資生堂の年収は低い?職種・役職別に徹底解説【平均663万円】

資生堂の年収

資生堂の年収について、徹底的に解説します。年収が低いと言われる実態や総合職の役職別年収テーブル、営業・マーケティング・研究職・美容部員などの職種別年収まで網羅的に解説しています。

本記事のポイント

資生堂の年収は?

資生堂は上場企業なので有価証券報告書の中で社員の平均年収を開示しています。最新の有価証券報告書によると、2022年12月期における資生堂の平均年収は663万円(平均年齢38.9歳)となっています。

また、過去平均年収と平均年齢の推移は以下の表の通りです。

年度平均年収平均年齢
2022年12月期663万円38.9歳
2021年12月期620万円38.9歳
2020年12月期658万円38.8歳
2019年12月期716万円39.0歳
2018年12月期731万円39.7歳
資生堂の平均年収と平均年齢の推移(出典:同社IR
資生堂の役職別年収テーブルは?

資生堂では役職に応じて年収テーブルが定められています。資生堂の役職別年収推移は以下の表の通りです。

なお、役職がつくまでの間は基本給の昇給が少なく、年次に応じてボーナスの額が増えていくことで合計年収が上がる傾向にあります。

役職年収年次
一般350~750万円1~10年目
係長800~1,000万円10~15年目
課長1,000~1,200万円15年目~
次長1,200~1,500万円20年目~
部長1,500~2,000万円実力次第
資生堂の役職別年収テーブル
中途で資生堂に転職した場合の年収は?

中途で資生堂に転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。

中途で入社した場合の具体的な年収を知るためには、転職サイトに掲載されている実際の求人を見ることが最も確実です。口コミサイトやSNSよりも最新かつ正確な情報を知ることができます。

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中途で資生堂に転職するには?

資生堂は年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

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目次

資生堂はどんな会社?

資生堂は化粧品の製造・販売を主な事業とする企業です。日本のトップ化粧品メーカーとして国内シェア1位、世界シェアでは第5位で、グローバルに事業を展開しているという点も特徴的です。

営業品目詳細
化粧品事業デパートなどでカウンセリングを通じて販売しているメイクアップ・スキンケアブランドSHISEIDO、Clé de Peau Beauté 、NARS、ドラッグストアなどを中心に、お客さまに店頭で自由に選んでいただくスキンケア・エリクシール、さらに著名なデザイナーとのコラボレーションによるフレグランスなどを提供
レストラン事業1902年(明治35年)現在の銀座本店の地に『ソーダファウンテン』として産声を上げた資生堂パーラーをオリジンとした、株式会社資生堂パーラーを通じたレストラン事業やフーズ事業を展開
美容室事業1956年開業当初から”美しく、豊かに”と願うお客さまとともに”その方にしかない輝き”を発見し、磨いていく”場”として美容室事業を展開
教育事業美容分野人材の育成を狙いに、資生堂の美容人材や美容法などの資産を生かし、プロ向けヘアメーキャップ育成専門学校であるSABFAや、学校法人資生堂学園の運営、サポートを行う
保育事業共働きの現実によりそいながら、ファミリーの未来に貢献するために事業所内保育所の運営サポートや独自の保育プログラム開発などを行う
株式会社資生堂の事業概要

本社は東京都中央区銀座にあります。

会社名株式会社資生堂
英語名Shiseido Company, Limited
資本金645億円
本社所在地東京都中央区銀座7-5-5
株式会社資生堂の企業概要

資生堂の平均年収は663万円(平均年齢: 38.9歳)

資生堂は上場企業なので有価証券報告書の中で社員の平均年収を開示しています。最新の有価証券報告書によると、2022年12月期における資生堂の平均年収は663万円(平均年齢38.9歳)となっています。

また、過去平均年収と平均年齢の推移は以下の表の通りです。

年度平均年収平均年齢
2022年12月期663万円38.9歳
2021年12月期620万円38.9歳
2020年12月期658万円38.8歳
2019年12月期716万円39.0歳
2018年12月期731万円39.7歳
資生堂の平均年収と平均年齢の推移(出典:同社IR

資生堂の平均手取りはいくら?税金・社会保険料と手取りをシミュレーション

国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、資生堂の平均と同じく39歳で年収663万円の場合、年間の手取り額は約504万円ひと月あたりの手取り額は約42万円となります。

なお、実際の手取りは年収に占めるボーナスの割合や家族構成等によって変動する可能性があります。詳しく知りたい方は手取り計算ツールをご覧ください。

▼ 条件を指定して手取り額を計算できます
項目 年収 月収
額面収入
健康保険
厚生年金
介護保険
雇用保険
所得税
住民税
手取り額

国税庁日本年金機構全国健康保険協会の最新情報をもとに試算(詳細: 手取り計算ツール

資生堂の年収は低い?
消費財メーカーの年収ランキングから見る資生堂の年収

国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、資生堂の平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。

また、dodaが公表している業種別平均年収ランキングによると、メーカーの平均年収は453万円となっており、資生堂の平均年収は業界全体の平均年収よりも高い水準になっています。

一方、大手の消費財メーカーの年収ランキングを見ると、資生堂の平均年収は低い方だと言えます。

企業名平均年収出典
ユニ・チャーム843万円2022年12月期決算
P&G834万円ライトハウス
花王787万円2022年12月期決算
コーセー770万円2022年12月期決算
ポーラ・オルビス742万円2022年12月期決算
資生堂663万円2022年12月期決算
ファンケル619万円2023年3月期決算
消費財メーカーの平均年収ランキング

資生堂の年収はなぜ安い?資生堂の平均年収が低く見える理由を解説

資生堂は日本有数の消費財メーカーであり、従業員数も非常に多くなっています。社員の種類も多種多様であり、大卒から高卒、また職種で見ても様々な社員が在籍しています。従って、平均年収は下方に押し下げられやすいというのが、資生堂の平均年収が低く見えるからくりです。

資生堂の職種別平均年収(営業・マーケティング・研究職・美容部員)

資生堂の年収は職種によって異なります。タレントスクエアが独自に実施した調査によると、資生堂の職種別の平均年収は以下の表の通りです。

職種平均年収
営業(セールス)612万円
マーケティング759万円
研究職721万円
美容部員420万円
サプライチェーン697万円
資生堂の職種別平均年収
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データの出典および集計方法について

上記データはタレントスクエア転職のユーザー様から個別にご回答いただきたデータ、タレントスクエアが別途運営する関連サービスより集計したデータ及び会社開示データをもとに独自に計算しております。

メディアオーナー様向け

上記データは転載フリーです。リンク付きで出典を明記したうえでご自由にお使いください。

資生堂の転職難易度は?

資生堂は年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

実際に選考を受ける前に自分の合格可能性を知りたい場合は、大手転職サイト『doda(デューダ)』が提供している『合格診断』という機能を利用してみることをおすすめします。

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■ 高年収人気企業

三菱商事 / キーエンス / 電通 / フジテレビ / 三菱地所 / ヒューリック

■ ホワイト高年収企業

トヨタ / 味の素 / 野村総合研究所 / アサヒビール / SONY / 富士フイルム / JR東海

■ 外資系・グローバル企業

マッキンゼー / BCG / ゴールドマンサックス / PwC / デロイトトーマツ / Google / P&G

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資生堂の役職別年収テーブルを解説(総合職)

資生堂の年収は一般的な年収体系となっており、基本給と残業代、賞与で構成されます。賞与は年に3回の支給されます。

資生堂の年収= 基本給 + 残業代 + 賞与(年3回)

資生堂ではジョブグレード制が採用されています。非管理職はGG8→GG9→GG10→GG11という順番で昇進していきます。GG11の後は管理職となっており、課長クラス(マネージャー)・部長クラス(グループマネージャー)へと昇進していきます。

資生堂における役職別年収は下記の通りです。

グレード年次年収
GG81-4年目400-600万円
GG95-8年目600-800万円
GG109-12年目800-1,000万円
GG1113-17年目1,000万円程度
課長クラス(マネージャー)18年目程度
(評価次第・40歳程度)
1,200-1,400万円
部長クラス(グループマネージャー)評価次第1,400万円以上
資生堂における役職と年収イメージ

資生堂における管理職の年収は?

資生堂における管理職は課長クラス(マネージャー)以降であり、年収水準としては1,200万円以上を期待できます。

資生堂のボーナス・賞与と評価制度

資生堂では年に3回、4月・6月・12月にボーナスが支給されます。合計で基本給の6~12か月分が支給されます。ボーナスの額は業績と個人業績評価によって決まります。

資生堂は年収に占めるボーナスの割合が非常に高いため、業績が悪い場合は年収が大きく下がる可能性があります。

男性

資生堂の社員口コミ

30代男性

女性管理職比率5割の目標を掲げているので、昇格評価においては明らかに女性が優遇されています。

男性

資生堂の社員口コミ

40代男性

中途採用を積極的に行っており、中途で入社した社員の方が年収や役職が高くなりやすい傾向にあります。

中途で資生堂に入社した場合の年収は?

中途で資生堂に転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。

中途で入社した場合の具体的な年収を知るためには、転職サイトに掲載されている実際の求人を見ることが最も確実です。口コミサイトやSNSよりも最新かつ正確な情報を知ることができます。

特に人気なのはCMでも有名な転職サイト『ビズリーチ』です。一般的な転職サイトではめったに見つからないような人気企業の高年収求人や好条件の非公開求人が多数掲載されています。

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参考: 資生堂の年収を解説

資生堂の初任給・新卒の年収

資生堂の公式ページによると、学歴別の初任給は以下の表の通りです。

最終学歴初任給(月額)
大学卒228,890円
修士了252,310円
博士了284,450円
資生堂の初任給

資生堂の福利厚生

資生堂の福利厚生には下記の様なものがあります。寮や社宅に居住できるため、居住費を抑えることができます。

資生堂の福利厚生
  • 社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労働災害補償保険(労災))
  • 寮・社宅制度や住宅関連手当の支給(※)
    ※総合職全国コースの場合、自宅から通勤できない地域への配属の場合、独身寮や独身寮扱いの借り上げマンションへの入居が可能です。
  • 財形制度や自社株投資会制度
  • 健康診断、成人病検診
  • 慶弔見舞金制度
  • 健康保険組合
  • 自社商品割引購入
  • 企業年金制度や積立型総合福祉共済制度、他
  • 産前産後休暇、育児休業制度、育児時間制度、介護休業制度、介護時間制度 他

資生堂は激務でやばい?ホワイト企業?

資生堂は激務だという噂があります。

資生堂は年間平均残業時間を公開しています。年間平均残業時間から月間平均残業時間も算出できますが、下記の通りとなっています。

年度年間平均残業時間月間平均残業時間
2019204.0時間17.0時間
2020173.4時間14.5時間
2021211.6時間17.6時間
2022167.2時間13.9時間
資生堂の月間平均残業時間(出所: 社会データ

資生堂は離職率も下記の通り公開していますが、一桁台と低い水準であることが分かります。

年度全職種管理職・総合職(契約社員除く)
20194.0%3.5%
20203.3%3.1%
20214.2%3.7%
20224.9%4.7%
資生堂の自己都合離職率(出所: 社会データ

資生堂の転職難易度は?中途採用は厳しい?未経験だと転職は難しい?

資生堂の転職難易度は非常に高いというのは間違いありません。『doda』が発表している「転職人気企業ランキング2023」を参考にすると、全体で22位となっています。

外資系などを含めた全社のランキングなので、資生堂の転職難易度は十分に高いと言えます。

転職人気企業ランキング2023

転職人気企業ランキング』は、国内最大級の転職サイト「doda」が年に1度集計して発表しているランキングです。日系・外資系を含むすべての企業から人気企業上位300社を選定しており、たとえ下位だとしてもランクインするだけでも非常に人気の高い企業と言えます。

順位企業名
1位トヨタ自動車
2位グーグル
3位ソニー
4位楽天
5位パナソニック
6位アマゾンジャパン
7位Apple Japan
8位キーエンス
9位任天堂
10位リクルートホールディングス
出典: doda

転職市場で人気が高い資生堂ですが、近年では中途採用の人数を増やしています。20代や第二新卒での転職実績もあるため、正しい選考対策を行うことで資生堂に転職することは十分に可能だと言えます。

未経験から資生堂に転職する方法

資生堂は転職市場で非常に人気の高い企業ですが、前職での実績や選考対策次第で十分に転職できる可能性があります。

中途で資生堂に転職するためには、大手メーカー・難関企業への転職に強い転職エージェントを活用することが重要です。

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資生堂の採用大学を紹介 内定するとすごい?

資生堂の採用大学は下記の通りです。採用大学は幅広く、レベルの高い会社を中心に様々な大学から採用していることが分かります。

順位大学名就職者数
1早稲田大学5人
2慶應義塾大学4人
3北海道大学3人
東京大学3人
上智大学3人
6東京工業大学2人
大阪大学2人
九州大学2人
横浜市立大学2人
大阪工業大学2人
資生堂の採用大学(出所: 大学通信
人気企業の年収
キーエンスの年収リクルートの年収NTTデータの年収
電通の年収博報堂の年収大塚商会の年収
富士通の年収NECの年収SCSKの年収
サントリーの年収任天堂の年収凸版印刷の年収
ヤフーの年収楽天の年収サイバーエージェントの年収
レバレジーズの年収セールスフォースの年収ゴールドマンサックスの年収
コンサル・M&A業界の年収
マッキンゼーの年収BCGの年収アクセンチュアの年収
ベイカレントの年収アビームの年収PwCの年収
野村総合研究所の年収デロイトトーマツの年収KPMGの年収
日本M&Aセンターの年収M&Aキャピタルパートナーズの年収M&A総合研究所の年収
総合商社の年収
三菱商事の年収三井物産の年収伊藤忠商事の年収
丸紅の年収住友商事の年収双日の年収
大手メーカーの年収
トヨタの年収ソニーの年収日立製作所の年収
村田製作所の年収パナソニックの年収東京エレクトロンの年収
デンソーの年収ファナックの年収富士フイルムの年収
凸版印刷の年収大日本印刷の年収キオクシアの年収
三菱重工の年収川崎重工の年収IHIの年収
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マイナビエージェントの評判ハタラクティブの評判キャリアスタートの評判
JACリクルートメントの評判ミイダスの評判パソナキャリアの評判

タレントスクエアは、東京都渋谷区に本拠点を持つ株式会社Prime Partnerが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業と特定募集情報等提供事業の認可を取得し、求職者の転職支援と企業の採用支援に関わる事業を運営しています。

会社名株式会社Prime Partner(Prime Partner Inc.)
公式ページURLhttps://talentsquare.co.jp/corp/
本社所在地150-0002
東京都渋谷区渋谷2-19-15 宮益坂ビルディング609
法人番号9011001145238
厚生労働省
有料職業紹介事業許可番号
13-ユ-315110
厚生労働省
特定募集情報等提供事業届出番号
51-募-000460
適格請求書事業者登録番号T9011001145238
株式会社Prime Partnerの会社概要(2023年11月時点)

また、転職・キャリア・年収に関する正確な情報を発信するために以下の公的機関等による情報を参考にしています。

厚生労働省一般社団法人 日本人材事業協会公益社団法人 全国民営職業紹介事業協会一般社団法人 人材サービス産業協議会独立行政法人 労働政策研究・研修機構一般社団法人 日本人材派遣協会ハローワーク全国求人情報協会全国健康保険協会国税庁日本年金機構

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