インターネット上で、キオクシアは「やめとけ」「危ない」という評判が散見されますが、実際にキオクシアは「やめとけ」「危ない」という評判は正しいのでしょうか。
そもそもどのような点で「やめとけ」「危ない」と言われているか、またその「やめとけ」「危ない」という評判は正しいのか、徹底解説します。
キオクシア株式会社
Kioxia Corporation

平均年収
1,045万円
2024年10月期
平均年齢
46.3歳
2024年10月期
平均残業時間
22.0時間
2023年度
離職率
2.21%
2023年度
有給休暇取得率
77.1%
2023年度
中途採用比率
4.7%
2023年度
なお、現在転職活動中の方や1年以内に転職を考えている方は、以下の転職サイト診断をチェックしてみてください。
5つの簡単な質問に答えるだけで、自分にあった転職サイトが分かります。個人情報の入力なし・会員登録なしで結果はその場で表示されます。
\ 月間利用者数 100万人以上! /
転職サイト診断
個人情報登録なしで結果が見れる!
キオクシアはどんな会社?
キオクシアは主にNAND型フラッシュメモリを製造する半導体メーカーです。
不正会計問題で経営危機にあった東芝から稼ぎ頭の半導体メモリー事業を分社化し、米ベインキャピタルが主導する企業連合の出資によって設立された「東芝メモリホールディングス」を社名変更して、2019年10月に誕生しました。
「NAND型フラッシュメモリ」は、SDカードやSSDといったデータの記憶領域において広く使われているフラッシュメモリの一種で、スマートフォンをはじめとした身近にある多くの電子機器で利用されています。
法人向けメモリ、法人向けSSD、microSD、SDメモリなど
現代表取締役社長は早坂 伸夫氏で、本社は東京都港区芝浦にあります。
会社名 | キオクシア株式会社 |
英語名 | Kioxia Corporation |
資本金 | 100億円 |
本社所在地 | 東京都港区芝浦3-1-21 田町ステーションタワーS |
キオクシアはなぜ「やめとけ」「危ない」と言われるのか?
日本有数の半導体メモリメーカーであるキオクシアですが、Googleで「キオクシア」と検索すると関連キーワードに「やめとけ」「危ない」というネガティブなワードがあります。

キオクシアへの就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。以降では、ネット上で「やめとけ」「危ない」と言われる理由について、実態を解説していきます。
言われる理由
- 「将来性がない」「潰れる」と言われており、赤字で今後が心配されているため
- 年収水準が高く勝ち組といわれているため
- 激務・パワハラ・リストラがあり、離職率が高いといわれているため
- 業績悪化を理由に早期退職を行うため
- 上場できるか不明だったため
- 中途採用が激減したため
- 半導体メモリメーカーの米ウェスティンデジタルと統合するといわれているため
- 親会社である東芝が買収されるため
\ 高年収業界・人気企業への転職に強い /
実際の利用者の口コミが良かった
おすすめ転職サービス3選
50社以上の転職サービスを編集部が実際に利用したうえで、利用者の方々のリアルな口コミ情報と合わせて、本当におすすめできる転職サービスを厳選しました。
【募集中】転職サービスの口コミを投稿する
ご回答いただいた方に抽選でAmazonギフト券1,000円分をプレゼント差し上げます。※抽選結果は当選者にのみお送りします。
【厳選】おすすめ転職サービス | |
---|---|
ビズリーチ (4.9) #市場価値UP | 登録するだけで高年収のスカウトが届く、CMでもお馴染みのハイクラス転職サイト。 経歴を登録するだけで志望業界の人気企業から高年収スカウトが届き、チャットで年収やワークライフバランスなど気になることを直接質問できる。 【公式】https://bizreach.jp |
ASSIGN (アサイン) (4.8) #難関企業転職 | 20代・30代のキャリアアップ支援に特化した大手転職エージェント。未経験からコンサル・M&A・ITなど人気業界に転職可能。 選考対策などのサポートの手厚さに定評があり、全国のエージェントの中から『JAPAN HEADHUNTER AWARD』の最優秀賞を受賞。 【公式】https://assign-inc.com ※ 2025年5月中に登録した方全員に、選考対策情報をまとめたオリジナル資料をプレゼント中 |
リクルート エージェント (4.8) #ホワイト転職 | 日本全国・全業種のホワイト優良求人を幅広く扱う国内最大級の転職エージェント。 リクルートエージェントでしか取り扱いのない好条件の非公開求人が多く、転職活動中の方の約2人に1人が登録する王道サービス。 【公式】https://r-agent.com |
キオクシアが「やめとけ」「危ない」と言われる理由#1:
「将来性がない」「潰れる」と言われており、赤字で今後が心配されているため
キオクシアは「将来性がない」「潰れる」と言われており、赤字で今後が心配されているため、「やめとけ」「危ない」と言われることがあります。キオクシアの直近2年度における業績は下記の通りです。
項目 | 2023年3月期 | 2024年3月期 |
---|---|---|
売上高 | 12,821億円 | 10,766億円 |
営業利益 | -990億円 | -2,527億円 |
当期純利益 | -1,381億円 | -2,437億円 |
キオクシアは2023年3月期、2024年3月期ともに営業利益が赤字です。これは、フラッシュメモリーの大幅な価格の下落が原因です。
NAND型フラッシュメモリ自体は今後のAIやIoTの進展により需要が拡大していくと推測されています。しかしながら、短期間で見ると需給による価格変動が大きいです。今後市況が良化していくことが期待されています。
キオクシアが「やめとけ」「危ない」と言われる理由#2:
年収水準が高く勝ち組といわれているため
キオクシアは年収水準が高く勝ち組といわれているため、「やばい」「危ない」と言われることがあります。
キオクシアは上場会社なので、有価証券報告書で平均年収を公開しています。
有価証券報告書によれば、2024年10月期におけるキオクシアの平均年収は1,045万円(46.3歳)となっており、非常に高い水準であることがわかります。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2024年10月期 | 1,045万円 | 46.3歳 |

キオクシアが「やめとけ」「危ない」と言われる理由#3:
激務・パワハラ・リストラがあり、離職率が高いといわれているため
キオクシアは激務・パワハラ・リストラがあり、離職率が高いといわれているため「やばい」と言われることがあります。キオクシアにおいて、パワハラがあるという口コミ・評判はタレントスクエア独自の調査上ではありませんでした。
キオクシアは年間平均総労働時間を公開しています。公式データによれば、2023年度におけるキオクシアの月間平均残業時間は22.0時間となっており、月間平均残業時間は短い水準であることが分かります。
年度 | 年間時間外労働時間 | 月間平均残業時間 |
---|---|---|
2022年度 | 390時間 | 32.5時間 |
2023年度 | 264時間 | 22.0時間 |
キオクシアは公式に離職率も公開しており、離職率は全体で5.16%(男性5.14%、女性5.38%)となっています。(出所)
なお、残業やパワハラがなく高年収のホワイト企業に転職したい方は、ホワイト企業転職に強い転職サイト『タレントスクエア』をチェックしてみてください。
タレントスクエアは20代・30代に特化したハイクラス転職サイトで、他の転職サイトでは滅多に出会えないホワイト企業の求人スカウトが届きます。
- 残業ゼロ・完全フルリモートの求人
- 未経験歓迎のWebマーケターの求人
- 20代の平均年収が700万円以上で離職率ゼロの求人
20代・30代の方は誰でも無料で利用することができ、自分に届いたスカウトの中から興味のあるものだけ話を聞くことができるため、今すぐ転職予定のない方でも情報収集の1つとして利用できます。
キオクシアが「やめとけ」「危ない」と言われる理由#4:
業績悪化を理由に早期退職を行うため
キオクシアは早期退職を行うため、「やめとけ」「危ない」と言われることがあります。キオクシアは2023年に業績悪化を理由に早期退職を募集しています。
半導体大手キオクシアが、業績悪化を受けて早期退職者の募集を始めることが21日、分かった。国内で働く56歳以上の正社員を対象とし、北上工場と四日市工場の従業員も含む。応募した社員には退職金を積み増し、再就職を支援する。募集人数は定めていないという。
21日に労働組合に提示した。キオクシアは、収益力を高めるために従業員の配置転換を検討している。
キオクシアは、スマートフォンやパソコン向けの半導体の需要低迷で、厳しい事業環境に直面している。持ち株会社のキオクシアホールディングスの2023年4~6月期連結決算は、純損益が1031億円の赤字となり、赤字額は同期間で過去最大だった。
半導体キオクシア、早期退職募集 56歳以上、業績悪化で
業績悪化による早期退職はキオクシアに限らずどの会社でも行っているため、キオクシアだけが特別に危ないわけではありませんが、今後の動向が注目されています。
キオクシアが「やめとけ」「危ない」と言われる理由#5:
上場できるか不明だったため
キオクシアは上場できるか不明だったため「やめとけ」「危ない」と言われていました。
キオクシア2024年の10月頃に上場すると言われていましたが、希望の時価総額に到達しないという理由で上場を延期しました。
顧客だった中国通信機器最大手のファーウェイに対する米国の輸出禁止措置や、新型コロナウイルス感染症などによる業績悪化懸念が株式市場に広がったことで2020年にも上場を取りやめています。
半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD、旧東芝メモリホールディングス)は28日、10月6日に予定していた東京証券取引所への上場を延期すると正式発表した。米政府の取引規制によって、大口取引先である中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)の先行きへの不透明感が高まっている。キオクシアHDは「適切な上場時期を引き続き検討していく」という。
キオクシア、上場延期を正式発表 「適切な時期検討」
こうした度重なる上場延期を経て、「キオクシアは上場できるのか不明」だと懸念されていましたが、2024年12月、キオクシアはついに上場することになりました。
キオクシアが「やめとけ」「危ない」と言われる理由#6:
中途採用が激減したため
キオクシアが「やめとけ」「危ない」と言われる理由として、中途採用が激減したためという理由が挙げられます。
年度 | 中途採用比率 |
---|---|
2021年度 | 41.7% |
2022年度 | 41.3% |
2023年度 | 4.7% |
キオクシアの中途採用比率(中途採用者数/総採用者数)は40%程度で推移していましたが、直近年度では中途採用比率が大きく下がりました。
全体の採用人数は中途社員の人数で調整しており、上場などの影響で中途採用が減少したと推測されます。上場したキオクシアは、今後中途採用の人数を再度増やしていくものと推測されます。
実際に選考を受ける前に自分の転職可能性を知りたい方は、『転職可能性診断』という無料のツールをチェックしてみてください。
簡単な経歴を登録するだけで、以下のような人気企業100社への転職可能性を数字で算出してレポートとして受け取ることができます(出典:転職可能性公式ページ)

キオクシアが「やめとけ」「危ない」と言われる理由#7:
半導体メモリメーカーの米ウェスティンデジタルと統合するといわれていたため
キオクシアは半導体メモリメーカーの米ウェスティンデジタルと統合するといわれているため、「やめとけ」「危ない」と言われることがあります。
半導体大手キオクシアホールディングス(東京)と、協業先の米ウエスタン・デジタル(WD)が、経営統合を視野に詰めの調整に入ったことが2日、分かった。半導体メモリーでは世界で最大規模となる。スマートフォン向けなどの半導体市況が悪化し業績が低迷していることから、経営を効率化して競争力を高める狙いがある。キオクシアに4割を出資する東芝の経営再建計画に影響する可能性がある。
キオクシア、米WDと統合調整 半導体メモリー、世界で最大規模
NAND型フラッシュメモリーの金額ベースの2022年世界シェアは、キオクシアが3位、ウェスティンデジタルは4位であり、統合によって最大手のサムスン電子に匹敵するレベルの半導体企業となります。
現在は統合よりも単独の上場を目標としていると言われていますが、今後統合の可能性は引き続きあると言われています。
キオクシアが「やめとけ」「危ない」と言われる理由#8:
親会社である東芝が買収されるため
キオクシアは親会社である東芝が買収されるため、「やめとけ」「危ない」と言われることがあります。キオクシアは投資ファンドだけでなく依然として東芝も株主として残っています。
そんな親会社の東芝ですが、経営再建のため、2023年に投資ファンドである日本産業パートナーズを中心とした連合によって非上場かされることとなっています。
投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)など国内連合による東芝へのTOB(株式公開買い付け)が8日から始まる。7日、両社がTOBの開始を発表した。成立すれば年内にも上場廃止となり、74年間の上場の歴史に幕を閉じる。
東芝は過去の危機を乗り切るため複数の海外ファンドを対象とする増資を実施。経営に介入する傾向のある物言う株主が株式の3割を保有し、経営判断が混乱してきた。
「これで安定した株主構成になる。東芝やステークホルダーにとってベストだ」。東芝の島田太郎社長兼最高経営責任者(CEO)は7日のオンライン会見で主張した。買収され、上場廃止になるにもかかわらず再成長へ向けた前向きな発言が目立った。株主にも「70年以上支えられた。御礼申し上げる」と話した。
東芝、国内連合が8日からTOB 2兆円で非公開化
キオクシアだけでなく親会社の東芝も変革の時期を迎えています。
なお、東芝の年収について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
