アビームコンサルティングの年収について、平均年収・ボーナス・役職別の給料テーブル・新卒1年目の初任給などの最新情報を解説します。
アビームコンサルティング株式会社
ABeam Consulting Ltd.

女性従業員比率
28.7%
2024年3月
男性育児休業取得率
52.2%
2023年度
男性育児休業取得日数
111日
2023年度
離職率
7.2%
2023年度
3年以内女性採用比率
33.6%
2023年度
従業員数
8,278名
2024年4月
なお、アビームコンサルティングへの転職方法・転職難易度に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

本記事のポイント
アビームは20代から年収1,000万円を達成できる非常に年収水準の高い会社となっています。レベルの高い環境に身を置きながら高い給料を享受したい人にとってはおすすめの勤務先です。
下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までお読みください。
- アビームコンサルティングの年収は?
-
月間100万人以上が利用するハイクラス転職サイト『タレントスクエア』の登録者データ(2025年5月時点)によれば、アビームコンサルティングの平均年収は750万円(平均年齢: 33.0歳)となっています。
- アビームコンサルティングの役職別年収は?
-
アビームコンサルティングの役職は下から順に「ビジネスアナリスト」「コンサルタント」「シニアコンサルタント」「マネージャー」「シニアマネージャー」「ディレクター」「プリンシパル」という7段階に分かれています。役職ごとの年収水準は下記の通りです。
役職 年収 年次 ビジネスアナリスト 550~600万円 1~2年目 コンサルタント 600~750万円 2~6年目 シニアコンサルタント 750~1,000万円 5~9年目 マネージャー 1,000~1400万円 8年目~ シニアマネージャー 1,250~1900万円 12年目~ ディレクター 1,800万円~ 15年目~ プリンシパル 2,500万円~ 20年目~ アビームコンサルティングの役職別年収推移
アビームコンサルティングとはどんな会社?

アビームコンサルティングは、「日本発、アジア発のグローバルコンサルティングファーム」というスローガンのもと、クライアント企業の戦略策定から実行支援、ITシステム導入支援までを幅広くカバーするコンサル会社です。
アビームコンサルティングは6,000人以上のプロフェッショナルを抱え、日系のコンサルティング会社としては最大級の規模を誇ります。
特に、「SAP」と呼ばれる大企業向け基幹システムのコンサルティング領域において圧倒的な強みを有しており、社員の「SAP認定コンサルタント」資格取得数で日本国内で第1位を誇っています。
会社名 | アビームコンサルティング株式会社 |
---|---|
本社 | 東京都中央区八重洲二丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー |
本国 | 日本 |

アビームコンサルティングの平均年収は750万円(平均年齢: 31.0歳)
月間100万人以上が利用するハイクラス転職サイト『タレントスクエア』の登録者データ(2025年5月時点)によれば、アビームコンサルティングの平均年収は750万円(平均年齢: 31.0歳)となっています。
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アビームコンサルティングの年収偏差値は?
年収偏差値について詳しく知りたい方は以下の年収偏差値計算ツールをご利用ください。年齢と年収を入力すると年収偏差値を試算することができます。
▼ 条件を指定して年収偏差値を計算できます年収偏差値計算ツール | |
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年収偏差値
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男性の中での偏差値
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女性の中での偏差値
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大卒の中での偏差値
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大企業の中での偏差値
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厚生労働省『賃金構造基本統計調査』の最新情報をもとに試算
「今の自分の年収が本当に適正水準なのか」「ブラック企業に搾取されていないか」自分の正しい市場価値を知りたい方は『適正年収診断』という無料ツールをチェックしてみてください。
簡単な経歴を登録するだけで、自分の適正年収を診断し、具体的な数字で知ることができます。診断は1分で完了し、結果はその場で見ることが出来ます(詳細:適正年収診断公式ページ)
アビームコンサルティングの平均手取りはいくら?
国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、アビームコンサルティングの平均と同じく31歳で年収750万円の場合、年間の手取り額は約562万円、ひと月あたりの手取り額は約47万円となります。
項目 | 年収 | 月収 |
---|---|---|
額面収入 | ||
所得税 | ||
住民税 | ||
健康保険 | ||
厚生年金 | ||
雇用保険 | ||
介護保険 | ||
手取り |
アビームコンサルティングの転職難易度は?
アビームコンサルティングは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。
一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。
実際に選考を受ける前に自分の転職可能性を知りたい方は、『転職可能性診断』という無料のツールをチェックしてみてください。
簡単な経歴を登録するだけで、以下のような人気企業100社への転職可能性を数字で算出してレポートとして受け取ることができます(出典:転職可能性公式ページ)

アビームコンサルティングの年収体系
アビームコンサルティングにおける年収の構成要素は、基本給・残業代・賞与となっています。
アビームコンサルティングにおける年収 = 基本給 + 残業代 + 賞与
アビームコンサルティングの基本給は役職によって変わってきます。役職別の年収イメージは、「アビームコンサルティングの役職別年収」にて後述しています。
アビームコンサルティングの残業代
アビームコンサルティングはみなし残業制度を取っていないため、残業した分はすべて残業代として受領することができます。
アビームコンサルティングの月平均残業時間は30-40時間程度となっており、月単位で20万円程度の支給が期待出来ます。一方で、毎月が繁忙期というわけではなく、月の残業度合いによって年収の幅も異なってきます。

アビームコンサルティングの賞与
アビームコンサルティングの所与は、年2回(6月と12月)に支給される基準賞与のほかに、年間の評価によって変動し、1年に1度支給される評価賞与の2つがあります。
マネージャー以降は基準賞与が無くなり、評価賞与のみとなるため、マネージャー以降ではより成果主義の色合いが濃くなることも特徴です。
コンサルタントの評価は低評価・標準評価・高評価の3段階に分かれており、年次が上がるにつれて低評価と高評価間でもらえる賞与の差も大きくなります。
具体的にいえば、コンサルタント職では50万円程度の差ですが、シニアマネージャークラスになると500万円程度の差がつくこともあるようです。
評価制度はMBO制度を採用しており、半年に1度、設定されている目標への達成度を評価されることとなっていますが、実際は上司からの評価が大きく、いかに上司から高い評価を得られるかが重要となっているようです。
アビームコンサルティングの役職別年収
アビームコンサルティングの役職は下から順に「ビジネスアナリスト」「コンサルタント」「シニアコンサルタント」「マネージャー」「シニアマネージャー」「ディレクター」「プリンシパル」という7段階に分かれています。
それぞれの役職の年収と年次のイメージは以下の通りです。
役職 | 年収 | 年次 |
---|---|---|
ビジネスアナリスト | 550~600万円 | 1~2年目 |
コンサルタント | 600~750万円 | 2~6年目 |
シニアコンサルタント | 750~1,000万円 | 5~9年目 |
マネージャー | 1,000~1400万円 | 8年目~ |
シニアマネージャー | 1,250~1900万円 | 12年目~ |
ディレクター | 1,800万円~ | 15年目~ |
プリンシパル | 2,500万円~ | 20年目~ |
中途でアビームコンサルティングに転職した場合の年収は?
中途でアビームに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。
実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。
中途で入社した場合の具体的な年収を知るためには、転職サイトに掲載されている実際の求人を見ることが最も確実です。口コミサイトやSNSよりも最新かつ正確な情報を知ることができます。
特に人気なのはCMでも有名な転職サイト『ビズリーチ』です。一般的な転職サイトではめったに見つからないような人気企業の高年収求人や好条件の非公開求人が多数掲載されています。
【公式HP】https://bizreach.jp
※2025年5月現在、新規登録すると150,702 件の求人が無料で閲覧可能
ビズリーチは定期的にログインしているとアカウントの評価が高まり、人気企業の非公開求人が優先的に案内されやすくなります。
転職活動を始める前から無料アカウントを作成して年に数回ログインしておくだけで、将来転職する際に情報が集まりやすく非常に有利になるのでおすすめです。
【参考】ビズリーチの評判・口コミ
アビームコンサルティングにおける年齢別年収推移
新卒でアビームコンサルティングに入社して、その後も順調に昇進した場合の年齢別年収(ボーナス・残業代を含む)の推移は以下の通りです。
なお、昇進スピードや残業時間・評価によって合計年収は変わる可能性があるため、参考までにご覧ください。
年齢 | 年収 |
---|---|
25歳 | 600-650万円 |
30歳 | 700-750万円 |
35歳 | 950-1,000万円 |
40歳 | 1,100-1,200万円 |
45歳 | 1,300万円以上(評価次第) |
50歳 | 1,400万円以上(評価次第) |
アビームコンサルティングの初任給
会社発表によると、アビームコンサルティングの初任給は以下の通りです。
職種 | 初任給 |
---|---|
コンサルタント職 | 学部卒: 月給370,300円 修士・博士了: 月給400,300円 |
プランニング&オペレーション職 | 学部卒: 月給313,100円 修士・博士了: 月給339,100円 |
アビームコンサルティングの福利厚生は?
アビームコンサルティングはコンサル業界の中でも福利厚生が手厚い方です。コンサル業界では用意されていないことも多い退職金制度が整備されているほか、子どもの数に応じた出産祝い金も支払われます。(第3子以降は1人につき100万円)
加えて、資格取得制度が非常に充実しており、SAPなどITに関する資格取得に必要な教材や講習・研修の費用を会社が負担してくれます。
ITに関する事前知識の乏しい方であっても、やる気があれば入社後に専門知識を学ぶことができる土壌が用意されています。

アビームコンサルティングの社員口コミ
コンサルタント・監査・士業系職種
31歳 男性 中途入社
こうした福利厚生の他に、下記の様な福利厚生が用意されています。
健康保険カフェテリアプラン (選択型福利厚生制度) | 毎年付与されるポイントの範囲内で、住宅、医療、介護、育児、自己啓発、リフレッシュなどの豊富なサービスの中から、自分の好みにあった福利厚生メニューを選択し、利用することができます。 |
確定拠出年金制度 | 会社が基本掛金を負担しています。基本掛金に加え、社員自身で掛金を上乗せすることも可能です。 |
団体保険制度 (医療保険、3大疾病サポート保険) | 万が一のための保険に全額会社負担で団体保険へ加入し、社員やご家族の負担を軽減します。 (団体定期保険、医療保険、3大疾病保険、海外赴任者向け保険など) |
社内クラブ | テニス、サッカー、ゴルフ、ヨット、自転車、軽音楽、写真などの多数の活動があります。部署やプロジェクトを越えたコミュニケーションの活性化を支援します。 |
外部カウンセリング | キャリアパスなどを一緒に考える社内のカウンセラー制度とは別に、産業カウンセラーや臨床心理士の資格を持つカウンセラーによるカウンセリングを受けることができます。職場や私生活での悩み事、体調不安など、社員が抱えている問題解決をプロのカウンセラーがサポートします。 |
アビームコンサルティングは激務?残業時間は?
ビームコンサルティングは一昔までは激務な会社として有名でしたが、近年では働き方改革の影響でホワイトになっています。
タレントスクエアが独自に実施した社員アンケートの結果によると、アビームコンサルティングの社員の月間平均残業時間は36.8時間となっています。離職率に関しても低い水準であると言われています。一昔前までのアビームコンサルティングは激務だったようですが、現在はホワイト化しています。
アビームコンサルティングは顧客企業のITシステムに関わる仕事が多いため、リリース期限が決まっている中でトラブルが起きたり、仕様が変更になったりするなどで一時的に忙しくなることがどうしても避けられません。
- クライアントの期待値が高く、通常の勤務時間では終わらない量を求められる
- プロジェクトが途中で炎上し、当初予定していた以上の仕事量が必要になる
- プロジェクトの山場や納期の直前で時間的な制限がある
- ITシステムの導入に伴う休日出勤
ただ、会社としては労働基準法を遵守し、各社員の労働時間が長くなりすぎないような努力をしており、激務が原因で体調を壊したり精神を病むような人はほとんどいません。
アビームコンサルティングはクビになることがある?
アビームコンサルティングでは、クビになることはほぼありません。日本の労働関連法が適用されるために一方的なクビというのは相当ハードルが高くなっています。
アビームコンサルティングでは、クビになることよりもアップサイドを求めて転職することが多い傾向があります。転職先としては同業のコンサルティングファームやPEファンド、スタートアップ、起業・独立が多くなっています。
なお、アビームコンサルティングへの転職方法に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

アビームコンサルティングはやばい?すごい?評判を解説
日本を代表するコンサル企業のアビームコンサルティングですが、Googleで「アビームコンサルティング」と検索すると関連キーワードに「やばい」「厳しい」というネガティブなワードがあります。
アビームコンサルティングへの就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。
- パワハラ・激務な社風で離職率も高いと言われているため
- クビになる可能性があると言われているため
- 中途で入社すると厳しいと言われているため
アビームコンサルティングが「やばい」「厳しい」と言われる理由と実態についてはこちらの記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

なおアビームコンサルティングは下記の様な理由で「すごい」と言われることもありますが、それについても上記の記事で解説しています。
- 大企業向け基幹システムのコンサル領域で圧倒的なプレゼンスを有しているため
- 年収が高いため
- 採用大学のレベルが高く、エリートと言われるため
アビームコンサルティングにおける職種・事業領域と強み
アビームコンサルティングには下記のような職種があります。大きく分けると、コンサルタント職・スペシャリスト職・プラニング&オペレーション職に分かれています。
コンサルタント職がいわゆるコンサル業務であり、スペシャリスト職は中でも特定のサービスのソリューション提供に特化した職種です。プランニング&オペレーション職はいわゆる管理部門となっています。
コンサルタント職 | インダストリーあるいはサービスラインいずれかの部署に属し、クライアントサービスに従事 (戦略コンサルタント・ビジネスコンサルタント・テクノロジーコンサルタント、デジタルイノベーションコンサルタント、公共経営コンサルタント) |
スペシャリスト職 | コンサルタント職と異なり、特定領域の専門性を追及する職種 |
プランニング&オペレーション職 | クライアントサービスを間接的にサポート |
アビームコンサルティングはSAPの導入をはじめとしたIT系プロジェクトに強みを持つ
アビームコンサルティングは「SAP」と呼ばれる大企業向け基幹システムのコンサルティング領域において、日本国内で圧倒的なプレゼンスを有しています。
ドイツのSAP社が開発する大企業向けのエンタープライズソフトウェア。企業の基幹システム(=日々の業務や社内の経営資源を一元的に管理するシステム)として世界中で幅広く利用されている。
SAPとは、大企業向けの基幹システムであり、企業が事業活動をするにあたって欠かせないものです。基幹システムの導入や保守・運用には多くの人手がかかり、アビームコンサルティングのようなITコンサル会社がその支援をすることが一般的です。
SAPコンサルの世界では、SAP社が公式に発行している「SAP認定コンサルタント」という資格があり、この資格を保有しているか否かで提供できる価値が大きく変わります。
アビームコンサルティングは社員の「SAP認定コンサルタント」資格取得数で日本国内で第1位を誇り、国内のSAPコンサルティング領域において圧倒的な強みを持っています。(SAP認定コンサルタント資格取得数2位はアクセンチュア)
企業 | 資格保有者数 |
---|---|
アビームコンサルティング | 5,414人 |
アクセンチュア | 3,205人 |
富士通 | 2,231人 |
日本アイ・ビー・エム | 1,330人 |
日立製作所 | 1,320人 |
デロイト トーマツ コンサルティング | 1,136人 |
PwCコンサルティング | 1,116人 |
NTTデータ | 1,021人 |
コベルコシステム | 841人 |
SCSK | 755人 |
アビームコンサルティングにおけるコンサル業務では、全体の6~7割はITコンサルであり、業務コンサルが2~3割、戦略系のプロジェクトは全体の1割未満となっています。
また、ITコンサルの大部分がSAPに関連するプロジェクトになるため、アビームコンサルティングに入社するとかなりの確率でSAPに関連する仕事をすることになるということは理解しておくべきです。
アビームコンサルティングの役職と昇進
アビームコンサルティングの役職及び役職ごとの仕事内容・年収について詳しく解説いたします。
ビジネスアナリストの仕事内容と年収
「ビジネスアナリスト」とは、新卒や第二新卒としてアビームコンサルティングに入社した場合の最初の役職です。ビジネスアナリストは社内の一番下の役職にあたり、上司から指導を受けながらプロジェクト内の日々の末端業務を担当します。
アビームコンサルティングの1年目の年収は550万円です。コンサル業界の同業他社と比べて平均的か少し高い水準だと思います。
なお、中途でアビームコンサルティングに転職した場合は、入社1年目のみ40~80万円程度の入社準備金が支払われます。
コンサルタントの仕事内容と年収
ビジネスアナリストとして入社すると、1年半後には「コンサルタント」に昇進します。ビジネスアナリストからコンサルタントへは全員が一律同時期に昇進することができます。
コンサルタントの仕事内容はビジネスアナリストの延長線上ですが、次の役職である「シニアコンサルタント」に昇進するまでの期間は4~5年間と長いです。
アビームコンサルティングのコンサルタントの年収は600~750万円です。アビームコンサルティングではみなし残業制度がなく、残業代によって年収に差が出やすい傾向にあります。
シニアコンサルタントの仕事内容と年収
5年目の後半にシニアコンサルタントに昇進し、8~9年目までの期間をシニアコンサルタントとして過ごすことが一般的です。アビームコンサルティングのシニアコンサルタントの年収は750~1000万円程度です。
シニアコンサルタントの仕事内容は、中堅メンバーとして自律して業務をこなすことです。コンサルタントと比べて、特定の業種やソリューションに対する専門的な知見を求められます。
ビジネスアナリストとコンサルタントは「プールユニット」という部署に配属され、プロジェクトごとにさまざまな業種や分野を経験しますが、シニアコンサルタントになるとプールユニットを離れて各部門に配属されます。
配属は業界軸(製造業・物流業など)やソリューション軸(IT・業務・戦略など)によって分かれています。配属決定にあたっては、本人の配属希望も聞かれますが、希望が必ず反映されるわけではなく、会社全体の人数バランスや本人のスキル・評価などを踏まえて決定されます。
マネージャー以降の仕事内容と年収
マネージャーはプロジェクトの現場レベルの中核メンバーとして日々の業務のマネジメントやクライアントの現場レベルの方とのコミュニケーションなどを担当します。
マネージャー以降の昇進は実力主義の色が強くなり、人によって昇進時期に差が出やすくなります。新卒入社の場合、早い人で8年目くらいにマネージャーに昇進することができます。
アビームコンサルティングのマネージャーの年収は1,000~1,400万円です。マネージャー以降は残業代が支払われなくなるほか、個人の業績によって賞与の振れ幅が大きくなります。
シニアコンサルタントまでは一律昇格も、マネージャー以降への昇格にハードル
アビームコンサルティングでは、シニアコンサルタントまでは一律で昇格・昇給することができますが、マネージャーになる段階で昇格にハードルがあります。
マネージャーになるにあたっては、最高評価を得るだけではなく、マネージャー研修や上層部へのプレゼンテーションが必要となっており、そうした昇格のハードルからマネージャーになれずにシニアコンサルタントで留まる人がいるのも事実です。
アビームコンサルティングの学歴・採用大学
アビームコンサルティングの新卒採用における主な採用大学は国立大学・早慶・MARCHです。採用人数が一番多い大学は慶應義塾大学で、次に多いのが早稲田大学、その次が東京大学です。
その他にも一橋大学や京都大学、その他地方国立大学などトップ校からの採用人数が多く、就職難易度は高いと言えます。
アビームコンサルティングはコンサル業界の中でも勢いがあり、かつNECの子会社ということで一定の安定性・信頼性も担保できるため、就活生から非常に人気の就職先となっています。
アビームコンサルティングの学歴と採用大学については以下のページをご覧ください。
