インターネット上で「富士通はやばい」「就職はやめとけ」という評判が散見されますが、実際に富士通はやめておいた方が良いのでしょうか。
そもそもどうしてそのように言われているか、またその評判は正しいのか、富士通社員へのインタビューを参考にしながら徹底解説します。
富士通株式会社
Fujitsu Limited

平均年収
965万円
2024年3月期
平均年齢
43.6歳
2024年3月期
平均残業時間
20.2時間
2023年度
有給休暇取得率
68.2%
2023年度
自己都合離職率
1.97%
2023年度
中途採用比率
51.1%
2023年度
富士通への転職方法・転職難易度に関しては以下のページで解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

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富士通はどんな会社?
富士通は日本を代表するシステムインテグレーター・総合エレクトロニクスメーカーです。
ICT分野において、各種サービスを提供するとともに、これらを支える最先端、高性能、かつ高品質のプロダクトおよび電子デバイスの開発、製造、販売から保守運用までを総合的に提供する、トータルソリューションビジネスを行っています。
各セグメントにおける主要な製品およびサービスは次の通りです。

富士通はハードウェア・電子部品といったハードウェアの提供からサービスの提供にシフトしており、システムインテグレーション領域である「テクノソリューション」の売上が約8割を占めています。
富士通はなぜ「やばい」と言われるのか?
日本を代表するIT企業の富士通ですが、Googleで「富士通」と検索すると関連キーワードに「やめとけ」というネガティブなワードがあります。

富士通への就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。
以降では、ネット上で「やめとけ」と言われる理由について、実態を解説していきます。
と言われる理由
- 将来性がない、終わっていると思われているため
- 激務だと言われているため
- 年収水準が非常に高いと言われているため
- 転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
- 採用大学のレベルが高く、就職難易度が高いため
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富士通が「やばい」「やめとけ」と言われる理由#1:
将来性がない、終わっていると思われているため
富士通は将来性がない、終わっていると思われているため、「やばい」「やめとけ」と言われることがあります。
富士通は「スキャナー」や「メインフレーム(大型汎用コンピューター)」、「スマートフォン・携帯電話」、「半導体(子会社の新光電気工業)」といったハードウェア事業から撤退しています。
富士通=ハードウェアというイメージがある人から、富士通は「終わった」と思われています。
こうした撤退は富士通が「やばい」わけではありません。
利益最大化のために「ハードウェア領域」から、クラウドサービスやシステムインテグレーションなど収益性・将来性の高いソフトウェア事業などの領域にフォーカスしていることが背景です。
現中計では25年度に連結売上高4兆2000億円(22年度実績3兆7,137億円)、調整後営業利益500億円(同3208億円)を目標に掲げている。新光電気が連結から外れることで、トップライン(売上高)の目減りは避けられず、連結売上高4兆円の大台乗せに黄信号がともる。
ただ、利益率は逆に高まる見込み。中核事業に位置付けるサービスソリューションは25年度に調整後営業利益率15%(22年度実績8%)を目標に据えており、新光電気の売却により、中核事業へのシフトによる成長戦略はより鮮明となる。
新光電気を売却する富士通、“経営改革”新段階の課題
足元の業績も堅調な利益水準を維持しており、富士通は業績が「やばい」わけではありません。
年度 | 売上高 | 営業利益 |
---|---|---|
2022年3月期 | 3兆5,868億円 | 2,756億円 |
2023年3月期 | 3兆7,137億円 | 3,208億円 |
2024年3月期 | 3兆7,560億円 | 2,836億円 |
富士通が「やばい」「やめとけ」と言われる理由#2:
激務だと言われているため
富士通は激務なためにやばいと言われることがあります。
実際に富士通が公開しているデータによると、2022年度における富士通の平均残業時間は21.0時間となっており、それほど長い水準ではないことが分かります。
年度 | 月間平均残業時間 |
---|---|
2020年度 | 23.4時間 |
2021年度 | 22.0時間 |
2022年度 | 21.0時間 |
2023年度 | 20.2時間 |
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富士通が「やばい」「やめとけ」と言われる理由#3:
年収水準が非常に高いと言われているため
年収水準が非常に高いと言われているため、富士通は「やばい」と言われることがあります。
富士通は上場企業のため、有価証券報告書で平均年収が開示されています。2024年3月期の有価証券報告書によれば、富士通の平均年収は965万円(平均年齢: 43.6歳)となっています。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2024年3月期 | 965万円 | 43.6歳 |
2023年3月期 | 879万円 | 43.7歳 |
2022年3月期 | 860万円 | 43.6歳 |
2021年3月期 | 865万円 | 43.8歳 |
2020年3月期 | 804万円 | 43.6歳 |
2019年3月期 | 799万円 | 43.2歳 |
2018年3月期 | 790万円 | 43.3歳 |

富士通が「やばい」「やめとけ」と言われる理由#4:
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているというのも、富士通が「やばい」「やめとけ」と言われる理由の1つです。
結論から言うと、富士通は転職市場で人気が高く、転職難易度は高いです。一方で、中途採用に積極的であることから、転職できる可能性は十分にあると言えます。
dodaが発表している「転職人気企業ランキング2024」において、富士通はトップ300にランクインしていることから、転職市場における富士通の人気は非常に高いと言えます。
一方で、富士通が公開しているデータによれば、2023年度の富士通における中途採用比率は51.1%となっており、富士通は中途採用に積極的であることが分かります。
年度 | 新卒採用比率 | 中途採用比率 |
---|---|---|
2020年度 | 71.2% | 28.8% |
2021年度 | 67.2% | 32.8% |
2022年度 | 48.3% | 51.7% |
2023年度 | 48.9% | 51.1% |
このように、富士通は転職市場における人気は高いながら中途採用にも積極的です。募集職種も多岐に渡っているため、職種によっては十分に転職できる可能性があると言えます。
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富士通が「やばい」「やめとけ」と言われる理由#5:
採用大学のレベルが高く、就職難易度が高いため
富士通は採用大学のレベルが高く、就職難易度が高いため「やばい」と言われることがあります。
大学通信によれば、富士通の採用大学は以下の通りです。早稲田大学、慶應義塾大学、大阪大学、東京大学、東京理科大学など非常にレベルが高い大学の出身者が多く、富士通の就職難易度は高いことが分かります。
順位 | 採用大学 | 就職者数 |
---|---|---|
1位 | 早稲田大学 | 60人 |
2位 | 慶應義塾大学 | 39人 |
3位 | 明治大学 | 29人 |
4位 | 東京理科大学 | 25人 |
5位 | 横浜国立大学 青山学院大学 | 22人 |
7位 | 同志社大学 | 21人 |
8位 | 東京大学 大阪大学 | 20人 |
10位 | 東北大学 | 19人 |
11位 | 関西学院大学 | 18人 |
12位 | 中央大学 立命館大学 | 17人 |
14位 | 法政大学 立教大学 | 16人 |
16位 | 東京工業大学 神戸大学 | 15人 |
18位 | 京都大学 | 13人 |
19位 | 大阪公立大学 | 12人 |
20位 | 北海道大学 九州大学 上智大学 | 11人 |

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