インターネット上で、住友電工(住友電気工業)は「やばい」という評判が散見されますが、実際に住友電工は「やばい」のでしょうか。
そもそもどのような点で「やばい」と言われているか、またその「やばい」という評判は正しいのか、住友電工社員へのインタビューを参考にしながら徹底解説します。
住友電気工業株式会社
Sumitomo Electric Industries, Ltd.

平均年収
820万円
2024年3月期
平均年齢
43.2歳
2024年3月期
平均残業時間
16.1時間
2023年度
男性育児休業取得率
100%
2023年度
有給休暇取得日数
19.2日
2023年度
中途採用比率
37.0%
2023年度
住友電工への転職方法・転職難易度は下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。

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住友電工はどんな会社?
住友電工(住友電気工業)は電線・ケーブルの製造技術を根幹とする独創的な研究開発を通じて、自動車、情報通信、エレクトロニクス、環境エネルギー、産業素材、5つの主要事業分野を多角展開している会社です。
- 自動車: 自動車内部のパワー・情報伝送を行うワイヤーハーネスを中心に提供
- 情報通信: FTTH(ファイバ・トゥ・ザ・ホーム)などの光ネットワーク構築に必要な光ファイバ・ケーブル等を提供
- エレクトロニクス: FPC(フレキシブルプリント回路)、極細同軸ケーブル、フラットケーブル等を提供
- 環境エネルギー: 電力の安定供給のキーテクノロジーである電線・ケーブルを提供
- 産業素材: 土木建築に大きく寄与するPC(プレストレスト・コンクリート)鋼材等を提供
住友電工はなぜ「やばい」「潰れる」と言われるのか?
日本を代表する素材企業の住友電工ですが、Googleで「住友電工」と検索すると関連キーワードに「やばい」というネガティブなワードがあります。

住友電工への就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。
以降では、ネット上で「やばい」と言われる理由について、実態を解説していきます。
言われる理由
- 年収が高いから
- 激務でパワハラもあり離職率が高いと言われているから
- 業績が悪く将来性がないと心配されているから
- 転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われている
- 不祥事があったから
- リストラの可能性があるから
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住友電工がやばいと言われる理由#1:
年収が高いから
住友電工は年収が高いためにやばいといわれることがあります。
住友電工は上場会社なので、有価証券報告書で平均年収が公開されています。有価証券報告書によれば、2024年3月期における住友電工の平均年収は820万円(平均年齢: 43.2歳)となっています。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2024年3月期 | 820万円 | 43.2歳 |
2023年3月期 | 779万円 | 43.1歳 |
2022年3月期 | 785万円 | 43.2歳 |
2021年3月期 | 778万円 | 41.7歳 |
2020年3月期 | 803万円 | 41.9歳 |
2019年3月期 | 808万円 | 41.8歳 |
2018年3月期 | 804万円 | 42.0歳 |

住友電工がやばいと言われる理由#2:
激務でパワハラもあり離職率が高いと言われているから
住友電工は激務でパワハラもあり離職率が高いと言われているからやばいと言われています。
住友電工は残業時間を公開しています。公式のデータによれば、住友電工における2023年度の月間平均残業時間は16.1時間となっており、労働時間は短い水準であることが分かります。パワハラも近年のコンプライアンス意識の高まりによって激減している模様です。
年度 | 平均所定外労働時間 |
---|---|
2016年度 | 20.2時間 |
2017年度 | 19.3時間 |
2018年度 | 18.7時間 |
2019年度 | 17.5時間 |
2020年度 | 13.6時間 |
2021年度 | 16.3時間 |
2022年度 | 16.0時間 |
2023年度 | 16.1時間 |
新卒社員の3年以内離職率は10-15%程度となっており、低い水準であることが分かります。
年度 | 住友電工の3年以内離職率 |
---|---|
2019年度 | 10.1% |
2020年度 | 7.6% |
2021年度 | 9.9% |
2022年度 | 13.3% |
2023年度 | 12.2% |
パワハラも近年のコンプライアンス意識の高まりによって激減している模様です。
なお、残業やパワハラがなく高年収のホワイト企業に転職したい方は、ホワイト企業転職に強い転職サイト『タレントスクエア』をチェックしてみてください。
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住友電工がやばいと言われる理由#3:
業績が悪く将来性がないと心配されているから
住友電工がやばいと言われる理由の3つ目が、業績が悪く将来性がないと心配されているという理由です。
年度 | 売上高 | 営業利益 |
---|---|---|
2020年3月期 | 3兆1,070億円 | 1,272億円 |
2021年3月期 | 2兆9,186億円 | 1,139億円 |
2022年3月期 | 3兆3,679億円 | 1,222億円 |
2023年3月期 | 4兆0,056億円 | 1,774億円 |
2024年3月期 | 4兆4,028億円 | 2,266億円 |
業績を見ると、こうした評判は的外れなことが分かります。住友電工は多くの企業が業績を落としたコロナ禍においても多少の減収こそあれど堅調な業績を叩きだしています。
こうしたワイヤーハーネス、電力ケーブル、超硬工具などの拡販や銅価格上昇等によるものです。
将来的にはグリーン・トランスフォーメーション、デジタル・トランスフォーメーション、自動車のCASEなどの新技術に伴った住友電工の質が高いプロダクトの需要が伸びると予想され、将来性も高いと考えられています。
住友電工がやばいと言われる理由#4:
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているから
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているというのも、住友電工がやばいと言われる理由の1つです。
確かに、住友電工は年収の高さや大企業ならではの待遇によって転職市場における人気は高く、転職難易度は高いです。一方で、中途採用に積極的であることから、転職できる可能性は十分にあると言えます。
住友電工によれば、2023年度の住友電工における中途採用比率は37%となっており、住友電工は中途採用に積極的であることが分かります。
年度 | 中途採用比率 |
---|---|
2021年度 | 26% |
2022年度 | 35% |
2023年度 | 37% |
このように、住友電工は転職市場における人気は高いながら中途採用にも積極的です。募集職種も多岐に渡っているため、職種によっては十分に転職できる可能性があると言えます。
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住友電工がやばいと言われる理由#5:
不祥事があったから
住友電工がやばいと言われる理由の5つ目が、住友電工で不祥事があったからです。
- 2012年: 自動車用ワイヤーハーネスにおける価格カルテルにより、課徴金21億円を納付
- 2016年: 住友電工子会社勤務の派遣社員が架空取引を行い数千万円を横領
1点目に関しては、住友電工の主力製品であるワイヤーハーネスにおいて価格カルテル(談合して製品の値段を吊り上げること)を締結し、独占禁止法違反により違約金を支払うこととなりました。
これに関しては住友電工に落ち度があり、今後このようなことを繰り返さないことが期待されています。
2点目に関しては、住友電工が逆に被害者となっており、元派遣社員を対象に刑事告訴も行っています。従って、住友電工は直近で不祥事はなく、「やばい」会社ではありません。
住友電工がやばいと言われる理由#6:
リストラの可能性があるから
住友電工がやばいと言われる理由の6つ目が、リストラの可能性があると噂されるからです。
実際に住友電工が大規模なリストラを行ったことはありません。住友電工は平均年収が高い一方で、外資系のように社員を解雇するわけではなく、年功序列・終身雇用の色合いが強い会社となっています。