インターネット上で、富士通は「やばい」「就職はやめとけ」という評判が散見されますが、実際に富士通はやめておいた方が良いのでしょうか。
そもそもどうしてそのように言われているか、またその評判は正しいのか、富士通社員へのインタビューを参考にしながら徹底解説いたします。
富士通への転職方法・転職難易度に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
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本記事のポイント
富士通は「やめとけ」という評判がありますが、実際にそういわれている要因を1つ1つ読み解いていくと、決してそうではないことが容易にわかります。下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までご覧ください。
- 富士通はなぜ「やばい」「やめとけ」と言われるのか?
-
富士通は下記の様な理由で「やばい」と言われますが、実際は「やばく」ありません。本記事では1つ1つ解説しているので、是非ご覧ください。
富士通が「やばい」「やめとけ」と言われる理由- 年収水準が非常に高いと言われているため
- 将来性がない、終わっていると思われているため
- 激務なため
- 採用大学のレベルが高く、内定はすごいと言われているため
- 中途で富士通に転職するためには?
-
富士通は転職市場で非常に人気の高い企業ですが、前職での実績や選考対策次第で十分に転職できる可能性があります。
中途で富士通に転職するためには、富士通をよく知る転職エージェントを活用することが重要です。
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富士通はどんな会社?
富士通は日本を代表するシステムインテグレーター・総合エレクトロニクスメーカーです。
ICT分野において、各種サービスを提供するとともに、これらを支える最先端、高性能、かつ高品質のプロダクトおよび電子デバイスの開発、製造、販売から保守運用までを総合的に提供する、トータルソリューションビジネスを行っています。
各セグメントにおける主要な製品およびサービスは次の通りです。
セグメント別の業績を見てみると、システムインテグレーション領域である「テクノソリューション」の売上が約8割を占めており、富士通はハードウェア・電子部品といったハードウェアの提供からサービスの提供にシフトしていることがわかります。
セグメント | 売上高(2022年度) |
---|---|
テクノロジーソリューション | 3兆1,378億円 |
ユビキタスソリューション | 2,329億円 |
デバイスソリューション | 3,826億円 |
富士通の転職難易度は?
富士通は年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。
一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。
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高年収難関企業
三菱商事 / キーエンス / 電通 / 野村総合研究所 / リクルート / エムスリー / SONY / ベイカレント / M&A総合研究所 など
ホワイト安定企業
NTTドコモ / 味の素 / 明治 / 日本たばこ産業 / 富士フイルム / 東京海上日動火災保険 / 任天堂 / サントリー / 花王 など
外資系・グローバル企業
Google / マッキンゼー / ゴールドマンサックス / P&G / アマゾン / PwC / アクセンチュア / セールスフォース など
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富士通はなぜ「やばい」と言われるのか?
日本を代表するIT企業の富士通ですが、Googleで「富士通」と検索すると関連キーワードに「やめとけ」というネガティブなワードがあります。
富士通への就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。
以降では、ネット上で「やめとけ」と言われる理由について、実態を解説していきます。
- 年収水準が非常に高いと言われているため
- 将来性がない、終わっていると思われているため
- 激務なため
- 採用大学のレベルが高く、内定はすごいと言われているため
なお、現在転職活動中の方や1年以内に転職を考えている方は、以下の転職エージェント診断をチェックしてみてください。
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富士通が「やばい」「やめとけ」と言われる理由①:
年収水準が非常に高いと言われているため
富士通が「やばい」と言われる理由の1つ目が年収水準が低いと言われているためです。
有価証券報告書を見てみると、2023年3月時点での富士通の平均年収は879万円となっており、相当に高い水準であることが分かります。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2023年3月期 | 879万円 | 43.7歳 |
2022年3月期 | 860万円 | 43.6歳 |
2021年3月期 | 865万円 | 43.8歳 |
2020年3月期 | 804万円 | 43.6歳 |
2019年3月期 | 799万円 | 43.2歳 |
2018年3月期 | 790万円 | 43.3歳 |
国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、富士通の平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。
また、マイナビエージェントが公表している業種別平均年収ランキングによると、システムインテグレーター・ソフトハウス企業の平均年収は502万円となっており、富士通の平均年収はシステムインテグレーター・ソフトハウス企業全体の平均年収よりも高い水準になっています。
マネージャーレベルで年収1,000万円を狙えるため、富士通は年収の観点から転職市場でも人気の会社となっています。富士通の年収に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
中途で富士通に転職した場合の年収は?
中途で富士通に転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。
実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。
中途で入社した場合の具体的な年収を知るためには、転職サイトに掲載されている実際の求人を見ることが最も確実です。口コミサイトやSNSよりも最新かつ正確な情報を知ることができます。
特に人気なのはCMでも有名な転職サイト『ビズリーチ』です。一般的な転職サイトではめったに見つからないような人気企業の高年収求人や好条件の非公開求人が多数掲載されています。
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転職活動を始める前から無料アカウントを作成して年に数回ログインしておくだけで、将来転職する際に情報が集まりやすく非常に有利になるのでおすすめです。
富士通が「やばい」「やめとけ」と言われる理由②:
将来性がない、終わっていると思われているため
富士通は将来性がない、終わっていると思われているため、「やばい」「やめとけ」と言われることがあります。
富士通は「スキャナー」や「メインフレーム(大型汎用コンピューター)」、「スマートフォン・携帯電話」といったハードウェア事業から次々と撤退していますが、富士通=ハードウェアというイメージを持っている人からすると、富士通は「終わった」と思われている模様です。
一方で、富士通は「ハードウェア領域」のユビキタスソリューションやデバイスソリューションといった領域から、クラウドサービスやシステムインテグレーションなどのソフトウェア事業に舵を切っています。(テクノロジーソリューション領域の方が収益性が高いため)
富士通は企業としての利益を最大化するためにハードウェア事業から撤退し、より将来性のあるソフトウェア事業に移行しているということであり、富士通は依然として将来性がある会社だと言えます。
2022年度決算においても過去最高の営業利益を記録しているなど、足元の業績も好調な会社となっています。
富士通が「やばい」「やめとけ」と言われる理由③:
激務なため
富士通は激務なためにやばいと言われることがあります。
タレントスクエア独自の調査に基づく富士通の平均残業時間を見ると、富士通の平均残業時間は30.2時間となっています。
富士通は若手の間は残業代で稼ぐ傾向にあるため、残業時間は長くなっています。競合と比較すると下記の通りです。富士通の労働時間は、競合と比較しても多少長い水準となっていますが、その分年収水準も高いと言えるでしょう。
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上記データは転載フリーです。リンク付きで出典を明記したうえでご自由にお使いください。
富士通で激務になるタイミング
一方で、富士通では、下記のようなタイミングで激務となってしまう場合があります。
- クライアントの期待値が高く、通常の勤務時間では終わらない量を求められる
- プロジェクトが途中で炎上し、当初予定していた以上の仕事量が必要になる
- プロジェクトの山場や納期の直前で時間的な制限がある
富士通が激務になるタイミング①:
クライアントの期待値が高く、通常の勤務時間では終わらない量を求められる
富士通では、プロジェクトを受注する際に最終成果物のイメージをある程度握っており、その成果物を作るのに必要な工数から逆算してメンバーのアサインを行います。
しかし、クライアントの期待値が予想より高かった場合には、プロジェクト受注時に想定していたメンバーの工数では足りず、(追加でメンバーを投入できない場合は)各メンバーの労働時間が長くなります。
富士通が激務になるタイミング②:
プロジェクトが途中で炎上し、当初予定していた以上の仕事量が必要になる
富士通が激務になるタイミングの2つ目は、プロジェクトが途中で炎上することによって仕事量が増える場合です。
炎上が起きるケースとしては、プロジェクト受注時に富士通側とクライアント側に理解のずれがあるケースや、プロジェクト期間中にクライアント企業の戦略や外部環境に大きな変化が起きるケースなど、さまざまなケースがあります。
炎上を事前に予想することは不可能であり、(残念ながら)一定確率で発生する事象なので、プロジェクトが炎上した際の激務は仕方ないものとして受け入れるしかありません。
富士通が激務になるタイミング③:
プロジェクトの山場や納期の直前で時間的な制限がある
富士通が激務になるタイミングの3つ目は、プロジェクトの山場や納期の直前で時間的な制限がある場合です。
富士通では基本的にプロジェクトの締め切りがありますが、成果物が終わってなかったりすると、納期に間に合わせるために激務になる場合があります。もっとも、これは富士通に限ったことではなく、納期や大きな会議体が近い場合は関連部署が忙しくなる事業会社と同様です。
富士通が「やばい」「やめとけ」と言われる理由④:
採用大学のレベルが高く、就職難易度が高いため
富士通は採用大学のレベルが高く、就職難易度が高いため「やばい」と言われることがあります。
大学通信によれば、富士通の採用大学は下記の通りです。大学別に見ると早稲田大学、慶應義塾大学、大阪大学、東京大学、東京理科大学など非常にレベルが高い大学の出身者が多く、富士通の採用大学・学歴・就職難易度ともにレベルが高いことが分かります。
順位 | 大学 | 就職者数 |
---|---|---|
1 | 早稲田大学 | 60 |
2 | 慶應義塾大学 | 35 |
3 | 大阪大学 | 30 |
4 | 東京大学 | 26 |
東京理科大学 | 26 | |
6 | 東北大学 | 24 |
明治大学 | 24 | |
8 | 横浜国立大学 | 23 |
9 | 北海道大学 | 22 |
中央大学 | 22 | |
11 | 神戸大学 | 18 |
九州大学 | 18 | |
13 | 立命館大学 | 16 |
14 | 法政大学 | 15 |
15 | 東京工業大学 | 14 |
同志社大学 | 14 | |
関西学院大学 | 14 | |
18 | 青山学院大学 | 13 |
19 | 名古屋大学 | 12 |
20 | 京都大学 | 11 |
まとめ:
富士通はやばい会社ではない
本記事では、富士通が「やばい」と噂されている理由とその実態について調べてきましたが、富士通は決してそのような会社ではありません。
富士通は激務なのではないかという評判もありましたが、実際はそんなこともなく、年収水準も高いおすすめの会社となっています。
なお、富士通への転職方法に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。
【厳選】富士通への転職におすすめの転職サイト・転職エージェント
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富士通への転職におすすめの転職サイト
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サービス分類 | ・転職エージェント ・特化型 |
特徴 | 若手ハイエンド専門の転職エージェント |
運営会社 | 株式会社アサイン 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号: 13-ユ-308560 |
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参考ページ | キャリアスタートの評判と口コミ |
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