住友電工はやばい？すごい？将来性がない？評判を解説

インターネット上で、住友電工（住友電気工業）は「やばい」という評判が散見されますが、実際に住友電工は「やばい」のでしょうか。

そもそもどのような点で「やばい」と言われているか、またその「やばい」という評判は正しいのか、住友電工社員へのインタビューを参考にしながら徹底解説いたします。

住友電工への転職方法・転職難易度は下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。

本記事のポイント

住友電工は「やばい」という評判がありますが、実際にそういわれている要因を1つ1つ読み解いていくと、決して「やばくない」ことが容易にわかります。下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までご覧ください。

住友電工はなぜ「やばい」と言われるのか？

住友電工は下記の様な理由で「やばい」と言われますが、実際は「やばく」ありません。本記事では1つ1つ解説しているので、是非ご覧ください。

住友電工が「やばい」と言われる理由

• 業績が悪く「今後どうなる？」と心配されているから
• 年収が高いから
• 不祥事があったから
• リストラの可能性があるから
• 激務でパワハラもあり離職率が高いと言われているから

中途で住友電工に転職するためには？

住友電工は転職市場で非常に人気の高い企業ですが、前職での実績や選考対策次第で十分に転職できる可能性があります。

中途で住友電工に転職するためには、住友電工をよく知る転職エージェントを活用することが重要です。

転職エージェントは無料で何社でも利用することができ、企業研究から書類作成・面接対策まで全てサポートしてもらえます。

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住友電工はどんな会社？

住友電工（住友電気工業）は電線・ケーブルの製造技術を根幹とする独創的な研究開発を通じて、自動車、情報通信、エレクトロニクス、環境エネルギー、産業素材、5つの主要事業分野を多角展開している会社です。

セグメント	売上	営業利益
自動車	17,542億円	123億円
情報通信	2,392億円	234億円
エレクトロニクス	2,925億円	198億円
環境エネルギー	8,334億円	440億円
産業素材	3,279億円	230億円

住友電工の転職難易度は？

住友電工は年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

住友電工はなぜ「やばい」「潰れる」と言われるのか？

日本を代表する素材企業の住友電工ですが、Googleで「住友電工」と検索すると関連キーワードに「やばい」というネガティブなワードがあります。

住友電工への就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。

以降では、ネット上で「やばい」と言われる理由について、実態を解説していきます。

住友電工がやばいと言われる理由①:
業績が悪く将来性がないと心配されているから

住友電工がやばいと言われる理由の1つ目が、業績が悪く将来性がないと心配されているからです。

（円）	20/3期	21/3期	22/3期	23/3期
売上高	31,070億円	29,186億	33,679億	40,056億円
営業利益	1,272億	1,139億	1,222億	1,774億円
純利益	727億	563億	963億	1,127億円

業績を見ると、こうした評判は的外れなことが分かります。住友電工は多くの企業が業績を落としたコロナ禍においても多少の減収こそあれど堅調な業績を叩きだしています。

2022年3月期は純利益が1,000億円近くまで上昇し、2023年3月期には売上高が過去最高の4兆円に到達するなど、住友電工は日本有数の大企業となっています。

こうした決算はワイヤーハーネス、電力ケーブル、超硬工具などの拡販や銅価格上昇等によるものです。

将来的にはグリーン・トランスフォーメーション、デジタル・トランスフォーメーション、自動車のCASEなどの新技術に伴った住友電工の質が高いプロダクトの需要が伸びると予想され、将来性も高いと考えられています。

住友電工がやばいと言われる理由②:
年収が高いから

住友電工は年収が高いためにやばいといわれることがあります。

住友電工は有価証券報告書で平均年収を公開しています。有価証券報告書によれば、住友電工の2023年3月期における平均年収は779万円となっています。

推移を見ると、住友電工の平均年収は700万円台後半から800万円となっており、平均年収は非常に高い水準であることが分かります。

年度	平均年収	平均年齢
2023年3月期	779万円	43.1歳
2022年3月期	785万円	43.2歳
2021年3月期	778万円	41.7歳
2020年3月期	803万円	41.9歳
2019年3月期	808万円	41.8歳
2018年3月期	804万円	42.0歳

国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、一条工務店の平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。

また、マイナビエージェントが公表している業種別平均年収ランキングによると、電子・電気機器メーカーの平均年収は506万円となっており、住友電工の平均年収は電子・電気機器メーカー全体の平均年収よりも高い水準になっています。

住友電工の年収は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

中途で住友電工に転職した場合の年収は？

中途で住友電工に転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

住友電工がやばいと言われる理由③:
不祥事があったから

住友電工がやばいと言われる理由の3つ目が、住友電工で不祥事があったからです。住友電工が過去数年で起こした不祥事は下記のようなものがあります。

1点目に関しては、住友電工の主力製品であるワイヤーハーネスにおいて価格カルテル（談合して製品の値段を吊り上げること）を締結し、独占禁止法違反により違約金を支払うこととなりました。

これに関しては住友電工に落ち度があり、今後このようなことを繰り返さないことが期待されています。

2点目に関しては、住友電工が逆に被害者となっており、元派遣社員を対象に刑事告訴も行っています。従って、住友電工は直近で不祥事はなく、「やばい」会社ではありません。

住友電工がやばいと言われる理由④:
リストラの可能性があるから

住友電工がやばいと言われる理由の4つ目が、リストラの可能性があると噂されるからです。

実際に住友電工が大規模なリストラを行ったことはありません。住友電工は平均年収が高い一方で、外資系のように社員を解雇するわけではなく、年功序列・終身雇用の色合いが強い会社となっています。

住友電工がやばいと言われる理由⑤:
激務でパワハラもあり離職率が高いと言われているから

住友電工は激務でパワハラもあり離職率が高いと言われているからやばいと言われています。

住友電工は公式に残業時間を公開しています。公式のデータによれば、住友電工における2021年度の月間平均残業時間は16.3時間となっており、短い水準であることが分かります。パワハラも近年のコンプライアンス意識の高まりによって激減している模様です。

年度	平均所定外労働時間
2016年度	20.2時間
2017年度	19.3時間
2018年度	18.7時間
2019年度	17.5時間
2020年度	13.6時間
2021年度	16.3時間

新卒社員の3年以内離職率は10%程度（平均的には3割程度）となっており、低い水準であることが分かります。

年度	住友電工の3年以内離職率
2019年度	10.1%
2020年度	7.6%
2021年度	9.9%

まとめ:
住友電工はやばい会社ではない

本記事では、住友電工が「やばい」と噂されている理由とその実態について調べてきましたが、住友電工は決して「やばい」会社ではありません。

住友電工は業績が堅調で、高い技術力を背景に今後は高い成長を期待できる会社となっています。年収水準も高く労働環境も良いため、住友電工は依然としておすすめの企業です。