インターネット上で、大日本印刷は「やばい」という評判が散見されますが、実際に大日本印刷は「やばい」のでしょうか。
そもそも大日本印刷はどのような点で「やばい」と言われているか、またその「やばい」という評判は正しいのか、大日本印刷社員へのインタビューを参考にしながら徹底解説します。
大日本印刷株式会社
Dai Nippon Printing Co., Ltd.

平均年収
830万円
2025年3月期
平均年齢
44.6歳
2025年3月期
平均残業時間
11.8時間
2023年度
有給休暇取得率
62.4%
2024年度
中途採用比率
25.2%
2024年度
自己都合離職率
1.40%
2024年度
大日本印刷への転職方法・転職難易度は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

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大日本印刷はどんな会社?
大日本印刷は日本を代表する総合印刷会社です。「印刷基盤技術」をベースに、情報コミュニケーション部門、生活・産業部門、エレクトロニクス部門、飲料部門の4分野にわたり幅広い事業活動を展開しています。
連結売上高は1兆3,000億円を超えており、従業員数は連結で約36,500人にのぼります。
- 情報コミュニケーション部門: 出版メディアと出版流通の出版関連事業、マーケティングと情報セキュリティの情報イノベーション事業、写真プリント等の「モノとコト(体験)」をつくるイメージングコミュニケーション事業で構成
- 生活・産業部門: 包装(飲料、日用品・医薬品などのパッケージの高機能化)、生活空間(住宅や商業施設、医療・介護施設、自動車や鉄道車両の内外装材)、産業資材(リチウムイオン電池や太陽電池用の部材)の3分野の事業で構成
- エレクトロニクス部門: ディスプレイ関連製品および電子デバイスの提供
- 飲料部門: グループ会社の北海道コカ・コーラボトリング株式会社が、飲料事業を展開
大日本印刷はなぜ「やばい」「潰れる」と言われるのか?
日本を代表する印刷企業の大日本印刷ですが、Googleで「大日本印刷」と検索すると関連キーワードに「やばい」「潰れる」というネガティブなワードがあります。

大日本印刷への就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。
以降では、ネット上で「やばい」と言われる理由について、実態を解説していきます。
大日本印刷が「やばい」「潰れる」と
言われる理由
- 激務で辞めたい人が多く離職率も高いと言われているため
- パワハラが原因で労災があったため
- 年収が高く勝ち組と言われるため
- 転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
- 印刷需要が少なくなり、会社が潰れたりリストラされる可能性があるため
- 採用大学のレベルが高く学歴フィルターがあると噂されているため
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大日本印刷がやばいと言われる理由#1:
激務で辞めたい人が多く離職率も高いと言われているため
大日本印刷は激務等の労働環境によってやめたいという人が多く、離職率が高いためにやばいと言われることがあります。
マイナビに掲載されている公式情報によれば大日本印刷における月間平均残業時間は11.8時間となっており、大日本印刷の労働環境は緩和されています。
また、大日本印刷は離職率に関しても公開しています。離職率の水準は下記の通り1%台と少ない水準となっています。新入社員の入社後3年間における定着率も88.9%と社員にとっては非常に働きやすい環境となっています。
年度 | 自己都合退職率 |
---|---|
2018 | 1.81% |
2019 | 1.70% |
2020 | 1.04% |
2021 | 1.69% |
2022 | 1.30% |
2023 | 1.74% |
2024 | 1.40% |
大日本印刷がやばいと言われる理由#2:
パワハラが原因で労災があったため
大日本印刷はパワハラがある労働環境で、実際に労災もあったため「やばい」と言われています。
大日本印刷では下記のような労災(裁判の結果労災に認められなかったものも含む)があります。1点目に関して、裁判所は原告の上司がパワハラを行っていたことを認めています。
- 2007年: 大日本印刷従業員の精神疾患・業務上の負荷による自死
- 2013年: 大日本印刷京都工場で印刷業務従事後がんを発症
パワハラが直接の原因ではないとして労災認定はなされなかったものの、パワハラ自体は認められており、当時の大日本印刷ではパワハラが横行していたことが伺えます。
近年は大日本印刷におけるパワハラはほとんどなくなってきているとのことです。パワハラは社内外から大きく批判される世の中になっていることもあって、パワハラのリスクが相当大きくなっています。
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大日本印刷がやばいと言われる理由#3:
年収が高く勝ち組と言われるため
年収が高く勝ち組と言われるため、大日本印刷はやばいと言われることがあります。
大日本印刷は上場企業のため、有価証券報告書で平均年収を公開しています。有価証券報告書によれば2025年3月期における大日本印刷の平均年収は830万円(平均年齢: 44.6歳)と高い水準です。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2025年3月期 | 830万円 | 44.6歳 |
2024年3月期 | 804万円 | 44.2歳 |
2023年3月期 | 797万円 | 43.8歳 |
2022年3月期 | 768万円 | 43.2歳 |
2021年3月期 | 766万円 | 42.8歳 |
2020年3月期 | 744万円 | 42.6歳 |
2019年3月期 | 726万円 | 42.2歳 |
2018年3月期 | 713万円 | 41.6歳 |

大日本印刷がやばいと言われる理由#4:
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため、大日本印刷はやばいと言われることがあります。
確かに、大日本印刷は転職市場で人気が高く、転職難易度は高いです。一方で、中途採用に積極的であることから、転職できる可能性は十分にあると言えます。
dodaが発表している「転職人気企業ランキング2025」において、大日本印刷はTOP300にランクインしていることから、転職市場における大日本印刷の人気は非常に高いと言えます。
大日本印刷が公開しているデータによれば、2024年度の大日本印刷における中途採用比率は約25.2%となっており、大日本印刷は中途採用に積極的であることが分かります。
年度 | 中途採用比率 |
---|---|
2021年度 | 16.1% |
2022年度 | 22.0% |
2023年度 | 28.2% |
2024年度 | 25.2% |
このように、大日本印刷は転職市場における人気は高いながら中途採用に積極的であるため、十分に転職できる可能性があると言えます。
実際に選考を受ける前に自分の転職可能性を知りたい方は、『転職可能性診断』という無料のツールをチェックしてみてください。
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大日本印刷がやばいと言われる理由#5:
印刷需要が少なくなり、会社が潰れたりリストラされる可能性があるため
大日本印刷がやばいと言われる理由の1つ目が、印刷需要が少なくなり将来性がなく、業績が低迷すると思われているためです。
印刷需要は電子デバイスの発達やリモートワークの普及といったワークスタイルの変化等に伴い需要が減少していくと言われています。
大日本印刷は印刷需要減に伴って将来性に不安があると思われていますが、大日本印刷はそうした伝統的な印刷からの脱却に舵を切っています。
大日本印刷は下記の通り事業を整理しており、伝統的な事業から高収益事業への転換を志向しています。
- 印刷関連事業: 再構築事業
- デジタルインターフェイス関連事業・半導体関連事業・モビリティ・産業用高機能材: 成長牽引事業
- イメージングコミュニケーション・情報セキュア関連: 基盤事業

大日本印刷は営業利益を2025年度には850億円(2022年度は670億円)、中長期的には1,300億円以上に伸ばすことを目指しており、まだまだ成長の余地がある企業であることが分かります。
大日本印刷は業績が好調なのでこうした事態を受けてリストラになるという心配もいまのところはなさそうです。
大日本印刷がやばいと言われる理由#6:
採用大学のレベルが高く学歴フィルターがあると噂されているため
大日本印刷は採用大学のレベルが高く学歴フィルターがあると噂されているため、やばいと言われています。
大日本印刷の2024年度最新の採用大学は以下の通りです。一部の上位大学だけでなく、幅広い大学から採用を行っており、大日本印刷では学歴フィルターは無い、または学歴の重要度はそこまで高くないと言えます。
順位 | 採用大学 | 就職者数 |
---|---|---|
1位 | 明治大学 | 10人 |
2位 | 早稲田大学 | 8人 |
3位 | 筑波大学 横浜国立大学 東京理科大学 | 7人 |
6位 | 東京都立大学 上智大学 中央大学 日本大学 法政大学 立命館大学 | 6人 |
12位 | 東京工業大学 九州工業大学 関西学院大学 | 5人 |
15位 | 電気通信大学 九州大学 東京電機大学 東京都市大学 立教大学 同志社大学 関西大学 | 4人 |
大日本印刷の採用大学ランキング(出所: 大学通信・2024年度)

【中途採用】大日本印刷への転職におすすめの転職サイト
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おすすめのハイクラス転職サイト#2:
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大日本印刷と凸版印刷の違い
大日本印刷と凸版印刷は印刷会社として日本における2大巨頭であり、事業分野もよく似ています。
大日本印刷・凸版印刷ともに印刷分野から始まり情報コミュニケーションやパッケージング、半導体材料等のエレクトロニクス領域に広がっていったという点でも同様で、違いがよくわからないという意見も多くあります。
大日本印刷と凸版印刷の大きな違いは、エレクトロニクス領域の利益貢献です。セグメントごとの営業利益を見ると、下記の通りとなっています。
項目 | 大日本印刷 | 凸版印刷 |
---|---|---|
情報コミュニケーション | 267億円 | 429億円 |
生活・産業 | 79億円 | 235億円 |
エレクトロニクス | 469億円 | 482億円 |
大日本印刷はディスプレイ関連製品および電子デバイス関連製品の割合が大きくなっていますが、凸版印刷は情報コミュニケーション領域(セキュア、コンテンツ・マーケティング、BPO)の割合が高くなっているというのが特徴です。
大日本印刷の方が印刷からより遠い領域に進出しているという点で凸版印刷と違っています。