電通デジタルの年収はいくら？役職別給与・年収偏差値も解説

電通デジタルの年収について、実際の電通デジタルの社員の口コミをもとに解説します。グレード別年収や給料が低いと言われる実態、電通との違い、ボーナス・評価制度の仕組みまで網羅的に解説しています。

なお、電通デジタルへの転職方法・転職難易度は下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。

本記事のポイント

電通デジタルの年収は？

社員口コミサイトによれば、電通デジタルの平均年収は673万円（平均年齢: 33歳）となっています。

電通デジタルのグレード別年収推移は？

電通デジタルにおけるグレード別の年収推移は以下の表の通りです。

グレード	年収	年次
G1	400~550万円	1~5年目
G2	450~650万円	4~10年目
G3	600~800万円	8~12年目
G4	800~1,000万円	10~15年目
G5	1,000~1,200万円	12年目~
G6	1,200万円~	実力次第

【中途採用】電通デジタルの転職難易度は？

電通デジタルは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

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電通デジタルはどんな会社？

電通デジタルは、電通グループにてデジタルマーケティングを行う企業です。2016年に電通グループにおけるデジタルマーケティング専門会社として設立されており、デジタルマーケティングに特化して事業を行っています。

本社は東京都港区にあります。

会社名	株式会社電通デジタル
英語名	Dentsu Digital Inc.
資本金	4億4250万円
本社所在地	東京都港区東新橋1-8-1

電通デジタルの平均年収は673万円（平均年齢: 33歳）

社員口コミサイトによれば、電通デジタルの平均年収は673万円（平均年齢: 33歳）となっています。

国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、電通デジタルの平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。

また、マイナビAGENTが公表している業種別平均年収ランキングによると、マスコミ・出版・広告・放送・印刷・イベント企業の平均年収は420万円となっており、電通デジタルの平均年収はマスコミ・出版・広告・放送・印刷・イベント関連全体の平均年収よりも高い水準になっています。

電通デジタルの年収偏差値は？

電通デジタルの平均手取りはいくら？

国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、電通デジタルの平均と同じく33歳で年収673万円の場合、年間の手取り額は約511万円、ひと月あたりの手取り額は約43万円となります。

電通デジタルの転職難易度は？

電通デジタルは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

なお、電通デジタルへの転職方法・転職難易度は下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。

電通デジタルと電通の違いは？電通の年収と比較するとどう？

株式会社電通デジタルは2016年7月に設立された比較的新しい会社です。電通の社内でデジタル広告を担当していた部門を分社化し、完全子会社として立ち上げられました。

社内間での異動も活発であり、総合職として電通に入社した後に電通デジタルへ出向することもよくあります。（その場合は電通の年収体系が適用されます。）

電通デジタルの親会社にあたる電通は上場企業なので、有価証券報告書で平均年収を掲載しています。

2022年12月期の有価証券報告書によれば、電通の平均年収は1,520万円です。電通デジタルでの採用となった場合は、電通デジタルの年収体系が適用される点に留意が必要です。

年度	平均年収
2022年12月期	1,520万円
2021年12月期	1,295万円
2020年12月期	1,342万円
2019年12月期	1,169万円
2018年12月期	1,180万円
2017年12月期	1,273万円

電通の年収について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

電通デジタルの総合職におけるグレード・役職別年収を解説

電通デジタルの年収は一般的な年収体系となっており、基本給と残業代、賞与で構成されます。賞与は年に2回の支給となっています。

電通デジタルの年収＝ 基本給 + 残業代 + 賞与（年2回）

電通デジタルの給与制度は、グレード別に年収テーブルが決まっており、そこに個人の業績評価を加味して年収が決定します。電通デジタルでは、新卒はG1から始まり、G2→G3→G4→G5→G6と昇進していきます。なお、G4以上が管理職（マネジメント）にあたりますが、管理職にならず専門職としてキャリアを積みたい人のためのPG（プロフェッショナルコース）も用意されています。

電通デジタルにおけるグレード別の年収推移は以下の表の通りです。

グレード	年収	年次
G1	400~550万円	1~5年目
G2	450~650万円	4~10年目
G3	600~800万円	8~12年目
G4	800~1,000万円	10~15年目
G5	1,000~1,200万円	12年目~
G6	1,200万円~	実力次第

電通デジタルのボーナス・賞与と評価制度

電通デジタルのボーナスは年に2回、3月と9月に支給されます。ボーナスは基本給の2~3か月分であることが一般的で、年収に占めるボーナスの比率は低い部類に入ります。

ボーナスの支給額は全社の業績と個人の評価を上司などの上長が総合的に勘案して決定されます。中でも特に業績連動の要素が大きく、個人の評価による差は付きにくい傾向にあるようです。

中途で電通デジタルに転職した場合の年収は？

中途で電通デジタルに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

電通デジタルにおける年齢別年収推移

新卒で電通デジタルに入社して、その後も順調に昇進した場合の年齢別年収（ボーナス・残業代を含む）の推移は以下の通りです。

なお、昇進スピードや残業時間・評価によって合計年収は変わる可能性があるため、参考までにご覧ください。

年齢	年収
25歳	500-550万円
30歳	700-800万円
35歳	900-1,000万円
40歳	1,000-1,100万円
45歳	1,200万円以上（評価次第）
50歳	1,200万円以上（評価次第）

電通デジタルの初任給・新卒の年収は？

電通デジタルの公式ページによると、初任給は以下のように定められています。初年度の年収はだいたい350万円程度になると想定されます。割増見合手当はみなし残業代であり、月30時間分の残業代が支給されるという形式となっています。なお、月30時間を超えて残業した場合は別途残業代が支給されます。

基本給238,000円／月＋割増見合手当765,000円／年

電通デジタルの福利厚生

電通デジタルの公式ページによると、福利厚生として以下のようなプログラムが用意されています。

電通デジタルの採用大学・就職難易度

電通デジタルの公式マイナビページによると、電通デジタルの採用大学は以下の通りです。上位校が中心となっており、就職難易度は高いと言えます。

また、電通デジタルの新卒採用人数の推移は以下の表の通りです。

年度	新卒採用人数	男性	女性
2020年度	109人	58人	51人
2021年度	61人	32人	29人
2022年度	133人	56人	77人

電通デジタルは激務でやばい？ホワイト？社員の口コミ・評判

電通デジタルは電通の子会社であることから「激務」「ブラック」という印象を持たれやすい傾向にあります。

実際、広告主に対するクライアントワークが中心になるため、時期によっては残業時間が長くなることはありますが、会社全体として22時以降の残業を禁止するなど、ワークライフバランスの改善に向けた取り組みも行われています。

社員口コミサイトのライトハウスによれば、電通デジタルの平均残業時間は42時間となっています。