【難易度S】富士フイルムに転職するには？中途採用の選考と対策

転職市場で人気の高い富士フイルムについて、転職難易度や中途採用（キャリア採用）の選考フロー・選考倍率・面接内容と対策方法を解説します。

富士フイルムはどんな会社？

富士フイルムは日本を代表する精密機械メーカーです。社名にもなっている写真用フィルムやカメラの事業に加え、印刷システムや医薬品、化粧品、高機能化学品など幅広い事業を展開しています。

大企業ならではの安定した雇用体系が取られているうえ、多くの社員が年収1,000万円に到達できる人気企業となっています。福利厚生も手厚く、ネームバリューも非常に高いので、転職市場ではおすすめの会社です。

富士フイルムの転職難易度は？中途採用は厳しい？

結論から言うと、富士フイルムは転職市場で人気が高く、転職難易度は高いです。一方で、中途採用に積極的であることから、転職できる可能性は十分にあると言えます。

dodaが発表している「転職人気企業ランキング2024」において、富士フイルムはトップ300にランクインしていることから、転職市場における富士フイルムの人気は非常に高いと言えます。

一方で、富士フイルムが公開しているデータに基づくと、2023年度における富士フイルムの中途採用比率は27.1%となっており、富士フイルムは積極的に中途採用を行っていることが分かります。

採用人数	男性	女性	合計
新卒採用人数	126人	46人	172人
中途採用人数	51人	13人	64人
中途採用比率	28.8％	22.0％	27.1％

このように、富士フイルムは転職市場における人気は高いながら中途採用にも積極的です。募集職種も多岐に渡っているため、職種によっては十分に転職できる可能性があると言えます。

富士フイルムは第二新卒でも転職できる？第二新卒の転職難易度は？

富士フイルムは第二新卒であっても十分に転職することが可能です。

富士フイルムの中途採用（キャリア採用）における選考フローと倍率

富士フイルムの選考フローは、下記のようなフローとなっています。

富士フイルムの選考フローと対策#1:
応募

富士フイルムの選考フローと対策#2:
書類選考

書類選考では自分の職務経歴書を提出することとなります。自分の職務経歴書においては、自分の名前や職歴・成し遂げた実績や自己PRといった項目を記載する必要があります。

書類選考においては自分の持つ経験や強みがなぜ富士フイルムに活きるのかということを意識して書きましょう。

自分が培ってきたビジネスに関する知見やチームマネジメント力など、富士フイルムで働く上で役立つと思える経験やスキルを強調して記載することをおすすめします。

富士フイルムの選考フローと対策#3:
面接

書類選考を通過したら次は面接となります。富士フイルムにおける中途採用では面接が2-3回程度となっています。

面接においては下記のような質問が問われます。

富士フイルムへの転職に向いている人の特徴

本項目では、富士フイルムへの転職に向いている人の特徴についてご説明します。下記のような特徴に当てはまっている人は転職できる可能性が高く、かつ最適な転職先となるでしょう。

富士フイルムへの転職に向いている人の特徴#1:
同業界や競合他社出身の人

富士フイルムと事業領域が近いメーカー企業から富士フイルムに転職するというのはよくあるケースです。

富士フイルムはメーカーの中でも高い年収を誇っており、富士フイルムと同じくメーカーで働いていて、年収を上げたい人にとって富士フイルムはおすすめの転職先です。

また、同業界や競合他社などの会社での経験は富士フイルムで直接役に立つ経験です。富士フイルムの選考を受ける際にアピールしやすいだけでなく、富士フイルムに入社した後でも評価されやすい傾向にあります。

富士フイルムへの転職に向いている人の特徴#2:
汎用性の高いスキルや専門的な経験を持っている人

汎用性の高いスキルや専門的な経験を持っている人も、富士フイルムへの転職に向いていると言えます。

例えば下記のようなどこの会社でも通用する汎用性の高いスキルを持っている人は、富士フイルムへの転職活動でアピールしやすく、かつスキルを発揮する機会も多く設けられています。

富士フイルムへの転職に向いている人の特徴#3:
未経験の業界でもキャッチアップする気がある人【20代・第二新卒等】

富士フイルムへの転職に向いている人の特徴として、未経験の業界でもキャッチアップする気があるという点が挙げられます。

特に20代前半～20代後半の場合は、富士フイルムで活かせる経験が直接的になくてもこうしたキャッチアップする気概があることで、転職が十分に可能です。

富士フイルムへの転職に向いている人の特徴#4:
ホワイト企業で働きたい人

ホワイト企業で働きたい人も富士フイルムへの転職に向いていると言えます。

公式によると、富士フイルムの年間総労働時間は1,840時間となっています。給与水準を加味すると富士フイルムの労働時間はそれほど長い水準ではないことがわかります。

富士フイルムは大企業でコンプライアンス意識も高いため、ハラスメントなどもほとんど見られません。ホワイト企業で働きたい人にとって富士フイルムはおすすめの会社となっています。

富士フイルムへの転職に向いている人の特徴#5:
年収を上げたい人・自分の市場価値を上げたい人

年収を上げたい人・自分の市場価値を上げたい人は、富士フイルムへの転職に向いています。

富士フイルムは上場企業なので有価証券報告書で平均年収を公開しています。有価証券報告書によれば2024年3月期における富士フイルムの平均年収は1,074万円（平均年齢: 45.7歳）となっています。

年度	平均年収	平均年齢
2024年3月期	1,074万円	45.7歳
2023年3月期	1,033万円	46.8歳
2022年3月期	1,017万円	45.8歳
2021年3月期	970万円	45.5歳
2020年3月期	1,003万円	42.7歳
2019年3月期	997万円	42.7歳

富士フイルムに転職すると、年収が上がるというだけでなく自分自身の市場価値も上がるというメリットがあります。

仮に転職後に合わないと感じても、富士フイルムで数年間働いた経験があれば、転職市場における市場価値は非常に高くなります。

転職活動における幅も広がるため、より高年収企業に転職したり、自分の好きな業界で仕事をすることなどもできるようになります。

中途で富士フイルムに転職した場合の年収は？

中途で富士フイルムに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることでしょう。

富士フイルムの年収に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

富士フイルムの転職元・富士フイルムからの転職先

富士フイルムへの転職元及び転職先の一例は下記の通りです。あくまで一例なので、下記の様なキャリア以外も十分にあり得ます。富士フイルムはキャリア採用が多く、転職者のバックグラウンドも様々です。

富士フイルムへの転職を成功させるためには転職エージェントの活用がおすすめ

富士フイルムへ転職するためには、転職エージェントを活用することも重要です。

書類選考においては書類添削、面接においては模擬面接、更に内定後の条件交渉まで、転職エージェントは首尾一貫して求職者のサポートをしてくれます。

書類選考や面接においては、第三者による添削や練習・フィードバックがあることによって圧倒的に合格率を改善することができます。

選考対策だけでなく、転職エージェントは面接官に関する情報や、どのような質問が実際に面接で行われたか、どの部門での採用が積極的かなど、外部からは正確に分からない情報についても豊富に持っています。

富士フイルムの採用大学

富士フイルムにおける2024年度の採用大学ランキングは以下の通りです。最も採用数の多い大学は早稲田大学となっており、東京大学・京都大学や東北大学・大阪大学が続きます。

順位	採用大学	就職者数
1位	早稲田大学	21人
2位	東京大学 京都大学	13人
4位	東北大学 大阪大学	12人
6位	慶應義塾大学	11人
7位	東京工業大学 一橋大学	7人
9位	名古屋大学 神戸大学	5人
11位	北海道大学 千葉大学 明治大学 立教大学 同志社大学	4人