外資系コンサルティング会社で有名なデロイトトーマツコンサルティングですが、ネット上ではデロイトトーマツは「すごい」という評判もあります。
実際のデロイトトーマツコンサルティングの社員の口コミをもとに、同社がなぜ「すごい」「やばい」「やめとけ」と言われるかについて解説しています。
なお、デロイトトーマツコンサルティングへの転職方法・転職難易度に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

デロイトトーマツコンサルティングとはどんな会社?
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社(Deloitte Tohmatsu Consulting、通称DTC)は、「デロイト トーマツ グループ」に属する総合系の経営コンサルティング会社です。
世界四大会計事務所(通称「BIG4」)の1つである「デロイト ロス トーマツ インターナショナル」というのメンバーファームとなっています。

デロイト トーマツ グループでは、日本国内の企業に対してコンサルティング・ファイナンシャルアドバイザリー・監査・税務など様々な専門サービスを提供しており、サービス領域ごとに別法人に分かれています。
- 【コンサル】デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
- 【監査】有限責任監査法人トーマツ
- 【FAS】デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
- 【税務】デロイト トーマツ税理士法人
デロイト トーマツ グループは、「デロイト トーマツ グループ Impact Report 2024」という資料を公開しており、2024年会計年度(2023年6月~2024年5月)の業績についても紹介しています。
デロイトトーマツコンサルティング(DTC)とデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー(DTFA)の合計で売上高は1,932億円(昨年度は1,656億円)となっています。
業務収益 | 2023年度 | 2024年度 |
---|---|---|
コンサルティング、FA等 | 1,655億円 | 1,932億円 |
監査法人 | 1,428億円 | 1,430億円 |
税理士法人、弁護士法人等 | 262億円 | 264億円 |
合計 | 3,346億円 | 3,627億円 |
デロイトトーマツはなぜ「すごい」「やばい」「やめとけ」と言われるのか?
Googleで「デロイトトーマツ」と検索すると関連キーワードに「すごい」というワードがあります。他にも「やばい」「やめとけ」などと言われることもあります。

デロイトトーマツはなぜ「すごい」と言われるのか、1つ1つ解説していきます。
と言われる理由
- 国内の売上が3,000億円を超えており、BIG4トップの水準であるため
- 激務できつい仕事をこなしていると言われているため
- ビジネスコンサルティングのみならず会計・監査・税務などワンストップでソリューション提供できるため
- 優秀な人が多く、就職難易度・転職難易度ともに高いと言われているため
- 年収が非常に高いため
未経験からのコンサル転職に強い
おすすめ転職エージェント
50社以上の転職サイト・転職エージェントを編集部が実際に利用したうえで、利用者の方々のリアルな口コミ情報と合わせて、本当におすすめできるサービスを厳選しました。コンサル転職に興味のある方は是非参考にしてみてください。
転職サービスの口コミを投稿する
ご回答いただいた方に抽選でAmazonギフト券1,000円分をプレゼント差し上げます。※抽選結果は当選者にのみお送りします。
コンサル転職に強い転職サービス3選 | |
---|---|
ASSIGN (アサイン) (4.8) | 20代・30代のハイクラス転職に特化した大手エージェントで特に未経験からのコンサル転職に強い。 ケース面接対策などサポートの手厚さに定評があり、全国のエージェントの中から『JAPAN HEADHUNTER AWARD』の最優秀賞を獲得。 【公式】https://assign-inc.com |
MyVision (マイビジョン) (4.7) | コンサル転職に特化した業界最大級の転職エージェント(戦略コンサル・外資コンサルも対応) 情報収集段階の人でも無料で利用でき、無料会員登録するとコンサル業界の非公開求人・選考対策情報を入手できる。 【公式】https://my-vision.co.jp |
ビズリーチ (4.5) | 匿名で経歴を登録するだけで高年収のスカウトが届くハイクラス転職サイト。 一般的な転職サイトでは見つからない外資系コンサル・戦略コンサルの求人が多数掲載されているため、情報収集から始めたい人にもおすすめ。 【公式】https://bizreach.jp |
デロイトトーマツが「すごい」「やばい」「やめとけ」と言われる理由#1:
国内の売上が3,000億円を超えており、BIG4トップの水準であるため
デロイトトーマツは国内の売上が3,000億円を超えておりBIG4トップの水準であることから、すごいと言われることがあります。
デロイト トーマツ グループ Impact Report 2024によれば、2024年度におけるデロイトトーマツの売上高は3,130億円となっています。
これはBIG4の中で最も高い水準となっており、デロイトトーマツのプレゼンスが日本で高いことが分かります。
企業 | 売上高 |
---|---|
デロイトトーマツグループ | 3,627億円 |
PwCグループ | 2,642億円 |
EYグループ | 1,736億円 |
KPMGグループ | 非公開 |
デロイトトーマツが「すごい」「やばい」「やめとけ」と言われる理由#2:
激務できつい仕事をこなしていると言われているため
デロイトトーマツは外資系のコンサルティング会社ということで、年収が高い代わりに激務だというイメージを持たれているようです。
実際に、5~10年前までのデロイトトーマツは労働時間が非常に長く、激務を理由に退職したり体調を壊す人も少なくなかったようですが、最近では働き方改革の流れもあり状況は少しずつ変化しています。
タレントスクエアが独自に実施した社員アンケートの結果によると、デロイトトーマツコンサルティングの社員の月間平均残業時間は65.7時間です。
平均年収 | 1,422万円 |
月間平均残業時間 | 65.7時間 |
年収・口コミデータを投稿する
ご回答いただいた方に抽選でAmazonギフト券1,000円分をプレゼント差し上げます。※抽選結果は当選者にのみお送りします。
残業時間が短くなっていることに加え、リモートワークが可能になるなど働き方の柔軟性も上がっています。また、育休・産休制度やベビーシッターなどの子育て支援制度も充実しており、プライベートと仕事の両立がしやすい環境になってきていると言えます。
デロイトトーマツの労働時間・激務度合いに関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

デロイトトーマツが「すごい」「やばい」「やめとけ」と言われる理由#3:
ビジネスコンサルティングのみならず会計・監査・税務などワンストップでソリューション提供できるため
デロイトトーマツは、ビジネスコンサルティングのみならず会計・監査・税務などワンストップでソリューション提供できるためすごいと言われることがあります。
コンサル業界におけるデロイトトーマツコンサルティングは、「外資系総合コンサル」と呼ばれるポジションに位置します。
同じポジションにいる会社としてはPwCコンサルティングやEYストラテジーアンドコンサルティング、KPMGコンサルティング、アクセンチュアなどが挙げられます。
分類 | 外資系 | 日系 |
---|---|---|
戦略系 | マッキンゼー BCG ベイン A.T.カーニー ローランド・ベルガー アーサー・D・リトル etc. | ドリームインキュベータ コーポレイトディレクション etc. |
総合系・IT系 | PwCコンサルティング デロイトトーマツ EY S&C KPMGコンサルティング etc. | アクセンチュア野村総合研究所 ベイカレント クニエ etc. |

特にPwCグループやEYグループ、KPMGグループと合わせてデロイトトーマツはBIG4と呼ばれており、総合的なソリューションを提供している点が特徴的です。

BIG4と呼ばれるファームに特徴的ですが、デロイトグループはコンサルティングの他に監査やファイナンシャルアドバイザリー、税務、法務、コンプライアンスなどさまざまな専門組織を抱えています。
それぞれの部門が連携し、ワンストップでソリューションを提供できるという点も強みの一つです。
- 業務・ITコンサルティング
- 監査業務
- 税務アドバイザリー
- 財務アドバイザリー
- 戦略コンサルティング
- ESGコンサルティング
デロイトトーマツが「すごい」「やばい」「やめとけ」と言われる理由#4:
優秀な人が多く、就職難易度・転職難易度ともに高いと言われているため
デロイトトーマツは優秀な人が多く、就職難易度・転職難易度ともに高いと言われているため、「すごい」と言われることがあります。
確かにデロイト トーマツ コンサルティングは年収水準が高く、転職市場からも高い人気を誇っているため、中途採用における人気が高いというのは間違いありません。
一方で、デロイトトーマツは中途採用比率が高いという点も特徴的です。
デロイト トーマツ コンサルティングは日本国内グループ人員が約17,000人ですが、2022年度は2,744人もの中途を採用しています。新卒採用は806人なので、新卒の3倍以上中途を採用していることが分かります。
国内グループ人員 | 2022年度 中途採用人数 | 2022年度 新卒採用人数 |
---|---|---|
17,000人 | 2,744人 | 806名 |
デロイトトーマツはコンサル業種での一括採用を実施しており、コンサル業界未経験者でも採用可能となっています。
むしろデロイトトーマツは多様なインダストリーのクライアントニーズに対応するために、多様なバックグラウンドを持つ人材を欲する傾向にあるので、コンサル未経験者であっても転職することは可能です。
従って、デロイト トーマツ コンサルティングはしっかりとした準備ができていれば十分に転職が可能な企業といえるでしょう。
デロイトトーマツへの転職方法に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

実際に選考を受ける前に自分の転職可能性を知りたい方は、『転職可能性診断』という無料のツールをチェックしてみてください。
簡単な経歴を登録するだけで、以下のような人気企業100社への転職可能性を数字で算出してレポートとして受け取ることができます(出典:転職可能性公式ページ)

デロイトトーマツが「すごい」「やばい」「やめとけ」と言われる理由#5:
年収が非常に高い会社であるため
デロイトトーマツは年収水準が非常に高いために「すごい」と言われることがあります。
デロイトトーマツでは役職に応じて年収水準が上がっていきます。
デロイトトーマツの社内には6段階の役職があり、下から順に「ビジネスアナリスト」「コンサルタント」「シニアコンサルタント」「マネージャー」「シニアマネージャー」「パートナー」という名称で呼ばれています。
- ビジネスアナリスト
- コンサルタント
- シニアコンサルタント
- マネージャー
- シニアマネージャー
- パートナー
役職が上がるにつれて昇進スピードやボーナスの比率、ボーナスの額の個人差が大きくなるので、あくまで1つの例としてのご参考ですが、シニアコンサルタントで1,000万円を超える水準となっています。
役職 | 年収 | 年次 |
---|---|---|
ビジネスアナリスト | 650~700万円 | 1~2年目 |
コンサルタント | 700~900万円 | 2~6年目 |
シニアコンサルタント | 900~1,200万円 | 5~9年目 |
マネージャー | 1,200~1,500万円 | 8~12年目 |
シニアマネージャー | 1,500~2,000万円 | 10年目~ |
パートナー | 2,500万円~数億円 | 15年目~ |

