【難易度B】ワコールに転職するには？中途採用の面接・倍率と対策

日本の大手下着・インナーウェアメーカーとして、転職市場における人気の高いワコール。本ページでは、ワコールにおける中途採用（キャリア採用）の選考フローや面接内容、選考倍率・転職難易度について解説しています。

ワコールはどんな会社？

ワコールは、日本の大手下着・インナーウェアメーカーです。女性用ランジェリーを中心に、メンズインナー、スポーツウェア、補正下着など幅広い製品を展開し、国内外で高い評価を得ています。

大企業ならではの安定した雇用体系が取られているうえ、残業時間が短く、ネームバリューも非常に高いので、転職市場ではおすすめの会社です。

ワコールの転職元・ワコールからの転職先

ワコールへの転職元及び転職先の一例は下記の通りです。あくまで一例なので、下記のようなキャリア以外も十分にあり得ます。

ワコールの転職難易度は？中途採用は厳しい？

結論から言うと、ワコールは転職市場で人気が高く、転職難易度は高いです。一方で、中途採用に積極的であることから、転職できる可能性は十分にあると言えます。

dodaが発表している「転職人気企業ランキング2024」において、ワコールはTOP300にランクインしていることから、転職市場におけるワコールの人気は非常に高いと言えます。

年度	中途採用比率
2021年度	5%
2022年度	35%
2023年度	56%

一方で、ワコールが公開しているデータによれば、2023年度のワコールにおける中途採用比率は56%となっており、ワコールは中途採用に積極的であることが分かります。

このように、ワコールは転職市場における人気は高いながら中途採用にも積極的です。募集職種も多岐に渡っているため、職種によっては十分に転職できる可能性があると言えます。

ワコールは第二新卒でも転職できる？第二新卒の転職難易度は？

ワコールは第二新卒であっても十分に転職することが可能です。

ワコールへの中途採用（キャリア採用）における選考フローと倍率

ワコールの選考フローは、下記のようなフローとなっています。

ワコールの中途採用の倍率・選考通過率

2025年2月時点において、ワコールの中途採用倍率に関する公式のデータはありません。

ワコールは中途採用で人気が高いため、上記の一般的なデータよりも倍率が高い可能性があります。

ワコールの選考フローと対策#1:
応募

まずは、ワコールの中途採用ページから応募します。応募は下記のような職種ごとに行います。

種類	詳細
総合職	IT部門、事業管理部門、通信販売部門、経理部、人事部門、営業部門、経営企画部、法務・コンプライアンス部 知的財産担当
販売職	首都圏、東京、東海、関西、北信越、中国四国、九州沖縄

なお、総合職の場合、スキルや資質、希望を考慮し配属部門を決定できるオープンポジションとしての採用枠もあります。

ワコールの選考フローと対策#2:
書類選考・適性検査（Webテスト）

書類選考では自分の職務経歴書を提出することとなります。自分の職務経歴書においては、自分の名前や職歴・成し遂げた実績や自己PRといった項目を記載する必要があります。

書類選考においては自分の持つ経験や強みがなぜワコールに活きるのかということを意識して書きましょう。

自分が培ってきたビジネスに関する知見やチームマネジメント力など、ワコールで働く上で役立つと思える経験やスキルを強調して記載することが重要です。

ワコールの選考フローと対策#3:
面接

書類選考を通過したら次は面接となります。ワコールにおける中途採用では面接が3回程度（一次面接・二次面接・最終面接）となっています。

少なくとも上記のような一般的な質問に対する回答は事前に準備し、模擬面接で自分の意見を言えるようにきちんと練習しておきましょう。

選考に通過するためには、自分で想定質疑応答集を書き起こして回答を作成し、模擬面接で声に出して話せるようにする というフローで練習をすることがとても大事です。

模擬面接の相手としては転職エージェントを活用することをおすすめします。転職エージェントは面接においてきちんと面接官に刺さる回答例を理解しているだけではなく、模擬面接の相手もしてくれます。

ワコールの選考フローと対策#4:
採用条件の交渉

面接を通過し内定を得ても、転職活動は終わりではありません。年収や待遇が一律で決まっている新卒採用とは異なり、中途採用では交渉次第で年収や待遇が変わることが少なくありません。

内定時には改めて現職での待遇を伝え、それを上回るようなオファーを提示・それに納得できるかについて話し合います。

中途採用において年収の交渉は失礼に当たるものではなく、ここでしっかりと交渉しておくことで後悔なく転職・入社することができるでしょう。

一方で、転職エージェントを使用せず、自分で年収や待遇の交渉を行う難易度は非常に高いです。選考の段階から転職エージェントを活用していれば、転職エージェントが採用条件の交渉についても代行してくれます。

ワコールへの転職に向いている人の特徴

本項目では、ワコールへの転職に向いている人の特徴についてご説明します。下記のような理由に当てはまっている人は転職できる可能性が高く、かつ最適な転職先となるでしょう。

ワコールへの転職に向いている人の特徴#1:
同業界や競合他社出身の人

ワコールと事業領域が近いメーカー企業やアパレル企業からワコールに転職するというのはよくあるケースです。

ワコールはこうした業界の中でも高い年収を誇っており、ワコールの競合や同業で働いていて、年収を上げたい人にとってワコールはおすすめの転職先です。

また、同業界や競合他社などの会社での経験はワコールで直接役に立つ経験です。ワコールの選考を受ける際にアピールしやすいだけでなく、ワコールに入社した後でも評価されやすい傾向にあります。

ワコールへの転職に向いている人の特徴#2:
汎用性の高いスキルや専門的な経験を持っている人

汎用性の高いスキルや専門的な経験を持っている人も、ワコールへの転職に向いていると言えます。

例えば下記の様などこの会社でも通用する汎用性の高いスキルを持っている人は、ワコールへの転職活動でアピールしやすく、かつスキルを発揮する機会も多く設けられています。

ワコールへの転職に向いている人の特徴#3:
未経験の業界でもキャッチアップする気がある人【20代・第二新卒等】

ワコールへの転職に向いている人の特徴として、未経験の業界でもキャッチアップする気があるという点が挙げられます。

特に20代前半～20代後半の場合は、ワコールで活かせる経験が直接的になくてもこうしたキャッチアップする気概があることで、転職が十分に可能です。

ワコールへの転職に向いている人の特徴#4:
ホワイト企業で働きたい人

ホワイト企業で働きたい人もワコールへの転職に向いていると言えます。

ESGデータによれば、ワコールの月間平均残業時間は5.20時間（2024年3月期）です。残業時間は非常に短く、働きやすい環境であることが分かります。

年度	月間平均残業時間
2020年3月期	5.92時間
2021年3月期	3.22時間
2022年3月期	4.15時間
2023年3月期	5.68時間
2024年3月期	5.20時間

ワコールは大企業でコンプライアンス意識も高いため、ハラスメントなどもほとんど見られません。ホワイト企業で働きたい人にとってワコールはおすすめの会社となっています。

ワコールへの転職を成功させるためには、転職エージェントの活用がおすすめ

ワコールへ転職するためには、転職エージェントを活用することも重要です。

書類選考においては書類添削、面接においては模擬面接、更に内定後の条件交渉まで、転職エージェントは首尾一貫して求職者のサポートをしてくれます。

書類選考や面接においては、第三者による添削や練習・フィードバックがあることによって圧倒的に合格率を改善することができます。

選考対策だけでなく、転職エージェントは面接官に関する情報や、どのような質問が実際に面接で行われたか、どの部門での採用が積極的かなど、外部からは正確に分からない情報についても豊富に持っています。

書類選考を通過できる職務経歴書の書き方

本項目ではワコールの書類選考を通過できるような職務経歴書の書き方についてご紹介します。まずそもそも、職務経歴書に盛り込むべき項目は下記の通りです。

基本情報・職歴・学歴は自身の情報について簡単に説明すればよいので今回は詳述を割愛します。

職務要約

職務要約とは、上記のような職歴を簡単に要約することです。文字数としてはそれほど長い必要はなく、内容としては下記の様なイメージです。

事実を羅列すれば良く、感想等は必要がありません。経歴を要約し端的に伝えることを意識しましょう。また、下記の様な文章は、面接における自己紹介のスクリプトにもなります。

現職における実績

現職における実績では、①いつ、②何を行ったか、③自身はどのような役割を担っていたか、④結果としてどういう結果になったか、という伝え方をするとわかりやすいでしょう。

ここでは主観に基づく感想などではなくあくまで事実を記載することが重要です。

簡潔かつ分かりやすく記載すること、また、面接においては職務経歴書に記載のある項目について深堀される傾向にあるため、面接の際に深堀してほしいことを記載するようにしましょう。

自分の強み・PR

自分の強み・PRに関しては、現職における実績や業務内容・自身のスキルに紐づいてそれがワコールにどのように活きるかを記載することがポイントです。

自己PRに関しては面接でも聞かれるため、回答を必ず用意しておくようにしましょう。また、現職でのスキルだけではなく、英語を話せることや、公認会計士等の資格も是非アピールするべきです。

ワコールに転職すると後悔・失敗する可能性がある？

転職において高い人気を集めるワコールですが、中にはワコールに転職して後悔・失敗したという声もあります。例えば、以下のような点が後悔のポイントです。

ワコールでは、「思っていた仕事と違う」「配属が希望と異なる」などが原因で転職を後悔することに繋がりやすいです。

しかしながら、ワコールはミスマッチさえ起きなければとても働きやすい上に年収も高い会社です。ブランドネームも高く、ワコールに入社した後は更なるキャリアアップも見込めます。

未経験者も多く在籍しており、転職先としておすすめできる会社なだけに、転職エージェントを活用するなどして入社前後のギャップをなくし、転職しても後悔しないように対策をすることが非常に重要です。