日立ハイテクの年収は平均834万円！役職別給与・年収偏差値も解説

日本有数の半導体関連ソリューション提供企業である日立ハイテク。本記事では就職・転職人気の高い日立ハイテクの年収について徹底解説します。

本記事のポイント

下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までお読みください。

日立ハイテクの年収は？

日立ハイテクは2020年5月まで上場していたため、有価証券報告書で平均年収を公開していました。有価証券報告書によれば、2019年3月期における日立ハイテクの平均年収は834万円（平均年齢: 43.0歳）となっています。過年度の推移は下記の通りです。

年度	平均年収	平均年齢
2019年3月期	834万円	43.0歳
2018年3月期	840万円	43.1歳
2017年3月期	840万円	42.7歳
2016年3月期	810万円	42.5歳
2015年3月期	806万円	42.4歳

過去の数字となっていますが、日立ハイテクの平均年収は800-900万円程度で

日立ハイテクの役職別年収は？

日立ハイテクでは「役職なし（最初2年は研修員扱い）」「主任」「係長」「課長」「部長」という順番で昇進していきます。日立ハイテクの役職別年収は下記の通りです。

役職	年次	年収
役職なし	1-7年目	400-600万円
主任	8-12年目	600-800万円
係長	13-16年目	800〜1,000万円
課長	17年目以降	1,000-1,200万円
部長	評価次第	1,200万円以上

【中途採用】日立ハイテクの転職難易度は？

日立ハイテクは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

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日立ハイテクはどんな会社？

日立ハイテクは分析装置、電子顕微鏡、医用機器、半導体製造装置などの製品や、そうした製品を活用したソリューションを展開する企業です。以前は上場していましたが、現在は日立製作所の完全子会社となっています。

セグメント	詳細
科学・医用 システム	分光光度計・クロマトグラフ・蛍光X線分析・熱分析等の各種分析計測機器、電子顕微鏡、バイオ関連機器、医用分析装置の製造・販売及び据付・保守サービス業務
電子デバイスシステム	エッチング装置・測長SEM・外観検査装置等の半導体製造装置の製造・販売及び据付・保守サービス業務
産業システム	リチウムイオン電池等の自動組立システム、発・変電設備、デジタルソリューショ ン、テレビ会議システムの販売、計装機器及び関連システム、鉄道関連検測装置、ハードディスク関連製造装置、 FA装置、FPD関連製造装置等の製造・販売及び据付・保守サービス業務
先端産業部材	鉄鋼製品、非鉄金属製品、基板材料、合成樹脂、電池用部材、自動車関連部品、シリ コンウェーハ、ハードディスクドライブ、光通信用部材、光ストレージ部材、半導体等の電子部品、石油製品の販売

本社は東京都港区虎ノ門にあります。

会社名	株式会社日立ハイテク
英語名	Hitachi High-Tech Corporation
資本金	7,938,480,525円
本社所在地	東京都港区虎ノ門一丁目17番1号 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー

日立ハイテクの平均年収は834万円（平均年齢: 43.0歳）

日立ハイテクは2020年5月まで上場していたため、有価証券報告書で平均年収を公開していました。有価証券報告書によれば、2019年3月期における日立ハイテクの平均年収は834万円（平均年齢: 43.0歳）となっています。過年度の推移は下記の通りです。

年度	平均年収	平均年齢
2019年3月期	834万円	43.0歳
2018年3月期	840万円	43.1歳
2017年3月期	840万円	42.7歳
2016年3月期	810万円	42.5歳
2015年3月期	806万円	42.4歳

過去の数字となっていますが、日立ハイテクの平均年収は800-900万円程度であることが分かります。

国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、日立ハイテクの平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。

また、マイナビAGENTが公表している業種別平均年収ランキングによると、半導体・半導体製造機器企業の平均年収は530万円となっており、日立ハイテクの平均年収は半導体・半導体製造機器企業全体の平均年収よりも高い水準になっています。

日立ハイテクの年収偏差値は？

日立ハイテクの平均手取りはいくら？

国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、日立ハイテクの平均と同じく43歳で年収834万円の場合、年間の手取り額は約609万円、ひと月あたりの手取り額は約51万円となります。

日立ハイテクの転職難易度は？

日立ハイテクは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

日立ハイテクの総合職における役職一覧と年収

日立ハイテクの年収は一般的な年収体系となっており、基本給と残業代、賞与で構成されます。賞与は年に2回の支給となっています。

日立ハイテクの年収＝ 基本給 + 残業代 + 賞与（年2回）

日立ハイテクでは「役職なし（最初2年は研修員扱い）」「主任」「係長」「課長」「部長」という順番で昇進していきます。日立ハイテクの役職別年収は下記の通りです。

役職	年次	年収
役職なし	1-7年目	400-600万円
主任	8-12年目	600-800万円
係長	13-16年目	800〜1,000万円
課長	17年目以降	1,000-1,200万円
部長	評価次第	1,200万円以上

日立ハイテクにおいてボーナスは年に2回支給されます。支給額は月給の6か月分程度となっており、若手であっても賞与はしっかりともらえる傾向にあります。日立グループでもトップクラスの支給額です。

期首に立てた目標の達成度合いを期末に評価するというGPM制度（MBO制度とKPIの進捗率を確認する方式）で評価されます。目標の達成度合いに対して5段階で評価がなされ、それによってボーナスの額も変わります。

中途で日立ハイテクに転職した場合の年収は？

中途で日立ハイテクに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

日立ハイテクにおける年齢別年収推移

新卒で日立ハイテクに入社して、その後も順調に昇進した場合の年齢別年収（ボーナス・残業代を含む）の推移は以下の通りです。

なお、昇進スピードや残業時間・評価によって合計年収は変わる可能性があるため、参考までにご覧ください。

年齢	年収
25歳	450-500万円
30歳	600-700万円
35歳	800-900万円
40歳	1,000万円以上
45歳	1,100万円以上（評価次第）
50歳	1,200万円以上（評価次第）

日立ハイテクの新卒の年収・初任給は？（大卒・院卒別）

日立ハイテクの初任給は下記の通りです。

上記に対して残業代・賞与が別途支給されます。

日立ハイテクの福利厚生

日立ハイテクの福利厚生は公式によれば下記の通りです。住宅制度が充実しており、都内であっても借上げマンションに破格で住める模様です。

住宅	・寮: 自宅から通勤できない新入社員に向け各拠点で寮を利用することができます。（年齢制限あり） ・住宅支援制度: 新入社員や転勤者に対し、住居選定および金銭的負担を軽減する各種支援があります。（条件あり）
保養所・ 会員制リゾートクラブ	社員のプライベート充実を目的として、設備、サービス等充実した保養所をかまえています。全国にある当社契約保養所、リゾートクラブ等も利用可能です。
休日・休暇	完全週休2日制。祝日も含め年間休日は123日（2022年度）。また、年次有給休暇は24日とゆとりある休日、休暇制度を実現しています。さらに、年休一斉行使日を設定し、まとまった休暇の取得を促しております。また、一人ひとりのライフステージに合わせた各種休暇制度の取得の推進にも取り組んでいます。
財形貯蓄	給与や賞与から定期的に金融機関に積み立てができ、無理なく財産形成が可能となります。
その他	保活コンシェルジュ、社内クラブ活動、自動車保険・火災保険等の各種保険（日立グループ向け団体価格で加入が可能）、企業年金制度（皆さんの老後をより豊かにするために、公的年金に加えて準備）

日立ハイテクはなぜ「やばい」と言われるのか？

日本有数の半導体関連ソリューションの提供企業である日立ハイテクですが、Googleで「日立ハイテク」と検索すると関連キーワードに「やばい」というネガティブなワードがあります。

日立ハイテクへの就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。以降では、ネット上で「やばい」と言われる理由について、実態を解説していきます。

日立ハイテクが「やばい」と言われる理由は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

日立ハイテクは激務？それともホワイト企業？

日立ハイテクは激務だという噂があります。

日立ハイテクは1人あたり平均残業時間を公開しています。公式によれば日立ハイテクの2022年度における平均残業時間は26.7時間となっており、年収を勘案すると短い水準であることが分かります。

年度	平均残業時間
2017	25.7時間
2018	25.6時間
2019	25.2時間
2020	24.8時間
2021	26.5時間
2022	26.7時間

日立ハイテクの採用大学を紹介 就職難易度は高い？

日立ハイテクの採用大学は下記の通りです。大学別に見ると非常にレベルが高い大学の出身者が多く、日立ハイテクの採用大学・学歴・就職難易度ともにレベルが高いことが分かります。