日揮の年収は平均844万円！役職別給与・年収偏差値も解説

日本有数のエンジニアリング企業である日揮。本記事では就職・転職人気の高い日揮の年収について徹底解説します。

なお、日揮への転職方法・転職難易度は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。

本記事のポイント

下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までお読みください。

日揮の年収は？

日揮ホールディングスは上場会社なので、有価証券報告書で平均年収が公開されています。有価証券報告書によれば、2023年3月期における日揮ホールディングスの平均年収は844万円（平均年齢: 43.0歳）となっています。

年度	平均年収	平均年齢
2023年3月期	844万円	43.0歳
2022年3月期	855万円	44.0歳
2021年3月期	841万円	44.4歳
2020年3月期	865万円	45.7歳
2019年3月期	956万円	43.6歳

日揮の役職別年収は？

日揮の役職別年収は下記の通りです。

役職	年次	年収
G1	1-4年目	500-600万円
G2	5-14年目	600-800万円
課長	15-20年目	900-1,200万円
部長	評価次第	1,200-1,500万円

中途で日揮に転職するには？

日揮は年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

正しい選考対策の方法が分からない場合や、キャリアアップしたいけど何から始めていいか分からない場合は、転職のプロである転職エージェントに一度相談してみましょう。

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日揮はどんな会社？

日揮はエンジニアリングの最大手企業です。主な業務は、幅広い事業領域を対象とする総合エンジニアリング事業、オンリーワン技術が支える機能材製造事業の2軸となっています。

カンパニー	事業分野
総合エンジニアリング事業	石油精製、LNG、エチレン、FLNGといったプラントを製造
機能材製造事業	流動接触分解触媒、排煙脱硝触媒、ハードディスク研磨用シリカゾルなど

日揮ホールディングス株式会社の現代表取締役社長は佐藤 雅之氏、日揮株式会社の現代表取締役社長は山田 昇司氏で、本社は神奈川県横浜市西区みなとみらいにあります。

会社名	日揮株式会社
英語名	JGC JAPAN CORPORATION
資本金	100,002百万円
本社所在地	神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1

日揮の平均年収は844万円（平均年齢: 43.0歳）

日揮ホールディングスは上場会社なので、有価証券報告書で平均年収が公開されています。有価証券報告書によれば、2023年3月期における日揮ホールディングスの平均年収は844万円（平均年齢: 43.0歳）となっています。

年度	平均年収	平均年齢
2023年3月期	844万円	43.0歳
2022年3月期	855万円	44.0歳
2021年3月期	841万円	44.4歳
2020年3月期	865万円	45.7歳
2019年3月期	956万円	43.6歳

日揮ホールディングスは持株会社につき、日揮本体よりも高い水準ですが、年収が高い水準であることが分かります。

国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、日揮の平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。

また、マイナビAGENTが公表している業種別平均年収ランキングによると、プラント・設備建設企業の平均年収は421万円となっており、日揮の平均年収はプラント・設備建設企業全体の平均年収よりも高い水準になっています。

日揮の平均手取りはいくら？

国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、日揮の平均と同じく43歳で年収844万円の場合、年間の手取り額は約617万円、ひと月あたりの手取り額は約51万円となります。

なお、実際の手取りは年収に占めるボーナスの割合や家族構成等によって変動する可能性があります。詳しく知りたい方は手取り計算ツールをご覧ください。

日揮の転職難易度は？

日揮は年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

なお、日揮への転職方法・転職難易度は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。

【参考】日揮の年収偏差値は？

日揮は年収が低い？
年収ランキングから見る日揮の年収

同じく大手エンジニアリング企業として上場している企業との比較は以下の表の通りです。エンジニアリング企業と比べると中程度の水準であることが分かります。

企業	平均年収	出所
千代田化工建設の年収	893万円	23年3月期決算
日揮の年収	844万円	23年3月期決算
東洋エンジニアリングの年収	824万円	22年3月期決算

日揮の総合職における役職別年収

日揮の年収は一般的な年収体系となっており、基本給と残業代、賞与で構成されます。賞与は年に2回の支給となっています。

日揮の年収＝ 基本給 + 残業代 + 賞与（年2回）

日揮では「部員（G1,G2）」「課長（G3）」「部長」という順番で昇進していきます。

役職	年次
G1	1-4年目
G2	5-14年目
課長（G3）	15-20年目
部長	評価次第

日揮では課長クラスから管理職となっており、残業代は支給されなくなります。尚、課長クラスまでは基本的に全員が昇進することはできるものの、以降の昇進は評価が高い社員のみ、昇進することが可能です。

日揮の役職別年収は下記の通りです。

役職	年次	年収
G1	1-4年目	500-600万円
G2	5-14年目	600-800万円
課長（G3）	15-20年目	900-1,200万円
部長	評価次第	1,200-1,500万円

日揮においてボーナスは年に2回支給されます。賞与の評価制度としては、期初に目標を立て、半期ごとに上長と目標の進捗度合いを確認し、賞与が決定するという形式となっています。ボーナスの割合が高く、少なくとも基本給4-5か月分以上は支給される模様です。

日揮における年齢別年収推移

新卒で日揮に入社して、その後も順調に昇進した場合の年齢別年収（ボーナス・残業代を含む）の推移は以下の通りです。

なお、昇進スピードや残業時間・評価によって合計年収は変わる可能性があるため、参考までにご覧ください。特に日揮の場合は駐在の有無によって年収が大きく変わります。

年齢	年収
25歳	500-550万円
30歳	650-700万円
35歳	850-900万円
40歳	1,000万円以上（評価次第）
45歳	1,100万円以上（評価次第）
50歳	1,200万円以上（評価次第）

中途で日揮に転職した場合の年収は？

中途で日揮に転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

日揮の新卒の年収・初任給は？（高卒・大卒・院卒別）

日揮の初任給は下記の通りです。

上記に対して残業代・賞与が別途支給されます。

日揮の福利厚生

日揮の福利厚生は公式によれば下記の通りです。独身寮に格安で居住できるため、居住費を安く抑えることができます。

項目	詳細
独身寮	横浜市内に2か所、約350室の独身寮をご用意しています。 原則として、32歳未満の方で通勤2時間以内に自宅・親の住居がない場合に入寮可能です。 家賃は6,100～14,100円/月。キャリア入社者も利用しています。
クラブ活動	業務外活動として、クラブ活動が盛んに行われています。
ファミリーケア 制度	ファミリーケア制度仕事と家庭の両方を充実させるため、育児休職・短縮勤務、子の看護休暇、 子育て支援勤務（月2日以内で休業可能な勤務体制）、介護休職・短縮勤務など、 法定および当社独自の制度が定められています
海外駐在者の 一時帰国休暇	海外現場などに単身で駐在している社員に対し、一時帰国をしてもらうための休暇制度です。
Welcome Back 制度	配偶者が転勤や駐在をすることになり、1年以上の帯同をすることを理由に退職をする場合、退職後3年以内であれば、復帰することができる制度です。

日揮では海外勤務もある？海外手当で年収は上がる？

日揮では海外赴任の可能性も十分にあります。海外赴任では下記の様な手当が支給され、実質的に年収は上がります。（手取りで2倍程度）

① 海外勤務手当
日揮では現地給与を支払っており、現地の基準で給料が支払われます。現地の給料と日本での給料の差額が海外勤務手当として支給されます。

要するに、物価の高い国で日本にいた場合と同水準の給料を提供していた場合、物価が高い分生活が苦しくなるため、そうならないように海外勤務手当を提供しているということです。

物価によって海外勤務手当は異なりますが、おおよそ10-40万円程度が手当として支給されます。

② 家賃補助手当
日揮では駐在に際して家賃補助手当が充当されます。

国ごとに家賃上限が設定されており、その範囲であれば日揮が家賃負担を行うという制度です。家賃水準としては国や家族が帯同するか否かによって変わってくるものの、30-50万円程度が目安となっています。

③ 教育費用手当
家族帯同の場合、子供の現地での学費も日揮が支払います。

駐在員の子供はインターナショナル・スクールに入ることが一般的なため、その学費として年間200万円強が支給されることとなります。

④ 別居手当
駐在をきっかけに扶養家族と別居する場合、数万円の別居手当が支給されます。

日揮はなぜ「やばい」と言われるのか？

日本を代表するエンジニアリング企業の日揮ですが、Googleで「日揮」と検索すると関連キーワードに「やばい」というネガティブなワードがあります。

日揮への就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。

日揮が「やばい」と言われる理由や評判については下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

日揮は激務？ホワイト企業？

日揮は激務だという噂があります。

日揮はマイナビの公式ページで月間平均残業時間を公開しています。公式によれば、日揮における月間平均残業時間は25.5時間と比較的短い水準であることが分かります。

日揮の離職率は公式に発表しているわけではありませんが、社員のインタビュー記事によれば離職率は4-5%程度となっています。

日揮グループでは4～5%程度の離職率ですが、世間と同じように年々辞める人が増えているので戦略的な人事のための重点プログラムを設定し、2022年7月から始めました。

Agenda Note

中途で日揮に転職するために

日揮は転職市場で非常に人気の高い会社ですが、未経験であっても前職での実績次第で十分に転職できる可能性があります。

未経験であっても日揮に転職するためには、転職ノウハウをよく知る転職エージェントからサポートを受けるのがベストです。

日揮はエリート？採用大学を紹介

大学通信によれば、日揮の採用大学は下記の通りです。大学別に見ると非常にレベルが高い大学の出身者が多く、日揮の採用大学・学歴・就職難易度ともにレベルが高いことが分かります。

順位	大学	採用人数
1	東京工業大学	9
2	横浜国立大学	6
	慶應義塾大学	6
4	名古屋大学	5
	神戸大学	5
	九州大学	5
7	東北大学	4
	京都大学	4
	大阪大学	4
	東京理科大学	4
	早稲田大学	4