M&A総合研究所に転職するにやるべきことは？転職難易度も解説

近年日本において成長著しいM&A仲介業の「M&A総合研究所」は、積極的に中途採用も行っています。本記事では、M&A総合研究所の中途選考・面接の選考フローや聞かれること・選考対策について、実際のM&A総合研究所の社員の口コミをもとに徹底解説します。

本記事のポイント

下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までお読みください。

M&A総合研究所の選考フローは？

M&A総合研究所の選考フローは、下記のようなフローとなっています。

STEP

応募

M&A総合研究所の公式HPや、各種転職エージェント経由で応募することができます。

STEP

書類選考

職務履歴書やレジュメを提出します。それらに記載された過去の職歴や自己PRを基に、M&A総合研究所が書類選考をします。

STEP

面接（3回）

次のステップは面接となります。面接は複数回となっており、一次、二次、最終の3回程度となっています。

STEP

内定・採用条件提示

無事M&A総合研究所の面接を通過した場合、採用条件（業務内容・待遇）が提示されます。採用条件を受諾できた場合、正式に採用決定となります。

M&A総合研究所へ転職するためにやるべきことは？

M&A総合研究所へ転職するためにやるべきこととしては、下記の3つが挙げられます。

M&A総合研究所へ転職するためにやるべきこと

• 自己分析を行う
• 企業研究を行う
• 転職エージェントを活用する

転職エージェントは無料で何社でも利用することができ、企業研究から書類作成・面接対策まで全てサポートしてもらえます。

中でも『ASSIGN（アサイン）』は全国のエージェントの中から『JAPAN HEADHUNTER AWARD』の最優秀賞に選ばれた大手の転職エージェントで、実際の利用者の口コミも非常に良いのでおすすめです。

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M&A総合研究所の転職難易度は？中途採用は厳しい？未経験だと転職は難しい？

結論から申し上げると、M&A総合研究所の転職難易度は高いのは事実です。しかしながらしっかりと対策をすれば未経験者であっても十分に転職できる企業となっています。

M&A総合研究所は新卒採用をほとんどしておらず、ほとんどの社員が中途出身という会社です。M&A総合研究所は未経験者であっても積極採用を実施しています。

中途採用者の出身業界は下記の通りとなっています。証券会社や他社M&A仲介会社やメガバンクなど金融業界に加えてメーカーや商社をはじめ、全体として様々な業種からの転職者が多くなっています。

証券会社	13%
他社M&A仲介会社	9%
メガバンク	7%
地方銀行	6%
大手メーカー	6%
保険会社	4%
新卒	3%
その他（大手商社・大手コンサル・MR・大手デベロッパーなど）	51%

年齢別に見ると、下記の通りです。社員の平均年齢は29歳で、若手社員が多い会社となっていることが分かります。

会社が必須としている資格はなく、未経験者でもM&A総合研究所に転職することは十分に可能となっています。

M&A総合研究所は第二新卒でも転職できる？

M&A総合研究所は第二新卒であっても十分に転職することが可能です。

M&A総合研究所における募集要項

M&A総合研究所におけるもっとも主要な職種である企業情報部、法人部の募集要項に関して簡単にご説明します。

なお、企業情報部と法人部には下記の様な違いがあります。

M&A総合研究所の選考フローと対策（書類対策や面接でよく聞かれること）

M&A総合研究所の選考フローは、下記のようなフローとなっています。

M&A総合研究所の選考対策①:
書類選考

書類選考では自分の職務履歴書を提出することとなります。自分の職務履歴書においては、自分の名前や職歴・成し遂げた実績や自己PRといった項目を記載する必要があります。

具体的な記載項目としては下記の様なものがあります。（各項目の書き方については後述します）

書類選考においては自分の持つ経験や強みがなぜM&A総合研究所に活きるのかということを意識して書きましょう。

自分が培ってきた事業に関する知見やチームマネジメント力など、何でも構わないのでM&A総合研究所で働く上で役立つと思える経験やスキルを強調して記載することをおすすめします。

M&A総合研究所の選考対策②:
面接

M&A総合研究所の中途選考における面接は一次・二次・最終の3回程度となることを想定されます。

面接官によって面接の進め方は大きく異なってくるので、面接の形式を事前に完璧に把握するのは不可能です。だからこそ、ある程度の準備をしておいて後は柔軟に面接で対応するということが大事になってきます。

とはいえ、いくつかの質問については事前に準備しておくべきです。面接においては下記のような質問が問われます。

少なくとも上記のような一般的な質問に対する回答は事前に準備し、模擬面接で自分の意見を言えるようにきちんと練習しておきましょう。

特に、M&A総合研究所では困難を乗り越えた経験や営業成績を上げるための工夫について聞かれることが多い模様です。M&A総合研究所では下記の様な人材が求める人物像であり、こうした要素を組み込んだ回答ができると良いでしょう。

面接において上記を満たすような回答をするのは練習次第で可能です。①自分で想定質疑応答集を書き起こし回答を作成、②それを模擬面接で声に出して話せるようにする というフローで練習をすることがとても大事です。①のように想定質問への回答だけ作成したとしても、実際にそれをアウトプットできないと意味がないためです。

M&A総合研究所の選考対策③:
採用条件の交渉

無事M&A総合研究所の面接に通過した場合は、いよいよ採用条件を交渉・同意できたら採用決定という流れです。内定時には改めて現職での待遇を伝え、それを上回るようなオファーを提示・それに納得できるかについて話し合います。

中途採用において年収の交渉は失礼に当たるものではなく、ここでしっかりと交渉しておくことで後悔なく転職・入社することができるでしょう。

一方で、将来的な雇用主に対して年収や待遇の交渉を行うのはやりづらい・難しいというのも事実でしょう。

転職エージェントを利用した場合では、こうした内定後の年収交渉など、各種交渉を代行してくれます。M&A総合研究所への転職を考えている方はぜひ相談してみることをおすすめします。

M&A総合研究所への転職に向いている人の特徴

本項目では、M&A総合研究所への転職に向いている人の特徴についてご説明します。

M&A総合研究所への転職に向いている人の特徴①:
どのような業界でも職務経験がある人

M&A総合研究所への転職に向いている人の特徴の1つ目が、営業経験がある人です。先述した通りM&A総合研究所はM&A業界未経験者でも積極採用しています。

経験者の方はもちろん、未経験者の方も、金融機関(メガバンク、大手証券会社、地方銀行)、キーエンスやアクセンチュア、楽天、総合商社（三菱商事、伊藤忠商事、丸紅）など様々な業界で活躍してきた方が更なる遣り甲斐とスキルアップを求めて入社しており、優秀なメンバーと切磋琢磨できる環境があります。

日本M&A総合研究所 キャリア採用ページ

M&A総合研究所における中途採用者のバックグラウンドは幅広く、下記の様にどの業界からも転職が可能です。

証券会社	13%
他社M&A仲介会社	9%
メガバンク	7%
地方銀行	6%
大手メーカー	6%
保険会社	4%
新卒	3%
その他（大手商社・大手コンサル・MR・大手デベロッパーなど）	51%

M&A総合研究所への転職に向いている人の特徴②:
使命感がある人

M&A総合研究所への転職に向いている人の特徴として挙げられるのが、使命感がある人です。

例えば中小企業を活性化したいであったり、後継者不足で困っている会社の役に立ちたいなど、使命感がある人にとってはM&A総合研究所への転職が向いていると言えます。

M&Aは企業にとって重大なライフイベントで、途中のプロセスも非常に大変です。プロセスを機械的に行うだけでなく、顧客企業に寄り添いつつ困難を乗り越える必要があります。

こうした業務を、使命感を持って行うことができる人はM&A総合研究所への転職が向いていると言えるでしょう。

M&A総合研究所への転職に向いている人の特徴③:
年収を上げたい人

M&A総合研究所への転職に向いている人の特徴の2つ目が、年収を上げたい人です。

M&A総合研究所では、M&Aコンサルタント一人一人に予算（ノルマ）が設定されており、その予算を超えて稼いだ手数料に対して一定の割合がかけられ、ボーナスが決定されます。

具体的な掛け目は公開されていないませんが、手数料のうち10%程度がインセンティブとして振り込まれる模様です。M&A総合研究所はこのインセンティブ水準が業界トップクラスである点も特徴的です。

M&A総合研究所によれば、M&A総合研究所における未経験者の平均年収は2年目で1,614万円、3年目で2,620万円（営業部門全体）となっています。

年収水準を大きく上げたい人にとって、M&A総合研究所はおすすめの転職先となっています。

M&A総合研究所に転職すると、年収が上がるというだけでなく自分自身の市場価値も上がるというメリットがあります。

仮に転職後に合わないと感じても、M&A総合研究所で数年間働いた経験があれば、転職市場における市場価値は非常に高くなります。転職活動における幅も広がるため、より高年収企業に転職したり、自分の好きな業界で仕事をすることなどもできるようになります。

M&A総合研究所へ転職するためにやるべきこと

M&A総合研究所へ転職するためにやるべきこととしては、下記の3つが挙げられます。

M&A総合研究所へ転職するためにやるべきこと①
自己分析を行う

M&A総合研究所へ転職するためには、まず自己分析をしっかりと行うことが重要となってきます。具体的には、下記の様なことに対して自分なりの答えをしっかりと導き出しておくと良いでしょう。

新卒における就職活動でも同様ですが、中途の場合は前職での経験が重要となってきます。自身が経験したことと絡めて、なぜM&A総合研究所が自分を採用したほうが良いか、説得力のある説明ができるようにしておきましょう。

自分の強みがM&A総合研究所の行動指針や規範に当てはまっているかについて、しっかりと考えることをおすすめします。

M&A総合研究所へ転職するためにやるべきこと②
企業研究を行う

M&A総合研究所へ転職するためには、企業研究も重要となってきます。M&A総合研究所がどのような会社で、どのような点に強みがあり、自分がどのように貢献できるかを説明できるようにしておきましょう。

M&A総合研究所に関する理解度は面接に通ることができるかに直結するため、しっかりとM&A総合研究所に関して勉強しておきましょう。

M&A総合研究所への転職を成功させるためには、転職エージェントの活用がおすすめ

M&A総合研究所へ転職するためには、転職エージェントを活用することも重要です。書類選考においては書類添削、面接においては模擬面接、更に内定後の条件交渉まで、転職エージェントは首尾一貫して求職者のサポートをしてくれます。

書類選考や面接においては、第三者による添削や練習・フィードバックがあることによって圧倒的に合格率を改善することができます。

選考対策だけでなく、転職エージェントは面接官に関する情報や、どのような質問が実際に面接で行われたか、どの部門での採用が積極的かなど、外部からは正確に分からない情報についても豊富に持っています。

中途でM&A総合研究所に転職した場合の年収は？

中途でM&A総合研究所に転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

書類選考を通過できる職務経歴書の書き方

本項目ではM&A総合研究所の書類選考を通過できるような職務経歴書の書き方についてご紹介します。まずそもそも、職務経歴書に盛り込むべき項目は下記の通りです。枚数としてはA4 1-2枚程度で問題ありません。

基本情報・職歴・学歴は自身の情報について簡単に説明すればよいので今回は詳述を割愛します。

職務要約

職務要約とは、上記のような職歴を簡単に要約することです。文字数としてはそれほど長い必要はなく、内容としては下記の様なイメージです。事実を羅列すれば良く、感想等は必要がありません。経歴を要約し端的に伝えることを意識しましょう。また、下記の様な文章は、面接における自己紹介のスクリプトにもなります。

現職における実績

現職における実績では、①いつ、②何を行ったか、③自身はどのような役割を担っていたか、④結果としてどういう結果になったか、という伝え方をするとわかりやすいでしょう。ここでは主観に基づく感想などではなくあくまで事実を記載することが重要です。

もちろん、必ずしも上記のような書き方である必要はありません。現職における実績は人によって異なりますが、簡潔かつ分かりやすく記載すること、また、面接においては職務経歴書に記載のある項目について深堀される傾向にあるため、面接の際に深堀してほしいことを記載するようにしましょう。

自分の強み・PR

自分の強み・PRに関しては、現職における実績や業務内容・自身のスキルに紐づいてそれがM&A総合研究所にどのように活きるかを記載することがポイントです。

自己PRに関しては面接でも聞かれるため、回答を必ず用意しておくようにしましょう。また、現職でのスキルだけではなく、英語を話せることや、公認会計士等の資格も是非アピールするべきです。

M&A総合研究所はどんな会社？

M&A総合研究所は、日本の大手M&A仲介業者です。日本においては、日本M&Aセンター、M&Aキャピタルパートナーズ、ストライク、M&A総合研究所がM&A仲介業者として東証に上場しています。

現代表取締役社長は同社の創業者である佐上 峻作氏で、本社は東京都千代田区丸の内鉄鋼ビルディングにあります。

会社名	株式会社M&A総合研究所
英語名	M&A Research Institute Inc.
本社所在地	東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館

M&A総合研究所における年収は？

M&A総合研究所によれば、M&A総合研究所における未経験者の平均年収は2年目で1,614万円、3年目で2,620万円（営業部門全体）となっています。

M&A総合研究所の年収は基本給+インセンティブで構成されますが、M&A総合研究所はインセンティブの割合が非常に高いことが特徴的です。インセンティブはM&Aの成約ベースで支払われますが、成果次第で青天井の水準を稼ぐことができます。

M&A総合研究所の年収が高い理由は、1人あたり売上高が6,700万円と非常に高額なためです。

1人1人のコンサルタントが6,700万円も稼ぐことができるため、その利益の一部を社員に還元しても十分に会社として利益を出すことができるというのが、M&A総合研究所における高年収の秘訣です。

国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、M&A総合研究所の平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。

また、マイナビエージェントが公表している業種別平均年収ランキングによると、業態の近いコンサルティングファーム・シンクタンクの平均年収は635万円となっています。

M&A総合研究所の平均年収はコンサルティングファーム・シンクタンク全体の平均年収よりも高い水準になっています。

M&A総合研究所は激務？残業時間は？

M&A仲介業者は、高給な分激務で残業時間が長いとされていますが、M&A総合研究所の月平均残業時間は40時間程度と、同業対比で残業時間が少ないという特徴があります。

一方で、M&A総合研究所で働くにあたっては下記の様な点で注意が必要です。

M&A総合研究所の激務度合いやクビ事情に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。