【平均781万円】小松製作所（コマツ）の年収・給料体系を解説

日本有数の建設機械メーカーである小松製作所（コマツ）。本記事では就職・転職人気の高い小松製作所（コマツ）の年収について徹底解説します。

本記事のポイント

下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までお読みください。

小松製作所（コマツ）の年収は？

小松製作所（コマツ）は上場会社なので、有価証券報告書で平均年収が公開されています。有価証券報告書によれば、2023年3月期における小松製作所（コマツ）の平均年収は781万円（平均年齢: 40.9歳）となっており、非常に高い水準であることが分かります。

年度	平均年収	平均年齢
2023年3月期	781万円	40.9歳
2022年3月期	747万円	40.4歳
2021年3月期	719万円	39.8歳
2020年3月期	747万円	39.5歳
2019年3月期	761万円	39.6歳

小松製作所（コマツ）の役職別年収は？

小松製作所のグレード、役職別年収は下記の通りです。

役職	年次	年収
G1-4	1-10年目	400-800万円
副主事（主任クラス）	11-15年目	800〜1,000万円
課長クラス	15年目以降	1,000-1,400万円
部長クラス	評価次第	1,400万円以上

中途で小松製作所（コマツ）に転職した場合の年収は？

中途で小松製作所に転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。

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中途で小松製作所に転職するには？

小松製作所は年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

正しい選考対策の方法が分からない場合や、キャリアアップしたいけど何から始めていいか分からない場合は、転職のプロである転職エージェントに一度相談してみましょう。

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小松製作所はどんな会社？

小松製作所は建設機械・鉱山機械（超大型機械）、ユーティリティ（小型機械）、林業機械、産業用機械などの事業をグローバルに展開する総合機械メーカーです。

事業	詳細
掘削機械	油圧ショベル、ロープショベル、ミニショベル、バックホーローダー、ブラストホールドリル
積込機械	ホイールローダー、ミニホイールローダー、スキッドステアローダー
整地・路盤用機械	ブルドーザー、モーターグレーダー
運搬機械	ダンプトラック、アーティキュレートダンプトラック、クローラーキャリア
林業機械	ハーベスター、フォワーダー、フェラーバンチャー
地下建設機械	シールドマシン、トンネルボーリングマシン
地下鉱山機械	コンティニュアスマイナー、シアラー、ロードホールダンプ、ジャンボドリル
環境リサイクル機械	自走式破砕機、自走式土質改良機、自走式木材破砕機
産業車両	フォークリフト
その他機械	鉄道メンテナンス機械
エンジン・機器	ディーゼルエンジン、ディーゼル発電機、油圧機器
鋳造品	鋳鋼・鋳鉄品
物流関連	運輸、倉庫、梱包
ソリューションビジネス	無人ダンプトラック運行システム（AHS）、スマートコンストラクション、KOMTRAX

本社は東京都港区赤坂にあります。

会社名	コマツ （登記社名：株式会社 小松製作所）
英語名	Komatsu Ltd.
資本金	721億18百万円
本社所在地	東京都港区赤坂二丁目3番6号（コマツビル）

小松製作所（コマツ）の平均年収は781万円（平均年齢: 40.9歳）

小松製作所（コマツ）は上場会社なので、有価証券報告書で平均年収が公開されています。有価証券報告書によれば、2023年3月期における小松製作所（コマツ）の平均年収は781万円（平均年齢: 40.9歳）となっており、非常に高い水準であることが分かります。

年度	平均年収	平均年齢
2023年3月期	781万円	40.9歳
2022年3月期	747万円	40.4歳
2021年3月期	719万円	39.8歳
2020年3月期	747万円	39.5歳
2019年3月期	761万円	39.6歳

国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、小松製作所（コマツ）の平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。

dodaが公表している業種別平均年収ランキングによると、メーカーの平均年収は452万円となっており、小松製作所の平均年収はメーカー全体の平均年収よりも高い水準になっています。

小松製作所（コマツ）の平均手取りはいくら？

国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、小松製作所（コマツ）の平均と同じく41歳で年収781万円の場合、年間の手取り額は約574万円、ひと月あたりの手取り額は約48万円となります。

なお、実際の手取りは年収に占めるボーナスの割合や家族構成等によって変動する可能性があります。詳しく知りたい方は手取り計算ツールをご覧ください。

小松製作所（コマツ）の転職難易度は？

小松製作所（コマツ）は年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

【参考】小松製作所（コマツ）の年収偏差値は？

小松製作所（コマツ）の給料は安い？
年収ランキングから見る小松製作所（コマツ）の年収

他メーカーと比較した場合の年収ランキングは下記の通りです。小松製作所の年収は他の大手メーカーと比較しても高い水準にあることが分かります。

年度	平均年収	出所
島津製作所	859万円	23年3月期決算
クボタ	811万円	23年3月期決算
小松製作所	781万円	23年3月期決算
コニカミノルタ	744万円	23年3月期決算
ミネベアミツミ	730万円	23年3月期決算
堀場製作所	656万円	22年12月期決算
アルプスアルパイン	623万円	23年3月期決算

小松製作所の総合職における役職一覧と年収 （課長・部長など管理職クラスまで）

小松製作所の年収は一般的な年収体系となっており、基本給と残業代、賞与で構成されます。賞与は年に2回の支給となっています。なお、非管理職にはGコースとEコースの2種類があります。Gコースは総合職、Eコースは技術職となっています。

小松製作所の年収＝ 基本給 + 残業代 + 賞与（年2回）

小松製作所はグレードが設定されており、グレードによって年収が異なります。Gコース（総合職）の場合、G1、G2、G3、G4、「副主事（主任クラス）」「課長クラス」「部長クラス」と昇進していきます。なお、副主事以降は管理職となり残業代が支給されなくなる代わりに基本給が上がります。

なお副主事（主任クラス）に昇進するには試験を受けて合格する必要があります。

小松製作所のグレード、役職別年収は下記の通りです。

役職	年次	年収
G1-4	1-10年目	400-800万円
副主事（主任クラス）	11-15年目	800〜1,000万円
課長クラス	15年目以降	1,000-1,400万円
部長クラス	評価次第	1,400万円以上

小松製作所においてボーナスは年に2回支給されます。小松製作所は賞与の割合が高く、基本給の6か月分程度が支給されるという制度となっています。ボーナス額は社内規定が影響しており、基本給の6か月分程度と金額が読みやすいというメリットがある一方で、年功序列で差が付きづらいという側面もあります。

小松製作所で年収1500万円は到達可能？

小松製作所では部長クラスで年収1,500万円に到達可能です。主任クラスまでは年功序列で皆昇進が可能ですが、課長クラス以降は評価によって昇進スピード・昇進可否が異なるため、良い評価を得る必要があります。

小松製作所における高卒の年収は？

小松製作所にける高卒は大卒と比較して4-5年昇進が遅れます。また、管理職（課長クラス）への昇進は限定的となるため、年収水準は最高で800万円程度になると想定されます。

中途で小松製作所に転職した場合の年収は？

中途で小松製作所に転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

参考: 小松製作所（コマツ）の年収を解説

小松製作所の新卒の年収・初任給は？（高卒・大卒・院卒別）

小松製作所の初任給は下記の通りです。

全社採用	学部卒・修士卒・高専専攻科卒共通 ・技術系：264,500円 ・事務系：240,500円
事務所採用	学部卒・修士卒・高専専攻科卒共通 ・技術系：243,500円 ・事務系：230,500円 高専本科・短大・専門卒共通 ・技術系：215,000円 ・事務系：205,000円 ＜高校卒共通＞：193,000円

上記に対して残業代・賞与が別途支給されます。

小松製作所の福利厚生

小松製作所の福利厚生は公式によれば下記の通りです。独身寮・借上げ住宅制度を活用できるため、非常に安い金額で居住することが可能です。

小松製作所は激務って本当？

小松製作所は月間平均残業時間自体を公開しているわけではありませんが、年間平均総労働時間は公開しており、そこから残業時間を計算することができます。定時勤務時間を公式より8時間、年間有給休暇を20日とすると、直近における小松製作所の残業時間は10-20時間程度となっており、短い水準であることが分かります。

年度	年間総労働時間	月間平均残業時間
2019	1,950時間	15.8時間
2020	1,920時間	13.3時間
2021	2,018時間	21.5時間

また、公式によれば自己都合離職率も1.31%（2021年度）と低い水準であることが分かります。

小松製作所（コマツ）はなぜ「やばい」「ひどい」と言われるのか？

日本有数の建設機械メーカーである小松製作所ですが、Googleで「小松製作所」と検索すると関連キーワードに「やばい」「ひどい」というネガティブなワードがあります。

小松製作所（コマツ）への就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。

下記の記事では小松製作所（コマツ）が「やばい」「ひどい」と言われる理由について解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

中途で小松製作所に転職するために

小松製作所は転職市場で非常に人気の高い会社ですが、未経験であっても前職での実績次第で十分に転職できる可能性があります。

未経験であっても小松製作所に転職するためには、大手メーカーをよく知る転職エージェントからサポートを受けるのがベストです。

小松製作所の採用大学を紹介 就職難易度は高い？

小松製作所の採用大学は下記の通りです。大学別に見るとレベルが高い大学の出身者が多く、小松製作所の採用大学・学歴・就職難易度ともにレベルが高いことが分かります。

順位	大学	就職者数
1	大阪大学	18人
2	同志社大学	10人
3	明治大学	9人
4	東京農工大学	8人
5	金沢大学	7人
	京都大学	7人
7	立命館大学	5人
8	北海道大学	4人
	東京外国語大学	4人
	東京工業大学	4人
	横浜国立大学	4人
	京都工芸繊維大学	4人