【難易度S】農林中央金庫に転職するには？中途採用の選考と対策

転職市場で人気の高い農林中央金庫について、転職難易度や中途採用（キャリア採用）の選考フロー・選考倍率・面接内容と対策方法を解説します。

農林中央金庫はどんな会社？

農林中央金庫は、JA（農協）、JF（漁協）、JForest（森組）などの農林水産業者の協同組織により設立された金融機関です。JA（農協）、JF（漁協）、JForest（森組）など、全国に存在する協同組織に集まってくるお金を円滑に運用することを目的としています。

大企業ならではの安定した雇用体系が取られているうえ、多くの社員が年収1,000万円に到達できる人気企業となっています。福利厚生も手厚く、ネームバリューも非常に高いので、転職市場ではおすすめの会社です。

農林中央金庫の転職難易度は？中途採用は厳しい？

結論から言うと、農林中央金庫は転職市場で人気が高く、転職難易度は高いです。一方で、中途採用に積極的であることから、転職できる可能性は十分にあると言えます。

リクルートエージェントが発表している「転職人気企業ランキング【2024年版】」に、農林中央金庫がランクインしていることから、転職市場における農林中央金庫の人気は非常に高いと言えます。

一方で、農林中央金庫が公開しているデータによれば、2023年度における農林中央金庫の中途採用比率は約18%となっており、農林中央金庫は積極的に中途採用を行っていることが分かります。

年度	中途採用比率
2021年度	26%
2022年度	33%
2023年度	18%

このように、農林中央金庫は転職市場における人気は高いながら中途採用にも積極的です。募集職種も多岐に渡っているため、職種によっては十分に転職できる可能性があると言えます。

農林中央金庫は第二新卒でも転職できる？第二新卒の転職難易度は？

農林中央金庫は第二新卒であっても十分に転職することが可能です。

農林中央金庫の中途採用（キャリア採用）における選考フローと倍率

農林中央金庫の選考フローは、下記のようなフローとなっています。

農林中央金庫の選考フローと対策#1:
応募

農林中央金庫の選考フローと対策#2:
書類選考・適性検査（Webテスト）

書類選考では自分の職務経歴書を提出することとなります。自分の職務経歴書においては、自分の名前や職歴・成し遂げた実績や自己PRといった項目を記載する必要があります。

書類選考においては自分の持つ経験や強みがなぜ農林中央金庫に活きるのかということを意識して書きましょう。

自分が培ってきたビジネスに関する知見やチームマネジメント力など、農林中央金庫で働く上で役立つと思える経験やスキルを強調して記載することをおすすめします。

農林中央金庫の選考フローと対策#3:
面接

書類選考を通過したら次は面接となります。農林中央金庫における中途採用では面接が2回程度（一次・二次）となっています。

面接においては下記のような質問が問われます。

農林中央金庫への転職に向いている人の特徴

本項目では、農林中央金庫への転職に向いている人の特徴についてご説明します。下記のような特徴に当てはまっている人は転職できる可能性が高く、かつ最適な転職先となるでしょう。

農林中央金庫への転職に向いている人の特徴#1:
同業界や競合他社出身の人

農林中央金庫と事業領域が近い金融企業から農林中央金庫に転職するというのはよくあるケースです。

農林中央金庫は金融の中でも高い年収を誇っており、農林中央金庫と同じく金融で働いていて、年収を上げたい人にとって農林中央金庫はおすすめの転職先です。

また、同業界や競合他社などの会社での経験は農林中央金庫で直接役に立つ経験です。農林中央金庫の選考を受ける際にアピールしやすいだけでなく、農林中央金庫に入社した後でも評価されやすい傾向にあります。

農林中央金庫への転職に向いている人の特徴#2:
汎用性の高いスキルや専門的な経験を持っている人

汎用性の高いスキルや専門的な経験を持っている人も、農林中央金庫への転職に向いていると言えます。

例えば下記のようなどこの会社でも通用する汎用性の高いスキルを持っている人は、農林中央金庫への転職活動でアピールしやすく、かつスキルを発揮する機会も多く設けられています。

農林中央金庫への転職に向いている人の特徴#3:
未経験の業界でもキャッチアップする気がある人【20代・第二新卒等】

農林中央金庫への転職に向いている人の特徴として、未経験の業界でもキャッチアップする気があるという点が挙げられます。

特に20代前半～20代後半の場合は、農林中央金庫で活かせる経験が直接的になくてもこうしたキャッチアップする気概があることで、転職が十分に可能です。

農林中央金庫への転職に向いている人の特徴#4:
ホワイト企業で働きたい人

ホワイト企業で働きたい人も農林中央金庫への転職に向いていると言えます。

農林中央金庫の公式によれば、ひと月あたりの平均残業時間は9.8時間となっており、残業時間は非常に短い水準であることが分かります。また、自己都合離職率も下記の通り低い水準にあることが分かります。

年度	自己都合離職率
2021	1%
2022	2％
2023	2％

農林中央金庫は大企業でコンプライアンス意識も高いため、ハラスメントなどもほとんど見られません。ホワイト企業で働きたい人にとって農林中央金庫はおすすめの会社となっています。

農林中央金庫への転職に向いている人の特徴#5:
年収を上げたい人・自分の市場価値を上げたい人

年収を上げたい人・自分の市場価値を上げたい人は、農林中央金庫への転職に向いています。

農林中央金庫はESGデータにて従業員の平均月収を公開しています。ESGデータによれば、農林中央金庫における平均月収は55万2,000円です。平均年齢は39歳となっています。

賞与を基本給の5か月分とした場合、農林中央金庫における平均年収は938万円（賞与抜き: 662万円）と推定されます。平均年齢は39歳です。

年度	平均月間給与 （公開情報）	平均年収 （賞与抜き）	平均年収 （賞与込）
2023年度	55.2万円	662万円	938万円
2022年度	54.1万円	649万円	920万円
2021年度	53.8万円	646万円	915万円
2020年度	52.1万円	625万円	886万円

農林中央金庫に転職すると、年収が上がるというだけでなく自分自身の市場価値も上がるというメリットがあります。

仮に転職後に合わないと感じても、農林中央金庫で数年間働いた経験があれば、転職市場における市場価値は非常に高くなります。転職活動における幅も広がるため、より高年収企業に転職したり、自分の好きな業界で仕事をすることなどもできるようになります。

中途で農林中央金庫に転職した場合の年収は？

中途で農林中央金庫に転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることでしょう。

農林中央金庫の年収に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

農林中央金庫の転職元・農林中央金庫からの転職先

農林中央金庫への転職元及び転職先の一例は下記の通りです。あくまで一例なので、下記の様なキャリア以外も十分にあり得ます。農林中央金庫はキャリア採用が多く、転職者のバックグラウンドも様々です。

農林中央金庫への転職を成功させるためには転職エージェントの活用がおすすめ

農林中央金庫へ転職するためには、転職エージェントを活用することも重要です。書類選考においては書類添削、面接においては模擬面接、更に内定後の条件交渉まで、転職エージェントは首尾一貫して求職者のサポートをしてくれます。

書類選考や面接においては、第三者による添削や練習・フィードバックがあることによって圧倒的に合格率を改善することができます。

選考対策だけでなく、転職エージェントは面接官に関する情報や、どのような質問が実際に面接で行われたか、どの部門での採用が積極的かなど、外部からは正確に分からない情報についても豊富に持っています。

エリート？農林中央金庫の採用大学を紹介 就職難易度は高い？

農林中央金庫の採用実績大学は以下の通りです。難関大学に限らず採用を行っており、農林中央金庫には学歴フィルターはないと言えるでしょう。ただし総合職の場合は難関大学の採用が多くなる模様です。