アクセンチュアの年収について、平均年収・ボーナス・役職別の給料テーブル・新卒1年目の初任給などの最新情報を解説します。
なお、アクセンチュアへの転職方法・転職難易度に関しては下記の記事でまとめているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

\結論だけ知りたい人のために/
本記事のポイント
アクセンチュアは世界50か国以上に拠点を持つ世界最大級の経営コンサルティングファームです。年収は役職に紐づいており、20代・30代のうちから非常に高い年収水準を期待できます。
- アクセンチュアの年収は?
-
月間100万人以上が利用するハイクラス転職サイト『タレントスクエア』の登録者データ(2025年5月時点)によれば、アクセンチュアにおける平均年収は1,268万円となっています。
- アクセンチュアの役職別年収は?
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アクセンチュアの給与制度は年俸制で、基本給は役職によって変わります。ボーナスは会社の業績や個人の評価によって変わります。
各役職ごとの年次と、基本給・残業代・ボーナスを総合した年収イメージは以下の通りです。
役職 年収 年次 アナリスト 600~750万円 1~3年目 コンサルタント 800~1,200万円 3~6年目 マネージャー 1,100~1,700万円 5~10年目 シニアマネージャー 1,500~2,100万円 10~15年目 マネージングディレクター 2,400万円~ 15年目~ アクセンチュアの役職別年収テーブル
アクセンチュアとはどんな会社?
アクセンチュアは、世界50か国以上に拠点を持つ世界最大級の総合コンサル企業です。大企業や政府系機関に対して経営コンサルティング、ITコンサルティング、アウトソーシングサービスなどを提供しています。
グローバルに幅広い業界でコンサルティング業務を提供しており、顧客は多岐に渡っています。Fortune Global 500の上位100企業のうち89社がアクセンチュアの顧客です。
日本においても多大なプレゼンスを誇っており、東京本社だけでなく全国各地に拠点を置いています。社員数も非常に多く、異業種からの中途採用にも積極的です。
会社名(日本) | アクセンチュア |
---|---|
会社名(英語) | Accenture |
日本拠点 | 東京本社: 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR ほかみなとみらい、大阪、札幌、福岡、名古屋など多数 |
本国 | アメリカ合衆国 |
拠点数 | 49カ国 200都市以上 |


アクセンチュアの平均年収は1,268万円
月間100万人以上が利用するハイクラス転職サイト『タレントスクエア』の登録者データ(2025年5月時点)によれば、アクセンチュアにおける平均年収は1,268万円となっています。
アクセンチュアでは年収が下がる?
アクセンチュアでは大量採用で人員を抱えていることで年収が下がるのではないかと懸念されることがあります。
結論からいうと、アクセンチュアにおいて年収が下がる可能性は低いとみられています。コンサルタント業界は人員の獲得競争が激しく、年収の低下は優秀な人員の離脱を招くことに繋がるためです。
アクセンチュアの転職難易度は?
アクセンチュアは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。
一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。
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経済産業省が発表している賃金構造基本統計調査によると、コンサルタントの平均年収は781万円(平均年齢: 40.5歳)です。アクセンチュアの平均年収は高い水準であることが分かります。

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アクセンチュアの給与体系・年収の仕組み
アクセンチュアにおける年収の構成要素は、基本給・残業代・賞与となっています。それぞれの要素について順番に説明します。
アクセンチュアの基本給は役職によって変わってきます。なお、アクセンチュアの基本給は年俸制を採用しており、事前に提示された年俸を12で割った金額が毎月支給されるという形となっています。
アクセンチュアでは、マネージャー職未満であれば残業代は全額支給されます。マネージャー以降は管理職となり、残業代は支給されません。アクセンチュアでは残業規制が厳しく残業時間が短くなってきているため、残業代は1-15万円程度で推移している模様です。
特に近年は「Project PRIDE」という独自の働き方改革プロジェクトを2015年に開始しており、平均残業時間の減少や有給休暇の取得率の増加など目に見える成果が出ています。
アクセンチュアのボーナス・賞与
アクセンチュアのボーナスは年に1回、毎年12月に支給されます。ボーナスは全社員に対して支払われますが、ボーナスの額は社員ごとに大きく変わります。
具体的には、全社の業績と部門の業績、個人の評価などを総合的に勘案し、基本給の5~30%程度の額が支払われる仕組みになっています。
直属上司や自身の評価を踏まえて、人事評価を担当する別の上司(ピープルリードと呼ばれます)が評価会議に参加し賞与を決定するという仕組みになっています。
上司からの評価が最も重要なので、上司に対していかに自分の功績をアピールするか、日々の業務で結果を出せるかが重要です。
加えて、特に評価の高い社員に対しては「特別報酬金(特別ボーナス)」という特例的なボーナスが支給されたり、経営陣に近いマネジメントポジションで成績のいい人には「ストックボーナス(株式報酬)」が支払われるケースもあります。

アクセンチュアの社員口コミ
コンサルタント・監査・士業系職種
29歳 男性 中途入社
※People Lead(ピープルリード)は以前は「カウンセラー」と呼ばれていました。
アクセンチュアの役職別年収は?マネージャーだとどれくらい?
先述した通り、アクセンチュアの給与制度は年俸制です。また、年収のレンジは役職によって決まります。アクセンチュアでは各役職ごとに年収テーブルが定められており、それをベースに個人の評価や会社・部門の業績などを加味して合計年収が決まります。
アクセンチュアの役職は下から順に「アナリスト」「コンサルタント」「マネージャー」「シニアマネージャー」「マネージングディレクター」という5つがあります。
- アナリスト(Analyst)
- コンサルタント(Consultant)
- マネージャー
- シニアマネージャー
- マネージングディレクター
アクセンチュアではプロジェクト単位で働きます。マネージャーがプロジェクトの現場責任者を務め、マネージャーの下で複数のアナリストとコンサルタントが日々の業務をこなします。
シニアマネージャーはより大規模なプロジェクトの全体統括を担当する役職で、マネージングディレクターはクライアントと関係を構築しながら案件を獲得したり、アクセンチュアの経営に携わる役割を持ちます。
アクセンチュアにおけるキャリアレベルとは?
アクセンチュアでは役職とは別に12段階のキャリアレベル(CL)という概念があります。役職はキャリアレベルによって規定されることが多く、下記の様なイメージとなっています。
役職 | キャリアレベル |
---|---|
アナリスト | CL11-10 |
コンサルタント | CL9-8 |
マネージャー | CL7 |
シニアマネージャー | CL6-5 |
マネージングディレクター | CL4以上 |
アクセンチュアの昇進速度
アクセンチュアは実力主義の会社なので昇進スピードは人によって異なりますが、標準的な昇進の周期は役職ごとに3~4年です。優秀な方は1~2年で次の役職に昇進するケースもあります。
職位ごとに求められる基準をすべてクリアすれば次の職位に上がれるという仕組みとなっています。

アクセンチュアの社員口コミ
コンサルタント・監査・士業系職種
32歳 男性 中途入社
アクセンチュアにおける役職別年収を紹介
新卒でアクセンチュアに入社した場合の年次ごとの役職別年収は以下の通りです。基本給にボーナス・残業代等を含めています。
役職 | 年収 | 年次 |
---|---|---|
アナリスト (CL11-10) | 600~750万円 | 1~3年目 |
コンサルタント (CL9-8) | 800~1,200万円 | 3~6年目 |
マネージャー (CL7) | 1,100~1,500万円 | 5~10年目 |
シニアマネージャー (CL6-5) | 1,500~2,100万円 | 10~15年目 |
マネージングディレクター (CL4以上) | 2,000万円~ | 15年目~ |
マネージャーになると残業代が支払われなくなるので、残業代を多くもらっているコンサルタント職より年収が低くなる可能性があります。
しかしながら、働き方改革の影響で残業時間自体が減少しているため、基本的には昇格することで年収は上がる傾向にあります。
アクセンチュアにおけるマネージャーの年収は?CL9の年収は?
アクセンチュアにおけるマネージャーの年収は1,100万円から1,700万円程度と想定されます。新卒や中途でアナリスト・コンサルタントとして入社した場合はマネージャーへの昇進を目標にすることとなります。
アクセンチュアにおけるCL9はコンサルタントレベルであり、年収は800万円程度となっています。
アクセンチュアにおけるシニアマネージャーの年収は?
アクセンチュアにおけるシニアマネージャーの年収は1,500~2,100万円程度になると推定されます。
アクセンチュアの30歳での年収は?年齢別年収を解説
参考までに、22歳でアクセンチュアに新卒入社して順調に昇進した場合の年齢別の年収イメージについても以下の通りまとめてみました。
順調にいけば30歳でマネージャーという責任ある役職につくことができ、年収は1,000万円程度が期待できるため、若い頃から大きな裁量を任されてバリバリ働きたい人にとっては素晴らしい環境だと言えます。
役職 | 年収 | 役職 |
---|---|---|
22歳 | 600万円 | アナリスト |
25歳 | 800万円 | コンサルタント |
30歳 | 1,000万円 | マネージャー |
35歳 | 1,200万円- | シニアマネージャー |
40歳 | 1,500万円- | シニアマネージャー ~マネージング・ディレクター |
アクセンチュアの中途の年収は?中途で年収が下がることはある?
中途でアクセンチュアに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。
実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。
中途で入社した場合の具体的な年収を知るためには、転職サイトに掲載されている実際の求人を見ることが最も確実です。口コミサイトやSNSよりも最新かつ正確な情報を知ることができます。
特に人気なのはCMでも有名な転職サイト『ビズリーチ』です。一般的な転職サイトではめったに見つからないような人気企業の高年収求人や好条件の非公開求人が多数掲載されています。
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転職活動を始める前から無料アカウントを作成して年に数回ログインしておくだけで、将来転職する際に情報が集まりやすく非常に有利になるのでおすすめです。
【参考】ビズリーチの評判・口コミ
アクセンチュアの初任給・新卒の年収
リクナビによると、アクセンチュアのコンサルタント職の初任給は年俸430万円です。
大学の学部卒でも大学院卒でも初任給は変わりません。また、コンサルタントの中には「ビジネスコンサルタント」と「デジタルコンサルタント」の2種類がありますが、どちらの職種でも初任給は430万円です。
また、アクセンチュアではコンサルタント以外の職種でも新卒採用をしています。それぞれの職種における初任給は以下の表の通りです。
職種 | 初任給(年俸) |
---|---|
ビジネスコンサルタント | 430万円 |
デジタルコンサルタント | 430万円 |
エンジニア(東京・関西採用) | (高専)350万円 (大学/大学院)430万円 |
エンジニア(東京関西採用以外) | (高専)310万円 (大学/大学院)400万円 |
データサイエンティスト | 550.9万円 |
AIアーキテクト | 455万円 |
マーケティング | 430万円 |
クリエイティブ | 430万円 |
デザイン | 430万円 |
コンテンツデザイン | 430万円 |
アクセンチュアの福利厚生
アクセンチュアは外資系企業ながら福利厚生も充実しています。アクセンチュアの福利厚生としては具体的に下記のようなものがあげられます。
- 住宅補助: マネージャー未満は月3万円まで
- 持株会: アクセンチュア株式を一定限度(月収の10%程度)までは市場価格の15%引きで購入可能
- 退職金制度
- カフェテリアポイント
- リファラル制度: 推薦した知人がアクセンチュアに入社した場合の特別ボーナス
- 夜食代・タクシー代: プロジェクトにおける出費の一部負担
アクセンチュアがやばいと言われる理由と評判を解説
アクセンチュアは以下のような理由で「やばい」「やめとけ」と噂されることもあります。
- 労働時間が長く激務だと言われているため
- 離職率が高いと言われているため
- 追い出し部屋がありクビになることがあると噂されているため
- 誰でも入れる・転職難易度は低いと言われるため
- 社員は使い捨てだと言われているため
- 年収が高すぎると言われているため
- フル出社が求められるようになったため
- 中途はついていけないと言われているため
- 本国(アメリカ)でレイオフがあったため
アクセンチュアが「やばい」「やめとけ」と言われる理由と評判は以下のページで解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

アクセンチュアは誰でも受かる?
アクセンチュアへの中途入社は難易度が高く厳しいという評判ですが、それとは裏腹にアクセンチュアが大量採用戦略を展開する中で、ネット上では「アクセンチュアは誰でも受かる」という書き込みが目立つようになりました。
Googleで「アクセンチュア 評判」と検索すると、関連キーワードの一番上には「アクセンチュア 誰でも入れる」という文字が表示されます。

アクセンチュアが「誰でも入れる」というのは明らかな嘘です。おそらく、アクセンチュアが大量採用していることを揶揄した誇張表現だと思われます。
実際、アクセンチュアは新卒・中途ともに採用数を増やしていますが、アクセンチュアへの応募数も同じように増加しているため、選考倍率が下がっているとは言えません。
「コンサルブーム」と言われる通り、これまで大手の日系事業会社の金融機関に流れていた優秀層がこぞってコンサル業界を志望しており、中途でアクセンチュアに応募される方の数も年々増加傾向にあります。
とはいえ、アクセンチュアに中途で入るのが厳しいというわけではありません。未経験者であっても積極的に採用を拡大しているので、アクセンチュアに入社したい人は採用人数を拡大している今が絶好の機会となっています。

アクセンチュアの採用大学・学歴フィルター
新卒採用におけるアクセンチュアの採用大学は、慶應・早稲田をボリュームゾーンとして、東大・京大・一橋などの国立大学からMARCH・関関同立・その他私立大学まで幅広い層の大学が含まれています。
順位 | 採用大学 | 就職者数 |
---|---|---|
1位 | 慶應義塾大学・早稲田大学 | 100人 |
3位 | 東京大学 | 66人 |
4位 | 京都大学・明治大学 | 36人 |
6位 | 大阪大学 | 33人 |
7位 | 上智大学 | 31人 |
8位 | 同志社大学 | 26人 |
9位 | 筑波大学・東京工業大学 | 24人 |
11位 | 青山学院大学 | 23人 |
12位 | 神戸大学・立教大学 | 21人 |
14位 | 北海道大学 | 18人 |
15位 | 中央大学 | 17人 |
16位 | 一橋大学・国際基督教大学・東京理科大学 | 15人 |
19位 | 東北大学 | 14人 |
20位 | 横浜国立大学・九州大学・立命館大学 | 13人 |

