野村不動産はやばい？離職率が高い？評判を解説

インターネット上で、野村不動産は「やばい」という評判が散見されますが、実際に野村不動産は「やばい」という評判は正しいのでしょうか。

そもそも野村不動産はどのような点で「やばい」と言われているか、またその「やばい」という評判は正しいのか、実際の野村不動産の社員の口コミをもとに徹底解説します。

野村不動産への転職方法・転職難易度は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

野村不動産はどんな会社？

野村不動産は日本を代表する不動産企業です。分譲マンションや分譲戸建住宅、オフィスビル、商業施設等の企画開発、また大規模複合開発や再開発まで手がけています。

本社は東京都新宿区西新宿にあります。

会社名	野村不動産株式会社
英語名	Nomura Real Estate Development Co., Ltd.
資本金	20億円
本社所在地	東京都新宿区西新宿1丁目26番2号

野村不動産はなぜ「やばい」と言われるのか？

日本を代表する大手不動産企業である野村不動産ですが、Googleで「野村不動産」と検索すると関連キーワードに「やばい」というネガティブなワードがあります。

野村不動産への就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。

以降では、ネット上で「やばい」と言われる理由について、実態を解説していきます。

野村不動産が「やばい」と言われる理由#1:
業績悪化により将来性がない、潰れると言われているため

野村不動産は業績悪化により将来性がないと言われているため、「やばい」と言われることがあります。

年度	事業利益	当期利益
2018年度	796億円	459億円
2019年度	828億円	489億円
2020年度	764億円	422億円
2021年度	928億円	553億円
2022年度	1,052億円	645億円

野村不動産の業績は新型コロナウイルス感染症の影響で物件建設に遅れが出たり、商業施設・賃貸収入などが減少したことによって業績が落ち込んだのは事実です。

新型コロナウイルスの影響が一巡した2021年度以降は増収増益を達成しており、今後も野村不動産は成長が期待できる会社となっています。

野村不動産が「やばい」と言われる理由#2:
激務ではなくホワイト企業だと言われているため

野村不動産は激務ではなくホワイト企業だと言われているため「やばい」と言われることがあります。

野村不動産は一人当たり年間労働時間を公開しています。野村不動産における平均残業時間は10時間台と短い水準であることが分かります。

年度	平均残業時間
2018	14.07時間
2019	13.51時間
2020	9.99時間
2021	13.73時間
2022	11.03時間
2023	8.67時間

また、離職率も下記の通り2%と低い水準に抑えられていることが分かります。

年度	自己都合退職率
2018	3.54%
2019	4.43%
2020	3.88%
2021	4.45%
2022	4.70％
2023	4.33％

野村不動産が「やばい」と言われる理由#3:
年収水準が高く、勝ち組と言われるため

野村不動産は年収水準が高く、勝ち組と言われるため、「やばい」と言われることがあります。

野村不動産の親会社である野村不動産ホールディングスは上場会社なので、有価証券報告書で平均年収が公開されています。

有価証券報告書によれば、2024年3月期における野村不動産ホールディングスの平均年収は1,091万円（平均年齢: 41.2歳）となっています。

持株会社の年収であるため、高めの年収となる傾向にありますが、野村不動産は年収水準が高いということが分かります。

年度	平均年収	平均年齢
2024年3月期	1,091万円	41.2歳
2023年3月期	1,034万円	41.6歳
2022年3月期	1,018万円	42.0歳
2021年3月期	1,012万円	43.1歳

国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、野村不動産の平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。

また、マイナビAGENTが公表している業種別平均年収ランキングによると、不動産企業の平均年収は458万円となっており、野村不動産の平均年収は不動産企業全体の平均年収よりも高い水準になっています。

野村不動産が「やばい」と言われる理由#4:
転職難易度・中途採用倍率が高いと言われているため

転職難易度・中途採用倍率が高いと言われているため、野村不動産はやばいと言われることがあります。

確かに、野村不動産は年収の高さや大企業ならではの待遇によって転職市場における人気は高く、転職難易度は高いです。一方で、中途採用に積極的であることから、転職できる可能性は十分にあると言えます。

野村不動産によれば、2023年度の野村不動産における中途採用比率は45.2%となっており、野村不動産は中途採用に積極的であることが分かります。

年度	中途採用比率
2020年度	29.3%
2021年度	49.1%
2022年度	60.9%
2023年度	45.2％

このように、野村不動産は転職市場における人気は高いながら中途採用にも積極的で採用人数も多いです。募集職種も多岐に渡っているため、職種によっては十分に転職できる可能性があると言えます。

野村不動産が「やばい」と言われる理由#5:
不祥事があったため

野村不動産は不祥事があったため「やばい」と言われることがあります。野村不動産では、建設したマンションに不具合があったとして住民とトラブルとなっています。

東京都内に建ったばかりの駅直結の超高級ツインタワーマンションに欠陥が見つかり、売り主の野村不動産や施工の清水建設とマンションの一部住民との間でトラブルになっていると、FRIDAYデジタルが報じている。

記事によると、住民側による調査で見つかったのは「防音設備」「耐火設備」「耐水設備」に関する欠陥。その後、野村不動産と清水建設の責任者が同席した説明会が開かれたものの、野村と清水の両社は専門用語ばかりを並べた説明で購入者を困惑させたり、「手元が暗くて確認が不十分だった」などと呆れた言い訳に終始していたようだが、その後一転して「施工不良」を認めて、購入者に謝罪したとのこと。だが、野村不動産はその後も当該物件の販売を続けているという。

野村不動産の高級タワマンに「施工不良」発覚。大規模調査を求める声があがるも、リークした住民に対しての恨み節も

裁判などにはなっていないものの、野村不動産のマンションでこのようなトラブルが起きたという報道で、野村不動産は「やばい」のではと噂されるようになりました。

野村不動産が「やばい」と言われる理由#6:
採用大学のレベルが高く、就職難易度が高いと言われているため

野村不動産は採用大学のレベルが高く、就職難易度が高いと言われているため「やばい」と言われることがあります。

大学通信によれば野村不動産の採用大学は下記の通りです。大学別に見ると非常にレベルが高い大学の出身者が多く、野村不動産の採用大学・学歴・就職難易度ともにレベルが高いことが分かります。

順位	大学名	就職者数
1	慶應義塾大学	8人
2	京都大学	5人
3	一橋大学	4人
	大阪大学	4人
	九州大学	4人
	早稲田大学	4人
7	明治大学	3人
8	東京大学	2人
	京都工芸繊維大学	2人
	東京理科大学	2人
	同志社大学	2人