インターネット上で、神戸製鋼所は「やばい」という評判が散見されますが、実際に神戸製鋼所は「やばい」のでしょうか。
そもそも神戸製鋼所はどのような点で「やばい」と言われているか、またその「やばい」という評判は正しいのか徹底解説します。
株式会社神戸製鋼所
Kobe Steel, Ltd.

平均年収
726万円
2024年3月期
平均年齢
39.7歳
2024年3月期
平均残業時間
16.1時間
2023年度
3年未満離職率
4.1%
2023年度
有給休暇取得率
61.0%
2023年度
中途採用比率
57.6%
2023年度
神戸製鋼所への転職方法・転職難易度は以下の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

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神戸製鋼所はどんな会社?
神戸製鋼所は日本の大手鉄鋼メーカーです。同業と比べて鉄鋼事業の比率が低く、アルミ・銅などの素材から機械や電力事業まで幅広く手掛けています。
同業他社と比べると、特殊用途など付加価値の高い商材の開発に注力しています。神戸製鋼所は下記の通り8つの事業領域で事業を展開しています。
鉄鋼アルミ、素形材、溶接、機械、エンジニアリング、建設機械、電力、その他(不動産・電子材料等)
本社は兵庫県神戸市中央区に置いています。
神戸製鋼所はなぜ「やばい」「潰れる」と言われるのか?
日本を代表する製鉄企業の神戸製鋼所ですが、Googleで「神戸製鋼」と検索すると関連キーワードに「やばい」というネガティブなワードがあります。

神戸製鋼所への就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。
以降では、ネット上で「やばい」と言われる理由について、実態を解説していきます。
- 業績が悪く「今後どうなる?」と心配されているため
- ホワイト企業でパワハラもない非常に働きやすい環境であるため
- 年収が低いと言われているため
- 不祥事があったため
- 転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
- 神戸製鋼所の加古川製鉄所が閉鎖されると噂されるため
- リストラの可能性があるため
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神戸製鋼所がやばいと言われる理由#1:
業績が悪く「今後どうなる?」と心配されているから
神戸製鋼所がやばいと言われる理由の1つ目が、業績が悪く「今後どうなる?」と心配されているからです。神戸製鋼所は2020年3月期に連結赤字となっています。
年度 | 売上高 | 純利益 |
---|---|---|
2019年度 | 1兆8,698億円 | -683億円 |
2020年度 | 1兆7,056億円 | 227億円 |
2021年度 | 2兆826億円 | 637億円 |
2022年度 | 2兆4,725億円 | 753億円 |
2023年度 | 2兆5,431億円 | 1,165億円 |
2020年3月期の業績は、米中貿易摩擦や新型コロナウイルスによる世界経済の停滞に伴う製造業の停滞により鉄鋼事業が減少したことが原因となっています。2020年3月期は無配になるなど大きな影響がありました。
もともと神戸製鋼所は2016年3月期、2017年3月期も二期連続で赤字を計上しており、「潰れる」のではという懸念がありました。
業績が回復したうえで再度2020年3月期に赤字に転落し、当時は新型コロナウイルスの影響でさらなる赤字を計上する可能性があったため神戸製鋼所は潰れるのではないかと噂されるに至りました。
神戸製鋼所に関する不安が高まりましたが、下期においては黒字に回復、2021年3月期通期から2023年3月期まで黒字化しており神戸製鋼所は現在安定した経営を続けています。
中期経営計画では鋼材事業の収益基盤強化や不採算事業の再構築を計画しており、神戸製鋼所はさらなる成長を遂げることが期待されています。
神戸製鋼所がやばいと言われる理由#2:
ホワイト企業でパワハラもない非常に働きやすい環境であるため
神戸製鋼所はホワイト企業でパワハラもない非常に働きやすい環境と言われています。これに関してはネガティブな意味合いの「やばい」ではなくポジティブな意味での「やばい」です。
神戸製鋼所は、社会データで月間平均残業時間を開示しています。神戸製鋼所によれば、2023年度の月間平均残業時間は16.1時間となっており、残業時間は短い水準であることが分かります。
年度 | 月間平均残業時間 |
---|---|
2018年 | 18.4時間 |
2019年 | 17.7時間 |
2020年 | 16.6時間 |
2021年 | 17.2時間 |
2022年 | 16.5時間 |
2023年 | 16.1時間 |
入社3年未満の離職率は4.1%と非常に低い水準にあり、神戸製鋼所は働きやすい環境にあることが分かります。
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神戸製鋼所がやばいと言われる理由#3:
年収が低いと言われているため
神戸製鋼所は年収が低いためにやばいといわれることがあります。
神戸製鋼所は上場会社なので、有価証券報告書で平均年収が公開されています。有価証券報告書によれば、2024年3月期における神戸製鋼所の平均年収は726万円(平均年齢: 39.7歳)です。
神戸製鋼所は年収が低いと長年言われていましたが、業績の回復を背景に大きく年収が上がっています。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2024年3月期 | 726万円 | 39.7歳 |
2023年3月期 | 605万円 | 39.5歳 |
2022年3月期 | 547万円 | 38.9歳 |
2021年3月期 | 521万円 | 38.9歳 |
2020年3月期 | 570万円 | 38.9歳 |
2019年3月期 | 570万円 | 39.0歳 |
2018年3月期 | 540万円 | 39.2歳 |

神戸製鋼所がやばいと言われる理由#4:
不祥事があったため
神戸製鋼所がやばいと言われる理由の4つ目が、神戸製鋼所で不祥事があったという理由です。
神戸製鋼所は2017年、アルミ・銅製品などで検査データが改ざんされていたことが明らかになりました。
製造した製品が顧客仕様や公的規格を満たしていないにも関わらず、検査結果の改ざんやねつ造を行い、通常通り製品を顧客に販売していた模様です。
神戸製鋼所の金属は、航空機、自動車、鉄道など、幅広く使用されており、そのため神戸製鋼所の製品を使った航空機・車などの安全性が問題視され、社会問題となりました。
本データ改ざんによって世間から批判の声が上がるとともに罰金も1億円となり、神戸製鋼所は「やばい」と言われています。
こうした不祥事は確かに「やばい」と言われてもおかしくないものであり、神戸製鋼所はこうした不正を行わない体制を徹底することが求められています。
神戸製鋼所がやばいと言われる理由#5:
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため、神戸製鋼所はやばいと言われることがあります。
確かに、神戸製鋼所は転職市場で人気が高く、転職難易度は高いです。一方で、中途採用に積極的であることから、転職できる可能性は十分にあると言えます。
リクルートエージェントが発表している「転職人気企業ランキング【2024年版】」に、神戸製鋼所がランクインしていることから、転職市場における神戸製鋼所の人気は非常に高いと言えます。
神戸製鋼所が公開しているデータによれば、2023年度における神戸製鋼所の中途採用比率は約57.6%程度となっており、神戸製鋼所は積極的に中途採用を行っていることが分かります。
年度 | 中途採用比率 |
---|---|
2021年度 | 20.6% |
2022年度 | 47.0% |
2023年度 | 57.6% |
このように、神戸製鋼所は転職市場における人気は高いながら中途採用にも積極的です。募集職種も多岐に渡っているため、職種によっては十分に転職できる可能性があると言えます。
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神戸製鋼所がやばいと言われる理由#6:
神戸製鋼所の加古川製鉄所が閉鎖されると噂されるから
神戸製鋼所がやばいと言われる理由の6つ目が、神戸製鋼所の加古川製鉄所が閉鎖されると噂されるためです。
2021年に加古川製鉄所で火災が起きたことにより、こうした噂が流れました。
神戸製鋼所は15日、加古川製鉄所(兵庫県加古川市)の敷地内で14日朝に火災が発生したと発表した。同日午前に鎮火した。原料を運ぶベルトコンベアの一部が損傷したが、鋼材生産への大きな影響はないという。
神戸製鋼所の加古川製鉄所で火災 生産に大きな影響なし
実際には、加古川製鉄所が閉鎖されるという事実はありません。
むしろ、神戸製鉄所の一部施設や品質保証・経理などの間接部門を加古川に集約する等、加古川製鉄所への設備集約が進んでおり、加古川製鉄所は依然として神戸製鋼所にとって重要性の高い製鉄所となっています。
神戸製鋼所がやばいと言われる理由#7:
リストラの可能性があるから
神戸製鋼所がやばいと言われる理由の7つ目が、リストラの可能性があるという理由です。
神戸製鋼所は、業績不振や品質不正の問題により低迷していた時期があり、現社長の山口貢氏が社長就任した際に神戸製鋼所ではリストラが起きると噂になりました。
「山口さんは決断力がある。鉄鋼が主役ではない会社にするのではないか」「合理主義者だから徹底したリストラをするかもしれない」――。神鋼社内では山口副社長の社長昇格が発表された後、様々な声が飛び交った。それでも多くの幹部の間で一致した見方がある。「不祥事がなければ、山口社長は誕生していなかった」ということだ。
崖っぷち神鋼「最後の砦」 非主流・山口新社長の素顔 日本経済新聞 2018年3月13日
実際には、神戸製鋼所で大規模なリストラは行われていません。業績も回復傾向なのでリストラは無い可能性が高いと言えます。
神戸製鋼所における採用大学
大学通信によれば、神戸製鋼所の採用大学は下記の通りです。大学別に見ると非常にレベルが高い大学の出身者が多く、神戸製鋼所の採用大学・学歴・就職難易度ともにレベルが高いことが分かります。
順位 | 大学 | 採用人数 |
---|---|---|
1 | 大阪大学 | 8 |
2 | 東北大学 | 4 |
神戸大学 | 4 | |
同志社大学 | 4 | |
5 | 豊橋技術科学大学 | 3 |
京都大学 | 3 | |
徳島大学 | 3 | |
九州大学 | 3 | |
九州工業大学 | 3 | |
早稲田大学 | 3 | |
関西大学 | 3 | |
日本文理大学 | 3 |
