戦略コンサルは、転職市場で最も人気のある業界の1つです。圧倒的な年収の高さ・成長スピード・一緒に働く人のレベルの高さ・その後のキャリアパスの広さなど、人気の理由はさまざまです。
一方、戦略コンサル転職においては「倍率が高く自分の経歴で受かるのか分からない」「選考対策が難しい」「転職後についていけるかが不安」といった人それぞれの悩みがあります。
本ページでは、戦略コンサル業界への転職を目指す方が知りたいことを可能な限り網羅的に列挙し、一次情報に基づく最新情報をまとめています。
戦略コンサルとは?一般的な定義と特徴
戦略コンサルとは、コンサル業界の中の一つの分類です。明確に決まった定義はありませんが、一般的には「クライアント企業の経営戦略など上流の案件をメインに扱うコンサル会社」という意味合いで使われます。
マッキンゼー、ボストン コンサルティング グループ、ベイン・アンド・カンパニー、Kearney、ローランド・ベルガー、アーサー・ディ・リトル、Strategy&、アクセンチュア(ストラテジー部門)、ドリームインキュベータなど
戦略コンサルと対比で使われる分類として「総合コンサル」があります。(他にも「ITコンサル」や「人事コンサル」などさまざまなカテゴリーがありますが、簡単のため省略します)
戦略コンサルが経営戦略に関わるプロジェクトを主に扱うのに対し、総合コンサルは戦略の実行支援プロジェクトやより細かい単位での戦略の策定支援などに関わることが多い傾向にあります。
比較軸 | 戦略コンサル | 総合コンサル |
---|---|---|
関わるプロジェクト | 経営戦略・M&Aなど経営の上流に関わる | 戦略の実行支援や部門単位の戦略など |
発注者の権限レベル | CEOやCFOなどのCXOクラスが中心 | 部門長や部長なども含まれる |
プロジェクトの規模 | 少人数で短期間 | 大人数で長期間 |
プロジェクトの人月単価 | 非常に高額 | 戦略コンサルの半分以下 |
コンサルファームの人数 | 少数(100~1000人程度) | 大規模(数千人~) |
年収 | 非常に高い (マネージャーで2000万円以上) | 高い (マネージャーで1000~1500万円) |
総合コンサルと比べて戦略コンサルは、経営の上流の課題に少数精鋭のチームで取り組み、短期間で高い人月単価をチャージするため、社員一人ひとりの年収も高くなるという特徴があります。
戦略コンサルへの転職難易度は非常に高いと言われる理由
一般的に、戦略コンサルへの転職難易度は非常に高いとされています。数あるコンサルティングファームの中でも、戦略コンサルは特に競争率が高く、他のコンサルよりも難易度が一段と高いと評価されることが多いです。
2025年10月最新版
コンサル業界の転職難易度ランキング
転職難易度 S
マッキンゼー、BCG、ベイン・アンド・カンパニー、A.T.カーニー、ローランド・ベルガー、アーサー・ディ・リトル
マッキンゼー・アンド・カンパニー | 戦略コンサルの世界的リーダー。ブランドと知名度が高い |
---|---|
BCG | 戦略コンサルの世界的トップファーム。日本を重視 |
ベイン・アンド・カンパニー | 戦略コンサルの世界的トップファーム。少数精鋭が特徴 |
A.T.カーニー | アメリカ発の戦略コンサル。消費財領域に強み |
ローランド・ベルガー | ドイツ発の戦略コンサル。製造業に強み |
アーサー・ディ・リトル | ヘルスケアや製造業に強みがある戦略コンサルファーム |
転職難易度 A
ドリームインキュベータ、YCP Solidiance、アクセンチュア、デロイトトーマツ、EY、PwC、KPMG、キャップジェミニ
ドリームインキュベータ(DI) | 新規事業開発や成長戦略の立案に特化した日系戦略コンサル |
---|---|
YCP Solidiance | ゴールドマン出身者によって創設された日系コンサル |
アクセンチュア | 世界最大級の総合コンサル。戦略からデジタル、テクノロジーまで支援 |
デロイトトーマツ | コンサルBIG4の一角。戦略からIT導入まで多岐にわたるサービスを提供 |
EYストラテジー&コンサルティング | コンサルBIG4の一角。財務、リスク管理などでサービスを提供 |
PwCコンサルティング | コンサルBIG4の一角。幅広い領域でコンサル業務を提供 |
KPMGコンサルティング | コンサルBIG4の一角。デジタル化、財務、リスク管理に強みを持つ |
キャップジェミニ | ITコンサルとシステム統合に強みを持つフランス発のコンサル |
転職難易度 B
野村総合研究所、アビーム、ベイカレント、クニエ、経営共創基盤
野村総合研究所(NRI) | シンクタンク系の老舗総合コンサル。ITプロジェクトが中心 |
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アビームコンサルティング | 日本発の総合コンサル。ERP導入や業務改革支援が中心 |
ベイカレント・コンサルティング | 急成長中のコンサルファーム。IT導入やデジタル化支援に強み |
クニエ | NTTデータグループの一員。ERP導入などに特化したサービスを提供 |
経営共創基盤(IGPI) | ハンズオンで企業再生や事業構造改革を支援する日系コンサル |
転職難易度 C
フューチャー・アーキテクト、日立コンサルティング、リンクアンドモチベーション、シグマクシス、シンプレクス、NTTデータ経営研究所、タナベコンサルティング
フューチャー・アーキテクト | ITとビジネスの融合を支援する国内コンサル。システム構築や業務改革に強み |
---|---|
日立コンサルティング | 日立グループの一員。製造業や社会インフラに特化したコンサルサービスを提供 |
リンクアンドモチベーション | 組織変革やモチベーションマネジメントに特化 |
シグマクシス | IT導入や業務変革を中心に支援する国内コンサルティング企業 |
シンプレクス | 金融分野に強み。ITソリューションを活用した業務改革を支援 |
NTTデータ経営研究所 | NTTデータグループの一員。ITを基盤に業務改革などを提供 |
タナベコンサルティング | 全国の中堅・中小企業から大企業・行政まで幅広く支援する老舗の日系コンサル |
※ 上記のランキングは転職市場で人気のある有名企業・大手企業のみを抽出しています。「転職難易度C」の企業であっても、転職市場全体では難易度が非常に高い部類に入る点にご注意ください。
【参考】転職難易度の計算方法
上記の転職難易度は、以下のデータをもとに計算されています。
企業公式ページおよび実名SNS上で公開されている社員の学歴・職歴データ
ハイクラス転職サイト『タレントスクエア』に掲載されている実際の求人の応募条件(必須条件/歓迎条件)
なお、上記のランキングは企業単位での選考通過確率を相対的に示すものであり、実際の転職活動の成否・難易度は応募職種や選考時期によって異なります。
ここからは、戦略コンサルへの転職難易度は非常に高いと言われる理由と実態について解説していきます。
戦略コンサルへの転職難易度は
非常に高いと言われる理由
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戦略コンサルへの転職難易度は非常に高いと言われる理由#1:
待遇・ネームバリューにより人気が高く応募が多い
待遇・ネームバリューにより人気が高く応募が多いというのが、戦略コンサルへの転職難易度は非常に高いと言われる理由の1つです。
戦略コンサルは、年収水準が非常に高く若手でも1,000万円を超えるケースが珍しくありません。外資系や大手ファームであれば社会的なブランド力も強く人気が集中します。
こうした要因により、同業他社のコンサルタントだけでなく、事業会社・金融・商社などあらゆる業界からの応募が殺到します。なかにはネームバリューや高年収に惹かれたミーハー層も多く、結果として応募総数が多くなります。
戦略コンサルへの転職難易度は非常に高いと言われる理由#2:
各社の採用枠は多くない
各社の採用枠は多くないというのも、戦略コンサルへの転職難易度は非常に高いと言われる理由の1つです。
戦略コンサルは少数精鋭の業界であり、年間採用人数が数十名程度にとどまるファームもあります。そのため、応募者数に対して採用枠が極端に少ない構造となっており、結果として競争倍率が非常に高くなります。
ただし、近年では一部の戦略コンサルファームで採用人数を拡大する動きも見られます。そのため、転職エージェントなどに各社の採用方針や募集状況を聞きながら転職活動を進めるのが大事です。
戦略コンサルへの転職難易度は非常に高いと言われる理由#3:
求められるスキルレベルが圧倒的に高い
求められるスキルレベルが圧倒的に高いというのも、戦略コンサルへの転職難易度は非常に高いと言われる理由の1つです。
戦略コンサルでは、クライアント企業の経営課題に対して、限られた期間の中で最適な打ち手を導き出すことが求められます。論理的思考力や数値分析力、構造化スキルなどあらゆるスキルを高次元で発揮できる必要があります。
- 論理的思考力: 課題を構造的に整理し、筋道立てて解決策を導く力
- 仮説構築力: 限られた情報から本質的な問題を見抜き、検証する力
- コミュニケーション力: 経営層やチームを巻き込みながら議論を進める力
- プレゼンテーション力: 納得させるストーリーで提案を伝える力
さらに、経営層に納得感を与えるプレゼンスキルやコミュニケーション力も必要です。これらを総合的に兼ね備えた人材は限られており、結果として採用基準が非常に高くなることが、転職の難易度を引き上げています。
戦略コンサルへの転職難易度は非常に高いと言われる理由#4:
学歴・バックグラウンドの基準が高い
学歴・バックグラウンドの基準が高いというのも、戦略コンサルへの転職難易度は非常に高いと言われる理由の1つです。
戦略コンサルファームでは、複雑な経営課題を整理・分析し、論理的に結論を導く力が必要です。そのため、採用時には地頭の良さや思考の柔軟性を測る指標として学歴やバックグラウンドが重視される傾向があります。
実際、東大京大・早慶・旧帝大といった上位校出身者がほとんどを占めており、同時に外資系企業、総合商社、投資銀行、超大手事業会社など、ハイレベルなビジネス経験を持つ人材が集まっています。
このように、もともと倍率が高いうえに、応募者のレベル自体が極めて高いことも、戦略コンサルへの転職難易度を押し上げている要因のひとつです。
戦略コンサルへの転職難易度は非常に高いと言われる理由#5:
多くの戦略コンサルではハイレベルの英語力を求められる
ハイレベルな英語力が求められるというのも、戦略コンサルへの転職難易度が高い理由のひとつです。
外資系ファームでは、クライアントとのコミュニケーションが英語で行われたり、チーム内に日本語を話さない外国籍メンバーが在籍してこともあります。そのため、実務で支障なくやり取りできるビジネスレベルの英語力が求められます。
実際のプロジェクト自体は日本企業を対象とすることが多く、業務の大半は日本語で進行します。しかし、社内会議やグローバル向けの報告資料は英語で行われることも多いため、高い英語力は必須だと言えます。
新卒入社の場合は英語力を高めるための研修やサポート体制が整っているケースもありますが、中途採用では即戦力が前提となるため、MBA取得者や海外経験を持つ人材など、英語力が担保されている人が優先的に採用されやすいです。
戦略コンサルに転職できる人の特徴
戦略コンサルに転職できる人の特徴としては、以下のような点が挙げられます。
なお、戦略コンサルではこれらの要素のうちどれか一つが突出していれば良いというわけではなく、複数の能力を高いレベルで兼ね備えていることが求められる点に注意が必要です。
戦略コンサルに転職できる人の特徴
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戦略コンサルに転職できる人の特徴#1:
コンサル経験者
戦略コンサルに転職できる人の特徴として挙げられるのが、すでにコンサルティングファームで働いているという点です。
戦略コンサルタントの中途入社者のうち、コンサルティングファーム出身者は一定数を占めています。これは、すでにコンサルティング業務の進め方やクライアント対応に慣れており、教育コストがかからないためです。
転職のパターンとしては、同ランクの戦略ファームへ横スライドで転職するというだけでなく、上位ファームへのステップアップもあります。
ただし、上位のコンサルティングファームへ移籍する場合には、前職で高い評価を得ていることや、成果を具体的に示せる実績が前提となります。
戦略コンサルに転職できる人の特徴#2:
高い学歴や大手企業での経歴がある人
高い学歴や大手企業での経歴があるというのも、戦略コンサルに転職できる人の特徴の1つです。
戦略コンサルでは、短期間での理解力や論理的思考力、ビジネス構造を把握する力が求められるため、これらの能力を裏付ける指標として学歴が重視されやすい傾向にあります。
また、どのような業務をどの水準で担ってきたかを判断するうえで、所属企業の社格も重要な要素です。知名度の高い大手企業での経験は評価されやすく、選考を有利に進められる可能性が高いです。
戦略コンサルに転職できる人の特徴#3:
論理的思考力がある人
論理的思考力があるというのも、戦略コンサルに転職できる人の特徴の1つです。
戦略コンサルの仕事は、クライアントの課題を構造的に整理し、原因を分析したうえで最適な解決策を導くことが求められます。そのため、論理的思考力を重要視される領域だと言えます。
その裏付けとして、コンサルの面接ではフェルミ推定やケース面接など、論理的思考力を測るための問題が多く出題されます。与えられた情報を整理し、前提を置いて仮説を立て、結論までの道筋を明確に説明できる人は高く評価されます。
戦略コンサルの場合は、扱うテーマが企業の成長戦略や新規事業、M&Aなど経営レベルの意思決定に直結するため、求められる論理の精度やスピードも、一般的なコンサルより一段高い水準にあります。
戦略コンサルに転職できる人の特徴#4:
コミュニケーション能力がある人
コミュニケーション能力があるというのも、戦略コンサルに転職できる人の特徴の1つです。
コンサルタントは、自分の考えを相手にわかりやすく伝える力が求められる仕事です。論理的に整理した内容を、相手の立場や理解度に合わせて伝えることができなければ、どれだけ正しい提案でも成果につながらないためです。
また、コンサルタントは周囲と調整しながら物事を前に進める力が求められるため、コミュニケーション能力は選考でも重視されるポイントの一つです。
- クライアントへの課題ヒアリングや要件定義の場面
- 上司・チームメンバーとの仮説検討や方向性のすり合わせ
- プレゼンテーションで提案内容を分かりやすく説明する場面
- 現場担当者を巻き込みながら施策を実行に移す場面
社内外の関係者と折衝してきた経験や、チームを動かして成果を出した経験があるかどうかが見られるという点は認識したほうが良いと言えます。
戦略コンサルに転職できる人の特徴#5:
MBAの保有者
MBAの保有者も、戦略コンサルに転職できる人の特徴の1つです。特に戦略コンサルだとMBAを保有しているかが選考の評価に大きく影響します。
- コンサル業務に直結する知識を体系的に習得しているため
- 前職で優秀層であることや向上心があることを示唆しているため
- 高い学習能力・論理的思考力・リーダーシップを持つ人材の証明になるため
- グローバル案件に対応できる英語力や異文化対応力が評価されるため。
- 企業の経営層や優秀な人材とつながれる点もビジネス上の強みとなるため
MBAを取得していること自体が、前職で優秀層として活躍していたことや、高い向上心を持ってキャリアを磨いてきたことの証明にもなります。
また、論理的思考力・リーダーシップ・学習能力といった、コンサルタントに不可欠な素養を兼ね備えている点も高く評価されます。MBAネットワークを通じて各業界の優秀な人材とつながれる点も高い評価につながります。
海外MBAを修了している場合は、英語での議論力や異文化環境での協働経験が豊富であり、グローバル案件にも即戦力として対応できる点も評価されるポイントです。
ただし、MBAであればどの学校でも良いというわけではありません。特に戦略コンサルでは、アメリカをはじめとする世界的なトップスクールでのMBA取得が評価の対象となります。
戦略コンサルへの転職に必要なこと
続いて、戦略コンサルへの転職に必要なことについて解説します。
戦略コンサルへの転職に必要なこと
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戦略コンサルへの転職に必要なこと#1:
志望理由を作りこむ
志望理由を作りこむというのが、戦略コンサルへの転職に必要なことの1つです。
20代や第二新卒の場合、社会人経験が浅く実績による評価が難しいため、採用では志望理由が重視されます。どのような理由で戦略コンサルに転職したいのか、ロジカルに書くことが大事です。
一定の経験を積んだ社会人の場合は、経験をどうコンサルの仕事に結びつけられるかが重視されます。過去の業務で培った知見やスキルを整理し、それがどのようにコンサルに活かせるのかを具体的にアピールする必要があります。
コンサルティングはロジカルシンキングが前提とされる職種であるため、志望動機を論理的に構成できないことは、それ自体がマイナス評価につながる可能性もあるため、志望理由の作りこみは非常に重要です。
戦略コンサルへの転職に必要なこと#2:
複数社の選考を受ける
複数社の選考を受けるというのも、戦略コンサルへの転職に必要なことの1つです。
戦略コンサルは人気が高く、1社あたりの選考難易度も高いため落ちることを前提に考えておく必要があります。むしろ、1社だけに絞って受けると、内定までたどり着かない可能性が高いです。
また、未経験の場合は、企業によって求めるスキルや評価ポイントが異なるため、複数のファームを受けることで自分の強みが評価されやすい戦略コンサルに出会える可能性が高くなります。
複数社の面接を経験することで面接の場数を踏むことができるため、精度を高めることができるという点も大きなメリットです。
戦略コンサルへの転職に必要なこと#3:
フェルミ推定やケース面接などの面接対策を行う
フェルミ推定やケース面接などの面接対策を行うというのも、戦略コンサルへの転職に必要なことの1つです。
戦略コンサルの選考では、フェルミ推定やケース面接が多くの企業で出題される定番の形式であり、事前に十分な練習を積んでおくことが重要です。
コンサル転職でよく利用される面接形式 | |
---|---|
ケース面接 | 限られた情報をもとに特定のビジネス課題の解決策を論理的に立案し、提案・議論する面接形式 ケース面接の例: 「東京駅前のスターバックスの売上を増やす方法」 「宅配の再配達を半分にするためには何をするべきか?」 |
フェルミ推定 | ビジネスや経済に関連する数量や金額を、限られた情報をもとに短時間で推定し議論する面接形式 フェルミ推定の例: 「日本に映画館は何個あるか?」 「200席の飛行機の機体の重さは?」 |
これらの面接はトレーニングによって確実に上達できる領域ですが、準備不足のままだと他の志望者との差が広がるうえ、「志望度が低い」と判断されてしまうこともあります。
そのため、コンサル転職に強みを持つ転職エージェントを活用し、模擬ケース面接や回答へのフィードバックを受けながら、実践的に慣れておくことが大事です。
戦略コンサルへの転職に必要なこと#4:
各社の選考フローや特徴を正しく理解して対策する
各社の選考フローや特徴を正しく理解して対策するというのも、戦略コンサルへの転職に必要なことの1つです。
一言で戦略コンサル転職と言っても、個社ごとに選考フローや面接の内容、選考基準などが異なります。
一般的なコンサル転職対策を進めると同時に、より志望度の高い会社については、個別に対策することが必要です。具体的には、過去に出題された面接のお題や直近で内定獲得した方の経歴などについて情報収集が出来れば理想的です。
これらの情報はニッチかつ個人情報を含むため、インターネット上だけでは十分なリサーチを行うことが難しいです。より多くの情報を集めたい場合は、戦略コンサル転職に強い転職エージェントに話を聞いてみることがおすすめです。
戦略コンサルへの転職におすすめの転職エージェント
戦略コンサルへの転職をサポートする転職エージェントは数多くあります。どのサービスを選ぶか迷った際には、利用者から高い評価を得ている以下の転職エージェントをチェックしてみてください。
項目 | ポイント | 公式 |
---|---|---|
![]() ASSIGN 4.8 |
若手ハイキャリアに特化した転職エージェント。未経験から転職できる20代・30代向けのコンサル求人が豊富。 | |
![]() JACリクルートメント 4.8 |
30代後半以降のミドル・シニア層のハイクラス転職支援を強みをもつ転職エージェント。コンサル求人も多数保有。 | |
![]() MyVision 4.6 |
コンサル特化型の転職エージェント。日系・外資系含むほぼ全てのコンサルファームと繋がりがあり、独自の選考ノウハウを保有。 |
項目 | 特色 | 年代 | 公式 |
---|---|---|---|
![]() ASSIGN 4.8 |
経営・戦略 IT・デジタル 外資系 未経験 スカウト | 20代 30代 40代 50代 | |
![]() JACリクルートメント 4.8 |
経営・戦略 IT・デジタル 外資系 未経験 スカウト | 20代 30代 40代 50代 | |
![]() MyVision 4.6 |
経営・戦略 IT・デジタル 外資系 未経験 スカウト | 20代 30代 40代 50代 |
項目 | 利用者の口コミ | 公式 |
---|---|---|
![]() ASSIGN 4.8 |
コンサル未経験でしたが、ASSIGNのサポートでしっかりとした準備ができ、無事にコンサル業界に転職できました。ハイクラス特化エージェントらしくキャリアアドバイザーの質がすごく高かったと感じています。 | |
![]() JACリクルートメント 4.8 |
年齢的に不安がありましたが、アドバイザーが私の強みを的確に整理してくれ、コンサルへのキャリアチェンジを後押ししてくれました。面接対策も非常に具体的で、安心して臨むことができました。 | |
![]() MyVision 4.6 |
MyVisionでは、紹介されるコンサル企業の求人が非常に豊富で、様々な企業の選考を受けることができた。日系大手のコンサルから外資戦略コンサルまで幅広く取り扱っているので、MyVisionに登録すればほとんどのコンサル会社の選考を受けることができるのが良い。 |
ASSIGN | コンサル未経験者の転職におすすめの転職エージェント

【公式HP】https://assign-inc.com
『ASSIGN(アサイン)』は、株式会社アサインが運営する若手ハイクラス向け転職エージェントです。ハイクラス・高年収企業の転職に特化している転職エージェントであり、コンサル転職に強みがあります。
キャリアアドバイザーの質が高く、「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2021」でMVPに選出された実績あるキャリアアドバイザーも在籍しています。
キャリアアドバイザーのサポートが充実していることから、コンサルの経験が無い方のコンサル転職におすすめの転職エージェントだと言えます。
転職難易度の高いコンサルへの転職を成功させるために、キャリアアドバイザーから質の高いサポートを受けたい人におすすめの転職エージェントです。

ASSIGNの良い評判・口コミ
20代女性

ASSIGNの良い評判・口コミ
30代男性
ASSIGN(アサイン)の概要 | |
---|---|
サービス名 | ASSIGN(アサイン) |
公式ページ | https://assign-inc.com |
料金 | 無料 |
拠点 | ■ 東京本社: 東京都千代田区霞が関3丁目2-5 ■ 大阪支社: 大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目8-10 |
運営会社 | 株式会社アサイン 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-308560 |
JACリクルートメント | ミドル・エグゼクティブ層の戦略コンサル転職におすすめ

【公式ページ】https://jac-recruitment.jp
JACリクルートメントは、30代以降のミドル・エグゼクティブ層の転職支援を強みをもつ転職エージェントです。1988年創業の歴史ある会社で、コンサル業界を含め各業界に精通したアドバイザーが1000名以上在籍しています。
独自のネットワークを通じて年収800~2000万円のハイクラス求人を多く扱っており、オリコン満足度調査のハイクラス転職部門で7年連続No.1に選ばれています。
キャリア相談から求人紹介・面接支援まで全て無料でサポートしてもらえるため、気になった方は公式ページから無料登録してみてください。

JACリクルートメントの良い評判・口コミ
40代男性

JACリクルートメントの良い評判・口コミ
30代男性
JACリクルートメントの概要 | |
---|---|
サービス名 | JACリクルートメント |
公式ページ | https://jac-recruitment.jp |
分類 | ハイクラス転職エージェント |
本社 | 東京都千代田区神田神保町1-105番地 神保町三井ビルディング14階 |
運営会社 | 株式会社 ジェイエイシーリクルートメント 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-010227 |
料金 | 無料 |
MyVision(マイビジョン) | コンサル転職に特化したおすすめ転職エージェント

【公式】https://my-vision.co.jp
MyVisionは、コンサル・IT・金融・総合商社などの人気業界への転職に圧倒的な強みを持つ大手の転職エージェントです。
特にコンサル転職に強みがあり、人気企業各社の採用要件や選考フローに関する非公開情報を持っていることに加えて、経験豊富なアドバイザーが一人ひとりに時間をかけてサポートすることで、コンサル転職を可能にしています。
既に転職活動中の方はもちろん、将来的な転職に備えて情報収集したい方のためのオンライン無料相談窓口も用意されているので、気になる方はチェックしてみてください。

MyVisionの良い評判・口コミ
20代女性

MyVisionの良い評判・口コミ
30代男性
MyVision(マイビジョン)の概要 | |
---|---|
サービス名 | MyVision(マイビジョン) |
公式ページ | https://my-vision.co.jp |
サービス分類 | ・転職エージェント ・ハイクラス特化型 |
対応地域 | 日本全国 |
料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社MyVision 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-314719 |
【参考】MyVisionの評判と口コミ
戦略コンサルへの転職がおすすめな理由
戦略コンサルへの転職がおすすめな理由についてご説明します。
戦略コンサルへの転職がおすすめな理由
- 年収を上げることができる
- キャリアパスを広げることができる
- 優秀な人と一緒に働くことができる
- 様々な業界のプロジェクトに携わることができる
- どこにでも通用するようなスキルを身につけることができる
- 実力主義の世界に身を置いて成長することができる
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戦略コンサルへの転職がおすすめな理由#1:
年収を上げることができる
戦略コンサルへの転職がおすすめな理由としてまず挙げられるのが、年収を上げることができるためです。
コンサルはプロジェクトごとに高い付加価値を提供する仕事であり、その分クライアントから支払われるフィーも高水準です。コンサルタントの年収レンジも他業界に比べて高く、20代で年収2,000万円超は珍しくありません。
- 高度な専門知識が求められる
- コンサル間の採用競争が激しい
- 案件単価が高く利益率も高い
- 外資系コンサルなどトップ企業の年収が高い
コンサルティングファームの中でも戦略コンサルは年収の高さが顕著です。これまで培ったスキルや経験をもとに高い年収を実現できるというのが、戦略コンサル転職がおすすめな理由の1つです。

戦略コンサルへの転職がおすすめな理由#2:
キャリアパスを広げることができる
キャリアパスを広げることができるというのも、戦略コンサルへの転職がおすすめな理由の1つです。
戦略コンサルで培うスキルは、どの業界でも通用する汎用性の高い能力です。論理的思考力や課題解決力、マネジメント力、コミュニケーション力など、あらゆるビジネスシーンで求められるスキルを実践の中で磨くことができます。
また、「コンサルで働いていた」という経歴自体が市場で高く評価され、転職市場において強力なブランドとして作用します。戦略コンサルは特にブランド力があり、転職先で幹部クラスとして登用されることもあります。
- 同業のコンサルティングファーム
- 投資ファンド・PEファンド
- 外資系企業・グローバル企業
- 金融機関(銀行・証券・保険など)
- 事業会社の中核部門(経営企画・新規事業など)
- スタートアップ・ベンチャー企業
- 独立・起業
ポストコンサル転職の選択肢は非常に幅広く、事業会社の経営企画や新規事業開発、投資ファンド、外資系企業、スタートアップ、さらには独立・起業など、多様なキャリアを築くことが可能です。
戦略コンサルへの転職がおすすめな理由#3:
優秀な人と一緒に働くことができる
優秀な人と一緒に働くことができるというのも、戦略コンサルへの転職がおすすめな理由の1つです。
- 高い基準で刺激を受け、成長スピードが速くなる
- 論理的で建設的な議論を通じて思考が磨かれる
- 若手でも実力を認められ、対等に意見を交わせる
- 優秀な仲間とのつながりが将来のキャリア資産になる
戦略コンサルには、論理的思考力や実行力に長けた優秀な人材が数多く在籍しています。時には競争が激しく、劣等感を覚えることもありますが、その分、刺激的で成長につながる環境です。
また、コンサル業界は実力主義の文化が根づいており、年齢や役職に関係なく、有益な意見はきちんと評価されます。理不尽な上下関係に悩まされにくく、フラットで議論がしやすい職場環境も魅力の一つです。
優秀な人たちと共に仕事をすることで、自身のスキルアップにつながるだけでなく、将来的に貴重な人的ネットワークを築くこともできるというのも大きなメリットです。
戦略コンサルへの転職がおすすめな理由#4:
様々な業界のプロジェクトに携わることができる
様々な業界のプロジェクトに携わることができるというのも、戦略コンサルへの転職がおすすめな理由の1つです。
戦略コンサルのクライアントは、メーカー・商社・金融機関・IT企業・広告代理店など多岐にわたります。プロジェクトも、経営戦略の策定から業務改善、DX推進、新規事業立ち上げまで幅広く、常に新しいテーマに携わることができます。
若手のうちはプロジェクト単位でアサインされるため、複数の業界やビジネスモデルに触れる機会が多く、業務を通じて幅広い業界知識のビジネスモデルに関する理解を同時に養うことができます。
異なる環境や課題に対応する経験を重ねることで、幅広い経験や高い適応力が身につきます。こうしたスキルを培うことができる点も、戦略コンサル転職の大きな魅力の一つです。
戦略コンサルへの転職がおすすめな理由#5:
どこにでも通用するようなスキルを身につけることができる
どこにでも通用するようなスキルを身につけることができるというのも、戦略コンサルへの転職がおすすめな理由の1つです。
戦略コンサルの仕事では、ビジネスのあらゆる場面で役立つスキルを体系的に身につけることができます。これらは業界や職種を問わず求められる能力であり、転職市場でも高く評価されます。
- 論理的思考力: 物事を構造的に整理し、筋道立てて考える
- 課題解決力: 問題の本質を見抜き、最適な解決策を導く
- プレゼンテーション力: 相手を納得させる伝え方・資料構成
- マネジメント力: 限られた時間でチームを動かし成果を出す
戦略コンサル出身者が幅広い業界で活躍しているのは、こうした普遍的なビジネススキルと再現性の高い問題解決手法を身につけているためです。クライアントやチームを動かして成果を出す経験は、どの環境でも応用できます。
戦略コンサルへの転職がおすすめな理由#6:
実力主義の世界に身を置いて成長することができる
実力主義の世界に身を置いて成長することができるというのも、戦略コンサルへの転職がおすすめな理由の1つです。
戦略コンサルは年齢や在籍年数ではなく、成果と能力によって評価される世界です。実際、ATカーニー日本代表の関灘茂氏が38歳という若さでトップに就任したように、特に外資系ファームでは実力主義の傾向が顕著です。
成果を上げた人には昇進や報酬面で明確に報われる一方で、評価が伴わなければ改善が求められるため、常に高い緊張感の中で仕事をすることになります。同期入社であっても、評価次第で昇進スピードに大きな差がつくのが特徴です。
このような環境は厳しい反面、自分の努力がそのままキャリアに反映されるため、短期間で圧倒的に成長できるとも言えます。実力主義の中で挑戦したい人にとって、戦略コンサルはおすすめだといえます。
戦略コンサル転職で求められる英語力
戦略コンサル転職で求められる英語力についても解説します。
戦略コンサル転職で求められる英語力
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戦略コンサル転職で求められる英語力#1:
外資系コンサルなど一部のファームでは高い英語力が必要
戦略コンサル転職において、英語力が求められるのは主に外資系のコンサルティングファームのみです。
外資系ファームでは、クライアントとのコミュニケーションが英語で行われたり、チーム内に日本語を話さない外国籍メンバーが在籍してこともあります。そのため、実務で支障なくやり取りできるビジネスレベルの英語力が求められます。
実際のプロジェクト自体は日本企業を対象とすることが多く、業務の大半は日本語で進行します。しかし、社内会議やグローバル向けの報告資料は英語で行われることも多いため、高い英語力は必須だと言えます。
- コンサルでは社費で研修や留学を支援する制度もある?
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日系・外資系を問わず、多くの大手コンサルティングファームでは、英語をはじめとした語学研修が充実しています。
オンライン英会話、ベルリッツのような対面型研修、さらには短期の語学留学など、企業によって多様なプログラムが用意されています。
戦略コンサル転職で求められる英語力2:
日系コンサルでは必須でないことが多いが英語を話せる方が活躍の幅は広い
日系のコンサルティングファームでは、英語力が理由で不採用となるケースはほとんどありません。業務の中心は日本企業を対象としているため、日常的に英語を使用する場面は限られています。
一方で、英語を話せることは日系コンサルでも大きな強みになります。英語力があることで、グローバル案件へのアサイン機会が増えたり、海外拠点との共同プロジェクトに参画できるなど、活躍の幅が広がります。
特に、海外に拠点を持つファームでは、一時的な海外勤務(トランスファー)や国際プロジェクトへの抜擢といったキャリアチャンスにつながる場合もあります。
転職市場で人気の戦略コンサルティングファーム
転職市場で人気の戦略系コンサルティングファームについて、各社の特徴を紹介します。

転職市場で人気の戦略コンサル#1
マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company)

会社名(日本) | マッキンゼー・アンド・カンパニー |
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会社名(英語) | McKinsey & Company |
日本拠点 | 東京: 東京都港区六本木1-9-10アークヒルズ仙石山森タワー 大阪: 大阪府大阪市北区大深町 3-1 グランフロント大阪タワーB |
本国 | アメリカ合衆国 |
拠点数 | 世界65カ国130拠点 |
マッキンゼー・アンド・カンパニーは、アメリカ合衆国に拠点を置く戦略系コンサルティングファームです。1926年にアメリカにて設立されました。
戦略系コンサル企業として世界随一の知名度とブランド力を誇っており、大企業・上場企業から政府系機関まで幅広く支援しています。案件は企業戦略の中枢を担う戦略系案件がほとんどですが、近年は実行支援も増えています。
給料の高さ・知名度・ワークライフバランス・入社後のキャリアパスなどどれも高水準の戦略系コンサル企業となっており、転職難易度も非常に高いです。
DeNA創業者の南場智子氏やエムスリー創業者の谷村格氏、ロコンド創業者の田中裕輔氏など、マッキンゼー・アンド・カンパニー出身の起業家を多数輩出していることも特徴の1つです。
年収水準 | 残業時間 | ||
知名度 | 転職難易度 |

転職市場で人気の戦略コンサル#2
ボストンコンサルティンググループ(Boston Consulting Group)

会社名(日本) | ボストン・コンサルティング・グループ |
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会社名(英語) | Boston Consulting Group |
日本拠点 | 東京本社: 東京都中央区日本橋室町三丁目2番1号 ほか名古屋・大阪・京都・福岡に拠点 |
本国 | アメリカ合衆国 |
拠点数 | 世界50カ国130拠点 |
ボストン・コンサルティング・グループは、アメリカ合衆国に拠点を置く戦略系コンサルティングファームです。1963年にアメリカにて設立されました。世界中50カ国に130以上のオフィスを有しており、従業員は30,000人を超えています。
外資系戦略ファームにおいて最大級の規模を誇っており、日本においても幅広い領域のプロジェクトに携わっています。東京・大阪だけでなく名古屋・京都・福岡にも拠点を保有しているなど、日本国内での拡大に積極的です。
年収水準・知名度ともにトップクラスのコンサル企業であり転職難易度は非常に高いですが、近年は積極的な採用を行っており、多くの企業から転職実績があるファームです。
年収水準 | 残業時間 | ||
知名度 | 転職難易度 |

転職市場で人気の戦略系コンサル#3
ベイン・アンド・カンパニー(Bain & Company)

会社名(日本) | ベイン・アンド・カンパニー |
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会社名(英語) | Bain & Company |
日本拠点 | 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー37階 |
本国 | アメリカ合衆国 |
拠点数 | 世界40カ国60拠点 |
ベイン・アンド・カンパニーは、アメリカ合衆国に拠点を置く戦略系コンサルティングファームです。1973年にアメリカで設立されました。マッキンゼー・BCGとならんで「MBB」の一角と言われています。
創業以来、国内およびグローバルのフォーチュン500に名を連ねるクライアントや何千もの地方組織、何百もの非営利団体や世界のエクイティキャピタルの約75%に相当するプライベートエクイティ・ファンドも支援しています。
海外オフィスとの連携も多く、海外プロジェクトへのアサインや海外オフィスへのトランスファー制度などが充実しているというのも特徴的です。
年収水準 | 残業時間 | ||
知名度 | 転職難易度 |

転職市場で人気の外資系コンサル#4
A.T. カーニー(A.T. Kearney)

会社名(日本) | A.T. カーニー |
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会社名(英語) | Kearney |
日本拠点 | 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー23階 |
本国 | アメリカ合衆国 |
拠点数 | 世界41カ国71拠点 |
A.T.カーニーは1926年に米国シカゴで創立された戦略系のコンサルティングファームです。
A.T.カーニーは2023年時点で世界中に60以上の拠点を持ち、各国の大企業や政府系機関などさまざまなクライアントに対して、戦略・オペレーション・ITなど幅広いソリューションを提供しています。特に消費財関連に強みがあります。
2020年1月からグローバルのブランド名を「A.T. Kearney(A.T.カーニー)」から「KEARNEY(カーニー)」に変更しました。
日本代表は神戸大学卒業後に2003年にA.T.カーニーに新卒入社した関灘 茂氏が務めています。関灘氏は2014年に同社史上最年少の32歳でパートナーに就任、同じく史上最年少で代表取締役に就任しています。
年収水準 | 残業時間 | ||
知名度 | 転職難易度 |
転職市場で人気の戦略コンサル#5
ローランド・ベルガー(Roland Berger)

会社名(日本) | ローランド・ベルガー |
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会社名(英語) | Roland Berger |
日本拠点 | 東京都港区虎ノ門2-6-1 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 35階 |
本国 | ドイツ |
拠点数 | 世界34カ国50拠点 |
ローランド・ベルガーは、1967年にドイツ(ミュンヘン)で設立された欧州最大級の戦略系コンサルティングファームです。
ドイツ発祥のコンサル企業ということもあり、自動車業界をはじめとして製造業へのコンサルティングに強みを持っています。
日本では30年以上にわたり、日本企業及び外資企業の変革支援の実績があり、国内企業の変革支援だけでなくグローバル企業の日本支社や国内企業の海外進出や海外現地におけるビジネスの推進を支援しています。
年収水準 | 残業時間 | ||
知名度 | 転職難易度 |
転職市場で人気の戦略コンサル#6
アーサー・ディ・リトル(Arthur D. Little)

会社名(日本) | アーサー・ディ・リトル |
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会社名(英語) | Arthur D. Little |
日本拠点 | 東京都港区東新橋1丁目5番2号 汐留シティセンター36階 |
本国 | アメリカ合衆国 |
アーサー・ディ・リトルは、1886年にマサチューセッツ工科大学のアーサー・ディ・リトル博士により、米国で設立された世界最古の経営コンサル企業です。
ヘルスケアや製造業に強みがあるコンサル企業です。所属しているコンサルタントのバックグラウンドも理系比率が高く、ビジネスマンというより研究者気質の人が多いことも特徴的です。
また、マッキンゼーやBCGと比較すると人数が少ないため、若手のうちから裁量を持たせてもらえるというのも特徴となっています。
年収水準 | 残業時間 | ||
知名度 | 転職難易度 |

転職市場で人気の戦略コンサル#7
Strategy&(PwCコンサルティング)

会社名(日本) | PwCコンサルティング合同会社 ストラテジーコンサルティング |
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会社名(英語) | Strategy& |
日本拠点 | 東京都千代田区大手町1丁目2-1 Otemachi Oneタワー |
本国 | イギリス |
Strategy&は、総合コンサル企業であるPwCグループにおいて、戦略コンサルを主に担うチームを指します。グローバルにおいて約100年にわたる活動実績があります。
幅広い業界・企業にコンサルティングを提供しており、フォーチュン誌、世界における時価総額上位500社のうち87%と取引があります。PwCのグローバルネットワークを生かし、即座に実行に移せる戦略策定を支援します。
少数精鋭のチーム体制であり、若手のうちから裁量のある仕事を任せてもらえるというのが、Strategy&における強みです。
年収水準 | 残業時間 | ||
知名度 | 転職難易度 |

転職市場で人気の外資系コンサル#8
モニター・デロイト(デロイトトーマツ)

会社名(日本) | モニター デロイト |
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会社名(英語) | Monitor Deloitte |
日本拠点 | 東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング |
本国 | アメリカ合衆国 |
モニターデロイトは、総合コンサル企業であるデロイトトーマツコンサルティンググループにおいて、戦略コンサルを主に担うチームを指します。
もともとは、1983年に設立された戦略コンサルティング・ファーム「Monitor Group」でした。2013年にデロイトグループに統合され、2016年以降は日本国内でもモニターデロイトとしてサービスを提供しています。
デロイトグループの広範な顧客基盤を活かして、幅広いクライアントにプロジェクトの支援を行っています。
年収水準 | 残業時間 | ||
知名度 | 転職難易度 |

転職市場で人気の戦略コンサル#9
EYパルテノン(EYストラテジー・アンド・コンサルティング)

会社名(日本) | EYパルテノン |
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会社名(英語) | EY Parthenon |
日本拠点 | 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー |
本国 | アメリカ合衆国 |
EYパルテノンは、総合コンサル企業であるEYグループにおいて、戦略コンサルを主に担うチームを指します。世界120を超える国と地域で、9,000人超のコンサルタントが在籍しています。
1991年に米国マサチューセッツ州ボストンにて創業以来、パルテノン・グループとして、戦略コンサルティングサービスを提供していましたが、2014年にEYグループに傘下入りし、以降EYパルテノンとしてサービスを展開しています。
デジタルトランスフォーメーション、業界再編や市場の変調、財務・経営に関する複雑な問題など様々な課題解決を担っています。
年収水準 | 残業時間 | ||
知名度 | 転職難易度 |

転職市場で人気の戦略コンサル#10
ドリームインキュベータ

会社名(日本) | ドリームインキュベータ株式会社 |
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日本拠点 | 東京都千代田区霞が関3-2-6 東京倶楽部ビルディング4F・6F |
本国 | 日本 |
ドリームインキュベータは、2000年に設立された国内系の戦略コンサルティングファームです。戦略コンサルティングとベンチャー投資の2つの事業を持ち、企業による事業創出を総合的に支援しています。
ドリームインキュベータは、ボストンコンサルティンググループ(BCG)の日本代表を務めた日本を代表するコンサルタントである堀紘一氏によって設立されました。東証プライム市場に上場している上場会社でもあります。
創業以来約20年間に渡り、成長戦略のコンサルティングや新規事業支援、国内外のベンチャー企業への投資やインキュベーション、更には、DI自ら事業経営を行う事業投資の活動まで、様々なビジネスプロデュースを行っています。
年収水準 | 残業時間 | ||
知名度 | 転職難易度 |

転職市場で人気の戦略コンサル#11
コーポレイト・ディレクション

会社名(日本) | 株式会社コーポレイト ディレクション |
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本社 | 東京都品川区東品川2-2-4天王洲ファーストタワー23階 |
本国 | 日本 |
コーポレイト ディレクションは、1986年にボストン・コンサルティング・グループ出身の10名のコンサルタントによって設立された国内初の独立系戦略コンサル会社です。
30年余の実績で、日本を代表する大企業から新生ベンチャー企業まで累積1,000社を支援しています。社員数はグループ会社を含めて約80名程度と、少数精鋭のコンサル会社です。
年収水準 | 残業時間 | ||
知名度 | 転職難易度 |