外資系コンサル大手「ボストンコンサルティンググループ(BCG)」の年収について、社員へのインタビューをもとにリアルな年収水準や役職別年収、初任給、ボーナス、転職時の年収などを徹底解説しています。
なお、ボストンコンサルティンググループ(BCG)への転職方法に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

\結論だけ知りたい人のために/
本記事のポイント
ボストンコンサルティンググループは20代から年収1,500万円を超えるような非常に年収水準の高い会社となっています。レベルの高い環境に身を置きながら高い給料を享受したい人にとってはおすすめの勤務先です。
下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までお読みください。
- ボストンコンサルティンググループ(BCG)の年収は?
-
ボストンコンサルティンググループ(BCG)は非上場企業なので、上場企業の様に有価証券報告書で平均年収を公開していません。そこで、タレントスクエアが実施した独自調査によると、ボストンコンサルティンググループ(BCG)における平均年収は1,928万円となっています。
- ボストンコンサルティンググループの役職別年収は?
-
ボストンコンサルティンググループの社内には、下から順に「アソシエイト」「シニアアソシエイト」「コンサルタント」「プロジェクトリーダー」「プリンシパル」「パートナー」「マネージングディレクター」という7つの役職(タイトル)が存在します。
役職ごとの年収イメージは下記の通りです。
役職 年収 年次 アソシエイト 700万円 1~2年目 シニアアソシエイト 1,075万円 2~5年目 コンサルタント 1,500万円 4~7年目 プロジェクトリーダー 2,500万円 6~9年目 プリンシパル 3,500万円 8年目~ パートナー/MD 5,000万円~ 10年目~ シニアパートナー 1億円~ 評価次第 ボストンコンサルティンググループの役職別年収推移 - 中途でボストンコンサルティンググループに転職した場合の年収は?
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中途でボストンコンサルティンググループに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。
実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。
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- 中途でボストンコンサルティンググループに転職するには?
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ボストンコンサルティンググループは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。
一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。
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ボストンコンサルティンググループ(BCG)とはどんな会社?
ボストンコンサルティンググループ(BCG)はグローバルに展開する戦略系の経営コンサルティングファームです。
大企業や政府機関などに対して経営戦略の策定支援からオペレーションの支援、新規事業立案、デジタル戦略など、さまざまなプロフェッショナルサービスを提供しています。
企業が直面する経営上の課題を解決するための戦略策定やアドバイスを行うことを主要業務としているコンサルティングファームを、戦略系コンサルティングファームと呼びます。
クライアントの社長や役員クラスを相手に全社的な海外進出やM&Aなど、企業の重大な意思決定をコンサルティングするという点が特徴的です。
総合コンサルティングファームなどと比較すると、扱う課題の重要性は高く、その分手数料も高い傾向にあります。
ボストンコンサルティンググループは1963年に設立され、米国ボストンに本社を置いています。東京オフィスはボストンに次いでBCGの2番目の拠点として1966年に開設されました。ボストンコンサルティンググループは外資系戦略コンサルファームの中で最も早く日本オフィスを開設しています。
2003年に名古屋オフィスを開設したのち、2020年に大阪オフィス・京都オフィス、2022年には福岡オフィスを開設しました。
1996年 | 東京オフィス開設 |
2003年 | 名古屋オフィス開設 |
2020年 | 大阪オフィス・京都オフィス開設 |
2022年 | 福岡オフィス開設 |
BCGは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。
一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。
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■ ホワイト高年収企業
トヨタ / 味の素 / 野村総合研究所 / アサヒビール / SONY / 富士フイルム / JR東海
■ 外資系・グローバル企業
マッキンゼー / BCG / ゴールドマンサックス / PwC / デロイトトーマツ / Google / P&G
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ボストンコンサルティンググループ(BCG)の平均年収は1,928万円
ボストンコンサルティンググループ(BCG)は非上場企業なので、上場企業の様に有価証券報告書で平均年収を公開していません。そこで、タレントスクエアが実施した独自調査によると、ボストンコンサルティンググループ(BCG)における平均年収は1,928万円となっています。
国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、ボストンコンサルティンググループ(BCG)の平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。
年収ランキングから見るボストンコンサルティンググループ(BCG)の年収
経済産業省が発表している賃金構造基本統計調査によると、コンサルタントの平均年収は781万円(平均年齢: 40.5歳)です。またdodaが公表している業種別平均年収ランキングによると、コンサル企業の平均年収は519万円となっており、ボストンコンサルティンググループ(BCG)の平均年収はコンサル企業全体の平均年収よりも高い水準になっています。

また、ボストンコンサルティンググループを含むコンサル業界の各社の年収ランキングは以下の表の通りです。
会社名 | 平均年収 | 月間平均残業時間 |
---|---|---|
ベイン・アンド・カンパニー | 1,940万円 | 59.2時間 |
ボストン・コンサルティング・グループ | 1,928万円 | 43.2時間 |
A.T.カーニー | 1,907万円 | 60.4時間 |
マッキンゼー・アンド・カンパニー | 1,842万円 | 45.1時間 |
ドリームインキュベータ | 1,770万円 | 49.8時間 |
ローランド・ベルガー | 1,710万円 | 52.8時間 |
アーサーディーリトル | 1,689万円 | 55.6時間 |
デロイトトーマツコンサルティング | 1,422万円 | 65.7時間 |
EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 1,393万円 | 60.2時間 |
KPMGコンサルティング | 1,328万円 | 50.7時間 |
PwCコンサルティング | 1,316万円 | 55.3時間 |
アクセンチュア | 1,268万円 | 28.2時間 |
野村総合研究所(NRI) | 1,242万円 | 7.3時間 |
クニエ | 1,159万円 | 40.8時間 |
ベイカレントコンサルティング | 1,118万円 | 30.5時間 |
三菱総合研究所 | 1,025万円 | 10.9時間 |
シグマクシス | 1,008万円 | 47.5時間 |
シンプレクス | 956万円 | 40.5時間 |
日本総合研究所 | 830万円 | 32.8時間 |
アビームコンサルティング | 753万円 | 36.8時間 |
フューチャーアーキテクト | 734万円 | 48.5時間 |
大和総研 | 727万円 | 30.5時間 |
船井総研 | 671万円 | 45.9時間 |
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ボストンコンサルティンググループ(BCG)の役職と仕事内容
ボストンコンサルティンググループの社内には、下から順に「アソシエイト」「シニアアソシエイト」「コンサルタント」「プロジェクトリーダー」「プリンシパル」「パートナー」「マネージングディレクター」という7つの役職(タイトル)が存在します。
- アソシエイト(Associate)
- シニアアソシエイト(Senior Associate)
- コンサルタント(Consultant)
- プロジェクトリーダー(Project Leader)
- プリンシパル(Principal)
- パートナー(Partner)
- マネージングディレクター(Managing Director)
アソシエイトはボストンコンサルティンググループ内の一番下の職位です。学部卒・院卒で新卒でボストンコンサルティンググループに就職した場合、または第二新卒として中途でボストンコンサルティンググループに転職した場合はアソシエイトとして入社することになります。アソシエイトの仕事は、プロジェクトリーダーから指導を受けながら細かいタスクをこなすことです。パワーポイントやエクセルを使う時間が長く、コンサルとしての基礎的なハードスキルや仕事の速さ・正確さが求められます。
アソシエイトとして1年半程度の勤務経験を積み、基礎的なスキルを身に着けた方は「シニアアソシエイト」に昇進します。シニアアソシエイトの仕事はアソシエイトと大きく変わりませんが、一番の違いはシニアアソシエイトから「高度プロフェッショナル制度」の対象になり残業規制の対象から外れるということです。シニアアソシエイト以降は労働基準法の36協定の対象外となるので、月間の残業時間の上限がなくなり、より多くの仕事を任されるようになります。
コンサルタントの仕事はシニアアソシエイトの延長線上で、プロジェクトメンバーとしてのー通りの仕事を1人で回せることが期待されます。
プロジェクトリーダー(PL)の仕事は、プロジェクトの中心的存在としてメンバーの日々の仕事の管理やクライアントとの連絡の窓口となることです。同業他社では「マネージャー」と呼ばれる立ち位置です。
社内のミーティングやクライアントとのミーティング(最終報告などを除く)において議論をリードすることが求められるほか、プロジェクトメンバーが仕事でミスや遅延を起こした場合に仕事を巻き取る責任があります。
プリンシパル以上の役職は社内で「リーダーシップ」と呼ばれます。リーダーシップはプロジェクト内の日々の実動から少し引いた立場で、プロジェクト全体としてよりいいアウトプットを出すためのアドバイスを提供したり、クライアント企業から新しいプロジェクトを受注するための提案活動などに時間を使います。約8割くらいの時間をプロジェクトのデリバリーに使い、残り2割の時間で新規提案活動をするというイメージです。シニアパートナーまで上り詰めることができるのは一握りです。
ボストンコンサルティンググループの昇進スピードは個人の実力によって差がありますが、標準的な昇進スピードは以下の通りです。
役職 | 年次 |
---|---|
アソシエイト | 1~2年目 |
シニアアソシエイト | 2~5年目 |
コンサルタント | 4~7年目 |
プロジェクトリーダー | 6~9年目 |
プリンシパル | 8年目~ |
パートナー/MD | 10年目~ |
シニアパートナー | 評価次第 |
ボストンコンサルティンググループ(BCG)の給与体系
ボストンコンサルティンググループの給与体系は基本給+残業代(みなし残業 30時間超過分)+ボーナスです。
ボストンコンサルティンググループの基本給
ボストンコンサルティンググループでは、特に若手の場合ボーナスよりも基本給の方が高いという構造となっています。そのため安定して高年収となる一方で、ボーナスで大きく給料が上がることは少ないという特徴となっています。
また、ボストンコンサルティンググループの基本給は役職ごとに異なっています。役職ごとの基本給のイメージは下記の通りとなっています。評価によって上下することはあるものの、
役職 | 年収 | 年次 |
---|---|---|
アソシエイト | 500万円 | 1~2年目 |
シニアアソシエイト | 1,075万円(年収合計) | 2~5年目 |
コンサルタント | 1,200万円 | 4~7年目 |
プロジェクトリーダー | 2,000万円 | 6~9年目 |
プリンシパル | 2,500万円 | 8年目~ |
パートナー/MD | 3,500万円~ | 10年目~ |
シニアパートナー | 1億円~ | 評価次第 |
ボストンコンサルティンググループのシニアアソシエイトの年収は1,075万円と決まっています。これは厚生労働省の「高度プロフェッショナル制度」の年収要件とちょうど同じ額に設定されています。
簡単に言うと、年収1,075万円以上の人はプロフェッショナルと見なし、労働基準法上の残業規制から免除されるという制度です。
逆に言えば、一番下の役職であるアソシエイトは高度プロフェッショナルの要件を満たさないため、毎月の残業時間を厳密に管理されています。
ボストンコンサルティンググループの残業代
ボストンコンサルティンググループではみなし残業代制度を採用しており、月の残業時間が30時間を超過した場合のみ支払われます。
ただし、マネージャー以降になると「裁量労働制」という仕組みに移行するため、残業代は支給されなくなります。残業代は基本給に含まれ、基本給の上昇により残業代が賄われるという考え方となっています。
近年は働き方改革が進み残業時間が減少している影響で、残業代で稼ぐという状態にはなりにくいという現状がありますが、プロジェクトによっては一時的に労働時間が跳ね上がることもあり、そうした場合では残業代で給料が上がることとなります。
とはいえ、コンサルファーム自体が長時間労働で評価されるような職種ではないので、残業代で稼ぐという意識では入社しない方が無難です。
ボストンコンサルティンググループのボーナス・賞与
ボストンコンサルティンググループのボーナスは年に1回支給されます。ボーナスはグローバルの業績・日本の業績・個人評価の3軸によって決まります。
ボストンコンサルティンググループでは、各プロジェクトのたびに評価がつき、半年ごとにその期間中にアサインされたプロジェクトの評価をまとめた結果が半期の評価となります。その評価をベースに賞与が決まるため、プロジェクトで出した成果や、上司からの良いフィードバックが賞与に繋がるという形態になっています。
しかしながら、ボストンコンサルティンググループでは先述の通り基本給の水準が高くなっているため、ボーナスは年収の3割程度と想定しておくのが良いでしょう。
ボストンコンサルティンググループの役職別年収・初任給
ボストンコンサルティンググループの給与制度は役職別の年俸制です。先述の通り、役職別の年収テーブルをベースとし、個人評価や会社の業績に連動してボーナスと合計年収が決まります。
ボストンコンサルティンググループの各役職の年収イメージは以下の通りです。役職が上がるにつれてボーナスの割合が増えるため、年収の振れ幅も大きくなります。
役職 | 年収 | 年次 |
---|---|---|
アソシエイト | 700万円 | 1~2年目 |
シニアアソシエイト | 1,075万円 | 2~5年目 |
コンサルタント | 1,500万円 | 4~7年目 |
プロジェクトリーダー | 2,500万円 | 6~9年目 |
プリンシパル | 3,500万円 | 8年目~ |
パートナー/MD | 5,000万円~ | 10年目~ |
シニアパートナー | 1億円~ | 評価次第 |
ボストンコンサルティンググループの新卒1年目は「アソシエイト」という役職から始まり、初任給は700万円と非常に高水準です。
中途でボストンコンサルティンググループに転職した場合の年収は?
中途でボストンコンサルティンググループに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。
実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。
中途で入社した場合の具体的な年収を知るためには、転職サイトに掲載されている実際の求人を見ることが最も確実です。口コミサイトやSNSよりも最新かつ正確な情報を知ることができます。
特に人気なのはCMでも有名な転職サイト『ビズリーチ』です。一般的な転職サイトではめったに見つからないような人気企業の高年収求人や好条件の非公開求人が多数掲載されています。
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ボストンコンサルティンググループのパートナー・シニアパートナーの年収
ボストンコンサルティンググループの最上位役職であるパートナー/MDの年収は最低ラインが約5,000万円となっており、個人の成績やオフィス全体の業績によって数千万から数億円単位で年収が上乗せされます。
シニアパートナーとなると、年収は数億円規模となります。
パートナー/MDの役割はクライアント企業と良好な関係を構築してプロジェクトを受注することと、受注したプロジェクトの品質を管理しクライアント満足度を高めることです。
パートナー/MDクラスになると、コンサルタントとしての分析力や論理的思考力を持ち合わせていることは当たり前になり、卓越した営業力や人間力、特定分野における高度に専門的な知見などが求められます。
新卒でボストンコンサルティンググループに入って40代から50代まで勤めた場合、生涯年収は10億円以上になることが期待できます。ただし、ボストンコンサルティンググループは生涯勤め続けるケースが非常に少なく、「生涯年収」という概念が当てはまりにくいです。
そもそも中途で入社する方の割合が高いことに加えて、ボストンコンサルティンググループに入社したあとも5年以内には事業会社やファンドなど別の業界に転職する方がほとんどだからです。
ボストンコンサルティンググループの福利厚生
ボストンコンサルティンググループの福利厚生は日系企業と比べるとそれほど豊富なわけではありません。若手でも金銭的メリットを実感しやすいのは借り上げ住宅制度(会社名義で住宅を借りることで、家賃が額面より天引きされ、税効果分安く住むことができる)程度です。
また、年次有給やプロジェクト間の休暇は非常にとりやすい環境にあり、休みが相応に多い環境であることも特徴です。
福利厚生はあまり充実していませんが、その分高い給料によって賄われているという形になっています。
ボストンコンサルティンググループで英語力は必要?
英語を使う頻度はプロジェクトやチームによって大きく変わります。英語が必要なのは、以下の3つのうちどれかに当てはまる場合です。
- クライアントが非日本語ネイティブの場合
- チーム内に非日本語ネイティブがいる場合
- 調査やインタビューに英語が必要な場合
アサインされたプロジェクトやチーム次第では、全く英語を使わないことがあります。その点では、英語は必須ではないとも言えます。
特に、マッキンゼーやベインと比べてボストンコンサルティンググループはグローバルな仕事が少なく、英語が苦手な人でも比較的働きやすいと感じます。
一方で、将来的にパートナーやMDを目指す場合、日本オフィスに留まらずボストンコンサルティンググループのグローバルネットワークにおいて自己のプレゼンスを発揮していくことが一定程度求められると思います。
英語が全く話せなくてもパートナーまで昇進した人もいますが、最低限のビジネス英会話ができた方が可能性が広がります。
ボストンコンサルティンググループでは社員向けに英語の勉強をサポートするプログラムが存在します。年間50~100時間分まで無料で英会話レッスンを受けることができるので、英語に苦手意識がある人はご活用されるといいのではないでしょうか。
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成長機会に関しては、自分が求めれば社内の研修制度は多すぎるほどあるので、大変恵まれた良い環境と感じている。そのような環境ではあるが、やはり業務は一定忙しいので、どのようにうまく時間を活用して自己実現に向けた学習時間を捻出していけるかが成長のカギにはなっている。英語に関しても補助制度は充実しており、業務でも英語が出来ると出来ないとでは大きくチャンスが違ってくる。
タレントスクエア – ボストン コンサルティング グループの社員口コミ
ボストンコンサルティンググループは激務?
ボストンコンサルティンググループは年収が高い代わりに激務というイメージを持たれがちですが、近年では働き方改革の浸透によって残業時間が短くなっています。
タレントスクエアが独自に実施した社員アンケートの結果によると、ボストンコンサルティンググループの社員の月間平均残業時間は43.2時間です。
平均年収 | 1,928万円 |
月間平均残業時間 | 43.2時間 |
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データの出典および集計方法について
上記データはタレントスクエア転職のユーザー様から個別にご回答いただきたデータ、タレントスクエアが別途運営する関連サービスより集計したデータ及び会社開示データをもとに独自に計算しております。
メディアオーナー様向け
上記データは転載フリーです。リンク付きで出典を明記したうえでご自由にお使いください。
プロジェクトの最終報告前やトラブル発生時には一時的に激務になることがありますが、代わりに仕事が落ち着いているときに休暇を取得したり、プロジェクトの合間に長期休暇を取って旅行に行くなどメリハリを利かせることができます。
コンサルタント / 中途入社 / 男性 / 在籍中(2022年時点) / 在籍期間 5年未満
激務というほどではなく、日付を超えることは(案件次第ですが)殆どなく、労働時間に不満はありません。プライベートが制限されるほどの激務になることは滅多にない上、プロジェクトの合間は長期休暇も取ることができます。もちろん、休みの判断は自己責任なので、チームや他の方に迷惑をかけないようにすることは大前提です。
タレントスクエア – ボストン コンサルティング グループの社員口コミ
コンサルタント / 中途入社 / 男性 / 在籍中(2022年時点) / 在籍期間 5年以上10年未満
一昔前に比べると劇的に良くなっていると思う。人数を増やしながら、仕事を取りすぎないようにしているように見受けられる。プロジェクトにもよるが、深夜残業が状態だと上が怒られる。プロジェクトの合間に長期休暇で海外に行っている人もいたりする。
タレントスクエア – ボストン コンサルティング グループの社員口コミ
ボストンコンサルティンググループの学歴・採用大学
年収が高く残業時間も短くなってきているボストンコンサルティンググループは、新卒就活や中途転職において非常に高い人気を集めています。
選考倍率が高さから、ボストンコンサルティンググループの新卒採用大学は東大が約半分と非常に高学歴になっており、新卒で入社するためには最低でも早慶以上の学歴が必要だと言えます。
中途で転職する場合は、前職における経験や専門性が評価されるため、新卒採用に比べると学歴の幅は多少広くなります。
ボストンコンサルティンググループの中途採用人数・中途採用の難易度は?
ボストンコンサルティンググループは中途の採用人数を積極的に増やしており、社員の6~7割が中途入社です。
新卒でボストンコンサルティンググループに入れなかった方や、他業界に就職したあとにコンサル業界に興味が湧いてきた方は是非中途でボストンコンサルティンググループへの転職を検討することをおすすめします。
コンサルタント / 新卒入社 / 男性 / 在籍中(2022年時点) / 在籍期間 5年未満
中途の方が割合としては多い。第二新卒はアクセンチュアやBIG4からが多く、それ以上の年次だと日系の業界トップ企業からの転職が多い。MBAからの採用は1~2割程度のイメージ感。
タレントスクエア – ボストン コンサルティング グループの社員口コミ
ボストンコンサルティンググループは高年収やステータスの高さから転職先としては非常に人気の高い会社となっており、中途採用の難易度も高いのが現状です。
ボストンコンサルティンググループの転職を検討する場合は、コンサルに特化した転職エージェントの活用を検討するべきです。特に、コンサルのような業界ではフェルミ推定やケース面接といった特殊な面接への対策が必須となります。
例えば、未経験者のコンサル転職に特に強みを持つASSIGN AGENTのような転職エージェントはコンサルの転職に関するナレッジを豊富に保有しているので、誰に相談して良いか分からない場合、まずはASSIGN AGENTに相談してみると良いでしょう。

転職エージェントは今すぐ転職したい人が登録するものだと思われがちですが、直近で転職予定がなくても年収や仕事内容などの情報収集目的で利用することもできます。
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