション、シグマクシス、シンプレクス、NTTデータ経営研究所
フューチャー・アーキテクト | ITとビジネスの融合を支援する国内コンサル。システム構築や業務改革に強み |
---|---|
日立コンサルティング | 日立グループの一員。製造業や社会インフラに特化したコンサルサービスを提供 |
リンクアンドモチベーション | 組織変革やモチベーションマネジメントに特化 |
シグマクシス | IT導入や業務変革を中心に支援する国内コンサルティング企業 |
シンプレクス | 金融分野に強み。ITソリューションを活用した業務改革を支援 |
NTTデータ経営研究所 | NTTデータグループの一員。ITを基盤に業務改革などを提供 |
※ 上記のランキングは転職市場で人気のある有名企業・大手企業のみを抽出しています。「転職難易度C」の企業であっても、転職市場全体では難易度が非常に高い部類に入る点にご注意ください。
【参考】転職難易度の計算方法
上記の転職難易度は、以下のデータをもとに計算されています。
企業公式ページおよび実名SNS上で公開されている社員の学歴・職歴データ
ハイクラス転職サイト『タレントスクエア』に掲載されている実際の求人の応募条件(必須条件/歓迎条件)
なお、上記のランキングは企業単位での選考通過確率を相対的に示すものであり、実際の転職活動の成否・難易度は応募職種や選考時期によって異なります。
dodaが発表している「転職人気企業ランキング2024」において、野村総合研究所はトップ300にランクインしていることから、転職市場における野村総合研究所の人気は非常に高いと言えます。
一方で、野村総合研究所が公開しているデータに基づくと、2023年度における野村総合研究所の中途採用比率は約36.6%程度となっており、野村総合研究所は積極的に中途採用を行っていることが分かります。
年度 | 中途採用比率 | 中途採用人数 |
---|---|---|
2021年度 | 38.9% | 242名 |
2022年度 | 46.7% | 349名 |
2023年度 | 36.6% | 269名 |
このように、野村総合研究所は転職市場における人気は高いながら中途採用にも積極的です。募集職種も多岐に渡っているため、職種によっては十分に転職できる可能性があると言えます。
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野村総合研究所への転職は後悔すると言われる理由
転職市場における人気が高く、転職難易度が非常に高いと言われる野村総合研究所ですが、「野村総合研究所への転職は後悔する」と言われることがあります。
と言われる理由
野村総合研究所への転職は後悔すると言われる理由#1:
激務になるタイミングがある
野村総合研究所への転職は後悔すると言われる理由として、長時間労働になるタイミングがあるという理由が挙げられます。
野村総合研究所のようなコンサル・IT企業では、タイミングによっては労働時間が長期化することがあります。
- 大型プロジェクトのデリバリー前: 納期前は深夜残業・休日出勤が発生しやすい
- システム障害・トラブル対応: IT部門では障害発生時に即時対応が求められる
- コンサル案件の提案フェーズ: 新規案件獲得のための提案書作成・プレゼン準備が集中
こうしたタイミングでは遅くまで残業になることが珍しくありません。長時間労働が続くことで、野村総合研究所への転職を後悔することがあります。
なお、残業やパワハラがなく高年収のホワイト企業に転職したい方は、ホワイト企業転職に強い転職サイト『タレントスクエア』をチェックしてみてください。
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野村総合研究所への転職は後悔すると言われる理由#2:
出世争いが熾烈
出世争いが熾烈だというのも、野村総合研究所への転職は後悔すると言われる理由の1つです。
野村総合研究所は高収入で社会的な評価も高い一方、昇進していくためには厳しい競争を勝ち抜く必要があります。幹部候補や管理職を目指す場合、常に結果を出し続けることが求められます。
- 優秀な人材が多く在籍しており、同期や同僚との成果競争が非常に激しい
- 一度の失敗や評価の低下が昇進の機会を大きく左右し、取り返しが難しい場合がある
- リーダーシップ、語学力、交渉力、マネジメント能力など幅広いスキルが必要とされる
しかしながら、野村総合研究所における同僚(競争相手)は、優秀な人が多いです。また、幹部候補の人数が多いために、自分に少しでもマイナス評価があると出世レースから大きく後退してしまいます。
このように、野村総合研究所は高年収を実現できる企業ではあるものの、転職した場合は出世はとてもハードルが高いというのが、野村総合研究所への転職は「後悔する」と言われる理由の1つです。

野村総合研究所への転職は後悔すると言われる理由#3:
人間関係や社風に合わない
人間関係や社風に合わないというのも、野村総合研究所への転職は後悔すると言われる理由の1つです。
野村総合研究所は、論理的思考を重視する文化が強く、ビジネスライクな人が多いです。ドライな人間関係になりやすく、温かみのある職場を期待しているとギャップを感じます。
また、議論の場では遠慮なく指摘し合う風土があり、詰められる場面も少なくありません。特にコンサル部門では、鋭い指摘や厳しいフィードバックが日常的に飛び交い、メンタル的にきつく感じる人もいます。
悪意があるわけではなく、合理的な議論を重視する文化によるものですが、温厚な職場を求める人にとっては馴染みにくい環境と言えます。
野村総合研究所への転職は後悔すると言われる理由#4:
ITエンジニアはSIer的な働き方でマネジメント業務が中心
ITエンジニアはSIer的な働き方になるというのも、野村総合研究所への転職は後悔すると言われる理由の1つです。
野村総合研究所のITエンジニアは、クライアント向けのシステム開発が中心となるため、SIer的な働き方になりやすいと言われています。
- システムコンサルティング: クライアントの業務課題を分析し、最適なITソリューションを提案・要件定義
- システム設計・アーキテクチャ構築: 大規模システムの基本設計や技術選定を担当し、外部ベンダーと連携して開発を推進
- プロジェクトマネジメント: システム開発プロジェクトの進行管理、コスト管理、品質管理を行い、クライアントやベンダーとの調整
- 運用・保守・改善: 稼働中のシステムの安定運用を支援し、業務効率化や機能追加などの改善提案
要件定義や設計といった上流工程に携わる機会は多いものの、実際の開発・実装は外部のベンダーに委託するケースが多く、手を動かして開発をしたいエンジニアにとっては物足りなさを感じやすいです。
PM(プロジェクトマネージャー)としての役割を求められやすく、キャリアパスもそうした領域に限定されてしまうことが、転職への後悔に繋がります。
また、金融機関や大手企業向けの大規模案件が多いため、細かい調整業務が多くなりがちだというのも後悔の要因の一つです。
野村総合研究所への転職は後悔すると言われる理由#5:
同じような業務を繰り返していると感じることがある
同じような業務を繰り返していると感じることがあるというのも、野村総合研究所への転職は後悔すると言われる理由の1つです。
野村総合研究所では、特定の業界やクライアントを長期間担当することが多く、業務内容がパターン化しやすいです。
プロジェクトごとに異なる課題に取り組むものの、根本的な業務の流れや求められる対応は似通うことが多く、新しい挑戦や変化を求める人にとっては物足りなさを感じることがあります。
さらに、年次が上がるにつれて専門性が定着し、担当する業務の範囲が固定化されることで、結果的に同じような業務の繰り返しになりやすいという側面もあります。
野村総合研究所への転職は後悔すると言われる理由#6:
求められる水準が高い
求められる水準が高いというのも、野村総合研究所への転職は後悔すると言われる理由の1つです。
野村総合研究所で携わるようなプロジェクトは規模が非常に大きく、関わっている人の数も膨大です。多くの人たちを巻き込んで仕事をする能力や、問題解決能力など様々なスキルを求められます。
- 大型プロジェクトでの交渉や契約締結の場面
- 市場動向を分析し新規の提案を行う場面
- 突発的なトラブル対応やクレーム処理を迅速かつ的確に行う場面
野村総合研究所における高い年収は、高いスキルに対する報酬です。求められる水準が高すぎると感じ、野村総合研究所に転職したことを後悔してしまう人は少なくありません。
野村総合研究所への転職は後悔すると言われる理由#7:
年収が高いことから、次の転職先を見つけづらい
年収が高いことから、次の転職先を見つけづらいというのも、野村総合研究所への転職は後悔すると言われる理由の1つです。
野村総合研究所は、プロジェクト単価の高さや企業のネームバリューによって、高い給与水準を誇っています。その反面、次の転職先で同等以上の年収を確保することが難しい場合があります。
特に、NRIで培ったスキルや経験が最も評価されるのは野村総合研究所の社内であることが多いです。他社では期待ほどの評価を得られないケースも少なくありません。
その結果、転職を検討しても、想定より低い年収を提示される可能性がある ため、転職を後悔する要因の一つとなることがあります。
野村総合研究所への転職がおすすめの理由
野村総合研究所への転職がおすすめの理由としては、下記のような理由が挙げられます。
実際に選考を受ける前に自分の転職可能性を知りたい方は、『転職可能性診断』という無料のツールをチェックしてみてください。
簡単な経歴を登録するだけで、以下のような人気企業100社への転職可能性を数字で算出してレポートとして受け取ることができます(出典:転職可能性公式ページ)

野村総合研究所への転職がおすすめの理由#1:
大手企業としてのネームバリューがあるため
野村総合研究所への転職がおすすめの理由として、大手企業としてのネームバリューがあるためという点が挙げられます。
野村総合研究所は、高年収や安定したキャリアパスが期待できるだけでなく、一般認知度が高く信用性の高い会社です。野村総合研究所で働いていることは自身の信用性を大きく高めることにつながります。
- 自身の信用が上がる
- 周囲の人を安心させることができる
- 雇用が安定している
- キャリアに関する市場価値を高めることができる
- 収入が高いことを示すシグナルとなる
信用性が高いことは、高額な住宅ローンを引きやすいなどのメリットにも繋がります。国内で有名かつネームバリューのある会社で働くことができるというのが、野村総合研究所への転職がおすすめな理由です。
野村総合研究所への転職がおすすめの理由#2:
年収が高いため
年収が高いというのも、野村総合研究所への転職がおすすめの理由の1つです。
有価証券報告書によれば、2024年3月期における野村総合研究所の平均年収は1,271万円(平均年齢: 40.2歳)となっており、非常に高い水準であることが分かります。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2024年3月期 | 1,271万円 | 40.2歳 |
2023年3月期 | 1,242万円 | 40.6歳 |
2022年3月期 | 1,232万円 | 40.6歳 |
2021年3月期 | 1,225万円 | 40.5歳 |
2020年3月期 | 1,235万円 | 40.4歳 |
2019年3月期 | 1,222万円 | 40.3歳 |
2018年3月期 | 1,166万円 | 40.2歳 |
野村総合研究所に転職すると、年収が上がるというだけでなく自分自身の市場価値も上がるというメリットがあります。
仮に転職後に合わないと感じても、野村総合研究所で数年間働いた経験があれば、転職市場における市場価値は非常に高くなります。
転職活動における幅も広がるため、より高年収企業に転職したり、自分の好きな業界で仕事をすることなどもできるようになります。

野村総合研究所への転職がおすすめの理由#3:
市場価値・スキルを大きく上げることができるため
市場価値・スキルを大きく上げることができるというのも、野村総合研究所への転職がおすすめの理由の1つです。
野村総合研究所で身につけられる以下のようなスキルは、転職市場で高く評価されやすいです。結果的に、自身の市場価値の向上につながります。
- 業界特化の専門知識: 金融・公共・製造業など特定業界に関する深い知識
- 上流工程の経験: 要件定義やプロジェクトマネジメントなどの実践
- クライアント折衝能力: 大手企業の経営層や管理職との交渉・提案力
- 論理的思考力: データ分析や課題解決のアプローチ
- 大規模プロジェクトの運営スキル: 数億円規模の案件におけるプロジェクト管理の経験
- 戦略立案力: クライアントの経営課題に対する実行可能な戦略の設計
- プレゼンテーション・資料作成能力: 高品質な提案資料の作成と説得力のあるプレゼンの実施能力
