インターネット上で、JFEスチールは「やばい」「潰れる」という評判が散見されますが、実際にJFEスチールは「やばい」という評判は正しいのでしょうか。
そもそもどのような点で「やばい」と言われているか、またその「やばい」という評判は正しいのか、徹底解説します。
JFEスチール株式会社
JFE Steel Corporation

平均年収
1171万円
2024年3月期
平均年齢
47.5歳
2024年3月期
平均残業時間
24.9時間
2023年度
男性育休取得率
91%
2023年度
離職率
2.8%
2023年度
中途採用比率
27.9%
2023年度
JFEスチールへの転職方法・転職難易度は以下の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

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JFEスチールはどんな会社?
JFEスチールは高炉を所有し、鉄鉱石を原料に最終製品の生産までを一貫して行う鉄鋼メーカー(高炉メーカー)です。
鉄鋼製品を中心に、鉄鋼原料・非鉄金属・化学品・燃料・資機材・船舶から、食品・エレクトロニクスなど幅広く取り扱い、国内外を網羅したサプライチェーンを活用し、グローバルに事業を展開しています。
なお、JFEスチールの親会社はJFEホールディングスであり、JFEホールディングスはJFEスチール、JFEエンジニアリング、JFE商事の三社が三位一体となって事業を展開しています。
事業 | 事業の詳細 |
---|---|
鉄鋼事業 (JFEスチール) | 国内2大銑鉄一環製鉄所体制による高い国際競争力を持ち、鉄鋼製品をグローバルに供給 |
エンジニアリング事業 (JFEエンジニアリング) | ガス・石油・水道パイプライン、再生可能エネルギー発電設備、都市ごみ焼却炉、水処理システム、橋梁・港湾構造物など、人々が生活するうえで不可欠となるインフラの構築 |
商社事業 (JFE商事) | 鉄鋼製品を中心に、国内外を網羅したサプライチェーンを活用し、グローバルに事業を展開 |
JFEスチールはなぜ「やばい」「潰れる」と言われるのか?
日本を代表する製鋼企業のJFEスチールですが、Googleで「JFEスチール」と検索すると関連キーワードに「やばい」というネガティブなワードがあります。

JFEスチールへの就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。
以降では、ネット上で「やばい」と言われる理由について、実態を解説していきます。
と言われる理由
- 年収水準が高いため
- パワハラ・激務であると噂されているため
- 将来性がなく、「潰れる」と言われているため
- 転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
- 川崎と千葉の高炉が閉鎖されると噂されているため
- 親会社のJFEホールディングスが上場廃止になると噂されたため
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JFEスチールが「やばい」「潰れる」と言われる理由#1:
年収水準が高いため
JFEスチールは年収が高く「やばい」と言われることがあります。
JFEスチールの親会社であるJFEホールディングスは上場会社なので、有価証券報告書で平均年収が公開されています。
有価証券報告書によれば、2024年3月期におけるJFEホールディングスの平均年収は1,171万円(平均年齢: 47.5歳)となっています。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2024年3月期 | 1,171万円 | 47.5歳 |
2023年3月期 | 1,241万円 | 46.1歳 |
2022年3月期 | 960万円 | 46.0歳 |
2021年3月期 | 967万円 | 45.1歳 |
2020年3月期 | 1,097万円 | 44.2歳 |
2019年3月期 | 1,091万円 | 44.2歳 |

JFEスチールが「やばい」「潰れる」と言われる理由#2:
パワハラ・激務であると噂されているため
JFEスチールはパワハラ・激務で離職率が高いと言われているため「やばい」と言われることがあります。
JFEスチールの公式データによれば、月間平均残業時間は24.9時間となっており、近年は働き方改革の影響で残業時間は大幅に減少している模様です。
また、離職率は3%程度となっており、社員の満足度も高く低い水準に落ち着いていることが分かります。
年度 | 離職率 |
---|---|
2023年3月期 | 2.6% |
2022年3月期 | 3.5% |
2021年3月期 | 3.1% |
2020年3月期 | 2.5% |
コンプライアンス意識の高まりなどによって、ハラスメントに対しても厳しい措置が取られている模様です。
なお、残業やパワハラがなく高年収のホワイト企業に転職したい方は、ホワイト企業転職に強い転職サイト『タレントスクエア』をチェックしてみてください。
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JFEスチールが「やばい」「潰れる」と言われる理由#3:
将来性がなく、「潰れる」と言われているため
JFEスチールは将来性がなく、「潰れる」と言われているため、「やばい」「やめとけ」と言われることがあります。
年度 | 売上高 | 当期利益 |
---|---|---|
2018年度 | 38,736億円 | 1,635億円 |
2019年度 | 37,297億円 | -1,977億円 |
2020年度 | 32,272億円 | -218億円 |
2021年度 | 43,651億円 | 2,880億円 |
2022年度 | 52,687億円 | 1,626億円 |
2023年度 | 51,764億円 | 1,974億円 |
確かにJFEホールディングスの業績は2019年度と2020年度に大きく下がっており、2期連続で赤字となっています。鋼材の需要が減少したことや円高の影響に加えて、新型コロナウイルスが追い打ちをかけ、2期連続の赤字となってしまいました。
一方でJFEホールディングスは構造改革などを実施し、大幅に黒字転換しています。
国内高炉大手の日本製鉄とJFEホールディングスが大赤字に転落したのは2020年3月期。そこから急回復を遂げた要因は2つあった。
第1が、コスト構造の改善。2020年3月期に実施した減損によって減価償却費などが下がった。さらに両社とも国内の過剰な生産能力の削減に踏み出したことで中期での固定費軽減の道を拓いた。
第2が、値上げ力のアップ。生産能力削減を決断したことで稼働率維持のために安値販売から足を洗うことができた。結果、「ひも付き」と呼ばれる国内大手顧客に対する価格交渉で値上げを勝ち取れるようになった。
日本製鉄とJFE、図表でわかる「稼ぐ力」の違い
JFEホールディングスは販売価格見直しや構造改革などの影響で堅調な利益を実現しており、依然として将来性の高い企業となっています。「潰れる」心配もありません。
JFEスチールが「やばい」「潰れる」と言われる理由#4:
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため、JFEスチールはやばいと言われることがあります。
確かに、JFEスチールは転職市場で人気が高く、転職難易度は高いです。一方で、中途採用に積極的であることから、転職できる可能性は十分にあると言えます。
リクルートエージェントが発表している「転職人気企業ランキング【2024年版】」に、JFEホールディングスがランクインしていることから、転職市場におけるJFEスチールの人気は非常に高いと言えます。
一方で、JFEスチールが公開しているデータによれば、2023年度におけるJFEスチールの中途採用比率は約27.9%となっており、JFEスチールは積極的に中途採用を行っていることが分かります。
このように、JFEスチールは転職市場における人気は高いながら中途採用にも積極的です。募集職種も多岐に渡っているため、職種によっては十分に転職できる可能性があると言えます。
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JFEスチールが「やばい」「潰れる」と言われる理由#5:
川崎と千葉の高炉が閉鎖されると噂されているため
JFEスチールが「やばい」「潰れる」と言われる理由の1つに、川崎と千葉の高炉が閉鎖されると噂されているという理由が挙げられます。こちらに関しては一部正しく一部不正確であり、厳密に言えば千葉の高炉は回収、川崎の高炉は閉鎖という形となっています。
- 千葉: 2022年に改修
- 川崎: 2023年に製銑・製鋼、熱延工程を閉鎖
こちらの閉鎖は鉄鋼業界では人口減少などによる需要減でかねて生産能力が過剰との指摘があったことが原因となっています。また千葉の高炉とは異なり、川崎の高炉では同社が力を入れる自動車用鋼板向けの割合が約1割にすぎないのが休止の決め手となった模様です。
京浜工業地帯のシンボル、高炉の火が消える―。JFEスチールは2023年度にも、東日本製鉄所京浜地区(川崎市川崎区)の製銑・製鋼、熱延工程を閉じる。100年を超す歴史を持つ同社発祥の地の一つにもかかわらず、米中貿易摩擦や中国勢の台頭などによる鋼材需要減を受けて苦渋の構造改革に踏み切る。雇用の確保や約250万平方メートルに及ぶ跡地の有効利用を含め、競争力の強化にどうつなげるか。
100年以上の歴史に幕…JFE「京浜高炉」の火が消える
JFEスチールが「やばい」「潰れる」と言われる理由#6:
親会社のJFEホールディングスが上場廃止になると噂されたため
JFEスチールが「やばい」「潰れる」と言われる理由の1つに、親会社のJFEホールディングスが上場廃止になると噂されたという点が挙げられます。これに関しては誤解であり、子会社のJFEコンテイナーが上場廃止となった案件が誤ってJFEホールディングスの上場廃止と伝わっている模様です。
JFEホールディングスは6日、傘下のJFEスチールがJFEコンテイナーを完全子会社化すると発表した。8月1日付。JFEスチールの連結子会社だったJFEコンテイナーは7月28日付で上場廃止になる。
JFEスチールがJFEコンテイナーを完全子会社化、親会社株割り当て