インターネット上で、三菱マテリアルは「やばい」という評判が散見されますが、実際に三菱マテリアルは「やばい」のでしょうか。
そもそも三菱マテリアルはどのような点で「やばい」と言われているか、またその「やばい」という評判は正しいのか、三菱マテリアル社員へのインタビューを参考にしながら徹底解説します。
三菱マテリアル株式会社
Mitsubishi Materials Corporation
平均年収
710万円
2024年3月期
平均年齢
42.6歳
2024年3月期
平均残業時間
14.0時間
2023年度
離職率
3.0%
2023年度
有給休暇取得率
83.9%
2023年度
中途採用比率
41.0%
2023年度
なお、三菱マテリアルへの転職方法・転職難易度に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
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三菱マテリアルはどんな会社？様々な製品でシェアNo.1のすごい会社
三菱マテリアルは日本を代表する素材・非鉄製造企業です。事業分野としては高機能製品、加工事業、金属事業、セメント事業、環境・エネルギー事業があります。
- 高機能製品: 銅加工品、電子材料
- 加工事業: 超硬製品
- 金属事業: 非鉄金属精錬（銅、金、銀、パラジウム、硫酸等）
- セメント事業: セメント、骨材、生コンクリート、コンクリート製品
- 環境・エネルギー事業: エネルギー、環境リサイクル
三菱マテリアルはなぜ「やばい」「潰れる」と言われるのか？
日本を代表する素材・非鉄製造企業の三菱マテリアルですが、Googleで「三菱マテリアル」と検索すると関連キーワードに「やばい」「というネガティブなワードがあります。
三菱マテリアルへの就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。
以降では、ネット上で「やばい」と言われる理由について、実態を解説していきます。
- 業績が悪く経営不振で将来性がない、潰れると言われているため
- 激務やパワハラがあると言われているため
- 年収が高いと言われているため
- 品質データ不正という不祥事があったため
- 転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
- 勤務地が僻地となる可能性があるため
- リストラがある可能性があるため
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三菱マテリアルがやばいと言われる理由#1:
業績が悪く経営不振で将来性がない、潰れると言われているため
三菱マテリアルがやばいと言われる理由の1つ目が、業績が悪く経営不振で将来性がない、潰れると言われているためです。
| （円） | 売上高 | 営業利益 |
|---|---|---|
| 22/3期 | 1兆8,118億円 | 527億円 |
| 23/3期 | 1兆6,259億円 | 501億円 |
| 24/3期 | 1兆5,406億円 | 232億円 |
三菱マテリアルは2008年に当期純利益が最高の742億円に達しましたが、以降はその最高益を更新できておらず、2020年3月期に729億円の最終赤字となっています。
非鉄金属価格の下落や自動車関連製品の不調・コスト増加によって24年3月期は減収減益となっており、三菱マテリアルは苦戦を強いられている状況にあります。今後の自動車関連需要の回復などが期待されます。
三菱マテリアルがやばいと言われる理由#2:
激務やパワハラがあると言われているため
三菱マテリアルは激務やパワハラがあると言われているためやばいと言われています。
三菱マテリアルの公式データによれば、2023年度における三菱マテリアルの平均残業時間は17.8時間となっており、年収水準に比して妥当な水準であることが分かります。
| 年度 | 月間平均残業時間 |
|---|---|
| 2019 | 20.0時間 |
| 2020 | 14.2時間 |
| 2021 | 17.1時間 |
| 2022 | 17.8時間 |
| 2023 | 14.0時間 |
三菱マテリアルにおける自己都合離職率も下記の通り低い水準で推移していることが分かります。
| 年度 | 自己都合離職率 |
|---|---|
| 2019 | 2.2% |
| 2020 | 1.5% |
| 2021 | 2.3% |
| 2022 | 2.5% |
| 2023 | 2.8％ |
社員の口コミを見ると、働き方改革の影響で残業は少なくなっており、プライベートとの調整は非常にしやすくなっている模様です。近年は働き方改革の影響もあり、残業時間は大幅に減少傾向にあります。
なお、残業やパワハラがなく高年収のホワイト企業に転職したい方は、ホワイト企業転職に強い転職サイト『タレントスクエア』をチェックしてみてください。
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三菱マテリアルがやばいと言われる理由#3:
年収が高いと言われているため
三菱マテリアルがやばいと言われる理由として、年収が高いと言われているという点が挙げられます。
三菱マテリアルは上場会社なので、有価証券報告書で平均年収が公開されています。有価証券報告書によれば、2024年3月期における三菱マテリアルの平均年収は710万円（平均年齢: 42.6歳）となっています。
| 年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 2024年3月期 | 710万円 | 42.6歳 |
| 2023年3月期 | 697万円 | 42.2歳 |
| 2022年3月期 | 665万円 | 42.0歳 |
| 2021年3月期 | 657万円 | 41.8歳 |
| 2020年3月期 | 654万円 | 41.3歳 |
| 2019年3月期 | 719万円 | 41.2歳 |
三菱マテリアルがやばいと言われる理由#4:
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
三菱マテリアルは、転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため「やばい」と言われることがあります。
確かに、三菱マテリアルは年収の高さや大企業ならではの待遇によって転職市場における人気は高く、転職難易度は高いです。一方で、中途採用に積極的であることから、転職できる可能性は十分にあると言えます。
三菱マテリアルによれば、2023年度の三菱マテリアルにおける中途採用比率は41%となっており、三菱マテリアルは中途採用に積極的であることが分かります。
| 年度 | 中途採用比率 |
|---|---|
| 2021年度 | 33% |
| 2022年度 | 31% |
| 2023年度 | 41% |
このように、三菱マテリアルは転職市場における人気は高いながら中途採用にも積極的で採用人数も多いです。募集職種も多岐に渡っているため、職種によっては十分に転職できる可能性があると言えます。
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三菱マテリアルがやばいと言われる理由#5:
品質データ不正という不祥事があったため
三菱マテリアルがやばいと言われる理由の5つ目が、品質データ不正という不祥事があったためです。三菱マテリアルは直近数年で品質不正が相次いでいました。
- 2017年: 三菱電線工業、三菱伸銅、三菱アルミニウムにおいて品質基準に満たない製品の検査データを書き換えて出荷
- 2018年: 子会社の三菱アルミ、立花金属工業、ダイヤメットにおいて顧客の要求を満たさない製品の検査データの書き換えや一部検査の不実施
三菱マテリアルは品質不正に関する問題が連続して発覚し、企業としての体制に疑念が呈されました。こうした不祥事は擁護されるものではなく「やばい」と言われても仕方ないことです。
三菱マテリアルがやばいと言われる理由#6:
勤務地が僻地となる可能性があるため
三菱マテリアルは勤務地が僻地となる可能性があるためやばいと言われます。三菱マテリアルの勤務地候補としては下記の様な場所が挙げられます。
一部地域は僻地となっており、かつ数年の滞在が必要なので三菱マテリアルはやばいと言われることがあります。
本社（東京）茨城（那珂、常総）、埼玉（大宮、北本、さいたま、秩父郡）、福島（いわき、会津若松）、静岡（駿東郡)、秋田（秋田、鹿角）、大阪（大阪、堺）、兵庫（三田、明石、朝来）、三重（四日市）、岐阜（安八郡）、香川（香川郡）、青森（上北郡）
三菱マテリアルがやばいと言われる理由#7:
リストラがある可能性があるため
三菱マテリアルはリストラがある可能性があるためやばいと言われます。
先述の通り三菱マテリアルは2008年に最高益を達成して以降その最高益を超える業績を残せておらず、株式市場からはたびたびリストラを迫られることがあります。それでも三菱マテリアルは大規模なリストラ等をしておりません。
今後も業績が悪いとどこかのタイミングでリストラせざるを得ない場合もありますが、現時点では三菱マテリアルがリストラに踏み切る可能性は低いと言えるでしょう。