インターネット上で、神戸製鋼所は「やばい」という評判が散見されますが、実際に神戸製鋼所は「やばい」のでしょうか。
そもそも神戸製鋼所はどのような点で「やばい」と言われているか、またその「やばい」という評判は正しいのか徹底解説します。
株式会社神戸製鋼所
Kobe Steel, Ltd.

平均年収
812万円
2025年3月期
平均年齢
39.9歳
2025年3月期
平均残業時間
16.5時間
2024年度
3年未満離職率
2.4%
2024年度
有給休暇取得日数
16.8日
2024年度
中途採用比率
39.6%
2024年度
神戸製鋼所への転職方法・転職難易度は以下のページでも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

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神戸製鋼所はどんな会社?
株式会社神戸製鋼所は、1905年に創業した日本の大手鉄鋼メーカーで、本社は兵庫県神戸市に所在しています。鉄鋼を中核としながら、非鉄金属、機械、エンジニアリングなど幅広い事業を展開する総合素材メーカーです。
主力製品には、自動車・航空機向けの高機能鋼材やアルミ・銅製品、建築・造船向けの鋼板・鋼管、産業機械、エネルギー関連機器などがあります。
特に自動車向け高張力鋼板や産業機械分野では高い技術力を有しており、素材と機械の両面から製造業を支える企業として評価されています。
| 会社名 | 株式会社神戸製鋼所 |
| 英語名 | Kobe Steel, Ltd. |
| 資本金 | 2,509億円 |
| 本社所在地 | 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通2-2-4 |
神戸製鋼所はなぜ「やばい」「潰れる」と言われるのか?
日本を代表する製鉄企業の神戸製鋼所ですが、Googleで「神戸製鋼」と検索すると関連キーワードに「やばい」というネガティブなワードがあります。

神戸製鋼所への就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。
以降では、ネット上で「やばい」と言われる理由について、実態を解説していきます。
神戸製鋼所が「やばい」と言われる理由
- 業績が悪く「今後どうなる?」と心配されているため
- ホワイト企業でパワハラもない非常に働きやすい環境であるため
- 年収が低いと言われているため
- 不祥事があったため
- 転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
- 神戸製鋼所の加古川製鉄所が閉鎖されると噂されるため
- リストラの可能性があるため
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神戸製鋼所がやばいと言われる理由#1:
業績が悪く「今後どうなる?」と心配されているから
神戸製鋼所がやばいと言われる理由の1つ目は、業績悪化による将来不安です。神戸製鋼所は2020年3月期に連結赤字(当期純利益ベース)を計上し、無配となるなど大きな打撃を受けました。
| 年度 | 売上高 | 営業利益 |
|---|---|---|
| 2019年度 | 1兆8,698億円 | 98億円 |
| 2020年度 | 1兆7,056億円 | 303億円 |
| 2021年度 | 2兆826億円 | 876億円 |
| 2022年度 | 2兆4,725億円 | 863億円 |
| 2023年度 | 2兆5,431億円 | 1,866億円 |
| 2024年度 | 2兆5,550億円 | 1,587億円 |
当時は米中貿易摩擦や新型コロナウイルスによる世界的な景気減速の影響で、鉄鋼事業を中心に業績が悪化しました。加えて、2016年3月期、2017年3月期にも連続赤字を計上していた経緯から、潰れるのではないかという声が広がりました。
しかし、その後は業績が回復し、2021年3月期から2023年3月期まで黒字を維持しています。現在は中期経営計画のもと、鋼材事業の収益力強化や不採算事業の再構築を進めており、経営は安定基調にあります。
神戸製鋼所がやばいと言われる理由#2:
ホワイト企業でパワハラもない非常に働きやすい環境であるため
神戸製鋼所は、ホワイト企業でパワハラも少なく、働きやすい環境が整っていると評価されています。この場合の「やばい」は、ネガティブな意味ではなく、ポジティブな意味合いで使われるものです。
神戸製鋼所が、社会データで月間平均残業時間を開示しています。神戸製鋼所によれば、2024年度の月間平均残業時間は16.5時間となっており、残業時間は短い水準であることが分かります。
| 年度 | 月間平均残業時間 |
|---|---|
| 2018年 | 18.4時間 |
| 2019年 | 17.7時間 |
| 2020年 | 16.6時間 |
| 2021年 | 17.2時間 |
| 2022年 | 16.5時間 |
| 2023年 | 16.1時間 |
| 2024年 | 16.5時間 |
また、入社3年未満の離職率は2.4%と非常に低く、職場環境の安定性や定着率の高さがうかがえます。これらの数値からも、神戸製鋼所は長期的に安心して働きやすい企業であると言えます。
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神戸製鋼所がやばいと言われる理由#3:
年収が低いと言われているため
神戸製鋼所は、年収が低いと言われることからやばいと評価される場合があります。
神戸製鋼所は上場会社なので、有価証券報告書で平均年収が公開されています。有価証券報告書によれば、2025年3月期における神戸製鋼所の平均年収は812万円(平均年齢: 39.9歳)となっています。
かつては年収水準が伸び悩んでいると言われていましたが、近年は業績回復を背景に報酬水準も大きく改善しており、評価は変わりつつあります。
| 年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 2025年3月期 | 812万円 | 39.9歳 |
| 2024年3月期 | 726万円 | 39.7歳 |
| 2023年3月期 | 605万円 | 39.5歳 |
| 2022年3月期 | 547万円 | 38.9歳 |
| 2021年3月期 | 521万円 | 38.9歳 |
| 2020年3月期 | 570万円 | 38.9歳 |
| 2019年3月期 | 570万円 | 39.0歳 |
| 2018年3月期 | 540万円 | 39.2歳 |

神戸製鋼所がやばいと言われる理由#4:
不祥事があったため
不祥事があったというのも、神戸製鋼所がやばいと言われる理由の1つです。
神戸製鋼所では2017年、アルミ・銅製品などにおいて、顧客仕様や公的規格を満たしていないにもかかわらず、検査データの改ざんやねつ造を行い、製品を出荷していたことが明らかになりました。
神戸製鋼所の金属製品は、航空機、自動車、鉄道など安全性が強く求められる分野で幅広く使用されているため、本件は製品の信頼性そのものを揺るがす問題として社会的に大きな批判を受けました。
この不祥事により、神戸製鋼所には罰金1億円が科され、企業としてのガバナンスや品質管理体制に対する厳しい視線が向けられることとなりました。
こうした事案は「やばい」と言われても不思議ではない内容であり、神戸製鋼所には再発防止に向けた体制整備と、継続的な信頼回復への取り組みが強く求められています。
神戸製鋼所がやばいと言われる理由#5:
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため、神戸製鋼所はやばいと言われることがあります。
確かに、神戸製鋼所は転職市場で人気が高く、転職難易度は高いです。一方で、中途採用に積極的であることから、転職できる可能性は十分にあると言えます。
リクルートエージェントが発表している「転職人気企業ランキング【2024年版】」に、神戸製鋼所がランクインしていることから、転職市場における神戸製鋼所の人気は非常に高いと言えます。
神戸製鋼所が公開しているデータによれば、2024年度における神戸製鋼所の中途採用比率は約39.6%程度となっており、神戸製鋼所は積極的に中途採用を行っていることが分かります。
| 年度 | 中途採用比率 |
|---|---|
| 2021年度 | 20.6% |
| 2022年度 | 47.0% |
| 2023年度 | 57.6% |
| 2024年度 | 39.6% |
このように、神戸製鋼所は転職市場における人気は高いながら中途採用にも積極的です。募集職種も多岐に渡っているため、職種によっては十分に転職できる可能性があると言えます。
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神戸製鋼所がやばいと言われる理由#6:
神戸製鋼所の加古川製鉄所が閉鎖されると噂されるから
神戸製鋼所の加古川製鉄所が閉鎖されると噂されたというのも、神戸製鋼所がやばいと言われる理由の1つです。
この噂のきっかけとなったのは、2021年に加古川製鉄所で発生した火災です。同年、原料を搬送するベルトコンベアの一部が損傷する火災が起きましたが、当日中に鎮火しており、鋼材生産への大きな影響はないと公式には発表しています。
神戸製鋼所は15日、加古川製鉄所(兵庫県加古川市)の敷地内で14日朝に火災が発生したと発表した。同日午前に鎮火した。原料を運ぶベルトコンベアの一部が損傷したが、鋼材生産への大きな影響はないという。
神戸製鋼所の加古川製鉄所で火災 生産に大きな影響なし
実際には、加古川製鉄所が閉鎖される事実はありません。むしろ、神戸製鉄所の一部設備や品質保証・経理などの間接部門を加古川に集約するなど、加古川製鉄所への機能集約が進められています。
現在も加古川製鉄所は、神戸製鋼所にとって中核拠点の1つであり、今後も重要性の高い製鉄所であり続けると考えられます。
神戸製鋼所がやばいと言われる理由#7:
リストラの可能性があるから
リストラの可能性があるという点も、神戸製鋼所がやばいと言われる理由の1つです。
神戸製鋼所は過去に、業績不振や品質不正の影響で経営が低迷した時期があり、現社長の山口貢氏が就任した際には「構造改革に伴うリストラが行われるのではないか」という噂が広がりました。
「山口さんは決断力がある。鉄鋼が主役ではない会社にするのではないか」「合理主義者だから徹底したリストラをするかもしれない」――。神鋼社内では山口副社長の社長昇格が発表された後、様々な声が飛び交った。それでも多くの幹部の間で一致した見方がある。「不祥事がなければ、山口社長は誕生していなかった」ということだ。
崖っぷち神鋼「最後の砦」 非主流・山口新社長の素顔 日本経済新聞 2018年3月13日
しかし、実際には神戸製鋼所で大規模な人員削減は実施されていません。その後は業績も回復基調にあり、現時点でリストラに踏み切る可能性は高くないと考えられます。
神戸製鋼所における採用大学
大学通信によれば、神戸製鋼所の採用大学は以下の通りです。大学別に見ると非常にレベルが高い大学の出身者が多く、神戸製鋼所の採用大学・学歴・就職難易度ともにレベルが高いことが分かります。
| 順位 | 大学 | 採用人数 |
|---|---|---|
| 1 | 大阪大学 | 8 |
| 2 | 東北大学 | 4 |
| 神戸大学 | 4 | |
| 同志社大学 | 4 | |
| 5 | 豊橋技術科学大学 | 3 |
| 京都大学 | 3 | |
| 徳島大学 | 3 | |
| 九州大学 | 3 | |
| 九州工業大学 | 3 | |
| 早稲田大学 | 3 | |
| 関西大学 | 3 | |
| 日本文理大学 | 3 |
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