インターネット上で、NTTデータは「やばい」「やめとけ」という評判が散見されますが、実際にNTTデータは「やばい」「やめとけ」という評判は正しいのでしょうか。
そもそもどのような点で「やばい」「やめとけ」と言われているか、またその「やばい」「やめとけ」という評判は正しいのか、実際のNTTデータの社員の口コミをもとに解説いたします。
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
NTT DATA CORPORATION
平均年収
906万円
2024年3月期
平均年齢
39.9歳
2024年3月期
平均残業時間
28.7時間
2023年度
離職率
3.0％
2023年度
有給休暇取得率
83.2％
2023年度
中途採用比率
45.6%
2023年度
NTTデータの転職方法・転職難易度に関しては以下のページで詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
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NTTデータはどんな会社？仕事内容は？
NTTデータは官公庁や自治体、金融機関、様々な業種の企業へ向けた、情報システムの構築を行っている日本のシステムインテグレータ（SI）であり、情報サービス事業で業界最大手の企業です。
NTTデータは、NTTグループに属しており、NTT、NTTドコモ、NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズといった企業とともに国内最大規模の経済ネットワークを有しています。
| 会社名 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ |
| 英語名 | NTT DATA CORPORATION |
| 本社所在地 | 東京都江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル |
NTTデータはなぜ「やめとけ」と言われるのか？
日本を代表するIT企業のNTTデータですが、Googleで「NTTデータ」と検索すると関連キーワードに「やめとけ」というネガティブなワードがあります。
NTTデータへの就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。
以降では、NTTデータがネット上で「やめとけ」と言われる理由について、実態を解説していきます。
言われる理由
- 年収水準が高いため
- 営業含め激務になりやすくうつ病になると言われることもあるため
- 転勤が多いと言われているため
- 転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
- NTTの完全子会社化となるため
- 採用大学のレベルが高く学歴フィルターがあると噂されているため
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NTTデータがやめとけと言われる理由#1:
年収水準が高いため
NTTデータは年収が高く、NTTデータ以上の待遇の企業を探すのが難しいため、「やめとけ」と言われることがあります。
NTTデータは確かに待遇がよく、有価証券報告書によれば平均年収は867万円（平均年齢: 39.0歳）となっています。年収水準は非常に高い会社であると言えます。
| 年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 2023年3月期 | 867万円 | 39.0歳 |
| 2022年3月期 | 852万円 | 39.0歳 |
| 2021年3月期 | 842万円 | 38.9歳 |
| 2020年3月期 | 834万円 | 38.9歳 |
| 2019年3月期 | 828万円 | 39.0歳 |
| 2018年3月期 | 821万円 | 39.0歳 |
NTTデータがやめとけと言われる理由#2:
営業含め激務になりやすくうつ病になると言われることもあるため
NTTデータは営業含め激務になりやすく、うつ病になると言われることもあるから「やめとけ」と言われることがあります。
NTTデータは月間平均残業時間を公開しています。2023年度におけるNTTデータの月間平均残業時間は28.7時間となっており、それほど長い水準ではないことが分かります。
| 年度 | 月間平均残業時間 |
|---|---|
| 2020 | 25.8時間 |
| 2021 | 27.9時間 |
| 2022 | 29.2時間 |
| 2023 | 28.7時間 |
一方で、NTTデータでは、下記のようなタイミングで激務となってしまう場合があります。プロジェクトによっては激務になるタイミングもあるため、注意が必要です。
- クライアントの期待値が高く、通常の勤務時間では終わらない量を求められる
- プロジェクトが途中で炎上し、当初予定していた以上の仕事量が必要になる
- プロジェクトの山場や納期の直前で時間的な制限がある
- ITシステムの導入に伴う休日出勤
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NTTデータがやめとけと言われる理由#3:
転勤が多いと言われているため
NTTデータは転勤が多いから「やめとけ」と言われることがあります。
基本的にNTTデータは転勤が少ないと評判であり、採用された都市での勤務が基本ですが、全国展開しているため一部転勤となる可能性もあります。
また、海外事業も強いため、下記のような国への転勤となる可能性があります。なお、海外勤務の際は赴任手当がつくうえ、現地での住居費等は会社負担になるので、大きく年収が上がるのがメリットです。
- APAC、アジア: インドネシア、オーストラリア、シンガポール、タイ、中国、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、インドなど
- 北中南米:アメリカ、カナダ、メキシコ、アルゼンチン、コロンビア、チリ、ブラジル、ペルーなど
- 欧州: アンドラ、イタリア、イギリス、オーストリア、オランダ、スイス、スペイン、ドイツ、トルコ、ベルギー、ポルトガル、ルーマニア、ルクセンブルクなど
NTTデータがやめとけと言われる理由#4:
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているというのも、NTTデータがやめとけと言われる理由の1つです。
確かに、NTTデータは転職市場で人気が高く、転職難易度は高いです。一方で、中途採用に積極的であることから、転職できる可能性は十分にあると言えます。
dodaが発表している「転職人気企業ランキング2024」において、NTTデータはトップ300にランクインしていることから、転職市場におけるNTTデータの人気は非常に高いと言えます。
一方で、NTTデータが公開しているデータに基づくと、2023年度におけるNTTデータの中途採用比率は約45.6%程度となっており、NTTデータは中途採用に積極的であることが分かります。
| 年度 | 中途採用比率 |
|---|---|
| 2021年度 | 38.1% |
| 2022年度 | 48.1% |
| 2023年度 | 45.6% |
このように、NTTデータは転職市場における人気は高いながら中途採用にも積極的です。募集職種も多岐に渡っているため、職種によっては十分に転職できる可能性があると言えます。
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NTTデータがやめとけと言われる理由#5:
NTTの完全子会社化となるため
NTTの完全子会社化となるというのも、NTTデータがやめとけと言われる理由の1つです。
2025年5月、NTTはNTTデータグループを完全子会社化すると発表しました。これにより、NTTデータグループは上場廃止となり、NTTの完全子会社となる予定です。
上場企業としての独立性や地位が失われてしまうということや、ガバナンス・透明性の低下を懸念する声もあり、この点がネガティブに受け取られている要因のひとつとされています。
NTTが上場子会社で海外事業を統括するNTTデータグループ（データG）を完全子会社化する。投資総額は2兆円台半ばとなる見通し。一般株主が持つ4割強の株式を公開買い付けする。データGの強みである企業向けIT（情報技術）事業の海外展開を軸に成長する戦略を鮮明にする。国内通信の巨人がテクノロジーの世界企業に進化する転換点となる。
NTT、NTTデータを完全子会社化 2兆円台半ばでTOB
一方で、完全子会社化は決してネガティブなものではありません。NTT本体とNTTデータグループとの一体運営が可能になることで、グローバルなITサービス展開やDX支援領域において強固なシナジーが発揮されると期待されています。
NTTデータがやめとけと言われる理由#6:
採用大学のレベルが高く学歴フィルターがあると噂されているため
採用大学のレベルが高く学歴フィルターがあると噂されているというのも、NTTデータがやめとけと言われる理由の1つです。
大学通信によれば、NTTデータの採用大学は下記の通りです。早慶や大阪大学が中心ですが、全体的な採用人数（2021年度は511人）も多いため、学歴フィルターがあるわけではありません。
| 順位 | 採用大学 | 就職者数 |
|---|---|---|
| 1 | 早稲田大学 | 98人 |
| 2 | 東京理科大学 | 51人 |
| 3 | 慶応義塾大学 | 45人 |
| 4 | 大阪大学 | 43人 |
| 5 | 明治大学 | 34人 |
| 6 | 東京大学 | 27人 |
| 7 | 東北大学 | 25人 |
| 8 | 立教大学 | 23人 |
| 9 | 東京工業大学 上智大学 東京工業大学 | 20人 |
| 10 | 中央大学 | 19人 |
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