転職市場で人気の高いJTBについて、転職難易度や中途採用(キャリア採用)の選考フロー・選考倍率・面接内容と対策方法を解説します。
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JTBはどんな会社?
JTBは、1912年に設立された日本の大手旅行会社です。旅行業界で日本最大級の規模を誇り、国内外で多彩な旅行関連サービスを提供しています。
大企業ならではの安定した雇用体系が取られているうえ、残業時間が短く、ネームバリューも非常に高いので、転職市場ではおすすめの会社です。
- ホワイト企業: 残業時間は短い
- 大企業のメリット: 充実した福利厚生やネームバリュー
- キャリアパス: スキルや経験が身に付き市場価値が上がる
JTBの転職難易度は?中途採用は厳しい?
dodaが発表している「転職人気企業ランキング2024」において、JTBはTOP300にランクインしていることから、転職市場におけるJTBの人気は非常に高いと言えます。
2025年5月最新版
レジャー業界の転職難易度ランキング
転職難易度 A
オリエンタルランド、ユー・エス・ジェイ、サンリオ、東宝
オリエンタルランド | 東京ディズニーリゾートを運営。ホテル運営や商業施設事業も展開 |
---|---|
ユー・エス・ジェイ | ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営。国内外からの集客に成功 |
サンリオ | 「ハローキティ」を中心に、商品開発やライセンス事業、「サンリオピューロランド」を運営 |
東宝 | 映画製作・配給、劇場運営を手掛ける日本を代表するエンターテインメント企業 |
転職難易度 B
西武グループ、エイチ・アイ・エス、JTB、チームラボ
西武グループ | 鉄道、ホテル、不動産を中心とした事業を展開。「プリンスホテル」や観光施設を運営 |
---|---|
エイチ・アイ・エス | 国内外の旅行業を中心に事業を展開。旅行代理業のほか、テーマパーク「ハウステンボス」も運営 |
JTB | 国内最大級の旅行代理店。パッケージツアーや個人旅行、法人向けMICE事業など幅広いサービスを提供 |
チームラボ | デジタルアート作品を制作し国内外で展覧会を展開する、日本発のクリエイティブ集団 |
転職難易度 C
富士急行、近畿日本ツーリスト、長島観光開発、クラブツーリズム
富士急行 | 「富士急ハイランド」や「富士山エリア観光」の運営で観光需要を支える企業 |
---|---|
近畿日本ツーリスト | 旅行代理業を中心に、国内外のツアーや個人旅行を提供 |
長島観光開発 | 遊園地「ナガシマスパーランド」や温泉施設「長島温泉」、アウトレットモールなど幅広い事業を展開 |
※ 上記のランキングは転職市場で人気のある有名企業・大手企業のみを抽出しています。「転職難易度C」の企業であっても、転職市場全体では難易度が非常に高い部類に入る点にご注意ください。
【参考】転職難易度の計算方法
上記の転職難易度は、以下のデータをもとに計算されています。
企業公式ページおよび実名SNS上で公開されている社員の学歴・職歴データ
ハイクラス転職サイト『タレントスクエア』に掲載されている実際の求人の応募条件(必須条件/歓迎条件)
なお、上記のランキングは企業単位での選考通過確率を相対的に示すものであり、実際の転職活動の成否・難易度は応募職種や選考時期によって異なります。
一方で、JTBが公開しているデータによれば、2023年度のJTBにおける中途採用比率は9.3%となっており、JTBは中途採用に積極的ではないことが分かります。
年度 | 中途採用比率 |
---|---|
2021年度 | 3.8% |
2022年度 | 35.3% |
2023年度 | 9.3% |
このように、JTBは転職市場における人気は高いながら中途採用人数は少ないです。したがって、JTBの転職難易度は高いと言えます。
実際に選考を受ける前に自分の転職可能性を知りたい方は、『転職可能性診断』という無料のツールをチェックしてみてください。
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JTBは第二新卒でも転職できる?第二新卒の転職難易度は?
中途採用に積極的ではないJTBですが、第二新卒であっても転職は可能です。法人営業・個人営業の職種では、第二新卒枠を設けて採用を行っています。

第二新卒での転職は選考に不利になると思われがちですが、実際はそんなことはなく、育成コストの安さや体力・吸収力の高さによって企業から高く評価される傾向にあります。
企業が第二新卒を求める理由
- 社会人経験があるため、新卒よりも育成コストが安い
- 辞めてしまった新卒の補充要因として親和性が高く、就職時期も柔軟
- まだ若く体力もあり、企業のカルチャーやスキルの吸収力が高い
上記のような理由から、誰もが知る有名企業や業界トップクラスの大手企業でも第二新卒を積極採用するケースが増えています。

JTBの中途採用(キャリア採用)における選考フロー
JTBの選考フローは、下記のようなフローとなっています。
JTBの公式HPや、各種転職エージェント経由で応募することができます。
職務履歴書やレジュメを提出します。それらに記載された過去の職歴や自己PRを基に、JTBが書類選考をします。
書類選考を通過したら、面接となります。面接は2回程度とされています。一次面接はオンライン、二次面接は原則対面で実施されます。
無事、JTBの面接を通過した場合、採用条件(業務内容・待遇)が提示されます。採用条件を受諾できた場合、正式に採用決定となります。
JTBにおける中途採用の選考倍率は?
JTBの中途採用の選考倍率について、2025年5月時点で公開されている公式の情報はありません。
一般的に、中途採用における選考倍率は30倍程度(書類選考通過率:約3倍、一次面接通過率:約5倍、最終面接通過率:約2倍)とされています。
ただし、JTBは転職市場で人気が高いため、一般的な選考倍率よりも選考倍率が高くなる可能性があります。
なお、上記は企業HP等から応募した場合の選考フローですが、企業からのスカウト経由で選考を受ける場合は選考フローが短縮されたり、通過率が大幅にUPすることがあります。
応募方法 | 選考フロー | 選考倍率 |
---|---|---|
企業HP等から応募 | 書類選考・Webテストなど通常通り | 誰でも応募できるため倍率が高い |
スカウト経由 | 特別ルートで短縮される可能性あり | 企業がスカウトするため内定しやすい |
志望度の高い企業・業界に対して転職活動を有利に進めたい方は、『ビズリーチ』や『タレントスクエア』(※20代・30代特化型)などのスカウト型転職サイトをチェックしてみてください。
スカウト経由で選考が有利に進みやすいことに加えて、スカウトを通じて転職市場の情報収集をしたり、自分の正しい市場価値を知ることもできます。
JTBの選考フローと対策#1:
応募
最初のステップは応募です。多くの企業では会社HP等から求人を確認して応募することができます。自分で応募する際には、履歴書や職務経歴書・志望動機などの必要書類を用意し、各企業の指定のフォーマットで提出する必要があります。
近年では、転職する人の多くが転職エージェントを利用して転職活動を進めています。転職エージェントは必要書類の作成をサポートしてくれるため、複数の企業に同時に応募する場合は転職エージェントの活用がおすすめです。
JTBの選考フローと対策#2:
書類選考
書類選考では自分の職務経歴書を提出することとなります。自分の職務経歴書においては、自分の名前や職歴・成し遂げた実績や自己PRといった項目を記載する必要があります。
- 職歴
- 学歴
- 職務要約
- 現職における実績
- 自分の強み・PR
書類選考においては自分の持つ経験や強みがなぜJTBに活きるのかということを意識して書きましょう。
自分が培ってきたビジネスに関する知見やチームマネジメント力など、JTBで働く上で役立つと思える経験やスキルを強調して記載することが重要です。
JTBでは適性検査を受ける必要がある?
JTBの選考プロセスにおいて、適性検査はありません。
JTBにおける書類選考の通過率は?
JTBにおける書類選考の通過率は公開されていませんが、書類選考の通過率は30-40%程度とされています。低い確率ではありませんが、必ず書類選考を通過できる訳ではないため、転職の際は複数の企業の選考を受けるのが一般的です。
JTBの選考フローと対策#3:
面接
書類選考を通過したら次は面接となります。JTBにおける中途採用では面接が2-3回程度となっています。
- 自己紹介・経歴
- (未経験の場合)なぜこの業界に転職したいのか?
- なぜJTBに転職したいのか?なぜ他の会社ではなくJTBなのか?
- JTBに転職して何をしたいのか?
- JTBに入った後はどうするか?JTBに残るのか、ステップアップ前提か?
- なぜ前職を辞めたいのか?
- JTBにどのような貢献ができるか?
- 前職で出した成果と成果を出せた要因は?
- これまでに経験した困難とそれをどのように乗り越えたか?
- リーダー経験の有無は?
- 自分の強みとそれを裏付ける(主に前職での)経験は?
- 自分の弱みとそれを裏付ける(主に前職での)経験は?
- 新卒で選んだ業界の理由は?その時点ではどのようなキャリアパスを描いていたか?
- JTB以外の会社における選考も受けているか?
- 前職の年収水準と希望年収水準は?
面接の通過率を高めるには、想定される質問に対して回答を事前に準備したり、模擬面接をするなど十分な対策をすることが重要です。特に、転職エージェントを利用せずに自力で準備する場合は注意が必要です。
転職エージェント経由で選考を受ける人は、転職エージェントが面接練習をサポートしてくれたり、企業ごとによく聞かれる質問・回答集を共有してくれるため、自力で選考対策を行う人よりも有利になります。
志望度の高い企業の選考を受ける際は、他の転職希望者に負けないような選考対策を自力で行うか、信頼できる転職エージェントからサポートを受けることがおすすめです。
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実績で選ぶおすすめ転職エージェント

ASSIGN
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JTBへの転職に向いている人の特徴
本項目では、JTBへの転職に向いている人の特徴についてご説明します。下記のような特徴に当てはまっている人は転職できる可能性が高く、かつ最適な転職先となるでしょう。
- 同業界や競合他社出身の人
- 汎用性の高いスキルや専門的な経験を持っている人
- 未経験の業界でもキャッチアップする気がある人【20代・第二新卒等】
- ホワイト企業で働きたい人
JTBへの転職に向いている人の特徴#1:
同業界や競合他社出身の人
JTBと事業領域が近いレジャー企業や旅行企業からJTBに転職するというのはよくあるケースです。
JTBはこうした業界の中でも高い人気を誇っており、JTBの競合や同業で働いていて、自身の市場価値を上げたい人にとってJTBはおすすめの転職先です。
また、同業界や競合他社などの会社での経験はJTBで直接役に立つ経験です。選考を受ける際にアピールしやすいだけでなく、入社した後でも評価されやすい傾向にあります。
JTBへの転職に向いている人の特徴#2:
汎用性の高いスキルや専門的な経験を持っている人
汎用性の高いスキルや専門的な経験を持っている人も、JTBへの転職に向いていると言えます。
例えば下記のようなどこの会社でも通用する汎用性の高いスキルを持っている人は、JTBへの転職活動でアピールしやすく、かつスキルを発揮する機会も多く設けられています。
- 営業の経験
- IT・エンジニアの経験
- 財務・経理などバックオフィスでの経験
- カスタマーサクセスなどの経験
JTBへの転職に向いている人の特徴#3:
未経験の業界でもキャッチアップする気がある人【20代・第二新卒等】
JTBへの転職に向いている人の特徴として、未経験の業界でもキャッチアップする気があるという点が挙げられます。
JTBは第二新卒採用枠を設けているように、第二新卒の採用に積極的です。経験やスキルが無くても、十分に転職できる可能性があると言えます。
- 社会人経験があるため、育成コストが安い
- 辞めてしまった新卒の補充要因として親和性が高く、就職時期も柔軟
- まだ若く体力もあり、企業風土やスキルの吸収力が高い

JTBへの転職に向いている人の特徴#4:
ホワイト企業で働きたい人
ホワイト企業で働きたい人もJTBへの転職に向いていると言えます。
JTBの年間総労働時間を踏まえると、2023年度におけるJTBの残業時間は20.8時間となっており、労働時間は比較的短い水準であることが分かります。
年度 | 年間総労働時間 | 月間平均残業時間 |
---|---|---|
2023年度 | 1,899時間 | 20.8時間 |
JTBは大企業でコンプライアンス意識も高いため、ハラスメントなどもほとんど見られません。ホワイト企業で働きたい人にとってJTBはおすすめの会社となっています。
なお、残業やパワハラがなく高年収のホワイト企業に転職したい方は、ホワイト企業転職に強い転職サイト『タレントスクエア』をチェックしてみてください。
タレントスクエアは20代・30代に特化したハイクラス型転職サイトで、他の転職サイトでは滅多に出会えないホワイト企業の高年収スカウトが届きます。
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JTBの転職元・JTBからの転職先
JTBへの転職元及び転職先の一例は下記の通りです。あくまで一例なので、下記のようなキャリア以外も十分にあり得ます。
営業経験者の転職が多い
ほかレジャー業界やIT企業など
新卒採用が多い
レジャー企業・IT企業
高年収の営業会社など
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簡単な経歴を登録するだけで、以下のような人気企業100社への転職可能性を数字で算出してレポートとして受け取ることができます(出典:転職可能性公式ページ)

JTBへの転職は転職エージェントの活用がおすすめ
JTBへの転職は、転職エージェントの活用がおすすめです。
書類選考においては書類添削、面接においては模擬面接、更に内定後の条件交渉まで、転職エージェントは首尾一貫して求職者のサポートをしてくれます。
- 自己分析のサポート
- 企業の採用に関する情報提供
- 選考書類の添削
- 模擬面接
- 採用後の条件交渉
書類選考や面接においては、第三者による添削や練習・フィードバックがあることによって圧倒的に合格率を改善することができます。
選考対策だけでなく、転職エージェントは面接官に関する情報や、どのような質問が実際に面接で行われたか、どの部門での採用が積極的かなど、外部からは正確に分からない情報についても豊富に持っています。
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JTBの採用大学・学歴フィルター
JTBの2024年度最新の採用大学は以下の通りです。一部の上位大学だけでなく、幅広い大学から採用を行っており、JTBでは学歴フィルターは無い、または学歴の重要度はそこまで高くないと言えます。
順位 | 採用大学 | 就職者数 |
---|---|---|
1位 | 立教大学 | 27人 |
2位 | 同志社大学 | 13人 |
3位 | 早稲田大学 | 12人 |
4位 | 中央大学 明治大学 | 11人 |
6位 | 法政大学 立命館大学 | 9人 |
8位 | 青山学院大学 東洋大学 関西学院大学 | 8人 |
11位 | 日本大学 | 6人 |
12位 | 北海道大学 専修大学 関西大学 近畿大学 | 5人 |
16位 | 東京外国語大学 東京都立大学 上智大学 南山大学 福岡大学 | 4人 |
JTBの採用大学ランキング(出所: 大学通信・2024年度)
