東京エレクトロンはやばい?激務?評判を解説

東京エレクトロンはやばい?激務?評判を解説

世界最大の半導体製造装置メーカーである東京エレクトロン。売上高における海外比率が80%を超えており、日本を代表するグローバル企業であることでも知られていますが、ネット上では「やばい」「激務」と言われることもあります。

本記事では東京エレクトロンが「やばい」「激務」と言われる理由と実態について徹底解説します。

東京エレクトロンへの転職方法・転職難易度については以下の記事をご覧ください。

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目次

東京エレクトロンはどんな会社?

東京エレクトロンは日本最大の半導体製造装置メーカーです。下記のように、様々な主要プロダクトで世界トップクラスの市場シェアを有しています。海外売上高は8割を超えており、日本屈指のグローバル企業として有名です。

東京エレクトロン主要プロダクトの世界市場シェア
東京エレクトロン主要プロダクトの世界市場シェア

大きく分けると製品・サービスの2軸を提供しています。製品に関しては、下記のような半導体製造工程に関する装置を提供しています。

半導体製造における工程と東京エレクトロンの提供製品
  1. 成膜
  2. リソグラフィー
  3. エッチング
  4. 洗浄
  5. テスト(検査工程)
  6. ボンディング/でボンディング(パッケージング工程)
  7. テスト(検査工程)

サービスに関しては、下記のようなサービス群を提供しています。

半導体製造における工程と東京エレクトロンの提供製品
  • エンジニアリングサービス
  • スペアパーツ・リペア: 厳しい品質チェックを受けた純正パーツを提供
  • 改造: 当社既存装置を新機能によってアップグレード
  • 中古装置: 中古機の調達から保守まで一貫したサポートを提供

現代表取締役社長は河合 利樹氏で、本社は東京都港区赤坂にあります。

会社名東京エレクトロン株式会社
英語名Tokyo Electron Limited
資本金549億6,119万円
本社所在地東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー
拠点数国内7社・25拠点
海外20社・17の国と地域・52拠点
合計27社・18の国と地域・77拠点(連結)
東京エレクトロンの企業概要

東京エレクトロンが「やばい」と言われる理由

日本最大の半導体製造装置メーカーである東京エレクトロンですが、Googleで「東京エレクトロン」と検索すると関連キーワードに「やばい」といったワードが並びます。

東京エレクトロンへの就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。

以降では、ネット上で「やばい」と言われる理由について、実態を解説していきます。

東京エレクトロンが「やばい」
と言われる理由

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東京エレクトロンが「やばい」と言われる理由①:
足許の業績は良いが、半導体の市況が悪いとされているため

東京エレクトロンは足許の業績は良いが、半導体の市況が悪いとされているため「やばい」と言われることがあります。

東京エレクトロンは2022年3月期に売上高2兆円、純利益で4,000億円を超えるなど、日本有数の利益水準を誇る企業となっています。

一方で景気減速によって半導体市場が低迷しており、半導体製造装置を主力製品とする東京エレクトロンには逆風だと言われています。

東京エレクトロンによれば、半導体市場は2024年度上期から回復するとの見立てであり、それを見越して投資も進めているという状況です。半導体市場が回復すれば、東京エレクトロンは更に業績が向上すると予想されます。

半導体製造装置の国内トップメーカー、東京エレクトロンは2024年3月期の研究開発費を過去最大となる2000億円と見込む。景気減速で半導体市場が低迷するなかでも、中長期的な需要増をにらみ、投資の手を緩めない。

「半導体需要は23年後半から回復基調に入り、在庫調整が進む。24年以降は再び業績を更新できると期待している。けん引役は年間7%ほど成長するデータセンター向けで、パソコンやスマートフォンもいずれ買い替え需要が起こる」

東京エレクトロン河合社長「半導体市場、年後半回復へ」

東京エレクトロンが「やばい」と言われる理由②:
年収が高い・勝ち組と言われるため

東京エレクトロンはその年収の高さから「やばい」と言われることがあります。

東京エレクトロンは上場会社なので、有価証券報告書で平均年収を開示しています。最新の有価証券報告書によれば2024年3月期における東京エレクトロンの平均年収は1,273万円(平均年齢: 43.7歳)となっています。

平均年収が1,000万円を超えており、非常に高い水準であることが分かります。

年度平均年収平均年齢
2024年3月期1,273万円43.7歳
2023年3月期1,399万円43.6歳
2022年3月期1,285万円44.0歳
2021年3月期1,179万円44.3歳
2020年3月期1,149万円44.4歳
2019年3月期1,272万円44.3歳
2018年3月期1,077万円44.2歳
東京エレクトロンの平均年収・平均年齢推移(出所: 同社IR

国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、東京エレクトロンの平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。

また、マイナビエージェントが公表している業種別平均年収ランキングによると、半導体・半導体製造機器メーカーの平均年収は530万円となっており、東京エレクトロンの平均年収は半導体・半導体製造機器メーカー全体の平均年収よりも高い水準になっています。

東京エレクトロンの年収に関してはこちらの記事でも詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

中途で東京エレクトロンに転職した場合の年収は?

中途で東京エレクトロンに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。

中途で入社した場合の具体的な年収を知るためには、転職サイトに掲載されている実際の求人を見ることが最も確実です。口コミサイトやSNSよりも最新かつ正確な情報を知ることができます。

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東京エレクトロンが「やばい」と言われる理由③:
パワハラ・激務・残業で離職率が高いと言われているため

東京エレクトロンは高年収ですが、激務といううわさもあります。東京エレクトロンの公式リクナビページによれば、東京エレクトロンにおける月平均残業時間は35.1時間となっています。

大手の総合電機企業と比較した場合の残業時間の水準は下記の通りで、東京エレクトロンの平均残業時間は他社よりも少し長い傾向ではあるものの、「激務でやばい」水準ではありません。むしろ年収水準が高いため、時給が高いという特徴にあります。

会社名平均残業時間
東京エレクトロン35.1時間
日立製作所7.2時間
パナソニック26.3時間
富士通30.2時間
ソニーグループ25.1時間
日本電気22.1時間
NTTデータ27.7時間
大手電機メーカーの残業時間

東京エレクトロンは海外拠点が多く、海外出張や海外との会議が多いというのも特徴となっています。特に海外との会議の場合は時差の影響もあって労働時間が長くなりやすいという特徴があります。

近年はブラック企業からの脱却意識もあり、有給の取得が容易になっているという側面もある模様ですが、部署によっては依然として長時間労働が常態化しているということもある模様です。

東京エレクトロンへの転職を考える際は、事前に自分が入る部署のワークライフバランスについて把握したうえで入社を検討することをおすすめします。

また、東京エレクトロンは公式に離職率を公開しています。2023年3月期の離職率は1.1%、入社3年後定着率は92.7%と、離職率は低い水準であることが分かります。

年度離職率入社3年後定着率
20181.4%93.0%
20191.0%93.8%
20201.0%94.1%
20211.0%94.7%
20221.1%92.7%
東京エレクトロンにおける離職率と入社3年後定着率(出典: 公式サステナビリティデータ

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東京エレクトロンが「やばい」と言われる理由④:
勤務地が僻地となる可能性があるため

東京エレクトロンは勤務地が僻地となる可能性があるため、「やばい」と言われることがあります。東京エレクトロンの勤務地は基本的に下記の通りとされています。

東京エレクトロンの勤務地候補

本社および国内、海外各拠点
■国内・・・東京(赤坂・府中)、札幌、岩手、宮城、山梨、富山、三重、大阪、広島、大分、熊本など
■海外・・・アメリカ、ヨーロッパ、韓国、台湾、中国、シンガポール、その他海外拠点
※初任地は希望を考慮の上決定。原則国内拠点。

勤務地によっては都内から遠い場所への勤務となる可能性があるのは事実です。東京エレクトロンに入社する場合はこうした点について留意しておく必要があります。

東京エレクトロンが「やばい」と言われる理由⑤:
就職難易度・採用大学のレベルが高く優秀で、中途採用の倍率が高いと言われているため

大学通信によれば、東京エレクトロンの採用大学は下記の通りとなっています。東京エレクトロンは熊本にも製造拠点があることもあり、九州地域の大学出身者が多いという特徴もあります。

学歴フィルターの有無に関しては明確ではありませんが、採用大学のレベルは非常に高いということが分かります。

順位大学就職人数
1九州大学16人
2東京理科大学9人
3東京工業大学8人
新潟大学8人
大阪大学8人
6熊本大学7人
早稲田大学7人
8東北大学6人
筑波大学6人
電気通信大学6人
東京エレクトロンの採用大学別採用人数(出典: 大学通信

東京エレクトロンは新卒至上主義だと思われがちですが、下記の通り近年は中途の採用も積極化(全体の3割弱)しており、東京エレクトロンはしっかりとした準備ができていれば十分に転職が可能な企業といえるでしょう。

会社HPより2019年度2020年度2021年度
キャリア採用比率33.3%37.5%65.2%
東京エレクトロンにおけるキャリア採用比率

東京エレクトロンへの転職方法に関しては下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

【中途採用】東京エレクトロンの転職難易度は?

東京エレクトロンは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

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【厳選】東京エレクトロンへの転職におすすめの転職エージェント

東京エレクトロンへの転職に興味がある方のために、おすすめの転職エージェントを厳選して紹介します。

東京エレクトロンへの転職におすすめの転職サイト
タレントスクエア | 20代・30代に特化したハイクラス転職サイト

タレントスクエア | 20代・30代に特化したハイクラス転職サイト

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サービス名 タレントスクエア
公式ページ https://talentsquare.co.jp
対象 20代・30代
全国対応
運営会社 タレントスクエア株式会社
厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-315110
転職サイト「タレントスクエア」の概要

東京エレクトロンへの転職におすすめの転職エージェント
リクルートエージェント | 転職支援実績No.1の王道転職サービス

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厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号: 13-ユ-313011
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東京エレクトロンへの転職におすすめの転職エージェント
MyVision(マイビジョン) | 未経験から人気企業に転職できる

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サービス名 MyVision(マイビジョン)
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サービス分類 ・転職エージェント
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特徴 未経験から人気企業への転職に特化した転職エージェント
【口コミ】MyVision(マイビジョン)の評判
運営会社 株式会社MyVision
厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-314719
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東京エレクトロンへの転職におすすめの転職エージェント
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公式ページ https://career.levtech.jp
サービス分類 ・転職エージェント
・特化型
特徴 ITエンジニアのキャリア支援に特化した転職エージェント
【口コミ】レバテックキャリアの評判
運営会社 レバテック株式会社
厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-308734
転職エージェント「レバテックキャリア」の概要

東京エレクトロンへの転職におすすめの転職サイト
ビズリーチ | 即戦力人材のための転職サイト

【公式HP】https://bizreach.jp

ビズリーチ』は、TVCMでも有名な国内最大級のスカウト型の転職サービスであり、おすすめの転職サイトです。

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東京エレクトロンへの転職におすすめの転職エージェント
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運営者情報

タレントスクエアは、東京都渋谷区に本拠点を持つタレントスクエア株式会社が運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援と企業の採用支援に関わる事業を運営しています。

「タレントスクエア」は、タレントスクエア株式会社の登録商標(登録6766163)です。

会社名タレントスクエア株式会社
(TALENT SQUARE K.K.)
公式ページURLhttps://talentsquare.co.jp/corp/
本社所在地〒106-6116
東京都港区6-10-1 六本木ヒルズ森タワー16F
法人番号9011001145238
厚生労働省
有料職業紹介事業許可番号
13-ユ-315110
厚生労働省
特定募集情報等提供事業届出番号
51-募-000460
適格請求書事業者登録番号T9011001145238
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