【難易度B】PayPayに転職するには？中途採用の面接・倍率と対策

決済サービスの「PayPay」を運営する企業として転職市場で高い人気を誇るPayPay。本ページでは、PayPayにおける中途採用（キャリア採用）の選考フローや面接内容、選考倍率・転職難易度について解説しています。

PayPayはどんな会社？

PayPayは、スマートフォンを利用したキャッシュレス決済サービスを提供する企業です。ソフトバンクとヤフーによって共同設立されました。

高い年収が期待できるだけでなく、ネームバリューもあり、転職市場で人気の高い企業となっています。成長企業で働くことによりスキルの向上も期待できます。

PayPayの転職難易度は？中途採用は厳しい？

PayPayはネームバリューの高さや業務内容、待遇から転職難易度は高いです。一方で、中途採用に積極的であることから、十分に転職は可能と言えます。

dodaが発表している「転職人気企業ランキング2024」において、PayPayはTOP300にランクインしていることから、転職市場におけるPayPayの人気は非常に高いと言えます。

各社	中途採用比率
PayPay	100%
PayPay銀行	92.2%
PayPayカード	91%

PayPayグループ各社が公開しているデータによれば、中途社員比率は約9割となっており、PayPayは中途採用に積極的であることが分かります。

PayPayは第二新卒でも転職できる？第二新卒の転職難易度は？

PayPayは第二新卒であっても十分に転職することが可能です。

PayPayの中途採用（キャリア採用）における選考フローと倍率

PayPayの選考フローは、下記のようなフローとなっています。応募から内定までは2週間から1か月程度となっています。

PayPayの中途採用の倍率・選考通過率

年間53,811件の応募に対して、採用率は0.8%程度（2023年度）となっています。したがって、PayPayにおける採用倍率は約100倍です。

職種	2023年度 応募者数	2023年度 採用率
Business / Corporate	14,031人	1.7%
Product Engineer	39,780人	0.47%
Total	53,811人	0.8%

PayPayの選考フローと対策#1:
応募

まずはPayPayの中途採用に応募します。各社ともに職種ごとの応募となっています。

各社	募集職種
PayPay	■ プロダクト開発 ■ デザイン ■ 金融 ■ ビジネス ■ コーポレート ■ 法務/リスク管理部/データマネジメント
PayPayカード	■ エンジニア ■ ビジネス ■ コーポレート ■ Ligal/Risk/CDO

なお、PayPayではリファラル採用も行っています。PayPayに在籍している、知人・友人を通じて応募することができます。

PayPayの選考フローと対策#2:
書類選考

書類選考では自分の職務経歴書を提出することとなります。自分の職務経歴書においては、自分の名前や職歴・成し遂げた実績や自己PRといった項目を記載する必要があります。

書類選考においては自分の持つ経験や強みがなぜPayPayに活きるのかということを意識して書きましょう。

自分が培ってきたビジネスに関する知見やチームマネジメント力など、PayPayで働く上で役立つと思える経験やスキルを強調して記載することをおすすめします。

PayPayの選考フローと対策#3:
面接

書類選考を通過したら次は面接となります。PayPayにおける中途採用では面接が2-3回程度となっています。

少なくとも上記のような一般的な質問に対する回答は事前に準備し、模擬面接で自分の意見を言えるようにきちんと練習しておきましょう。

項目	詳細
Believes in our PRODUCT & TEAM	常にプロダクトやチームを信じて、世界一のフィンテック企業になることを目指し成長を楽しむ。
SPEED is our bet on the market	圧倒的なスピードで成果を上げ、ユーザーや組織に貢献する。
Ego is not welcome, Communication is necessary	コミュニケーションを大切にし、仲間のダイバーシティを尊重する。また決定事項はワンチームで取り組む。
Be Sincere To be Professional	プロフェッショナルとして妥協せず誠実に自ら機会や新しい価値を創り続け、最後までやり抜く。
Work for LIFE, or Work for Rice	常にDay1マインドを忘れずに、本質的な目的や価値を求めて行動する。その為には常にリスクテイク、チャレンジを繰り返す。

模擬面接の相手としては転職エージェントを活用することをおすすめします。転職エージェントは面接においてきちんと面接官に刺さる回答例を理解しているだけではなく、模擬面接の相手もしてくれます。

PayPayの選考フローと対策#4:
採用条件の交渉

面接を通過し内定を得ても、転職活動は終わりではありません。年収や待遇が一律で決まっている新卒採用とは異なり、中途採用では交渉次第で年収や待遇が変わることが少なくありません。

内定時には改めて現職での待遇を伝え、それを上回るようなオファーを提示・それに納得できるかについて話し合います。

中途採用において年収の交渉は失礼に当たるものではなく、ここでしっかりと交渉しておくことで後悔なく転職・入社することができるでしょう。

一方で、転職エージェントを使用せず、自分で年収や待遇の交渉を行う難易度は非常に高いです。選考の段階から転職エージェントを活用していれば、転職エージェントが採用条件の交渉についても代行してくれます。

PayPayへの転職に向いている人の特徴

本項目では、PayPayへの転職に向いている人の特徴についてご説明します。下記のような特徴に当てはまっている人は転職できる可能性が高く、かつ最適な転職先となるでしょう。

PayPayへの転職に向いている人の特徴#1:
同業界や競合他社出身の人

PayPayと事業領域が近い金融企業やWeb企業からPayPayに転職するというのはよくあるケースです。

PayPayはこうした業界の中でも高い年収を誇っており、PayPayの競合や同業で働いていて、年収を上げたい人にとってPayPayはおすすめの転職先です。

また、同業界や競合他社などの会社での経験はPayPayで直接役に立つ経験です。PayPayの選考を受ける際にアピールしやすいだけでなく、PayPayに入社した後でも評価されやすい傾向にあります。

PayPayへの転職に向いている人の特徴#2:
汎用性の高いスキルや専門的な経験を持っている人

汎用性の高いスキルや専門的な経験を持っている人も、PayPayへの転職に向いていると言えます。

例えば下記のようなどこの会社でも通用する汎用性の高いスキルを持っている人は、PayPayへの転職活動でアピールしやすく、かつスキルを発揮する機会も多く設けられています。

PayPayへの転職に向いている人の特徴#3:
未経験の業界でもキャッチアップする気がある人【20代・第二新卒等】

PayPayへの転職に向いている人の特徴として、未経験の業界でもキャッチアップする気があるという点が挙げられます。

特に20代前半～20代後半の場合は、PayPayで活かせる経験が直接的になくてもこうしたキャッチアップする気概があることで、転職が十分に可能です。

PayPayへの転職に向いている人の特徴#4:
ホワイト企業で働きたい人

ホワイト企業で働きたい人もPayPayへの転職に向いていると言えます。

社員口コミサイトなどを参考にすると、PayPayの平均残業時間は20時間程度です。リモートワークなどの柔軟な働き方が推奨されており、働きやすい環境だといえます。

取り組み	詳細
SATELLITE OFFICES	全国のWeWork、NewWorkなど サテライトオフィスの使用も可能
ALLOWANCE FOR WFA	在宅勤務手当/年間10万円を支給 出社必要時は全国どこからでも交通費支援

PayPayは大企業でコンプライアンス意識も高いため、ハラスメントなどもほとんど見られません。ホワイト企業で働きたい人にとってPayPayはおすすめの会社となっています。

PayPayへの転職に向いている人の特徴#5:
年収を上げたい人・自分の市場価値を上げたい人

年収を上げたい人・自分の市場価値を上げたい人は、PayPayへの転職に向いています。

社員口コミサイトなどを参考にすると、PayPayの平均年収は約1,000万円程度です。

また、PayPayに転職すると、年収が上がるというだけでなく自分自身の市場価値も上がるというメリットがあります。

転職後に合わなくても、PayPayで数年間働いた経験があれば、転職市場における市場価値は非常に高くなります。

転職活動における幅も広がるため、より高年収企業に転職したり、自分の好きな業界で仕事をすることなどもできるようになります。

中途でPayPayに転職した場合の年収は？

中途でPayPayに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることでしょう。

PayPayへの転職を成功させるためには、転職エージェントの活用がおすすめ

PayPayへ転職するためには、転職エージェントを活用することも重要です。

書類選考においては書類添削、面接においては模擬面接、更に内定後の条件交渉まで、転職エージェントは首尾一貫して求職者のサポートをしてくれます。

書類選考や面接においては、第三者による添削や練習・フィードバックがあることによって圧倒的に合格率を改善することができます。

選考対策だけでなく、転職エージェントは面接官に関する情報や、どのような質問が実際に面接で行われたか、どの部門での採用が積極的かなど、外部からは正確に分からない情報についても豊富に持っています。

PayPayの転職元・PayPayからの転職先

PayPayへの転職元及び転職先の一例は下記の通りです。あくまで一例なので、下記のようなキャリア以外も十分にあり得ます。

PayPayに転職すると後悔・失敗する可能性がある？

転職市場において高い人気を集めるPayPayですが、PayPayに転職して後悔する可能性もあります。

PayPayに転職して後悔する理由は以下のページで解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。

書類選考を通過できる職務経歴書の書き方

本項目ではPayPayの書類選考を通過できるような職務経歴書の書き方についてご紹介します。まずそもそも、職務経歴書に盛り込むべき項目は下記の通りです。

基本情報・職歴・学歴は自身の情報について簡単に説明すればよいので今回は詳述を割愛します。

職務要約

職務要約とは、上記のような職歴を簡単に要約することです。文字数としてはそれほど長い必要はなく、内容としては下記の様なイメージです。

現職における実績

現職における実績では、①いつ、②何を行ったか、③自身はどのような役割を担っていたか、④結果としてどういう結果になったか、という伝え方をするとわかりやすいでしょう。

簡潔かつ分かりやすく記載すること、また、面接においては職務経歴書に記載のある項目について深堀される傾向にあるため、面接の際に深堀してほしいことを記載するようにしましょう。

自分の強み・PR

自分の強み・PRに関しては、現職における実績や業務内容・自身のスキルに紐づいてそれがPayPayにどのように活きるかを記載することがポイントです。

自己PRに関しては面接でも聞かれるため、回答を必ず用意しておくようにしましょう。また、現職でのスキルだけではなく、英語を話せることや、公認会計士等の資格も是非アピールするべきです。